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XSL Formatter V4 では、多くのXSLの独自拡張要素・プロパティを用意しています。 以下にそれらの要素の一覧を示します。
拡張要素を利用する場合、namespaceに必ず http://www.antennahouse.com/names/XSL/Extensions を指定してください。
要素名 | 備考 |
---|---|
<axf:document-info> | 文書情報を指定します。この情報はPDF中に埋め込まれます。 |
<axf:footnote-number> | 脚注番号を生成します。 |
<axf:footnote-number-citation> | 脚注番号を引用します。 |
<axf:form> | フォームアクションの単位を囲みます。 |
<axf:form-field> | フォームフィールドを生成します。 |
<axf:form-field-option> | リストボックス、コンボボックスの構成要素を指定します。 |
<axf:output-volume-info> | 多分冊PDFを出力します。 |
<axf:space-after-punctuation> | 欧文約物の後の空白量を指定します。 |
<axf:space-before-punctuation> | 欧文約物の前の空白量を指定します。 |
<axf:space-between-digit-and-punctuation> | 数字と欧文約物の間の空白量を指定します。 |
<axf:space-between-punctuation-and-digit> | 欧文約物と数字の間の空白量を指定します。 |
プロパティ名 | 備考 |
---|---|
axf:action-type | 外部リンクの動作を指定します。 |
axf:alttext | 画像の代替テキストを指定します。 |
axf:annotation-contents | 注釈の内容を指定します。 |
axf:annotation-color | 注釈の背景などに利用される色を指定します。 |
axf:annotation-file-attachment | ファイル添付注釈の関連付けられるファイルを指定します。 |
axf:annotation-flags | 注釈のフラグを指定します。 |
axf:annotation-font-family | フリーテキスト注釈のフォントファミリを指定します。 |
axf:annotation-font-size | フリーテキスト注釈のフォントのサイズを指定します。 |
axf:annotation-font-style | フリーテキスト注釈のフォントを斜体にするかどうか指定します。 |
axf:annotation-font-weight | フリーテキスト注釈のフォントの太さを指定します。 |
axf:annotation-height | 注釈の高さを指定します。 |
axf:annotation-icon-name | 注釈の表示に用いるアイコンの名前を指定します。 |
axf:annotation-open | 注釈の最初の状態を指定します。 |
axf:annotation-position-horizontal | 注釈の水平位置を指定します。 |
axf:annotation-position-vertical | 注釈の垂直位置を指定します。 |
axf:annotation-text-color | フリーテキスト注釈の色を指定します。 |
axf:annotation-text-align | フリーテキスト注釈のテキストの配置を指定します。 |
axf:annotation-title | 注釈のタイトルを指定します。 |
axf:annotation-type | 注釈の種類を指定します。 |
axf:annotation-width | 注釈の幅を指定します。 |
axf:append-non-end-of-line-characters | 追加行末禁則文字を指定します。 |
axf:append-non-starter-characters | 追加行頭禁則文字を指定します。 |
axf:assumed-page-number | ページ番号の予想値を指定します。 |
axf:assumed-page-number-prefix | ページ番号の前置文字列の予想値を指定します。 |
axf:avoid-widow-words | 段落の最後の行が1語だけにならないようにします。 |
axf:background-color | ページに対する背景色を指定します。 |
axf:background-image | ページに対する背景画像を指定します。 |
axf:background-position-horizontal | ページに対する背景画像の水平位置を指定します。 |
axf:background-position-vertical | ページに対する背景画像の垂直位置を指定します。 |
axf:background-repeat | ページに対する背景画像の繰り返し方法を指定します。 |
axf:background-content-height | 背景画像の高さを指定します。 |
axf:background-content-type | 背景画像の種類を指定します。 |
axf:background-content-width | 背景画像の幅を指定します。 |
axf:background-scaling | 背景画像の倍率を指定します。 |
axf:base-uri | 相対指定のURIのベースとなる位置を指定します。 |
axf:bleed | 裁ち落としのための塗り足しの領域の幅を指定します。 |
axf:bleed-bottom | 裁ち落としのための塗り足しの下の領域の幅を指定します。 |
axf:bleed-left | 裁ち落としのための塗り足しの領域の左の幅を指定します。 |
axf:bleed-right | 裁ち落としのための塗り足しの領域の右の幅を指定します。 |
axf:bleed-top | 裁ち落としのための塗り足しの領域の上の幅を指定します。 |
axf:bookmark-include | 多分冊出力時のしおりの扱いを指定します。 |
axf:border-bottom-left-radius | 丸め罫の左下の径を指定します。 |
axf:border-bottom-right-radius | 丸め罫の右下の径を指定します。 |
axf:border-radius | 丸め罫の径を指定します。 |
axf:border-top-left-radius | 丸め罫の左上の径を指定します。 |
axf:border-top-right-radius | 丸め罫の右上の径を指定します。 |
axf:box-shadow | ボックスシャドウを指定します。 |
axf:column-count | ブロックに対する段数を指定します。 |
axf:column-gap | ブロックに対する段間の幅を指定します。 |
axf:column-number-format | 段番号のための書式を指定します。 |
axf:column-rule-align | 段間罫の配置を指定します。 |
axf:column-rule-color | 段間罫の色を指定します。 |
axf:column-rule-display | ページ末などの段のないところにも段間罫を引くかどうか指定します。 |
axf:column-rule-length | 段間罫の長さを指定します。 |
axf:column-rule-style | 段間罫のスタイルを指定します。 |
axf:column-rule-width | 段間罫の幅を指定します。 |
axf:crop-offset | 出力媒体の物理的な端から仕上がり寸法までの距離を指定します。 |
axf:crop-offset-bottom | 出力媒体の物理的な端から仕上がり寸法までの下の距離を指定します。 |
axf:crop-offset-left | 出力媒体の物理的な端から仕上がり寸法までの左の距離を指定します。 |
axf:crop-offset-right | 出力媒体の物理的な端から仕上がり寸法までの右の距離を指定します。 |
axf:crop-offset-top | 出力媒体の物理的な端から仕上がり寸法までの上の距離を指定します。 |
axf:destination-type | 外部リンクでの宛先形式を指定します。 |
axf:diagonal-border-color | 対角罫の色を指定します。 |
axf:diagonal-border-style | 対角罫のスタイルを指定します。 |
axf:diagonal-border-width | 対角罫の幅を指定します。 |
axf:except-non-end-of-line-characters | 除外行末禁則文字を指定します。 |
axf:except-non-starter-characters | 除外行頭禁則文字を指定します。 |
axf:field-apply-signature | 署名フィールドに署名するかどうかを指定します。 |
axf:field-button-face | プッシュボタンフィールドに表示するキャプションを指定します。 |
axf:field-button-face-down | プッシュボタン押下時に表示するキャプションを指定します。 |
axf:field-button-face-rollover | プッシュボタンロールオーバー時に表示するキャプションを指定します。 |
axf:field-button-icon | プッシュボタンフィールドに表示するアイコンを指定します。 |
axf:field-button-icon-down | プッシュボタン押下時に表示するアイコンを指定します。 |
axf:field-button-icon-rollover | プッシュボタンロールオーバー時に表示するアイコンを指定します。 |
axf:field-button-layout | プッシュボタンフィールドに表示するキャプションとアイコンの関係を指定します。 |
axf:field-checked | チェックボックス、ラジオボタンの初期状態を指定します。 |
axf:field-checked-style | チェックボックス、ラジオボタンのチェックの形状を指定します。 |
axf:field-default-text | テキストフィールドに最初から入力されるテキストを指定します。 |
axf:field-description | フィールドの説明文を指定します。 |
axf:field-editable | コンボボックスで、値が編集可能かどうかを指定します。 |
axf:field-maxlen | テキストフィールドに入力できるテキストの最大文字数を指定します。 |
axf:field-multiline | テキストフィールドが単一行か複数行か指定します。 |
axf:field-multiple | リストボックスで、複数項目が選択可能かどうかを指定します。 |
axf:field-name | フィールドの名前を指定します。 |
axf:field-password | テキストフィールドをパスワード化するかどうか指定します。 |
axf:field-readonly | 読取り専用フィールドかどうかを指定します。 |
axf:field-required | 入力必須フィールドかどうかを指定します。 |
axf:field-scroll | テキストフィールドをスクロール可能にするかどうか指定します。 |
axf:field-submit-coordinates | サブミット時にマウスの座標を送出するかどうかを指定します。 |
axf:field-submit-method | サブミット時の情報の送出方法を指定します。 |
axf:field-top-index | リストボックス、コンボボックスで、最初の選択項目を指定します。 |
axf:field-type | フィールドの種類を指定します。 |
axf:field-value | サブミット時などに使用される値を指定します。 |
axf:footnote-align | 脚注の配置を指定します。 |
axf:footnote-keep | 脚注とアンカを同一ページ内に配置するかどうかを指定します。 |
axf:footnote-number-format | 脚注番号のための書式を指定します。 |
axf:footnote-number-initial | 最初の脚注番号を指定します。 |
axf:footnote-number-reset | 脚注番号のリセットを指示します。 |
axf:footnote-position | 脚注を段ごとに配置するかどうかを指定します。 |
axf:footnote-stacking | 脚注の配置の方法を指定します。 |
axf:hanging-punctuation | 句読点のぶら下げを行うかどうかを指定します。 |
axf:hyphenation-minimum-character-count | ハイフネーション処理をする語の最小文字数を指定します。 |
axf:hyphenation-zone | ハイフネーション可能な範囲を制限します。 |
axf:initial-volume-number | 多分冊出力時の初期文書番号を指定します。 |
axf:japanese-glyph | 日本語の漢字の字体を指定します。 |
axf:justify-nbsp | NON-BREAKING SPACE を均等割り付けの対称にするかどうかを指定します。 |
axf:kerning-mode | カーニング(詰め処理)を行うかどうかを指定します。 |
axf:line-break | 行分割の方法を指定します。 |
axf:leader-expansion | リーダを強制的に広げるかどうか指定します。 |
axf:ligature-mode | リガチャ(合字処理)を行うかどうかを指定します。 |
axf:line-continued-mark | 行継続マークを表示するかどうかを指定します。 |
axf:line-continued-mark-background-color | 行継続マークの背景色を指定します。 |
axf:line-continued-mark-color | 行継続マークの色を指定します。 |
axf:line-continued-mark-font-family | 行継続マークのフォントファミリを指定します。 |
axf:line-continued-mark-font-size | 行継続マークのフォントサイズを指定します。 |
axf:line-continued-mark-font-style | 行継続マークを斜体にするかどうかを指定します。 |
axf:line-continued-mark-font-weight | 行継続マークのフォントの太さを指定します。 |
axf:line-continued-mark-offset | 行継続マークの表示オフセットを指定します。 |
axf:line-number | 行番号を表示するかどうかを指定します。 |
axf:line-number-background-color | 行番号の背景色を指定します。 |
axf:line-number-color | 行番号の色を指定します。 |
axf:line-number-display-align | 行番号のブロック進行方向の配置を指定します。 |
axf:line-number-font-family | 行番号のフォントファミリを指定します。 |
axf:line-number-font-size | 行番号のフォントサイズを指定します。 |
axf:line-number-font-style | 行番号を斜体にするかどうかを指定します。 |
axf:line-number-font-weight | 行番号のフォントの太さを指定します。 |
axf:line-number-format | 行番号のための書式を指定します。 |
axf:line-number-initial | 最初の行の行番号を指定します。 |
axf:line-number-interval | 出力する行番号の間隔を指定します。 |
axf:line-number-offset | 行番号の表示オフセットを指定します。 |
axf:line-number-position | 行番号の表示位置を指定します。 |
axf:line-number-reset | 行番号をリセットします。 |
axf:line-number-start | 出力を開始する行番号を指定します。 |
axf:line-number-text-align | 行番号の配置を指定します。 |
axf:line-number-text-decoration | 行番号の文字列の修飾を指定します。 |
axf:line-number-width | 行番号の幅を指定します。 |
axf:number-type | ページ番号を出力するのか段番号を出力するのかを指定します。 |
axf:origin-id | ページ番号の基点を指定します。 |
axf:outline-color | PDFのしおりのタイトルの色を指定します。 |
axf:outline-expand | PDFのしおりの表示時に下位の階層を表示するかどうかを指定します。 |
axf:outline-external-destination | PDFのしおりに外部リンクを設定します。 |
axf:outline-font-style | PDFのしおりのタイトルのフォントスタイルを指定します。 |
axf:outline-font-weight | PDFのしおりのタイトルのフォントの太さを指定します。 |
axf:outline-group | PDFのしおりをグループ化して、まとめて出力します。 |
axf:outline-internal-destination | PDFのしおりに内部リンクを設定します。 |
axf:outline-level | PDFのしおりの項目の階層レベルを示します。 |
axf:outline-title | PDFのしおりのタイトルとして表示される文字列です。 |
axf:output-volume-break | 多分冊出力を指示します。 |
axf:output-volume-filename | 多分冊出力時の文書ファイル名を指定します。 |
axf:overflow-condense | オーバーフローしたテキストを領域内にどのように詰め込むかを指定します。 |
axf:overflow-condense-limit-font-size | axf:overflow-condense="font-size"時の下限のフォントサイズを指定します。 |
axf:overflow-condense-limit-font-stretch | axf:overflow-condense="font-stretch"時の下限のフォントサイズを指定します。 V4.3 |
axf:overflow-replace | オーバーフローしたテキストに対する代替文字列を指定します。 |
axf:page-number-prefix | ページ番号の前置文字列を指定します。 |
axf:physical-page-number | 物理的なページ番号を得ます。 |
axf:printer-duplex | 両面印刷の指定をします。 |
axf:printer-marks | トンボなどの印刷マーク類を指定します。 |
axf:printer-marks-line-color | トンボの線の色を指定します。 |
axf:printer-marks-line-length | トンボの線の長さを指定します。 |
axf:printer-marks-line-width | トンボの線の幅を指定します。 |
axf:printer-marks-zero-margin | bleedが0のときの、版面とトンボの間のマージンを指定します。 |
axf:printer-bin-selection | プリンタのトレイを選択します。 |
axf:punctuation-spacing | 隣接する全角約物の詰めの間隔を指定します。 |
axf:punctuation-trim | 行頭、行末の全角約物を半角扱いにするかどうかを指定します。 |
axf:repeat-cell-content-at-break | セルの分割時にセル内容をコピーするかどうかを指定します。 |
axf:repeat-footnote-in-table-footer | fo:table-omit-footer-at-break="false" によって繰り返された fo:table-footer 中の fo:footnote も繰り返すか指定します。 V4.3MR2 |
axf:repeat-footnote-in-table-header | fo:table-omit-header-at-break="false" によって繰り返された fo:table-header 中の fo:footnote も繰り返すか指定します。 V4.3MR2 |
axf:repeat-page-sequence-master | ページシーケンスの繰り返しを指示します。 |
axf:reverse-diagonal-border-color | 逆対角罫の色を指定します。 |
axf:reverse-diagonal-border-style | 逆対角罫のスタイルを指定します。 |
axf:reverse-diagonal-border-width | 逆対角罫の幅を指定します。 |
axf:revision-bar-color | 改訂バーの色を指定します。 |
axf:revision-bar-offset | 改訂バーの表示オフセットを指定します。 |
axf:revision-bar-position | 改訂バーの表示位置を指定します。 |
axf:revision-bar-style | 改訂バーのスタイルを指定します。 |
axf:revision-bar-width | 改訂バーの幅を指定します。 |
axf:soft-hyphen-treatment | SOFT HYPHEN の出力を指定します。 |
axf:suppress-duplicate-footnote | 同一ページ中の重複した脚注の除去を指定します。 |
axf:suppress-duplicate-page-number | 重複ページ番号参照の除去を指定します。 |
axf:suppress-if-first-on-page | ページ先頭のブロックを削除するかどうか指定します。 |
axf:text-align-first | 最初の行のテキストの配置を指定します。 |
axf:text-autospace | 和欧文間に空きを入れるかどうかを指定します。 |
axf:text-autospace-width | 和欧文間の空きの量を指定します。 |
axf:text-kashida-space | アラビア語で Kashidaの割り合いを指定します。 |
axf:text-line-color | 下線、取消し線、上線の色を指定します。 |
axf:text-line-style | 下線、取消し線、上線のスタイルを指定します。 |
axf:text-line-width | 下線、取消し線、上線の太さを指定します。 |
axf:text-underline-position | 下線の位置を指定します。 |
axf:vertical-underline-side | 縦書きでの下線をどちら側に付けるかを指定します。 |
axf:word-break | 単語の途中でも行分割可能にするかどうかを指定します。 |
関数名 | 備考 |
---|---|
rgb-icc | rgb-icc関数を拡張しています。 |
プロパティ名 | 備考 |
---|---|
border-style border-*-style |
CSS3にある dot-dash、dot-dot-dash、wave が指定できるよう拡張されています。
これらの優先順位は次のようになります。
|
font-stretch | font-stretchプロパティの値を拡張しています。 |
force-page-count | force-page-countプロパティの値を拡張しています。 |
format | formatプロパティの値を拡張しています。 |
internal-destination | internal-destinationプロパティの値を拡張しています。 |
overflow | overflowプロパティの値を拡張しています。 |
text-align | text-alignプロパティの値を拡張しています。 |
XSL仕様では、fo:region-body や fo:region-before などに指定する padding や border の幅はゼロでなければならないことになっています。XSL Formatter V4 では、これらに対してゼロ以外の値も受け付け、評価します。例えば、次のように指定することができます。
XSL仕様では、script プロパティに指定する <script> の値は、ISO 15924 に規定されている値とされています。XSL Formatter V4 では、MathMLへの便宜のために、U+2200~U+22FF などの算術演算子に Math というスクリプトを割り当てています。
XSL Formatter V4 からPDF出力する場合の、PDFへ文書情報を埋め込む方法を説明します。
XSL1.1 には同様の機能が備わっています。fo:bookmark を利用してください。
PDFには、著者やタイトルなどの文書情報を埋め込んでおくことができます。XSL Formatter V4 では、独自拡張した要素を用いてそれらを指定することができます。 PDFに埋め込まれたこれらの情報は、Adobe Acrobat または Reader で参照することができます。
文書情報を指定します。この要素はエリアを生成しません。例えばPDFのような文書ファイル中に埋め込むために利用されます。
なし。
<!ELEMENT axf:document-info EMPTY> <!ATTLIST axf:document-info name CDATA #REQUIRED value CDATA #REQUIRED >
axf:document-info 拡張要素は、fo:root の直下の fo:page-sequence が現れる前の任意の位置、または fo:page-sequence の最初の子要素に置くことができます。 また、そのプロパティは name と value で、いずれも必須です。name の値は、以下のいずれかでなければなりません。
文書のタイトルを指定します。
文書のサブタイトルを指定します。
文書の著者名を指定します。
キーワードをカンマ区切りで列挙します。
文書を開いたときの表示方法を指定します。以下のいずれかを指定できます。
UseOCは、PDF1.5以上のときに指定できます。アウトラインがあるときの既定値はUseOutlinesです。
文書を開いたときに表示される宛先または実行されるアクションを指定します。 ここでは、internal-destination の <number-with-fragment> と同様の値を記述することができます。リンクの作成も参照してください。
このとき、名前付きのアクションやJavaScriptを指定することもできます。
#直後のNamedやJavaScriptの大文字小文字は区別されません。 Namedに指定できるアクションは、ビューアのメニュー名に対応します。 Namedに不明な名前を指定した場合や、JavaScriptに誤ったプログラムを指定した場合の動作は保証されません。
PDF/Aでは、JavaScriptを指定することはできません。
EMPTY
<fo:root xmlns:fo="http://www.w3.org/1999/XSL/Format" xmlns:axf="http://www.antennahouse.com/names/XSL/Extensions"> <axf:document-info name="title" value="文書のタイトルを指定する"/> <axf:document-info name="subject" value="文書のサブタイトルを指定する"/> <axf:document-info name="author" value="著者名を指定する"/> <axf:document-info name="keywords" value="キーワードをカンマ区切りで列挙します"/> ...
fo:page-sequence の子の axf:document-info は、分冊出力のときにのみ有効です。 fo:page-sequence の子の axf:document-info は、fo:root の子の axf:document-info を上書きして、分冊出力される文書の文書情報として利用されます。したがって、fo:page-sequence に axf:document-info が指定されていないときは、すべての分冊された文書に同じ文書情報が埋め込まれます。
"openaction" と "pagemode" の指定は、分冊に対して行うことはできません。fo:root の直下の指定のみが有効です。分冊出力されたときは、第一分冊に対しての指定となります。
XSL Formatter V4 では、PDFを複数に分冊して出力することができます。
組版結果を出力するとき、fo:page-sequence 単位に、分冊出力できるようにします。
なし。
<!ELEMENT axf:output-volume-info EMPTY> <!ATTLIST axf:output-volume-info initial-volume-number NUMBER "1" format CDATA "1" bookmark-include (first|all|separate) separate >
axf:output-volume-info 拡張要素は、fo:root の直下の fo:page-sequence が現れる前の任意の位置に置くことができます。
EMPTY
<axf:output-volume-info initial-volume-number="2" format="-1" bookmark-include="separate" /> <fo:page-sequence> PAGE-SEQUENCE-1 ... </fo:page-sequence> <fo:page-sequence> PAGE-SEQUENCE-2 ... </fo:page-sequence> <fo:page-sequence axf:output-volume-break="true"> PAGE-SEQUENCE-3 ... </fo:page-sequence>
ファイルへ出力するときにのみ機能します。印刷やストリーム出力などでは機能しません。 このとき、出力ファイル名は、GUIやコマンドラインパラメータなどで指定されていなければなりません。 分冊出力されるファイル名は、出力ファイル名をベースにして自動的に決定されます。これは、format プロパティによって書式化された文字列が、出力ファイルの拡張子の直前に挿入されることによって行われます。 ファイル名に document.pdf が与えられているとき、上の例では、PAGE-SEQUENCE-1 と PAGE-SEQUENCE-2 が ducument-2.pdf へ出力され、PAGE-SEQUENCE-3 が document-3.pdf へ出力されます。
format プロパティに適用される数値は、axf:initial-volume-number プロパティによって初期値を与えることができます。 format プロパティは、XSL-FO仕様の「7.26.1. format」と同じです。
分冊は、fo:page-sequence に指定された axf:output-volume-break プロパティによって引き起こされます。 axf:output-volume-filename プロパティを指定すれば、その分冊だけ指定したファイル名で出力することができます。
分冊した場合のしおりの扱いは、axf:bookmark-include プロパティによって以下から選択することができます。
実際に分冊出力を行うためには、以下の条件が必要です。
GUI | PDF出力ダイアログ で、[分冊出力] がチェックされていること。 |
---|---|
コマンドライン | -multivol パラメータ が指定されていること。 |
.NET | MultiVolume プロパティに true が指定されていること。 |
COM | MultiVolume プロパティに true が指定されていること。 |
Java | XfoObj::setMultiVolume() により多分冊が指定されていること。 |
C++/C | XfoObj::setMultiVolume() により多分冊が指定されていること。 |
多分冊出力したときのしおりの扱いを指定します。
Value: | first | all | separate |
Initial: | separate |
Applies to: | axf:output-volume-info |
Inherited: | no |
Percentages: | N/A |
値の意味は以下のとおりです。
第1分冊にのみしおりを付けます。
全分冊にしおりを付けます。
各分冊にそれぞれのしおりを付けます。 しおりがどの分冊に属するかは axf:outline-level="1" が現れた分冊になります。分冊を跨るしおりは前の分冊に入ります。 このため、axf:bookmark-include="separate" の場合でも他の分冊への外部リンクが含まれ る場合があります。
多分冊出力時の初期文書番号を指定します。
Value: | <number> |
Initial: | 1 |
Applies to: | axf:output-volume-info |
Inherited: | no |
Percentages: | N/A |
この値は、formatプロパティに適用され、出力されるPDFファイル名に利用されます。例えば、次のような指定のとき、出力PDFファイル名に document.pdf が指定されたとすると、分冊されたファイル名は、document-2.pdf、document-3.pdf、document-4.pdf、… となります。
<axf:output-volume-info initial-volume-number="2" format="-1" />
多分冊出力を指示します。
Value: | true | false |
Initial: | false |
Applies to: | fo:page-sequence |
Inherited: | no |
Percentages: | N/A |
値の意味は以下のとおりです。
この fo:page-sequence から新しい分冊とします。
この fo:page-sequence では分冊しません。
分冊を開始したい fo:page-sequence に axf:output-volume-break="true" を指定します。文書番号は、1ずつ増えていきます。 分冊するとき、最初の fo:page-sequence には、常に axf:output-volume-break="true" が指定されているとみなされます。明示的に axf:output-volume-break="false" が指定されていても無視されます。
多分冊出力時の文書ファイル名を指定します。
Value: | <string> |
Initial: | empty string |
Applies to: | fo:page-sequence |
Inherited: | no |
Percentages: | N/A |
指定がないときは、formatプロパティを用いた自動的なファイル名が採用されます。このプロパティを指定したときは、そのファイル名が採用されます。 先頭の fo:page-sequence または、axf:output-volume-break="true" である fo:page-sequence でのみ有効です。
例えば、次のような指定のとき、出力PDFファイル名に document.pdf が指定されたとすると、分冊されたファイル名は、document-2.pdf、chapterX.pdf、document-4.pdf、… となります。
<axf:output-volume-info initial-volume-number="2" format="-1" /> <fo:page-sequence> ... </fo:page-sequence> <fo:page-sequence axf:output-volume-break="true" axf:output-volume-filename="ChapterX.pdf"> ... </fo:page-sequence> <fo:page-sequence axf:output-volume-break="true"> ... </fo:page-sequence>
すべての fo:page-sequence に axf:output-volume-filename を指定したとしても、元となるPDFファイル名を省略することはできません。
XSL Formatter V4 は、欧文組版における約物前後の空白量を調整するための拡張を行っています。
約物の後の空白量を指定します。
約物の前の空白量を指定します。
数字と約物の間の空白量を指定します。
約物と数字の間の空白量を指定します。
これらの拡張要素はいずれも空要素で、fo:declarations の直下に置くことができ、エリアを生成しません。 以下のプロパティを指定することができます。
言語コードを指定します(RFC3066)。省略することはできません。
Value: | <language> |
Initial: | N/A |
Inherited: | no |
Percentages: | N/A |
空白の量を指定します。ゼロ以下の場合、指定は無効です。
Value: | <length> | <percentage> | figure | punctuation | thin | hair |
Initial: | N/A |
Inherited: | no |
Percentages: | refer to the font size |
値の意味は以下のとおりです。
U+2007 と同じ量を示します。
U+2008 と同じ量を示します。
U+2009 と同じ量を示します。
U+200A と同じ量を示します。
適用対象のコードポイントを指定します。
Value: | <string> |
Initial: | empty string |
Inherited: | no |
Percentages: | N/A |
指定されたすべてのコードポイントに、language と space が適用されます。
例えば、仏語組版を行う場合は、次のような指定をするでしょう。
欧文組版のためのこれらの設定は、オプション設定ファイルでも指定しておくことができます。FO中での指定は、それを上書きします。
XSL Formatter V4 で、PDF出力する場合の、PDFのしおりとリンクを作成する方法を説明します。
PDFにはしおりと呼ばれる機能があります。Adobe Acrobat または Reader ではしおりは、目次を階層化した概観を持っており、項目をクリックすることにより目的の位置へジャンプすることができます。
XSL Formatter V4 では、しおりを作成したいオブジェクトに拡張プロパティを付加することにより、PDF出力で自動的にしおりを作成することができます。
上図のしおりを作成するには、例えば次のようにします。
<fo:root xmlns:fo="http://www.w3.org/1999/XSL/Format" xmlns:axf="http://www.antennahouse.com/names/XSL/Extensions"> ... <fo:block axf:outline-level="1" axf:outline-expand="false" axf:outline-title="Colophon"> ... </fo:block> <fo:block axf:outline-level="1" axf:outline-expand="false" axf:outline-title="Table of Contents"> ... </fo:block> <fo:block axf:outline-level="1" axf:outline-expand="true" axf:outline-title="1. Introduction and Overview"> <fo:block axf:outline-level="2" axf:outline-expand="true" axf:outline-title="1.1. Processing a Stylesheet"> <fo:block axf:outline-level="3" axf:outline-expand="false" axf:outline-title="1.1.1. Tree Transformations"> ... </fo:block> <fo:block axf:outline-level="3" axf:outline-expand="false" axf:outline-title="1.1.2. Formatting"> ... </fo:block> </fo:block> <fo:block axf:outline-level="2" axf:outline-expand="false" axf:outline-title="1.2. Benefits of XSL"> ... </fo:block> </fo:block> <fo:block axf:outline-level="1" axf:outline-expand="false" axf:outline-title="2. XSL Transformation"> ... </fo:block> ...
しおりの初期状態で、下位の階層を表示するかどうかを指定します。
Value: | true | false |
Initial: | true |
Applies to: | block-level formatting objects |
Inherited: | no |
Percentages: | N/A |
true の場合は下位項目が展開されて表示され、false の場合はたたみ込み表示されます。
しおりをグループ化して、まとめて出力します。
Value: | <string> |
Initial: | empty string |
Applies to: | block-level formatting objects |
Inherited: | no |
Percentages: | N/A |
このプロパティが省略された場合や空文字列の場合、グループ化は行われません。何か文字列が指定された場合、その文字列はグループ名として扱われ、同一のグループ名を持つしおりがまとめて出力されます。 また、グループ化されていないしおりは、グループ名なしのグループとしてまとめて出力されます。
しおりの項目の階層レベルを示します。
Value: | <number> |
Initial: | 0 |
Applies to: | block-level formatting objects |
Inherited: | no |
Percentages: | N/A |
<number> の値は、非負の整数値でなければなりません。 初期値は0で、このとき、しおりは作成されません。 しおりの最上位の項目は1で、しおりの中に階層化されるに従って、2以上の値となります。
しおりのタイトルとして表示される文字列を指定します。
Value: | <string> |
Initial: | empty string |
Applies to: | block-level formatting objects |
Inherited: | no |
Percentages: | N/A |
このプロパティが省略された場合や空文字列の場合、このプロパティが付加されているオブジェクトのテキストがタイトルになります。 つまり、次のふたつは同じしおりを生成します。
しおりのタイトルとして表示される文字列の色を指定します。
Value: | <color> |
Initial: | the value of the 'color' property |
Applies to: | block-level formatting objects |
Inherited: | no |
Percentages: | N/A |
このプロパティは、PDF1.4 以上に対して有効です。
しおりのタイトルとして表示される文字列のフォントスタイルを指定します。
Value: | normal | italic |
Initial: | normal |
Applies to: | block-level formatting objects |
Inherited: | no |
Percentages: | N/A |
値の意味は以下のとおりです。
通常のフォントスタイル。
イタリックフォント。
このプロパティは、PDF1.4 以上に対して有効です。
しおりのタイトルとして表示される文字列のフォントの太さを指定します。
Value: | normal | bold |
Initial: | normal |
Applies to: | block-level formatting objects |
Inherited: | no |
Percentages: | N/A |
値の意味は以下のとおりです。
通常の太さ。
太字。
このプロパティは、PDF1.4 以上に対して有効です。
fo:basic-link を使用すれば、PDFのリンクを簡単に作成することができます。
PDFのリンクは、PDF文書内の特定位置へのリンクと外部へのリンクに分類されます。文書内へのリンクは fo:basic-link の internal-destination プロパティで表します。外部へのリンクは external-destination プロパティで表します。次に例を示します。
相対アドレス指定の外部リンクは、PDF出力の設定 の use-launch-for-relative-uri によって、「ファイルを開く」、「World Wide Web リンク」のいずれかで動作するようにPDFへ変換されます。 絶対アドレス指定の外部リンクは、常に「World Wide Web リンク」に変換されます。
さらに、次のような高度なリンクを指定することができます。これらの理解のために、「PDFリファレンスマニュアル」を参照することをお勧めします。
PDFに対する外部リンクの external-destination の指定は、基本的には次のPDFのパラメータ仕様に準じますが、XSL Formatter V4 では、すべてのパラメータが有効なわけではありません。無効なパラメータは無視されます。
この仕様書には次のような例が載っています。
XSL Formatter V4 では、次のパラメータのみが有効です。大文字小文字の違いは無視されます。
例えば、外部リンクの場合、fitH、fitR、fitBH の指定は無効です。これらは内部リンクでのみ有効です。 また、fitH などでPDFの数値パラメータが必要なもので、それが省略されている場合は 0 とみなされます。
PDFに対する外部リンクでは、show-destination プロパティで、新しいウィンドウを開くかどうかを指定することができます。リンク先がPDF以外では無効です。 show-destination="new" とすると、新しいウィンドウを開いて、そのウィンドウにPDFが表示されます。 show-destination="replace" とすると、新しいウィンドウを開かず、現在のウィンドウ内にPDFが表示されます。 指定されなかったときは、PDFのビューアアプリケーションの動作に依存します。 XSL-FOの仕様では、省略時は "replace" となっていますが、XSL Formatter V4 では若干異なる実装をしています。 show-destination プロパティは、以下の条件下では無効です。
XSL Formatter V4 では、高度なリンクのために、以下の拡張プロパティを用意しています。
Value: | gotor | launch | uri | reset | submit | auto |
Initial: | auto |
Applies to: | fo:basic-link, axf:form-field |
Inherited: | no |
Percentages: | N/A |
値の意味は以下のとおりです。
リンク先を "GoToR" アクションで開きます。すなわち、PDFとして開きます。リンク先のURIはPDFであるとみなされます。
リンク先を "Launch" アクションで開きます。すなわち、ファイルとして開きます。
リンク先を "URI" アクションで開きます。すなわち、URI(World Wide Web)として開きます。
axf:form-field に指定することができ、フォームアクションとしてリセットを起こさせます。
axf:form-field に指定することができ、フォームアクションとしてサブミットを起こさせます。
システム既定値に依存します。
リンク先がhttp:などのローカルファイルでない場合は、常に"URI"アクションとなります。 axf:action-type="auto" のとき、 相対アドレス指定の外部リンクは、PDF出力の設定 の use-launch-for-relative-uri によって、「ファイルを開く」、「World Wide Web リンク」のいずれかで動作するようにPDFへ変換されます。 絶対アドレス指定の外部リンクは、常に「World Wide Web リンク」に変換されます。
リンクでの宛先形式を指定します。これは、リンク先でのPDFの宛先形式です。
Value: | <string> |
Initial: | empty string |
Applies to: | block level formatting object |
Inherited: | no |
Percentages: | N/A |
宛先形式には次の種類があります。指定のないときは axf:destination-type="xyz-top" とみなされます。値の大文字小文字の違いは無視されます。
PDFの宛先形式 | 指定方法 | ||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
[page /XYZ left top zoom] | left/top の値は、XSL Formatter V4 が計算しますが、nullか非nullかを明示することができます。zoom は利用者が任意値を指定できます。
|
||||||||||
[page /Fit] |
|
||||||||||
[page /FitH top] | top の値は、XSL Formatter V4 が計算します。内部リンクでの指定のみ有効です。
|
||||||||||
[page /FitV left] | left の値は、XSL Formatter V4 が計算します。
|
||||||||||
[page /FitR left bottom right top] | left/bottom/right/top の値は、XSL Formatter V4 が計算します。内部リンクでの指定のみ有効です。
|
||||||||||
[page /FitB] |
|
||||||||||
[page /FitBH top] | top の値は、XSL Formatter V4 が計算します。内部リンクでの指定のみ有効です。
|
||||||||||
[page /FitBV left] | left の値は、XSL Formatter V4 が計算します。
|
しおりに外部リンクを設定します。
Value: | <uri-specification> |
Initial: | empty string |
Applies to: | block-level formatting objects |
Inherited: | no |
Percentages: | N/A |
値の意味は以下のとおりです。
リンク先のURIを指定します。
しおりに内部リンクを設定します。
Value: | empty string | <idref> | <number-with-fragment> |
Initial: | empty string |
Applies to: | block-level formatting objects |
Inherited: | no |
Percentages: | N/A |
値の意味は以下のとおりです。
リンク先のIDを指定します。
リンク先のページ番号を指定します。 この文字列は、単純な数字列(<number>)または、数字列とフラグメントを#で繋げた次のような文字列です。 フラグメントに関しては、リンクの作成を参照してください。
ページ番号をフラグメント中へ指定することもできます。
ページ番号が指定されていないとき、通常は1ページ目とみなされます。ただし、topの位置が指定されているときは、axf:outline-internal-destinationの含まれるブロックのページの先頭とみなされます。例えば、次のように指定します。
外部リンクでIDを指定するとき、宛先形式は、リンク先のIDに付与されているものとします。URI中のパラメータは nameddest のみが有効です。 リンク先には、宛先形式を指定できます。
<fo:basic-link external-destination="http://mydocs/doc.pdf#nameddest=Chapter6" axf:action-type="gotor">
<fo:block id="Chapter6" axf:destination-type="xxxx">
内部リンクでIDを指定するとき、宛先形式は、外部リンクと同じくリンク先のIDに付与されているものとします。指定の仕方も外部リンクに対するものと同じです。
<fo:basic-link internal-destination="Chapter6">
<fo:block id="Chapter6" axf:destination-type="xxxx">
ページ番号指定は、URI中のパラメータ page で判断します。page と nameddest が共に指定されているときは、nameddest が優先されます。
ページ番号指定では、リンク先に宛先情報を置くことはできません。したがって、URI中のパラメータを解釈して宛先形式を決定します。解釈できないパラメータは捨てられます。
<fo:basic-link external-destination="http://mydocs/doc.pdf#page=72&view=fitH,100" axf:action-type="gotor">
URIのパラメータに page も nameddest も含まれないときは、page=1 とみなされます。ページ番号は、PDFでの物理的なものと解釈されます。
internal-destination の値にページ番号も指定できるように拡張してあります。
<fo:basic-link internal-destination="72">
宛先形式の指定は、外部リンクURIのパラメータ部分を付加することで実現します。
<fo:basic-link internal-destination="72#view=fitH,100">
ページ番号は、PDFでの物理的なものと解釈されます。また、ページ番号だけの指定のときの宛先形式は view=fit とみなされます。
しおりに外部リンクを指定するには、次のように axf:outline-external-destination プロパティを指定します。
<fo:block axf:outline-level="1" axf:outline-title="第6章" axf:outline-external-destination="http://mydocs/doc.pdf#nameddest=Chapter6" axf:action-type="gotor" show-destination="new">
このとき、このしおりはそれが付いている fo:block などのブロックとは無関係となります。
しおりに内部リンクを指定するには、次のように axf:outline-internal-destination プロパティを指定します。
<fo:block axf:outline-level="1" axf:outline-title="第6章" axf:outline-internal-destination="Chapter6">
このとき、このしおりはそれが付いている fo:block などのブロックとは無関係となります。
XSL Formatter V4 では、PDFへ注釈を付けることができます。 注釈の詳細は、「PDFリファレンスマニュアル」を参照してください。ここで指定できる注釈は、その一部です。
注釈の種類を指定します。
Value: | <string> |
Initial: | empty string |
Applies to: | all block-level and inline-level formatting objects |
Inherited: | no |
Percentages: | N/A |
注釈の種類は、次のいずれかを指定することができます。
注釈はありません。
テキスト注釈です。
フリーテキスト注釈です。
ラバースタンプ注釈です。
ファイル添付注釈です。
文字列の大文字小文字は区別されません。
注釈のタイトルを指定します。
Value: | <string> |
Initial: | empty string |
Applies to: | all block-level and inline-level formatting objects |
Inherited: | no |
Percentages: | N/A |
注釈の内容を指定します。
Value: | <string> |
Initial: | empty string |
Applies to: | all block-level and inline-level formatting objects |
Inherited: | no |
Percentages: | N/A |
注釈の種類(axf:annotation-type)が次のいずれかのときに表示される文字列を指定します。
注釈の背景などに利用される色を指定します。
Value: | <color> | none |
Initial: | none |
Applies to: | all block-level and inline-level formatting objects |
Inherited: | no |
Percentages: | N/A |
注釈のフラグを指定します。
Value: | <string> |
Initial: | empty string |
Applies to: | all block-level and inline-level formatting objects |
Inherited: | no |
Percentages: | N/A |
以下の文字列を空白区切りで列挙して指定します。大文字小文字の区別はありません。
これらの意味については、「PDFリファレンスマニュアル」を参照してください。
注釈の最初の状態を指定します。
Value: | true | false |
Initial: | false |
Applies to: | all block-level and inline-level formatting objects |
Inherited: | no |
Percentages: | N/A |
注釈の種類(axf:annotation-type)が次のとき、その注釈が最初に開いた状態で表示されるかどうかを指定します。
値の意味は以下のとおりです。
注釈を開いた状態で表示します。
注釈を閉じた状態で表示します。
注釈の表示に用いるアイコンの名前を指定します。
Value: | <string> |
Initial: | empty string |
Applies to: | all block-level and inline-level formatting objects |
Inherited: | no |
Percentages: | N/A |
注釈の表示に用いるアイコンの名前には、任意のものを指定できますが、それを表示できるかどうかは文書のビューアアプリケーションに依存します。 注釈の種類(axf:annotation-type)によって指定できる標準の名前を示します。
標準の名前は以下のとおりです。
空文字列の場合は "Note" とみなされます。
標準の名前は以下のとおりです。
空文字列の場合は "Draft" とみなされます。
標準の名前は以下のとおりです。
空文字列の場合は "PushPin" とみなされます。
注釈の水平位置を指定します。
Value: | <length> |
Initial: | 0pt |
Applies to: | all block-level and inline-level formatting objects |
Inherited: | no |
Percentages: | N/A |
指定する位置は領域の左端からの距離で、ポップアップやアイコンの位置、ラバースタンプ注釈の位置に利用されます。
注釈の垂直位置を指定します。
Value: | <length> |
Initial: | 0pt |
Applies to: | all block-level and inline-level formatting objects |
Inherited: | no |
Percentages: | N/A |
指定する位置は領域の上端からの距離で、ポップアップやアイコンの位置、ラバースタンプ注釈の位置に利用されます。
注釈の幅を指定します。
Value: | <length> | auto |
Initial: | auto |
Applies to: | all block-level and inline-level formatting objects |
Inherited: | no |
Percentages: | N/A |
このプロパティは、ポップアップの幅、ラバースタンプ注釈の幅に利用されます。
注釈の高さを指定します。
Value: | <length> | auto |
Initial: | auto |
Applies to: | all block-level and inline-level formatting objects |
Inherited: | no |
Percentages: | N/A |
このプロパティは、ポップアップの高さ、ラバースタンプ注釈の高さに利用されます。
フリーテキスト注釈のフォントファミリを指定します。
Value: | <string> |
Initial: | depends on user agent |
Applies to: | all block-level and inline-level formatting objects |
Inherited: | no |
Percentages: | N/A |
フリーテキスト注釈のフォントのサイズを指定します。
Value: | <absolute-size> | <relative-size> | <length> | <percentage> |
Initial: | depends on user agent |
Applies to: | all block-level and inline-level formatting objects |
Inherited: | no |
Percentages: | refer to the font size |
フリーテキスト注釈のフォントの太さを指定します。
Value: | normal | bold |
Initial: | normal |
Applies to: | all block-level and inline-level formatting objects |
Inherited: | no |
Percentages: | N/A |
フリーテキスト注釈のフォントを斜体にするかどうか指定します。
Value: | normal | italic |
Initial: | normal |
Applies to: | all block-level and inline-level formatting objects |
Inherited: | no |
Percentages: | N/A |
フリーテキスト注釈の色を指定します。
Value: | <color> |
Initial: | depends on user agent |
Applies to: | all block-level and inline-level formatting objects |
Inherited: | no |
Percentages: | N/A |
フリーテキスト注釈の配置を指定します。
Value: | left | center | right |
Initial: | left |
Applies to: | all block-level and inline-level formatting objects |
Inherited: | no |
Percentages: | N/A |
ファイル添付注釈の関連付けられるファイルを指定します。
Value: | <uri-specification> |
Initial: | empty string |
Applies to: | all block-level and inline-level formatting objects |
Inherited: | no |
Percentages: | N/A |
XSL Formatter V4 は、PDFにフォームを生成することができます。 フォームは、テキストを入力したりするフィールドやボタンなどから成ります。 また、ボタン押下に伴うアクションを指定することができます。
フォームは、次のように <axf:form> の内部に <axf:form-field> を記述することで指定します。
<axf:form external-destination="http://www.antenna.co.jp/form-test.cgi" field-submit-method="post" field-submit-coordinates="true"> <fo:block> Submit: <axf:form-field field-type="button" field-name="SubmitButton" action-type="submit" field-button-layout="caption" field-button-face="Submit!" width="5em" background-color="#eee" border="2px silver outset" /> </fo:block> <fo:block> Text Field: <axf:form-field field-type="text" field-name="InputText" field-default-text="Input text here!" field-multiline="false" field-scroll="true" field-maxlen="32" width="10em" height="1.2em" background-color="#ff8" border="1pt silver inset" /> </fo:block> </axf:form>
<axf:form> の内部にない <axf:form-field> では、action-type が "submit" か "reset" である場合、それらが機能しなくなります。それ以外の <axf:form-field> は、<axf:form> に関係なく動作します。
フォームアクションの単位を囲みます。
ブロック領域を生成して返す。
( %block; )*
フォームフィールドを生成します。
正規行内領域を生成して返す。
リストボックス、コンボボックスの構成要素を指定します。
どんな領域も生成しない。
( #PCDATA )*
フィールドの種類を指定します。
Value: | text | button | checkbox | radio | listbox | combobox | signature |
Initial: | なし(値が必須) |
Applies to: | axf:form-field |
Inherited: | no |
Percentages: | N/A |
値の意味は以下のとおりです。
テキストフィールドを生成します。
プッシュボタンフィールドを生成します。
チェックボックスフィールドを生成します。
ラジオボタンフィールドを生成します。
リストボックスフィールドを生成します。
コンボボックスフィールドを生成します。
電子著名フィールドを生成します。
フィールドの名前を指定します。
Value: | <string> |
Initial: | なし(値が必須) |
Applies to: | axf:form-field |
Inherited: | no |
Percentages: | N/A |
フィールドの説明文を指定します。
Value: | <string> |
Initial: | empty string |
Applies to: | axf:form-field |
Inherited: | no |
Percentages: | N/A |
サブミット時などに使用される値を指定します。
Value: | <string> |
Initial: | empty string |
Applies to: | axf:form-field |
Inherited: | no |
Percentages: | N/A |
読取り専用フィールドかどうかを指定します。
Value: | true | false |
Initial: | false |
Applies to: | axf:form-field |
Inherited: | no |
Percentages: | N/A |
値の意味は以下のとおりです。
読取り専用です。
読取り専用ではありません。
入力必須フィールドかどうかを指定します。
Value: | true | false |
Initial: | false |
Applies to: | axf:form-field |
Inherited: | no |
Percentages: | N/A |
値の意味は以下のとおりです。
入力必須です。
入力必須ではありません。
テキストフィールドに最初から入力されるテキストを指定します。
Value: | <string> |
Initial: | empty string |
Applies to: | axf:form-field |
Inherited: | no |
Percentages: | N/A |
テキストフィールドが単一行か複数行か指定します。
Value: | false | true |
Initial: | false |
Applies to: | axf:form-field |
Inherited: | no |
Percentages: | N/A |
値の意味は以下のとおりです。
単一行のテキストフィールドです。
複数行のテキストフィールドです。
テキストフィールドをスクロール可能にするかどうか指定します。
Value: | false | true |
Initial: | false |
Applies to: | axf:form-field |
Inherited: | no |
Percentages: | N/A |
値の意味は以下のとおりです。
スクロールできません。
スクロールできます。
テキストフィールドをパスワード化するかどうか指定します。
Value: | false | true |
Initial: | false |
Applies to: | axf:form-field |
Inherited: | no |
Percentages: | N/A |
値の意味は以下のとおりです。
パスワードにしません。
パスワードにします。入力された文字は、* などで表示されます。
テキストフィールドに入力できるテキストの最大文字数を指定します。
Value: | <number> |
Initial: | 0 |
Applies to: | axf:form-field |
Inherited: | no |
Percentages: | N/A |
0以下を指定した場合は、文字数を制限しません。
プッシュボタンフィールドに表示するキャプションとアイコンの関係を指定します。
Value: | caption | icon | caption-below-icon | caption-above-icon | icon-caption | caption-icon | caption-over-icon |
Initial: | caption |
Applies to: | axf:form-field |
Inherited: | no |
Percentages: | N/A |
値の意味は以下のとおりです。
ボタンにはキャプションだけ表示されます。アイコンは表示されません。
ボタンにはアイコンだけ表示されます。キャプションは表示されません。
アイコンの下にキャプションを表示します。
アイコンの上にキャプションを表示します。
アイコンの右にキャプションを表示します。
アイコンの左にキャプションを表示します。
アイコンに重ねてキャプションを表示します。
プッシュボタンフィールドに表示するキャプションを指定します。
Value: | <string> |
Initial: | empty string |
Applies to: | axf:form-field |
Inherited: | no |
Percentages: | N/A |
プッシュボタンフィールドに表示するアイコンを指定します。
Value: | <uri-specification> |
Initial: | empty string |
Applies to: | axf:form-field |
Inherited: | no |
Percentages: | N/A |
プッシュボタン押下時に表示するキャプションを指定します。
Value: | <string> |
Initial: | empty string |
Applies to: | axf:form-field |
Inherited: | no |
Percentages: | N/A |
プッシュボタン押下時に表示するアイコンを指定します。
Value: | <uri-specification> |
Initial: | empty string |
Applies to: | axf:form-field |
Inherited: | no |
Percentages: | N/A |
プッシュボタンロールオーバー時に表示するキャプションを指定します。
Value: | <string> |
Initial: | empty string |
Applies to: | axf:form-field |
Inherited: | no |
Percentages: | N/A |
プッシュボタンロールオーバー時に表示するアイコンを指定します。
Value: | <uri-specification> |
Initial: | empty string |
Applies to: | axf:form-field |
Inherited: | no |
Percentages: | N/A |
チェックボックス、ラジオボタンの初期状態を指定します。
Value: | false | true |
Initial: | false |
Applies to: | axf:form-field |
Inherited: | no |
Percentages: | N/A |
値の意味は以下のとおりです。
非チェック状態にします。
チェック状態にします。
チェックボックス、ラジオボタンのチェックの形状を指定します。
Value: | checkmark | circle | square | cross | star |
Initial: | checkmark |
Applies to: | axf:form-field |
Inherited: | no |
Percentages: | N/A |
リストボックス、コンボボックスで、最初の選択項目を指定します。
Value: | <number> |
Initial: | 1 |
Applies to: | axf:form-field |
Inherited: | no |
Percentages: | N/A |
指定する値は、何番目の <axf:form-field-option> かを示します。先頭は1です。1未満や含まれる要素数を超える指定のときは、1とみなされます。
リストボックスで、複数項目が選択可能かどうかを指定します。
Value: | false | true |
Initial: | false |
Applies to: | axf:form-field |
Inherited: | no |
Percentages: | N/A |
値の意味は以下のとおりです。
複数選択できません。
複数選択できます。
コンボボックスで、値が編集可能かどうかを指定します。
Value: | false | true |
Initial: | false |
Applies to: | axf:form-field |
Inherited: | no |
Percentages: | N/A |
値の意味は以下のとおりです。
編集できません。
編集できます。
署名フィールドに署名するかどうかを指定します。
Value: | true | false |
Initial: | false |
Applies to: | axf:form-field |
Inherited: | no |
Percentages: | N/A |
値の意味は以下のとおりです。
PDF生成時に署名を行います。
PDF生成時に署名を行いません。
PDF生成時に、自動的に署名するフィールドを指定しておくことができます。 詳細は、PDFの電子署名を参照してください。
サブミット時の情報の送出方法を指定します。
Value: | get | post |
Initial: | get |
Applies to: | axf:form |
Inherited: | no |
Percentages: | N/A |
値の意味は以下のとおりです。
GETリクエストとして送出します。
POSTリクエストとして送出します。
サブミット時にマウスの座標を送出するかどうかを指定します。
Value: | false | true |
Initial: | false |
Applies to: | axf:form |
Inherited: | no |
Percentages: | N/A |
値の意味は以下のとおりです。
座標を送出しません。
座標を送出します。
指定できるフォームフィールドには以下の種類があります。
これらはすべて <axf:form-field> 拡張要素で表現されます。 <axf:form-field> はインライン要素です。 <axf:form-field> には、多くの共通の拡張プロパティを指定することができますが、フィールドの種類によって有効なプロパティは異なります。 フィールドの大きさは、widthとheightプロパティで指定できます。省略された場合は適当な大きさとなります。以下に、各フォームフィールドの指定例を示します。
テキストフィールドは field-type="text" で指定します。内容は空です。単一行かどうかは、field-multiline によります。
<axf:form-field field-type="text" field-default-text="TEXT" field-multiline="false" field-scroll="false" field-password="true" field-maxlen="100" />
GUIでは、field-default-text の内容は表示されません。
プッシュボタンフィールドは、field-type="button" で指定します。内容は空です。 プッシュボタンは、通常何等かのアクションを伴います。
<axf:form-field field-type="button" field-button-layout="caption" field-button-face="TEXT" field-button-icon="URI" field-button-face-down="DOWN" field-button-icon-down="URI" field-button-face-rollover="OVER" field-button-icon-rollover="URI" />
GUIでは、field-button-face などの内容は表示されません。
チェックボックスフィールドは、field-type="checkbox" で指定します。内容は空です。
<axf:form-field field-type="checkbox" field-checked="true" field-checked-style="checkmark" />
GUIでは、field-checked="true" の状態は表示されません。
ラジオボタンフィールドは、field-type="radio" で指定します。内容は空です。
<axf:form-field field-type="radio" field-checked="true" field-checked-style="checkmark" field-name="Card" field-value="MasterCard" />
ラジオボタンは、複数の組から成るのが普通です。その組は、同一の field-name を持つラジオボタンとして識別されます。チェックが付けられるボタンは、その中で高々ひとつです。checked="true" が複数あったとしても、どれかひとつにしかチェックが付きません。
GUIでは、field-checked="true" の状態は表示されません。
リストボックスフィールドは、field-type="listbox" で指定します。内容には、<axf:form-field-option> が必要です。空ではいけません。 <axf:form-field-option> は、リストの内容を表し、出現順序どおりにリストに並びます。
<axf:form-field field-type="listbox" field-top-index="1" field-multiple="true" > <axf:form-field-option field-value="M">MasterCard</axf:form-field-option> <axf:form-field-option field-value="V">Visa</axf:form-field-option> <axf:form-field-option field-value="A">AMEX</axf:form-field-option> </axf:form-field>
GUIでは、リストボックスの内容は表示されません。
コンボボックスフィールドは、field-type="combobox" で指定します。内容には、<axf:form-field-option> が必要です。空ではいけません。 <axf:form-field-option> は、リストボックスと同じです。
<axf:form-field field-type="combobox" field-top-index="1" field-edittable="true" > <axf:form-field-option field-value="M">MasterCard</axf:form-field-option> <axf:form-field-option field-value="V">Visa</axf:form-field-option> <axf:form-field-option field-value="A">AMEX</axf:form-field-option> </axf:form-field>
GUIでは、コンボボックスの内容は表示されません。
電子署名フィールドは、field-type="signature" で指定します。内容は空です。 あらかじめ外観を指定しておくことはできません。
<axf:form-field field-type="signature" field-apply-signature="true" width="40pt" height="50pt" />
組版時には、署名用の領域を確保することだけが行われます。署名フィールドは生成されません。 署名フィールドの生成と実際の署名は、PDFを生成するときに「PDF電子署名モジュール」を用いて行われます。 「PDF電子署名モジュール」がインストールされていない場合は、署名フィールドの生成も署名も行うことはできません。 PDFの電子署名を参照してください。
フォームアクションは、各フィールドに対して、アクションのトリガとなるイベントとそれに対応するアクションを指定することによって実現されます。XSL Formatter V4 では、<axf:form> に含まれるフィールドに対して、アクションを指定することができます。 <axf:form> の内容は任意で、ブロック領域を生成します。 通常、<axf:form> には <axf:form-field> を含めます。 アクションは、ボタン押下のみによって発生します。 アクションの種類は、次の3種類です。
フォームアクションのために、axf:action-type が拡張されています。
リセットは、<axf:form> に含まれる全フィールドの値を初期状態にします。リセットを起こすボタンには axf:action-type="reset" を指定します。
<axf:form> <axf:form-field field-type="button" action-type="reset" .../> <axf:form-field field-type="text" default-text="XXX" .../> ... </axf:form>
サブミットは、HTTPによる情報の送出を行います。各フィールドの内容が、HTTPのGETまたはPOSTリクエストとして送出されます。つまり、HTMLのフォームの形式と同様にサブミットされます。
<axf:form external-destination="URI" field-submit-method="post" field-submit-coordinates="false" > <axf:form-field field-type="button" action-type="submit" .../> <axf:form-field field-type="text" default-text="YYY" .../> ... </axf:form>
リンクは、<axf:form> への指定ではなく、ボタンフィールドに直接指定します。その方法は <fo:basic-link> と同様です。 内部リンクは次のように指定します。action-type の指定はしません。
<axf:form-field field-type="button" internal-destination="URI" .../>
外部リンクは次のように指定します。action-type は、gotor、launch、uri のいずれでも構いません。
<axf:form-field field-type="button" external-destination="URI" action-type="gotor" .../>
XSL Formatter V4 は、トンボを描くことができます。トンボは、page-width、page-height プロパティで指定される通常のページサイズ(仕上がり寸法)の外側に描画されるので、文書内容に影響はありません。
出力媒体の物理的な端から仕上がり寸法までの距離を指定します。
Value: | <length> |
Initial: | 0pt |
Applies to: | fo:simple-page-master |
Inherited: | no |
Percentages: | N/A |
仕上がり寸法は page-width、page-height プロパティによって指定される寸法です。 crop-offset はその外側にどれだけの余白をとるかを指定するものです。 上下左右に同じ値を指定するには axf:crop-offset を、個別の値を指定するには axf:crop-offset-top、axf:crop-offset-bottom、axf:crop-offset-left、axf:crop-offset-right を使用します。 axf:crop-offset と他を同時に指定したときは、axf:crop-offset-* の方が優先します。
裁ち落としのための塗り足し(bleed)の領域の幅を指定します。
Value: | <length> |
Initial: | 0pt |
Applies to: | fo:simple-page-master |
Inherited: | no |
Percentages: | N/A |
塗り足し領域は、仕上がり寸法の外側に取られます。 上下左右に同じ値を指定するには axf:bleed を、個別の値を指定するには axf:bleed-top、axf:bleed-bottom、axf:bleed-left、axf:bleed-right を使用します。 axf:bleed と他を同時に指定したときは、axf:bleed-* の方が優先します。
トンボなどの印刷マーク類を指定します。
Value: | [ crop || cross || <uri-specification> [<uri-specification>]* ] | none |
Initial: | none |
Applies to: | fo:simple-page-master |
Inherited: | no |
Percentages: | N/A |
値の意味は以下のとおりです。
コーナートンボ(crop marks)を出力します。
センタートンボ(cross marks、registration marks)を出力します。
SVGなどの画像を指定することにより、独自のトンボやカラーバーなどを出力することができます。URIは複数指定することができます。
コーナートンボは、axf:bleed の指定がある場合には、内トンボ(crop marks)と外トンボ(bleed marks)をあわせたものになります。
トンボの色を指定します。
Value: | <color> | auto |
Initial: | auto |
Applies to: | fo:simple-page-master |
Inherited: | no |
Percentages: | N/A |
値がautoのときは、レジストレーションカラーとみなされます。
トンボの線の長さを指定します。
Value: | <length> | auto |
Initial: | auto |
Applies to: | fo:simple-page-master |
Inherited: | no |
Percentages: | N/A |
値がautoのときは、システム規定値に依存します。 デフォルトのトンボの長さは10mmですが、オプション設定ファイルで調整することができます。
トンボの線の幅を指定します。
Value: | <length> | auto |
Initial: | auto |
Applies to: | fo:simple-page-master |
Inherited: | no |
Percentages: | N/A |
値がautoのときは、システム規定値に依存します。 その値は 0.2pt です。
bleedが0のときの、版面とトンボの間のマージンを指定します。
Value: | <length> | auto |
Initial: | auto |
Applies to: | fo:simple-page-master |
Inherited: | no |
Percentages: | N/A |
値がautoのときは、システム規定値に依存します。 デフォルトのマージンは3mmですが、オプション設定ファイルで調整することができます。
プリンタのトレイを選択します。
Value: | <string> | <integer> |
Initial: | 環境に依存 |
Applies to: | fo:page-sequence |
Inherited: | no |
Percentages: | N/A |
Windows版でのみ有効です。有効かどうかはプリンタにも依存します。 文字列で指定できるのは、それぞれのプリンタ設定ダイアログに出てくるトレイ名です。これは、プリンタドライバから取得されるトレイ名です。 プリンタドライバから取得されるトレイ名と一致しない指定は無効です。 整数での指定は、プリンタドライバから取得されるトレイ番号と一致する必要があります。
両面印刷の指定をします。
Value: | <integer> |
Initial: | 環境に依存 |
Applies to: | fo:page-sequence |
Inherited: | no |
Percentages: | N/A |
Windows版でのみ有効です。有効かどうかはプリンタにも依存します。プリンタドライバで指定されている値を指定します。たいていのプリンタでは、次の整数値が対応します。
相対指定のURIのベースとなる位置を指定します。
axf:base-uri の値は、ドキュメント内のすべての相対URIに適用されます。例えば、fo:basic-link を記述してリンクを作成するときに相対URIを指定した場合、axf:base-uri で指定された位置をベースURIとして解釈します。
Value: | <uri-specification> |
Initial: | empty string |
Applies to: | all formatting objects |
Inherited: | yes |
Percentages: | N/A |
次の例の場合、 "http://www.antennahouse.co.jp/xsl-info/Thai/THAI-BangKokNationalMuseum.pdf" がリンク先となります。
<fo:root xmlns:fo="http://www.w3.org/1999/XSL/Format" xmlns:axf="http://www.antennahouse.com/names/XSL/Extensions" axf:base-uri="http://www.antennahouse.co.jp/xsl-info/"> : : <fo:basic-link external-destination="Thai/THAI-BangKokNationalMuseum.pdf"> ... </fo:basic-link>
ページシーケンスの繰り返しを指示します。
Value: | true | false |
Initial: | false |
Applies to: | fo:page-sequence-master |
Inherited: | no |
Percentages: | N/A |
値がtrueのときは、fo:page-sequence-master の終わりに達して、まだ出力するべきページが残っているとき、fo:page-sequence-master の始めから繰り返します。
ページ先頭のブロックを削除するかどうか指定します。
Value: | false | true | inherit |
Initial: | false |
Applies to: | fo:block, fo:block-container |
Inherited: | no |
Percentages: | N/A |
値の意味は以下のとおりです。
何もしません。
ブロックがページ先頭に来たとき、それを削除します。 実際には、削除されず大きさゼロのブロックとして非表示で存在しているので、idの参照などは有効です。
ブロック内を段組にすることができます。各拡張プロパティは fo:block-container に指定できます。
fo:block-container に対する段数を指定します。
Value: | <number> | inherit |
Initial: | 1 |
Applies to: | fo:block-container |
Inherited: | no |
Percentages: | N/A |
fo:block-container に対する段間の幅を指定します。
Value: | <length> | <percentage> | inherit |
Initial: | 12.0pt |
Applies to: | fo:block-container |
Inherited: | refer to width of the fo:block-container |
Percentages: | N/A |
行分割処理を制御するために、XSL Formatter V4 は拡張プロパティを用意しています。 通常、行分割は UAX#14: Line Breaking Properties に従います。 技術的資料の行分割も参照してください。
行分割の方法を指定します。
Value: | normal | strict | inherit |
Initial: | normal |
Applies to: | all block-level and inline-level formatting objects |
Inherited: | yes |
Percentages: | N/A |
値の意味は以下のとおりです。
日本語で、Nonstarter文字のうち、JIS X 4051:2004 での行頭禁則和字の禁則処理をしません。 また、 axf:append-non-starter-characters、 axf:except-non-starter-characters、 axf:append-non-end-of-line-characters、 axf:except-non-end-of-line-characters の指定は無視されます。
日本語で、Nonstarter文字を禁則処理します。 また、 axf:append-non-starter-characters、 axf:except-non-starter-characters、 axf:append-non-end-of-line-characters、 axf:except-non-end-of-line-characters で指定された文字も考慮されます。
LineBreak-5.0.0.txt でのNonstarter文字は以下のとおりです。 [JIS] は、JIS X 4051:2004 で行頭禁則和字に分類されるものです。
17D6;NS # KHMER SIGN CAMNUC PII KUUH 203C;NS # DOUBLE EXCLAMATION MARK ‼ 203D;NS # INTERROBANG ‽ 2047;NS # DOUBLE QUESTION MARK 2048;NS # QUESTION EXCLAMATION MARK 2049;NS # EXCLAMATION QUESTION MARK 3005;NS # IDEOGRAPHIC ITERATION MARK 々 [JIS] 301C;NS # WAVE DASH 〜 303B;NS # VERTICAL IDEOGRAPHIC ITERATION MARK [JIS] 303C;NS # MASU MARK 3041;NS # HIRAGANA LETTER SMALL A ぁ [JIS] 3043;NS # HIRAGANA LETTER SMALL I ぃ [JIS] 3045;NS # HIRAGANA LETTER SMALL U ぅ [JIS] 3047;NS # HIRAGANA LETTER SMALL E ぇ [JIS] 3049;NS # HIRAGANA LETTER SMALL O ぉ [JIS] 3063;NS # HIRAGANA LETTER SMALL TU っ [JIS] 3083;NS # HIRAGANA LETTER SMALL YA ゃ [JIS] 3085;NS # HIRAGANA LETTER SMALL YU ゅ [JIS] 3087;NS # HIRAGANA LETTER SMALL YO ょ [JIS] 308E;NS # HIRAGANA LETTER SMALL WA ゎ [JIS] 3095;NS # HIRAGANA LETTER SMALL KA [JIS] 3096;NS # HIRAGANA LETTER SMALL KE [JIS] 309B;NS # KATAKANA-HIRAGANA VOICED SOUND MARK ゛ 309C;NS # KATAKANA-HIRAGANA SEMI-VOICED SOUND MARK ゜ 309D;NS # HIRAGANA ITERATION MARK ゝ [JIS] 309E;NS # HIRAGANA VOICED ITERATION MARK ゞ [JIS] 30A0;NS # KATAKANA-HIRAGANA DOUBLE HYPHEN 30A1;NS # KATAKANA LETTER SMALL A ァ [JIS] 30A3;NS # KATAKANA LETTER SMALL I ィ [JIS] 30A5;NS # KATAKANA LETTER SMALL U ゥ [JIS] 30A7;NS # KATAKANA LETTER SMALL E ェ [JIS] 30A9;NS # KATAKANA LETTER SMALL O ォ [JIS] 30C3;NS # KATAKANA LETTER SMALL TU ッ [JIS] 30E3;NS # KATAKANA LETTER SMALL YA ャ [JIS] 30E5;NS # KATAKANA LETTER SMALL YU ュ [JIS] 30E7;NS # KATAKANA LETTER SMALL YO ョ [JIS] 30EE;NS # KATAKANA LETTER SMALL WA ヮ [JIS] 30F5;NS # KATAKANA LETTER SMALL KA ヵ [JIS] 30F6;NS # KATAKANA LETTER SMALL KE ヶ [JIS] 30FB;NS # KATAKANA MIDDLE DOT ・ 30FC;NS # KATAKANA-HIRAGANA PROLONGED SOUND MARK ー [JIS] 30FD;NS # KATAKANA ITERATION MARK ヽ [JIS] 30FE;NS # KATAKANA VOICED ITERATION MARK ヾ [JIS] 31F0;NS # KATAKANA LETTER SMALL KU [JIS] 31F1;NS # KATAKANA LETTER SMALL SI [JIS] 31F2;NS # KATAKANA LETTER SMALL SU [JIS] 31F3;NS # KATAKANA LETTER SMALL TO [JIS] 31F4;NS # KATAKANA LETTER SMALL NU [JIS] 31F5;NS # KATAKANA LETTER SMALL HA [JIS] 31F6;NS # KATAKANA LETTER SMALL HI [JIS] 31F7;NS # KATAKANA LETTER SMALL HU [JIS] 31F8;NS # KATAKANA LETTER SMALL HE [JIS] 31F9;NS # KATAKANA LETTER SMALL HO [JIS] 31FA;NS # KATAKANA LETTER SMALL MU [JIS] 31FB;NS # KATAKANA LETTER SMALL RA [JIS] 31FC;NS # KATAKANA LETTER SMALL RI [JIS] 31FD;NS # KATAKANA LETTER SMALL RU [JIS] 31FE;NS # KATAKANA LETTER SMALL RE [JIS] 31FF;NS # KATAKANA LETTER SMALL RO [JIS] A015;NS # YI SYLLABLE WU FE54;NS # SMALL SEMICOLON FE55;NS # SMALL COLON FF1A;NS # FULLWIDTH COLON : FF1B;NS # FULLWIDTH SEMICOLON ; FF65;NS # HALFWIDTH KATAKANA MIDDLE DOT ・ FF67;NS # HALFWIDTH KATAKANA LETTER SMALL A ァ [JIS] FF68;NS # HALFWIDTH KATAKANA LETTER SMALL I ィ [JIS] FF69;NS # HALFWIDTH KATAKANA LETTER SMALL U ゥ [JIS] FF6A;NS # HALFWIDTH KATAKANA LETTER SMALL E ェ [JIS] FF6B;NS # HALFWIDTH KATAKANA LETTER SMALL O ォ [JIS] FF6C;NS # HALFWIDTH KATAKANA LETTER SMALL YA ャ [JIS] FF6D;NS # HALFWIDTH KATAKANA LETTER SMALL YU ュ [JIS] FF6E;NS # HALFWIDTH KATAKANA LETTER SMALL YO ョ [JIS] FF6F;NS # HALFWIDTH KATAKANA LETTER SMALL TU ッ [JIS] FF70;NS # HALFWIDTH KATAKANA-HIRAGANA PROLONGED SOUND MARK ー [JIS] FF9E;NS # HALFWIDTH KATAKANA VOICED SOUND MARK ゙ FF9F;NS # HALFWIDTH KATAKANA SEMI-VOICED SOUND MARK ゚
CJKでの追加行頭禁則文字を指定します。
Value: | <string> |
Initial: | empty string |
Applies to: | fo:page-sequence |
Inherited: | no |
Percentages: | N/A |
<string> に含まれる文字が axf:line-break="strict" のときの行頭禁則対象に追加されます。 同一タグ内で axf:except-non-starter-characters に指定されている文字と同じ文字を指定した場合の効果は保証されません。 空白や、もともと行頭禁則される閉じ括弧類や句読点などを指定しても無視されます。 行頭禁則文字は、オプション設定ファイルの append-non-starter-characters で初期値を設定しておくことができます。
CJKでの除外行頭禁則文字を指定します。
Value: | <string> |
Initial: | empty string |
Applies to: | fo:page-sequence |
Inherited: | no |
Percentages: | N/A |
<string> に含まれる文字が axf:line-break="strict" のときの行頭禁則対象から除外されます。 同一タグ内で axf:append-non-starter-characters に指定されている文字と同じ文字を指定した場合の効果は保証されません。 空白や、もともと行頭禁則される閉じ括弧類や句読点などを指定しても無視されます。 行頭禁則文字は、オプション設定ファイルの append-non-starter-characters で初期値を設定しておくことができます。
CJKでの追加行末禁則文字を指定します。
Value: | <string> |
Initial: | empty string |
Applies to: | fo:page-sequence |
Inherited: | no |
Percentages: | N/A |
<string> に含まれる文字が axf:line-break="strict" のときの行末禁則対象に追加されます。 同一タグ内で axf:except-non-end-of-line-characters に指定されている文字と同じ文字を指定した場合の効果は保証されません。 空白や、もともと行末禁則される開き括弧類などを指定しても無視されます。 行末禁則文字は、オプション設定ファイルの append-non-end-of-line-characters で初期値を設定しておくことができます。
CJKでの除外行末禁則文字を指定します。
Value: | <string> |
Initial: | empty string |
Applies to: | fo:page-sequence |
Inherited: | no |
Percentages: | N/A |
<string> に含まれる文字が axf:line-break="strict" のときの行末禁則対象から除外されます。 同一タグ内で axf:append-non-end-of-line-characters に指定されている文字と同じ文字を指定した場合の効果は保証されません。 空白や、もともと行末禁則される開き括弧類などを指定しても無視されます。 行末禁則文字は、オプション設定ファイルの append-non-end-of-line-characters で初期値を設定しておくことができます。
単語の途中でも行分割可能にするかどうかを指定します。
Value: | normal | break-all |
Initial: | normal |
Applies to: | all block-level and inline-level formatting objects |
Inherited: | yes |
Percentages: | N/A |
値の意味は以下のとおりです。
通常の行分割規則に従います。
単語間のすべての文字間で行分割可能にします。この指定は、スクリプトが次のときにのみ有効です。
ハイフネーション処理をする語の最小文字数を指定します。
Value: | <number> | inherit |
Initial: | 1 |
Applies to: | fo:block, fo:character |
Inherited: | yes |
Percentages: | N/A |
axf:hyphenation-minimum-character-count は、1以上の整数でなければなりません。
ハイフネーション可能な範囲を制限します。
Value: | none | <length> |
Initial: | none |
Applies to: | fo:block |
Inherited: | yes |
Percentages: | N/A |
値の意味は以下のとおりです。
何も制限しません。
ある単語末から行末までの幅が、指定された値以下の場合には、次の単語でハイフネーションしません。 0以下の値を指定したときは無効です。
詰めやぶら下げを行うために、XSL Formatter V4 は拡張プロパティを用意しています。
日本語で、行頭、行末の全角約物を半角扱いにするかどうかを指定します。
Value: | none | start | end | both | auto | inherit |
Initial: | auto |
Applies to: | all block-level and inline-level formatting objects |
Inherited: | yes |
Percentages: | N/A |
値の意味は以下のとおりです。
行頭行末の全角約物詰めを処理しません。
行頭での全角約物(開き括弧など)を半角に扱います。
行末での全角約物(閉じ括弧など)を半角に扱います。
行頭と行末での全角約物を半角に扱います。
システムの既定値に依存します。
全角約物の詰め処理を行うかどうかは、オプション設定ファイルの punctuation-trim で初期値を設定しておくことができます。 また、GUIの 組版オプション設定ダイアログ でも設定することができます。
カーニング(詰め処理)を行うかどうかを指定します。
Value: | none | [ pair || contextual ] | auto | inherit |
Initial: | auto |
Applies to: | all block-level and inline-level formatting objects |
Inherited: | yes |
Percentages: | N/A |
値の意味は以下のとおりです。
カーニングを処理しません。
欧文でのペアカーニングを処理します。
日本語での全角約物と全角文字の間の詰めを処理します。処理されるのは以下の間隔です。
全角句読点は全角閉じ括弧と同様に扱われます。
全角括弧と非約物の間は、axf:kerning-mode="contextual" を指定しただけでは詰まりません。axf:punctuation-spacing の値をデフォルトより小さく指定すれば詰めることができます。
システムの既定値に依存します。
axf:kerning-mode="contextual" で処理される全角開き括弧は以下のとおりです。
2018;QU # LEFT SINGLE QUOTATION MARK ‘ 201C;QU # LEFT DOUBLE QUOTATION MARK “ 3008;OP # LEFT ANGLE BRACKET 〈 300A;OP # LEFT DOUBLE ANGLE BRACKET 《 300C;OP # LEFT CORNER BRACKET 「 300E;OP # LEFT WHITE CORNER BRACKET 『 3010;OP # LEFT BLACK LENTICULAR BRACKET 【 3014;OP # LEFT TORTOISE SHELL BRACKET 〔 3016;OP # LEFT WHITE LENTICULAR BRACKET 〖 3018;OP # LEFT WHITE TORTOISE SHELL BRACKET 〘 301A;OP # LEFT WHITE SQUARE BRACKET 〚 301D;OP # REVERSED DOUBLE PRIME QUOTATION MARK 〝 FF08;OP # FULLWIDTH LEFT PARENTHESIS ( FF3B;OP # FULLWIDTH LEFT SQUARE BRACKET [ FF5B;OP # FULLWIDTH LEFT CURLY BRACKET { FF5F;OP # FULLWIDTH LEFT WHITE PARENTHESIS
axf:kerning-mode="contextual" で処理される全角閉じ括弧は以下のとおりです。
2019;QU # RIGHT SINGLE QUOTATION MARK ’ 201D;QU # RIGHT DOUBLE QUOTATION MARK ” 3009;CL # RIGHT ANGLE BRACKET 〉 300B;CL # RIGHT DOUBLE ANGLE BRACKET 》 300D;CL # RIGHT CORNER BRACKET 」 300F;CL # RIGHT WHITE CORNER BRACKET 』 3011;CL # RIGHT BLACK LENTICULAR BRACKET 】 3015;CL # RIGHT TORTOISE SHELL BRACKET 〕 3017;CL # RIGHT WHITE LENTICULAR BRACKET 〗 3019;CL # RIGHT WHITE TORTOISE SHELL BRACKET 〙 301B;CL # RIGHT WHITE SQUARE BRACKET 〛 301E;CL # DOUBLE PRIME QUOTATION MARK 〞 301F;CL # LOW DOUBLE PRIME QUOTATION MARK 〟 FF09;CL # FULLWIDTH RIGHT PARENTHESIS ) FF3D;CL # FULLWIDTH RIGHT SQUARE BRACKET ] FF5D;CL # FULLWIDTH RIGHT CURLY BRACKET } FF60;CL # FULLWIDTH RIGHT WHITE PARENTHESIS
axf:kerning-mode="contextual" で処理される全角句読点は以下のとおりです。
3001;CL # IDEOGRAPHIC COMMA 、 3002;CL # IDEOGRAPHIC FULL STOP 。 FF0C;CL # FULLWIDTH COMMA , FF0E;CL # FULLWIDTH FULL STOP .
axf:kerning-mode="contextual" で処理される全角中点類は以下のとおりです。
30FB;NS # KATAKANA MIDDLE DOT ・ FF1A;NS # FULLWIDTH COLON : FF1B;NS # FULLWIDTH SEMICOLON ;
欧文ペアカーニングを行うかどうかは、オプション設定ファイルの pair-kerning で初期値を設定しておくことができます。 全角約物の詰め処理を行うかどうかは、オプション設定ファイルの punctuation-trim で初期値を設定しておくことができます。 これらは、GUIの 組版オプション設定ダイアログ でも設定することができます。
axf:kerning-mode は、letter-spacing が指定されている場合は機能しません。
日本語で、全角約物と全角文字の間の詰めの間隔を指定します。
Value: | <length> | <percentage> | inherit |
Initial: | 50% |
Applies to: | all block-level and inline-level formatting objects |
Inherited: | yes |
Percentages: | refer to the font size |
この間隔は、axf:kerning-mode="contextual" で利用されます。 この間隔は、オプション設定ファイルの punctuation-spacing で初期値を設定しておくことができます。
日本語で、句読点のぶら下げを行うかどうかを指定します。
Value: | none | end | inherit |
Initial: | none |
Applies to: | fo:block |
Inherited: | yes |
Percentages: | N/A |
値の意味は以下のとおりです。
ぶら下げを処理しません。
行末の句読点のぶら下げを処理します。
処理される句読点は、全角の「。、.,」のみです。
段落の最後の行が1語(CJKのときは1文字)だけにならないようにします。
Value: | true | false |
Initial: | false |
Applies to: | fo:block |
Inherited: | yes |
Percentages: | N/A |
値の意味は以下のとおりです。
追い込み(和文の文字間や欧文の単語間の詰め)で処理できるときに、段落の最後の行が1語(CJKのときは1文字)だけにならないようにします。
追い込み処理をしません。
段の幅(行の長さ)が短いときには、追い込む余地が少ないのであまり効果がありません。また、追い出されている1語を追い込む余地がない場合などでは、axf:avoid-widow-words の効果は現われません。
日本語で、和欧文間に空きを入れるかどうかを指定します。
Value: | none | [ ideograph-numeric || ideograph-alpha || ideograph-parenthesis || ideograph-punctuation ] | auto | inherit |
Initial: | auto |
Applies to: | all block-level and inline-level formatting objects |
Inherited: | yes |
Percentages: | N/A |
値の意味は以下のとおりです。
空きを入れません。
仮名漢字-欧文数字間に空きを入れます。ここで、欧文数字は、Unicodeで Nd、Nl、No に分類される文字です。
仮名漢字-欧文アルファベット間に空きを入れます。ここで、欧文アルファベットは、Unicodeで Lu、Ll、Lt、Lm、Lo に分類される文字です。
仮名漢字-欧文括弧間に空きを入れます。ただし、仮名漢字-欧文閉じ括弧間や、欧文開き括弧-仮名漢字間には空きを入れません。
仮名漢字-欧文約物間に空きを入れます。ここでの欧文約物は、Unicodeで Ps、Pe、Po、Pi、Pf に分類される文字で、括弧と引用符を除く文字です。 ピリオド-仮名漢字間には空きを入れますが、仮名漢字-ピリオド間には空きを入れません。カンマも同様です。
システムの既定値に依存します。設定によって、 "none" または "ideograph-numeric ideograph-alpha" とみなされます。
空きを入れるかどうかは、オプション設定ファイルの text-autospace で初期値を設定しておくことができます。 また、GUIの 組版オプション設定ダイアログ でも設定することができます。
日本語で、和欧文間の空きの量を指定します。
Value: | <length> | <percentage> | inherit |
Initial: | 25% |
Applies to: | all block-level and inline-level formatting objects |
Inherited: | yes |
Percentages: | refer to the font size |
この間隔は、axf:text-autospace で利用されます。 また、オプション設定ファイルの text-autospace-width で初期値を設定しておくことができます。
最初の行のテキストの配置を指定します。
Value: | relative | start | center | end | justify | inside | outside | left | right | inherit |
Initial: | relative |
Applies to: | fo:block |
Inherited: | yes |
Percentages: | N/A |
値の意味は以下のとおりです。
何もしません。axf:text-align-first は無効です。
text-align や text-align-last と同じです。
最初の行領域の子の配置、直前の行の最後がU+000Aである行の配置を指定します。 text-align-last よりも優先します。
axf:leader-expansion を参照してください。
リーダを強制的に広げるかどうか指定します。
Value: | auto | force | inherit |
Initial: | auto |
Applies to: | fo:block |
Inherited: | yes |
Percentages: | N/A |
値の意味は以下のとおりです。
text-align の指定により、従来どおりの動作をします。
リーダの含まれる行を、強制的に text-align="justify" とみなします。その結果、リーダが広がることになります。
リーダを使った目次を考えます。そのとき、ラベルの長さやページ数の長さによって、次のように組版したいとします。
Short Label .......................... 10,20,30
Short Label ... 10,20,30,40,50,60,70,80,90,100, 110,120,130,140,150
Very Looooooooooooooooooooooooooooong Label ... ...................................... 10,20,30
Very Looooooooooooooooooooooooooooong Label ... ... 10,20,30,40,50,60,70,80,90,100,110,120,130, 140,150
Very Very Very Looooooooooooooooooooooooooooong Long Long Label ...................... 10,20,30
Very Very Very Looooooooooooooooooooooooooooong Long Long Label ... 10,20,30,40,50,60,70,80,90, 100,110,120,130,140,150
XSL仕様での、
<fo:block text-align="justify" text-align-last="justify"> Label <fo:leader leader-pattern="dots"/> Pages </fo:block>
という指定では、単純な 1. と 5. だけが期待した結果になりますが、3. は次のようにすれば実現できます。
<fo:block text-align="justify" text-align-last="justify"> Label <fo:leader leader-length.minimum="0pt" leader-pattern="dots"/><fo:leader leader-pattern="dots"/> Pages </fo:block>
次に、axf:text-align-first を利用して
<fo:block text-align="justify" text-align-last="right" axf:text-align-first="justify"> Label <fo:leader leader-length.minimum="0pt" leader-pattern="dots"/><fo:leader leader-pattern="dots"/> Pages </fo:block>
とすると、3. と 5. 以外は期待どおりとなります。 さらに、axf:leader-expansion を利用して
<fo:block text-align="justify" text-align-last="right" axf:text-align-first="justify" axf:leader-expansion="force"> Label <fo:leader leader-length.minimum="0pt" leader-pattern="dots"/><fo:leader leader-pattern="dots"/> Pages </fo:block>
とすることで、期待する結果が得られます。
アラビア語の均等割り付けで、Kashidaの割り合いを指定します。
Value: | <percentage> | auto | inherit |
Initial: | auto |
Applies to: | all block-level and inline-level formatting objects |
Inherited: | yes |
Percentages: | yes |
値の意味は以下のとおりです。
空白とKashidaの割り合いを表します。0% ならKashida拡張はなく、通常の均等割り付けと同じように空白のみが拡張されます。100%なら可能な限り Kashidaが挿入されます。値は、0%~100% の間でなければなりません。
システムの既定値に依存します。
この割り合いは、オプション設定ファイルの text-kashida-space で初期値を設定しておくことができます。
NON-BREAKING SPACE を均等割り付けの対象にするかどうかを指定します。 通常、NON-BREAKING SPACE(U+00A0)は、均等割り付けの対象となります。axf:justify-nbsp プロパティは、U+00A0 を均等割り付けの対象から除外したいときに指定します。
Value: | true | false | inherit |
Initial: | true |
Applies to: | all formatting objects |
Inherited: | yes |
Percentages: | N/A |
値の意味は以下のとおりです。
NON-BREAKING SPACE を均等割り付けの対象とします。
NON-BREAKING SPACE を均等割り付けの対象としません。
下線、取消し線、上線の色を指定します。
Value: | auto | <color> | inherit |
Initial: | auto |
Applies to: | all elements with and generated content with textual content |
Inherited: | no |
Percentages: | N/A |
下線、取消し線、上線のスタイルを指定します。
Value: | <border-style> | inherit |
Initial: | solid |
Applies to: | all elements with and generated content with textual content |
Inherited: | no |
Percentages: | N/A |
<border-style> に none は指定できません。
下線、取消し線、上線の太さを指定します。
Value: | auto | <border-width> | inherit |
Initial: | auto |
Applies to: | all elements with and generated content with textual content |
Inherited: | no |
Percentages: | N/A |
下線の位置を指定します。
Value: | auto | before-edge | alphabetic | after-edge | <percentage> | <length> | inherit |
Initial: | auto |
Applies to: | all elements with and generated content with textual content |
Inherited: | no |
Percentages: | refers to the "line-height" of the parent area |
axf:text-underline-position="alphabetic" のときは、下線の幅の上端にベースラインが位置します。 axf:text-underline-position="0pt" のときは、下線の幅の中心にベースラインが位置します。
縦書きでの下線(傍線)をどちら側に付けるかを指定します。
Value: | left | right | depend-on-language | auto | inherit |
Initial: | auto |
Applies to: | all block-level and inline-level formatting objects |
Inherited: | yes |
Percentages: | N/A |
値の意味は以下のとおりです。
左側に下線(傍線)を引きます。
右側に下線(傍線)を引きます。
languageプロパティでの言語が日本語(jpn)または韓国語(kor)のときは右側に、その他の言語では左側に配置されます。
システムの既定値に依存します。
下線の位置は、オプション設定ファイルの vertical-underline-side で初期値を設定しておくことができます。 また、GUIの 組版オプション設定ダイアログ でも設定することができます。
axf:vertical-underline-side="auto" で、システムの既定値も自動のときは、languageプロパティでの言語が日本語(jpn)または韓国語(kor)のときは右側に、その他の言語では左側に配置されます。languageプロパティの指定がないときは、標準のCJK言語 の設定によります。
通常、SOFT HYPHEN(U+00AD)は、行分割しなかったときは表示せず、行分割した場合は表示されます。しかし、この処理では、絵文字のようなフォントを使用した場合、U+00AD に割り当てられたグリフが印字されない場合が発生してしまいます。
XSL Formatter V4 は、拡張プロパティ axf:soft-hyphen-treatment を実装しています。これを使用することで、この問題を回避することができます。
Value: | auto | preserve | inherit |
Initial: | auto |
Applies to: | all formatting objects |
Inherited: | yes |
Percentages: | N/A |
値の意味は以下のとおりです。
SOFT HYPHEN はそこで改行が生じたとき以外は削除されます。(従来通り)
SOFT HYPHEN は削除されず、対応するグリフが出力されます。
リガチャ(合字処理)を行うかどうかを指定します。
Value: | none | [ latin || kana ] | all | auto | inherit |
Initial: | auto |
Applies to: | all block-level and inline-level formatting objects |
Inherited: | yes |
Percentages: | N/A |
値の意味は以下のとおりです。
リガチャを処理しません。
欧文でのリガチャを処理します。処理されるのは、次のスクリプトのときです。
JIS X 0213:2004 での かな+半濁点 のリガチャを処理します。 それは、以下のとおりです。
JIS X 0213:2004 には、欧文リガチャと記号のリガチャも含まれていますが、それらは、 ligature-mode="latin" で処理されます。
latin と kana が指定されているとみなされます。
システムの既定値に依存します。
ここで行うリガチャは、フォント自身に定義されているリガチャです。 Unicodeで定義されている U+FB01 などのリガチャは処理しません。つまり、U+0066 U+0069 という列を U+FB01 に置き換えたりはしません。 フォント内に U+0066 U+0069 に対応するリガチャが定義されていれば、そのグリフが出力されます。
注意: | Type1 フォントには対応していません。 |
---|
欧文リガチャを行うかどうかは、オプション設定ファイルの latin-ligature で初期値を設定しておくことができます。 これは、GUIの 組版オプション設定ダイアログ でも設定することができます。
日本語の漢字の字体を指定します。 これらは、特定のOpenTypeの置換機能を持つ日本語の漢字にのみ適用されます。
Value: | none | jp78 | jp83 | jp90 | jp04 | inherit |
Initial: | none |
Applies to: | all block-level and inline-level formatting objects |
Inherited: | yes |
Percentages: | N/A |
値の意味は以下のとおりです。
何もしません。
jp78 を適用します。フォントが jp78 を持たないときは何もしません。
jp83 を適用します。フォントが jp83 を持たないときは何もしません。
jp90 を適用します。フォントが jp90 を持たないときは何もしません。
jp04 を適用します。フォントが jp04 を持たないときは何もしません。
日本語の字体は、制定されているJISによって、少なからず変更されています。 OpenTypeフォントの中には、それぞれのJISに対応した字体を持っているものがあります。 そのようなフォントでは、japanese-glyphプロパティによって、字体を特定することができます。
ページ番号を制御するために、XSL Formatter V4 は拡張プロパティを用意しています。
重複ページ番号参照の除去を指定します。
Value: | true | false |
Initial: | false |
Applies to: | all formatting objects |
Inherited: | yes |
Percentages: | N/A |
一般的な索引の組版をする場合、1つの索引項目には複数の fo:page-number-citation が連続します。このような場合に、標準のプロパティでは fo:page-number-citation が同じページ番号を参照していると、ページ番号が重複して出力されてしまいます。 true を指定すると、前の fo:page-number-citation と同じページ番号を参照しているとき、間の要素(カンマなど)と共にそのページ番号は非表示になります。
例を示します。
axf:suppress-duplicate-page-number を使用しない場合。
<fo:block text-align-last="justify"> <fo:block>bcd <fo:leader lender-pattern="dots"/> <fo:basic-link internal-destination="ID1"> <fo:page-number-citation ref-id="ID1"/> </fo:basic-link> <fo:/block> <fo:block>index <fo:leader lender-pattern="dots"/> <fo:basic-link internal-destination="ID2"> <fo:page-number-citation ref-id="ID2"/>, </fo:basic-link> <fo:basic-link internal-destination="ID3"> <fo:page-number-citation ref-id="ID3"/>, </fo:basic-link> <fo:basic-link internal-destination="ID4"> <fo:page-number-citation ref-id="ID4"/>, </fo:basic-link> <fo:basic-link internal-destination="ID5"> <fo:page-number-citation ref-id="ID5"/>, </fo:basic-link> <fo:basic-link internal-destination="ID6"> <fo:page-number-citation ref-id="ID6"/>, </fo:basic-link> <fo:basic-link internal-destination="ID7"> <fo:page-number-citation ref-id="ID7"/>, </fo:basic-link> </fo:block> </fo:block>
フォーマットの結果。
axf:suppress-duplicate-page-number を使用した場合。
<fo:block text-align-last="justify" axf:suppress-duplicate-page-number="true"> <fo:block>bcd <fo:leader lender-pattern="dots"/> <fo:basic-link internal-destination="ID1"> <fo:page-number-citation ref-id="ID1"/> </fo:basic-link> <fo:/block> <fo:block>index <fo:leader lender-pattern="dots"/> <fo:basic-link internal-destination="ID2"> <fo:page-number-citation ref-id="ID2"/>, </fo:basic-link> <fo:basic-link internal-destination="ID3"> <fo:page-number-citation ref-id="ID3"/>, </fo:basic-link> <fo:basic-link internal-destination="ID4"> <fo:page-number-citation ref-id="ID4"/>, </fo:basic-link> <fo:basic-link internal-destination="ID5"> <fo:page-number-citation ref-id="ID5"/>, </fo:basic-link> <fo:basic-link internal-destination="ID6"> <fo:page-number-citation ref-id="ID6"/>, </fo:basic-link> <fo:basic-link internal-destination="ID7"> <fo:page-number-citation ref-id="ID7"/>, </fo:basic-link> </fo:block> </fo:block>
フォーマットの結果。
XSL1.1 には同様の機能が備わっています。marge-*-index-key-reference を利用してください。
ページ番号の前置文字列を指定します。
Value: | <string> |
Initial: | empty string |
Applies to: | fo:page-sequence |
Inherited: | no |
Percentages: | N/A |
指定した文字列が fo:page-number、fo:page-number-citation でページ番号の前に出力されます。 また、この文字列はPDFでのページラベルにも利用されます。
<fo:page-sequence axf:page-number-prefix="A-" format="i" initial-page-number="10"> <fo:static-content ...> ...<fo:page-number/>... </fo:static-content> ... </fo:page-sequence>
axf:page-number-prefix の値に、アラビア語やヘブライ語などを指定することはできません。
XSL1.1 には同様の機能が備わっています。fo:folio-prefix を利用してください。
物理的なページ番号を得ます。
Value: | true | false | inherit |
Initial: | false |
Applies to: | fo:page-number, fo:page-number-citation, fo:page-number-citation-last |
Inherited: | no |
Percentages: | N/A |
initial-page-number の値を無視して、page-sequence にもよらない物理的なページ番号を得ます。総ページ数を得るには、最後のページにIDを付け、次のようにします。
XSL1.1 の fo:page-number-citation-last も参照してください。
ページ番号の基点を指定します。
Value: | <idref> |
Initial: | none |
Applies to: | fo:page-number, fo:page-number-citation, fo:page-number-citation-last |
Inherited: | no |
Percentages: | N/A |
fo:page-number や fo:page-number-citation で、ページ番号の基点となるIDを指定します。出力されるページ番号は、
[ref-id のページ] - [origin-id のページ] + 1
です。ref-id よりも後のページが指定されたときは 0 となります。 fo:page-number のとき、ref-id は fo:page-number 自身の位置とみなされます。
ページ番号の予想値を指定します。
Value: | <number> |
Initial: | N/A |
Applies to: | all formatting objects |
Inherited: | yes |
Percentages: | N/A |
<fo:page-number-citation> が出現したときに、その参照先が未解決のことがあります。そのとき、<fo:page-number-citation> の評価では、最初に仮の領域を確保しておき、ページ番号が確定したときに正しい内容に調整されます。このとき、領域のサイズが変化することがあるため、組版結果が望ましくないことがあります。 例えば、領域が狭くなると不要な改行があるように見え、領域が広くなると文字がはみ出す、というような症状が現れます。 axf:assumed-page-number では、そのときの予想ページ番号を与えます。
XSL Formatter V4 は、少なくとも3桁のページ番号の領域を見込んで仮組版を行います。 明らかにそれよりも少ない場合は、axf:assumed-page-number="99" などを指定すればよいでしょう。
ページ番号の前置文字列の予想値を指定します。
Value: | <string> |
Initial: | N/A |
Applies to: | all formatting objects |
Inherited: | yes |
Percentages: | N/A |
<fo:page-number-citation> が出現したときに、その参照先が未解決のことがあります。 そのとき、その参照先が同じ <fo:page-sequence> 内かどうかはこの時点で不明です。 異なる <fo:page-sequence> 内に参照先があるとき、その axf:page-number-prefix の値は異なる可能性があります。 そこで、最初に仮の領域を確保しておき、参照先が出現したときに正しい内容に調整されます。 このとき確保する仮の領域は、現在の <fo:page-sequence> に axf:page-number-prefix が指定してあればそれが仮定され、そうでなければ適当な短い文字列が仮定されます。 したがって、実際の領域のサイズが変化することがあるため、組版結果が望ましくないことがあります。 例えば、領域が狭くなると不要な改行があるように見え、領域が広くなると文字がはみ出す、というような症状が現れます。 axf:assumed-page-number-prefix は、仮に確保するときの領域の文字列を指定します。
axf:page-number-prefix が空の場合でも、仮組版時にはそれが空かどうかわからないので、ある程度の領域を確保してしまいます。これを抑止するためには、axf:assumed-page-number-prefix="''" を適当な要素に指定しておきます。 このとき、領域が確保されないため、axf:page-number-prefix の指定は無視されます。
ページ番号を出力するのか段番号を出力するのかを指定します。
Value: | page | column | page-and-column |
Initial: | page |
Applies to: | fo:page-number, fo:page-number-citation, fo:page-number-citation-last |
Inherited: | no |
Percentages: | N/A |
値の意味は以下のとおりです。
ページ番号を出力します。
段番号を出力します。
ページ番号と段番号を出力します。
fo:page-number などに指定し、ページ番号の代わりに段番号を出力することができます。 ページ番号の書式には、formatプロパティ が適用されますが、段番号の書式には、axf:column-number-formatプロパティが適用されます。 column-count="1" や span="all" で段組でないとき、段番号は出力されません。
段番号のための書式を指定します。
Value: | <string> |
Initial: | A |
Applies to: | fo:page-sequence |
Inherited: | no |
Percentages: | N/A |
axf:number-typeプロパティで段番号を出力するとき、その書式として採用されます。指定の方法は formatプロパティ と同様です。
文章の一部に行番号を振ることができます。 行番号は、行領域に対して振られます。見た目が空であっても、そこに行領域があれば振られます。マージンやスペースに対しては振られません。 また、fo:float や fo:footnote 内では無効です。
注意: | fo:block-containerやfo:tableなどで複雑に組まれたページに対して行番号を振ろうとしても、意図しない結果になることがあります。行番号は、なるべく単純な構造の文書へ応用してください。 |
---|
行番号を表示するかどうかを指定します。
Value: | none | show | hide |
Initial: | none |
Applies to: | all block-level formatting objects which are descendants of fo:flow |
Inherited: | yes |
Percentages: | N/A |
値の意味は以下のとおりです。
行番号を振りません。
行番号を振ります。
行番号を振りません。しかし、行数だけはカウントされます。
行番号は、axf:line-number="show" または axf:line-number="hide" が指定されたブロック内の行に対してカウントされます。
行番号の背景色を指定します。
Value: | <color> | transparent |
Initial: | transparent |
Applies to: | all block-level formatting objects which are descendants of fo:flow |
Inherited: | yes |
Percentages: | N/A |
行番号の文字列の色を指定します。
Value: | <color> | inherit |
Initial: | the value of the 'color' property |
Applies to: | all block-level formatting objects which are descendants of fo:flow |
Inherited: | yes |
Percentages: | N/A |
行番号のブロック進行方向の配置を指定します。
Value: | auto | before | center | after | inherit |
Initial: | auto |
Applies to: | all block-level formatting objects which are descendants of fo:flow |
Inherited: | yes |
Percentages: | N/A |
値の意味は以下のとおりです。
行領域の上端に行番号を揃えます。
行領域の中心に行番号を揃えます。
行領域の下端に行番号を揃えます。
横書きでは after と、縦書きでは center とみなされます。
行番号のフォントファミリを指定します。
Value: | [[<family-name> | <generic-family>],]* [<family-name> | <generic-family>] | inherit |
Initial: | depends on UA |
Applies to: | all block-level formatting objects which are descendants of fo:flow |
Inherited: | yes |
Percentages: | N/A |
行番号のフォントサイズを指定します。
Value: | <absolute-size> | <relative-size> | <length> | <percentage> | inherit |
Initial: | medium |
Applies to: | all block-level formatting objects which are descendants of fo:flow |
Inherited: | yes |
Percentages: | refer to the font size |
行番号を斜体にするかどうかを指定します。
Value: | normal | italic | inherit |
Initial: | normal |
Applies to: | all block-level formatting objects which are descendants of fo:flow |
Inherited: | yes |
Percentages: | N/A |
行番号のフォントの太さを指定します。
Value: | normal | bold | bolder | lighter | 100 | 200 | 300 | 400 | 500 | 600 | 700 | 800 | 900 | inherit |
Initial: | normal |
Applies to: | all block-level formatting objects which are descendants of fo:flow |
Inherited: | yes |
Percentages: | N/A |
行番号のための書式を指定します。
Value: | <string> |
Initial: | 1 |
Applies to: | fo:page-sequence |
Inherited: | no |
Percentages: | N/A |
行番号を出力するとき、その書式として採用されます。 指定の方法は formatプロパティ と同様です。
最初の行の行番号を指定します。
Value: | auto | <number> |
Initial: | auto |
Applies to: | fo:page-sequence |
Inherited: | no |
Percentages: | N/A |
値の意味は以下のとおりです。
行番号を初期化せず、前の fo:page-sequence から引き継がれます。前の fo:page-sequence が存在しないときは 1 となります。
行番号を指定した値で初期化します。値は 1以上でなければなりません。 実際の初期化は、axf:line-number-reset で指定されたタイミングで起こります。
出力する行番号の間隔を指定します。
Value: | <number> | auto |
Initial: | auto |
Applies to: | fo:page-sequence |
Inherited: | no |
Percentages: | N/A |
値の意味は以下のとおりです。
前の fo:page-sequence の指定が引き継がれます。前の fo:page-sequence が存在しないときは 1 となります。
行番号の間隔を指定された値に設定します。
例えば、5、10、15 というように行番号を出力したいときに指定します。この場合、 axf:line-number-initial="1" axf:line-number-start="5" axf:line-number-interval="5" という指定をします。
行番号の表示オフセットを指定します。
Value: | <length> | inherit |
Initial: | 0pt |
Applies to: | all block-level formatting objects which are descendants of fo:flow |
Inherited: | yes |
Percentages: | N/A |
行番号の表示位置を指定します。
Value: | start | end | inside | outside | alternate | inherit |
Initial: | start |
Applies to: | all block-level formatting objects which are descendants of fo:flow |
Inherited: | yes |
Percentages: | N/A |
値の意味は以下のとおりです。
行番号を start 側に配置します。
行番号を end 側に配置します。
奇数ページでは start 側に、偶数ページでは end 側に配置します。
奇数ページでは end 側に、偶数ページでは start 側に配置します。
段組のとき、最終段では行番号を end 側に、それ以外では start 側に配置します。
行番号のリセットを指示します。
Value: | auto | none | page | column |
Initial: | auto |
Applies to: | fo:page-sequence |
Inherited: | no |
Percentages: | N/A |
値の意味は以下のとおりです。
前の fo:page-sequence の指定が引き継がれます。前の fo:page-sequence が存在しないときは none となります。
行番号をリセットしません。
改ページが起こったときに行番号をリセットします。
改段が起こったときも行番号をリセットします。
行番号は、axf:line-number-initial で指定されている値にリセットされます。
出力を開始する行番号を指定します。
Value: | <number> | auto |
Initial: | auto |
Applies to: | fo:page-sequence |
Inherited: | no |
Percentages: | N/A |
値の意味は以下のとおりです。
前の fo:page-sequence の指定が引き継がれます。前の fo:page-sequence が存在しないときは 1 となります。
出力を開始する行番号を指定された値に設定します。
行番号がここで指定された値以上のときに行番号が出力されます。 axf:line-number-initial="1" axf:line-number-start="5" という指定だと、最初の4行は出力されず、5行目から出力されます。 axf:line-number-initial="5" axf:line-number-start="6" という指定だと、最初の行は出力されず、その次の行が6として出力されます。
行番号の配置を指定します。
Value: | auto | start | center | end | inside | outside | left | right | inherit |
Initial: | auto |
Applies to: | all block-level formatting objects which are descendants of fo:flow |
Inherited: | yes |
Percentages: | N/A |
値の意味は以下のとおりです。
text-align と同じです。
表示される行番号の位置が start側のときは end と、end側のときは start とみなされます。 行番号の位置は、axf:line-number-position で指定されます。
axf:line-number-width が指定されていないときは、常に auto とみなされます。
行番号の文字列の修飾を指定します。
Value: | same as text-decoration |
Initial: | none |
Applies to: | all block-level formatting objects which are descendants of fo:flow |
Inherited: | yes |
Percentages: | N/A |
値の意味は text-decoration と同じです。
行番号の幅を指定します。
Value: | auto | <length> | inherit |
Initial: | auto |
Applies to: | all block-level formatting objects which are descendants of fo:flow |
Inherited: | yes |
Percentages: | N/A |
値の意味は以下のとおりです。
幅は、行番号のテキストの幅となります。
axf:line-number-text-align によって、行番号の配置を指定するときは、auto 以外の幅が指定されていなければなりません。
長い行が折り返されたとき、行末に行継続マークを付けることができます。 fo:float や fo:footnote 内では無効です。
行継続マークを表示するかどうかを指定します。
Value: | <string> |
Initial: | empty string |
Applies to: | all block-level formatting objects which are descendants of fo:flow |
Inherited: | yes |
Percentages: | N/A |
値の意味は以下のとおりです。
指定された文字列の行継続マークを表示します。 空文字列の場合は、行継続マークを表示しません。
注意: | 複数のスクリプトで構成されるような複雑な文字列や、アラビア語やタイ語などの複雑なスクリプトには対応していません。 |
---|
行継続マークの背景色を指定します。
Value: | <color> | transparent |
Initial: | transparent |
Applies to: | all block-level formatting objects which are descendants of fo:flow |
Inherited: | yes |
Percentages: | N/A |
行継続マークの文字列の色を指定します。
Value: | <color> | inherit |
Initial: | depends on the current line area |
Applies to: | all block-level formatting objects which are descendants of fo:flow |
Inherited: | yes |
Percentages: | N/A |
行継続マークのフォントファミリを指定します。
Value: | [[<family-name> | <generic-family>],]* [<family-name> | <generic-family>] | inherit |
Initial: | depends on the current line area |
Applies to: | all block-level formatting objects which are descendants of fo:flow |
Inherited: | yes |
Percentages: | N/A |
行継続マークのフォントサイズを指定します。
Value: | <absolute-size> | <relative-size> | <length> | <percentage> | inherit |
Initial: | depends on the current line area |
Applies to: | all block-level formatting objects which are descendants of fo:flow |
Inherited: | yes |
Percentages: | refer to the font size |
行継続マークを斜体にするかどうかを指定します。
Value: | normal | italic | inherit |
Initial: | depends on the current line area |
Applies to: | all block-level formatting objects which are descendants of fo:flow |
Inherited: | yes |
Percentages: | N/A |
行継続マークのフォントの太さを指定します。
Value: | normal | bold | bolder | lighter | 100 | 200 | 300 | 400 | 500 | 600 | 700 | 800 | 900 | inherit |
Initial: | depends on the current line area |
Applies to: | all block-level formatting objects which are descendants of fo:flow |
Inherited: | yes |
Percentages: | N/A |
行継続マークの表示オフセットを指定します。
Value: | <length> | inherit |
Initial: | 0pt |
Applies to: | all block-level formatting objects which are descendants of fo:flow |
Inherited: | yes |
Percentages: | N/A |
文書の一部に改訂バーを付けることができます。 改訂バーは、ボーダーや段間罫よりも上に表示されます。
XSL1.1 には同様の機能が備わっています。fo:change-bar-begin、fo:change-bar-end を利用してください。
改訂バーの色を指定します。
Value: | <color> | inherit |
Initial: | the value of the 'color' property |
Applies to: | all block-level and inline-level formatting objects which are descendants of fo:flow |
Inherited: | yes |
Percentages: | N/A |
改訂バーの表示オフセットを指定します。
Value: | <length> | inherit |
Initial: | 0pt |
Applies to: | all block-level and inline-level formatting objects which are descendants of fo:flow |
Inherited: | yes |
Percentages: | N/A |
改訂バーの表示位置を指定します。
Value: | start | end | inside | outside | alternate | both | inherit |
Initial: | start |
Applies to: | all block-level and inline-level formatting objects which are descendants of fo:flow |
Inherited: | yes |
Percentages: | N/A |
値の意味は以下のとおりです。
改訂バーを start 側に配置します。
改訂バーを end 側に配置します。
奇数ページでは start 側に、偶数ページでは end 側に配置します。
奇数ページでは end 側に、偶数ページでは start 側に配置します。
段組のとき、最終段では改訂バーを end 側に、それ以外では start 側に配置します。
改訂バーを start 側と end 側に配置します。
改訂バーのスタイルを指定します。
Value: | <border-style> | inherit |
Initial: | none |
Applies to: | all block-level and inline-level formatting objects which are descendants of fo:flow |
Inherited: | yes |
Percentages: | N/A |
改訂バーの幅を指定します。
Value: | <border-width> | inherit |
Initial: | medium |
Applies to: | all block-level and inline-level formatting objects which are descendants of fo:flow |
Inherited: | yes |
Percentages: | N/A |
XSL Formatter V4 では、脚注を段ごとに配置したり、同一ページ中の重複した脚注を削除したりすることができます。 また、傍注を作成することもできます。
脚注の配置を指定します。
Value: | auto | before | after |
Initial: | auto |
Applies to: | fo:region-body, fo:footnote |
Inherited: | no |
Percentages: | N/A |
値の意味は以下のとおりです。
自動で配置。脚注は通常の配置。傍注は本文が一段組の場合、アンカー位置に揃えて配置、二段組以上の場合、before側に寄せて配置
傍注を before 側に寄せて配置。 傍注ではない通常の脚注のときは、ページ内文字列の直後に配置。
傍注を after 側に寄せて配置。 傍注ではない通常の脚注のときは、ページの最後に配置。
脚注または傍注の配置の方法を指定します。傍注(axf:footnote-position により region-start あるいは region-end 内への配置が指定されている脚注)の場合、自動で配置するか、before側に寄せるか、after側に寄せるかを指定することができます。
脚注の配置の方法を指定します。
Value: | block | inline |
Initial: | block |
Applies to: | fo:region-body, fo:footnote |
Inherited: | no |
Percentages: | N/A |
値の意味は以下のとおりです。
脚注をblock方向に並べて配置します。
脚注をinline方向に並べて配置します。
脚注を配置する場所を指定します。
Value: | page | start | end | inside | outside | column |
Initial: | page |
Applies to: | fo:region-body, fo:footnote |
Inherited: | no |
Percentages: | N/A |
値の意味は以下のとおりです。
各ページの region-body 内の after 側に配置。XSL仕様の標準の脚注。
各ページの region-start 内に配置。縦組みでの頭注。横組みでの左側の傍注。
各ページの region-end 内に配置。縦組みでの脚注。横組みでの右側の傍注。
偶数ページの region-end 内、奇数ページの region-start 内に配置。横組みでのノド寄りの傍注。
偶数ページの region-start 内、奇数ページの region-end 内に配置。横組みでの標準的な傍注(左右両ページの小口寄り)。
各段の after 側に配置。横組みでの標準的な脚注。
region-start あるいは region-end 内に脚注を配置することが可能です(この注を傍注と呼びます)。 fo:region-body に指定する他、個別の fo:footnote への指定も有効です。これにより何種類かの注を混在させることが可能です。
傍注には次の制約があります。
脚注とアンカを同一ページ内または段内に配置するようにします。
Value: | auto | always |
Initial: | auto |
Applies to: | fo:region-body, fo:footnote |
Inherited: | no |
Percentages: | N/A |
値の意味は以下のとおりです。
脚注が段内に入らなくなったとき、次のページまたは段に送ります。
脚注が段内に入らなくなったとき、そのアンカの行以降を次のページに送り、脚注とアンカが同一ページ内に配置されるようにします。 axf:footnote-position="column" の場合は、脚注とアンカを同一段内に配置します。
同一ページ内の同一の脚注を削除するかどうかを指定します。
Value: | true | false | inherit |
Initial: | false |
Applies to: | fo:footnote |
Inherited: | yes |
Percentages: | N/A |
同一ページ内の複数の場所に同一の脚注を割り当てたとき、同一脚注領域にそれらが重複して表示されるのを抑止します。axf:footnote-position="column" 指定があるときは同一段内での脚注に対してのみ効果があります。
fo:table-omit-footer-at-break="false" によって繰り返された fo:table-footer 中の fo:footnote も繰り返すか指定します。 V4.3MR2
Value: | true | false |
Initial: | true |
Applies to: | fo:table-footer |
Inherited: | yes |
Percentages: | N/A |
値の意味は以下のとおりです。
fo:footnote を繰り返し評価します。
fo:footnote は繰り返されません。
fo:table-omit-header-at-break="false" によって繰り返された fo:table-header 中の fo:footnote も繰り返すか指定します。 V4.3MR2
Value: | true | false |
Initial: | true |
Applies to: | fo:table-header |
Inherited: | yes |
Percentages: | N/A |
値の意味は以下のとおりです。
fo:footnote を繰り返し評価します。
fo:footnote は繰り返されません。
脚注番号を生成します。
正規行内領域を生成して返す。
<axf:footnote-number>は、アンカ領域、すなわち<fo:footnote>の子の<fo:inline>の子孫としてのみ指定できます。
EMPTY
脚注番号を引用します。
正規行内領域を生成して返す。
<axf:footnote-number-citation> は、<fo:footnote-body>の子孫としてのみ指定できます。 ref-idプロパティが必要で、参照されるidは、同一のfo:footnote内のアンカ領域にある<axf:footnote-number>のものでなければなりません。
EMPTY
脚注番号のための書式を指定します。
Value: | <string> |
Initial: | 1 |
Applies to: | fo:page-sequence |
Inherited: | no |
Percentages: | N/A |
axf:footnote-numberの書式として採用されます。指定の方法は formatプロパティ と同様です。
脚注番号の初期値を指定します。
Value: | auto | <number> |
Initial: | auto |
Applies to: | fo:page-sequence |
Inherited: | no |
Percentages: | N/A |
値の意味は以下のとおりです。
脚注番号を初期化せず、前の fo:page-sequence から引き継がれます。前の fo:page-sequence が存在しないときは 1 となります。
脚注番号を指定した値で初期化します。値は 1以上でなければなりません。 実際の初期化は、axf:footnote-number-reset で指定されたタイミングで起こります。
脚注番号のリセットを指示します。
Value: | auto | none | page | odd-page | even-page | column |
Initial: | auto |
Applies to: | fo:page-sequence |
Inherited: | no |
Percentages: | N/A |
値の意味は以下のとおりです。
前の fo:page-sequence の指定が引き継がれます。前の fo:page-sequence が存在しないときは none となります。
脚注番号をリセットしません。
改ページが起こったときに脚注番号をリセットします。
奇数ページへ改ページが起こったときに脚注番号をリセットします。
偶数ページへ改ページが起こったときに脚注番号をリセットします。
改段が起こったときに脚注番号をリセットします。
脚注番号は、axf:footnote-number-initial で指定されている値にリセットされます。
段間に罫線を引きます。各拡張プロパティは fo:region-body、fo:block-container に指定できます。 段間罫は、ボーダーの上、改訂バーの下に表示されます。
段間罫の配置を指定します。
Value: | before | center | after | inherit |
Initial: | center |
Applies to: | fo:region-body, fo:block-container |
Inherited: | no |
Percentages: | N/A |
段間罫の色を指定します。
Value: | <color> | inherit |
Initial: | the value of the 'color' property |
Applies to: | fo:region-body, fo:block-container |
Inherited: | no |
Percentages: | N/A |
ページ末などの段のないところにも段間罫を引くかどうか指定します。
Value: | gap | end | all | inherit |
Initial: | gap |
Applies to: | fo:region-body, fo:block-container |
Inherited: | no |
Percentages: | N/A |
値の意味は以下のとおりです。
存在する段と段の間にだけ段間罫を引きます。
存在する段のend側に段間罫を引きます。ただし、もっともend側の段を除きます。
ページ末などで、存在しない段の間にもすべて段間罫を引きます。
段間罫の長さを指定します。
Value: | <length> | <percentage>| inherit |
Initial: | 100% |
Applies to: | fo:region-body, fo:block-container |
Inherited: | no |
Percentages: | refer to the size of the column |
段間罫のスタイルを指定します。
Value: | <border-style> | inherit |
Initial: | none |
Applies to: | fo:region-body, fo:block-container |
Inherited: | no |
Percentages: | N/A |
段間罫の幅を指定します。
Value: | <border-width> | inherit |
Initial: | medium |
Applies to: | fo:region-body, fo:block-container |
Inherited: | no |
Percentages: | N/A |
テーブルセルなど、ボーダーを指定できる領域に斜めに対角罫を引きます。 axf:diagonal-border-* による対角罫は、領域の before-start側頂点と after-end側頂点を結ぶ線、 axf:reverse-diagonal-border-* による対角罫は、領域の before-end側頂点と after-start側頂点を結ぶ線となります。 writing-mode="lr-tb" の場合、対角罫は次のようになります。writing-mode="rl-tb" や "tb-rl" では逆になります。
対角罫の色を指定します。
Value: | <color> | inherit |
Initial: | the value of the 'color' property |
Applies to: | all FOs which can have borders |
Inherited: | yes |
Percentages: | N/A |
対角罫のスタイルを指定します。
Value: | <border-style> | inherit |
Initial: | none |
Applies to: | all FOs which can have borders |
Inherited: | no |
Percentages: | N/A |
対角罫の幅を指定します。
Value: | <border-width> | inherit |
Initial: | medium |
Applies to: | all FOs which can have borders |
Inherited: | yes |
Percentages: | N/A |
逆対角罫の色を指定します。
Value: | <color> | inherit |
Initial: | the value of the 'color' property |
Applies to: | all FOs which can have borders |
Inherited: | yes |
Percentages: | N/A |
逆対角罫のスタイルを指定します。
Value: | <border-style> | inherit |
Initial: | none |
Applies to: | all FOs which can have borders |
Inherited: | no |
Percentages: | N/A |
逆対角罫の幅を指定します。
Value: | <border-width> | inherit |
Initial: | medium |
Applies to: | all FOs which can have borders |
Inherited: | yes |
Percentages: | N/A |
丸め罫の径を指定します。
Value: | <length> <length>? |
Initial: | 0 |
Applies to: | all FOs which can have borders |
Inherited: | no |
Percentages: | N/A |
最初の値は、水平方向の径(writing-modeがverticalのときは垂直方向)となります。 二番目の値は、もう一方の径となります。省略されたときは最初の値と同じとみなされます。 どちらかの径がゼロ以下のときは丸められません。
ボックスシャドウを指定します。
Value: | none | [ <length> <length> <length>? || <color> ] |
Initial: | none |
Applies to: | all FOs which can have borders |
Inherited: | no |
Percentages: | N/A |
3つの<length>と<color>の意味は次のとおりです。
セルの分割時にセル内容をコピーするかどうかを指定します。
Value: | true | false |
Initial: | false |
Applies to: | fo:table-cell |
Inherited: | no |
Percentages: | N/A |
値の意味は以下のとおりです。
これを指定した table-cell の内容が分割されずにひとつの table-cell-area に収まっていて、同じ row の他の table-cell の分割、あるいは number-rows-spanned によりまたがっている複数の row の間での分割に伴って、table-cell-area が分割される場合に、通常であれば内容が空の table-cell-area となるところを、分割前のセルの内容をコピーして繰り返します。
セルの内容をコピーしません。
ページに対する背景を指定できます。各拡張プロパティは fo:simple-page-master または fo:page-sequence に指定できます。 fo:simple-page-master に axf:background-* がどれかひとつでも指定してあれば、fo:simple-page-master への背景の指定が有効で、fo:page-sequence への背景の指定は無視されます。
fo:simple-page-master に対する背景色を指定します。
Value: | <color> | transparent |
Initial: | transparent |
Applies to: | fo:simple-page-master, fo:page-sequence |
Inherited: | no |
Percentages: | N/A |
fo:simple-page-master に対する背景画像を指定します。
Value: | <uri-specification> | none |
Initial: | none |
Applies to: | fo:simple-page-master, fo:page-sequence |
Inherited: | no |
Percentages: | N/A |
fo:simple-page-master に対する背景画像の水平位置を指定します。
Value: | <percentage> | <length> | left | center | right | inherit |
Initial: | 0% |
Applies to: | fo:simple-page-master, fo:page-sequence |
Inherited: | no |
Percentages: | refer to the size of the padding-rectangle |
fo:simple-page-master に対する背景画像の垂直位置を指定します。
Value: | <percentage> | <length> | top | center | bottom | inherit |
Initial: | 0% |
Applies to: | fo:simple-page-master, fo:page-sequence |
Inherited: | no |
Percentages: | refer to the size of the padding-rectangle |
fo:simple-page-master または fo:page-sequence に対する背景画像の繰り返し方法を指定します。
Value: | repeat | repeat-x | repeat-y | no-repeat | paginate | inherit |
Initial: | repeat |
Applies to: | fo:simple-page-master, fo:page-sequence |
Inherited: | no |
Percentages: | N/A |
拡張された値の意味は以下のとおりです。
背景画像にPDFを埋め込むとき有効で、そのPDFの複数ページを埋め込むことを指示します。 詳細は、PDFの埋め込みを参照してください。
fo:external-graphic に対する content-width、content-height、content-type、scaling と同じで、background-image が対象となります。
画像の代替テキストを指定します。
Value: | <string> |
Initial: | empty string |
Applies to: | fo:external-graphic, fo:instream-foreign-object |
Inherited: | no |
Percentages: | N/A |
タグ付きPDFの出力で有効です。 axf:alttext の指定がないときは、代わりに role プロパティの値を代替テキストとして使用しますが、これは role プロパティの本来の使い方ではないので推奨しません。
XSL Formatter V4 では、overflowプロパティの値を拡張しており、その値の動作を規定するための拡張プロパティを用意しています。
オーバフローしたテキストを領域内にどのように詰め込むかを指定します。
Value: | [ letter-spacing || font-stretch || font-size || line-height ] | auto | inherit |
Initial: | auto |
Applies to: | all block-level formatting objects |
Inherited: | yes |
Percentages: | N/A |
値の意味は以下のとおりです。
文字間を調整して詰めます。
フォントの幅を調整して詰めます。
フォントサイズを調整して詰めます。
行の高さを調整して詰めます。
システムの既定値に依存します。
overflow="condense" のとき、このプロパティで指定されている方法で領域内への詰め込みを行います。 詰め込むための調整に、文字の進行方向に関するものと、行の進行方向に関するものが混在しています。システムは、指定された方法に関して適当と思われる方法を組み合わせて処理を行うでしょう。
ブロック内部で指定された絶対値の長さは調整されません。例えば、次のような場合です。
<fo:block-container width="4in" overflow="condense" axf:overflow-condense="font-size"> this text will be condenced <fo:block font-size="24pt">no condenced text</fo:block> </fo:block-container>
axf:overflow-condense="font-size" の下限のフォントサイズを指定します。
Value: | <length> [ visible | hidden | scroll | error-if-overflow | repeat ] | inherit |
Initial: | 0pt |
Applies to: | all block-level formatting objects |
Inherited: | yes |
Percentages: | N/A |
値の意味は以下のとおりです。
下限のフォントサイズを指定します。これ以上フォントを小さくしません。0以下を指定したときは無効です。
<length> で示される限界を超えたとき、領域はまだオーバーフローしています。 そのときの対処方法を次のように指定することができます。
axf:overflow-condense-limit-font-size="4pt hidden"
axf:overflow-condense="font-stretch" の下限の値を指定します。 V4.3
Value: | [ <number> | <percentage> ] [ visible | hidden | scroll | error-if-overflow | repeat ] | inherit |
Initial: | 0 |
Applies to: | all block-level formatting objects |
Inherited: | yes |
Percentages: | refer to the font size |
値の意味は以下のとおりです。
下限のフォントの幅に対する割り合いを指定します。これ以上フォントを小さくしません。0以下を指定したときは無効です。
<percentage> / 100 と等価です。
<percentage> や <number> で示される限界を超えたとき、領域はまだオーバーフローしています。 そのときの対処方法を次のように指定することができます。
axf:overflow-condense-limit-font-stretch="30% hidden"
オーバーフローしたテキストに対する代替文字列を指定します。
Value: | <string> |
Initial: | システムの既定値に依存 |
Applies to: | all block-level formatting objects |
Inherited: | yes |
Percentages: | N/A |
overflow="replace" のとき、オーバーフローしたテキストをこのプロパティで指定されている文字列の繰り返しで置き換えます。
XSL Formatter V4 では、いくつかのFO関数を拡張しています。
rgb-icc関数が受け付ける引数の書式は以下のとおりです。#から始まる識別名の大文字小文字は無視されます。これら#から始まる識別子を使った書式は、XSL Formatter V4 の拡張仕様です。
グレイスケールを指定します。<Scale> で濃さを指定します。
CMYKを指定します。 RGBを省略したときは、CMYKから計算されます。
セパレーションカラー(スポットカラー)を指定します。 <Name> には使用するインクの名前を指定します。例えば "PANTONE 131 PC" のように指定します。 <Tint> には色調を指定します。<Tint> を省略したときは 1.0とみなされます。 RGBまたはCMYKの指定が必要です。RGBを省略したときは、CMYKから計算されます。
XSL Formatter PANTONE®オプションをご購入いただけば、1000以上のPANTONE®カラーの色名に対して、自動的にRGBやCMYKへの変換を行うことができるようになります。 例えば、FO中へは、
rgb-icc(#Separation, 'PANTONE 131 PC')
のように指定するだけです。
レジストレーションカラーを指定します。 <Tint> には色調を指定します。<Tint> を省略したときは 1.0とみなされます。 レジストレーションカラーは、すべての色版に出力される登録商標などに利用します。 レジストレーションカラーは、#Separation の <Name> に "All" を指定することでも表現できます。
引数はそれぞれ次の値をとります。
XSL Formatter V4 では、いくつかのFOプロパティの値を拡張しています。 これらの値を利用するためには、正確には、
axf:text-align="'.' center"
のように、しなければなりません。しかし、XSL Formatter V4 では、axf: を付けていなくても同様に機能するように作られています。 また、FO標準のプロパティと拡張プロパティを次のように同時に指定することができます。
text-align="." axf:text-align="center"
このとき、標準プロパティは拡張プロパティに上書きされてしまい、axf:text-align="center" だけが有効となります。つまり、text-align="center" だけを指定したのと同じです。 ただし、混乱を避けるためにもこのような指定はしないようにしてください。
以下の太字の値が拡張されます。
Value: | normal | wider | narrower | ultra-condensed | extra-condensed | condensed | semi-condensed | semi-expanded | expanded | extra-expanded | ultra-expanded | <percentage> | <number> | inherit |
値の意味は以下のとおりです。
フォントの幅に対する割り合いを指定します。
<percentage> / 100 と等価です。
以下の太字の値が拡張されます。
Value: | auto | even | doubly-even | odd | end-on-even | end-on-doubly-even | end-on-odd | doubly-even-document | [ end-on | document ] <number> [ <number> ] | no-force | inherit |
値の意味は以下のとおりです。
指定されたpage-sequenceのページ数を強制的に4の倍数にします。
指定されたpage-sequenceの最後のページ番号を強制的に4の倍数にします。
文書先頭から数えたページ数を強制的に4の倍数にします。
最初の<number>をA、次の<number>をBとしたとき、指定されたpage-sequenceのページ数を Aの倍数+B にします。 Aは1以上の整数、Bは0以上A未満の整数でなければなりません。Bが省略されたときは0とみなされます。 end-onが指定されたときは指定されたpage-sequenceの最後のページ番号が、documentが指定されたときは文書先頭から数えたページ数が対象となります。 例えば、 force-page-count="even" は force-page-count="2" と、 force-page-count="odd" は force-page-count="2 1" と、 force-page-count="doubly-even" は force-page-count="4" と、 force-page-count="end-on-doubly-even" は force-page-count="end-on 4" と それぞれ等価です。
formatプロパティでのフォーマットトークンは、XSLT 1.0で規定されるものといくつかの拡張をサポートします。 axf:column-number-format も同様です。
通常の十進数表現を生成します。 "01"、 "001" などとして最低文字数を指定することができます。フォーマットトークンには、以下の数字を指定することができます。
フォーマットトークン | 数字 | 説明 | |
---|---|---|---|
1 | 0 | ||
U+0031 | U+0030 | 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 | DIGIT |
U+0661 | U+0660 | ٠ ١ ٢ ٣ ٤ ٥ ٦ ٧ ٨ ٩ | ARABIC-INDIC DIGIT |
U+06F1 | U+06F0 | ۰ ۱ ۲ ۳ ۴ ۵ ۶ ۷ ۸ ۹ | EXTENDED ARABIC-INDIC DIGIT |
U+0967 | U+0966 | ० १ २ ३ ४ ५ ६ ७ ८ ९ | DEVANAGARI DIGIT |
U+09E7 | U+09E6 | ০ ১ ২ ৩ ৪ ৫ ৬ ৭ ৮ ৯ | BENGALI DIGIT |
U+0A67 | U+0A66 | ੦ ੧ ੨ ੩ ੪ ੫ ੬ ੭ ੮ ੯ | GURMUKHI DIGIT |
U+0AE7 | U+0AE6 | ૦ ૧ ૨ ૩ ૪ ૫ ૬ ૭ ૮ ૯ | GUJARATI DIGIT |
U+0B67 | U+0B66 | ୦ ୧ ୨ ୩ ୪ ୫ ୬ ୭ ୮ ୯ | ORIYA DIGIT |
U+0C67 | U+0C66 | ౦ ౧ ౨ ౩ ౪ ౫ ౬ ౭ ౮ ౯ | TELUGU DIGIT |
U+0CE7 | U+0CE6 | ೦ ೧ ೨ ೩ ೪ ೫ ೬ ೭ ೮ ೯ | KANNADA DIGIT |
U+0D67 | U+0D66 | ൦ ൧ ൨ ൩ ൪ ൫ ൬ ൭ ൮ ൯ | MALAYALAM DIGIT |
U+0E51 | U+0E50 | ๐ ๑ ๒ ๓ ๔ ๕ ๖ ๗ ๘ ๙ | THAI DIGIT |
U+0ED1 | U+0ED0 | ໐ ໑ ໒ ໓ ໔ ໕ ໖ ໗ ໘ ໙ | LAO DIGIT |
U+0F21 | U+0F20 | ༠ ༡ ༢ ༣ ༤ ༥ ༦ ༧ ༨ ༩ | TIBETAN DIGIT |
U+1041 | U+1040 | MYANMAR DIGIT | |
U+17E1 | U+17E0 | KHMER DIGIT | |
U+1811 | U+1810 | MONGOLIAN DIGIT | |
U+4E00 | U+3007 | 〇 一 二 三 四 五 六 七 八 九 | CJK 漢数字 |
U+C77C | U+C601 | 영 일 이 삼 사 오 육 칠 팔 구 | HANGUL DIGIT |
U+FF11 | U+FF10 | 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 | FULLWIDTH DIGIT |
I II III IV V VI VII VIII IX X ... のような規則的表現を生成します。
フォーマットトークン | 数字 | 説明 | |
---|---|---|---|
U+0049 (I) | I V X L C D M | LATIN CAPITAL LETTER I | |
U+0069 (i) | i v x l c d m | LATIN SMALL LETTER I | |
U+2160 (Ⅰ) | Ⅰ Ⅴ Ⅹ Ⅼ Ⅽ Ⅾ ↀ ↁ ↂ | ROMAN NUMERAL ONE | |
U+2170 (ⅰ) | ⅰ ⅴ ⅹ ⅼ ⅽ ⅾ ⅿ ↁ ↂ | SMALL ROMAN NUMERAL ONE | |
U+FF29 (I) | I V X L C D M | FULLWIDTH LATIN CAPITAL LETTER I | |
U+FF49 (i) | i v x l c d m | FULLWIDTH LATIN SMALL LETTER I |
U+0049、U+0069、U+FF29、U+FF49では、3999までの数値を表現できます。 U+2160、U+2170では、39999までの数値を表現できます。 制限を越える数値のとき、 U+0049、U+0069、U+2160、U+2170では format="1" として、 U+FF29、U+FF49では format="1" として評価されます。
א ב ג ד ה ... י אי בי גי די וט ... のような規則的表現を生成します。
フォーマットトークン | 数字 | 説明 |
---|---|---|
U+05D0 (א) | א ב ג ד ה ו ז ח ט י כ ל מ נ ס ע פ צ ק ר ש ת ך ם ן ף ץ | HEBREW LETTER ALEF |
grouping-separatorプロパティの指定が有効ですが、grouping-sizeの値に1以上を指定した場合は常に3とみなされます。 ヘブライ数字でこれらを指定するときは、通常、 grouping-separator="׳" grouping-size="3" と指定します。
A B C ... Z AA AB AC ... のような規則的表現を生成します。
フォーマットトークン | アルファベット | 説明 |
---|---|---|
U+0041 (A) | A B C D E F G H I J K L M N O P Q R S T U V W X Y Z | LATIN CAPITAL LETTER A |
U+0061 (a) | a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z | LATIN SMALL LETTER A |
U+0391 (Α) | Α Β Γ Δ Ε Ζ Η Θ Ι Κ Λ Μ Ν Ξ Ο Π Ρ Σ Τ Υ Φ Χ Ψ Ω | GREEK CAPITAL LETTER ALPHA |
U+03B1 (α) | α β γ δ ε ζ η θ ι κ λ μ ν ξ ο π ρ σ τ υ φ χ ψ ω | GREEK SMALL LETTER ALPHA |
U+0410 (А) | А Б В Г Д Е Ж З И К Л М Н О П Р С Т У Ф Х Ц Ч Ш Щ Ы Э Ю Я | CYRILLIC CAPITAL LETTER A |
U+0430 (а) | а б в г д е ж з и к л м н о п р с т у ф х ц ч ш щ ы э ю я | CYRILLIC SMALL LETTER A |
U+0623 (أ) | أ ب ت ث ج ح خ د ذ ر ز س ش ص ض ط ظ ع غ ف ق ك ل م ن ه و ي | ARABIC LETTER ALEF WITH HAMZA ABOVE |
U+3042 (あ) | あ い う え お か き く け こ さ し す せ そ た ち つ て と な に ぬ ね の は ひ ふ へ ほ ま み む め も や ゆ よ ら り る れ ろ わ を ん | あいうえお |
U+3044 (い) | い ろ は に ほ へ と ち り ぬ る を わ か よ た れ そ つ ね な ら む う ゐ の お く や ま け ふ こ え て あ さ き ゆ め み し ゑ ひ も せ す | いろは |
U+30A2 (ア) | ア イ ウ エ オ カ キ ク ケ コ サ シ ス セ ソ タ チ ツ テ ト ナ ニ ヌ ネ ノ ハ ヒ フ ヘ ホ マ ミ ム メ モ ヤ ユ ヨ ラ リ ル レ ロ ワ ヲ ン | アイウエオ |
U+30A4 (イ) | イ ロ ハ ニ ホ ヘ ト チ リ ヌ ル ヲ ワ カ ヨ タ レ ソ ツ ネ ナ ラ ム ウ ヰ ノ オ ク ヤ マ ケ フ コ エ テ ア サ キ ユ メ ミ シ ヱ ヒ モ セ ス | イロハ |
U+3131 (ㄱ) | ㄱ ㄴ ㄷ ㄹ ㅁ ㅂ ㅅ ㅇ ㅈ ㅊ ㅋ ㅌ ㅍ ㅎ | HANGUL CHOSUNG |
U+5B50 (子) | 子 丑 寅 卯 辰 巳 午 未 申 酉 戍 亥 | 十二支 |
U+7532 (甲) | 甲 乙 丙 丁 戊 己 庚 辛 壬 癸 | 十干 |
U+7532 U+5B50 (甲子) | 甲子 乙丑 丙寅 丁卯 戊辰 己巳 庚午 辛未 壬申 癸酉 甲戍 乙亥 丙子 丁丑 戊寅 己卯 庚辰 辛巳 壬午 癸未 甲申 乙酉 丙戍 丁亥 戊子 己丑 庚寅 辛卯 壬辰 癸巳 甲午 乙未 丙申 丁酉 戊戍 己亥 庚子 辛丑 壬寅 癸卯 甲辰 乙巳 丙午 丁未 戊申 己酉 庚戍 辛亥 壬子 癸丑 甲寅 乙卯 丙辰 丁巳 戊午 己未 庚申 辛酉 壬戍 癸亥 | 干支 |
U+AC00 (가) | 가 나 다 라 마 바 사 아 자 차 카 타 파 하 | HANGUL GANADA |
U+FF21 (A) | A B C D E F G H I J K L M N O P Q R S T U V W X Y Z | FULLWIDTH LATIN CAPITAL LETTER A |
U+FF41 (a) | a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z | FULLWIDTH LATIN SMALL LETTER A |
U+FF71 (ア) | ア イ ウ エ オ カ キ ク ケ コ サ シ ス セ ソ タ チ ツ テ ト ナ ニ ヌ ネ ノ ハ ヒ フ ヘ ホ マ ミ ム メ モ ヤ ユ ヨ ラ リ ル レ ロ ワ ヲ ン | 半角アイウエオ |
U+FF72 (イ) | イ ロ ハ ニ ホ ヘ ト チ リ ヌ ル ヲ ワ カ ヨ タ レ ソ ツ ネ ナ ラ ム ウ ノ オ ク ヤ マ ケ フ コ エ テ ア サ キ ユ メ ミ シ ヒ モ セ ス | 半角イロハ |
例えば、format="*****" と指定すると、1~5に対して、* ** *** **** ***** という文字列を生成します。 文字数以上の数値に対しては、指定された文字1文字の後に数値を続けたものとなります。例えば、*6。
以上のどの規則にも該当しない全角複数文字列は、それ自身で生成規則を表します。 例えば、 "上中下" という文字列は、 上 中 下 上上 上中 上下 ... という規則的表現を生成します。
以下の太字の値が拡張されます。
Value: | empty string | <idref> | <number-with-fragment> |
値の意味は以下のとおりです。
PDFへの内部リンクのとき有効で、ページ番号を示します。 この文字列は、単純な数字列(<number>)または、数字列とフラグメントを#で繋げた次のような文字列です。 フラグメントに関しては、リンクの作成を参照してください。
ページ番号をフラグメント中へ指定することもできます。
ページ番号が指定されていないとき、通常は1ページ目とみなされます。ただし、topの位置が指定されているときは、internal-destinationの含まれるブロックのページの先頭とみなされます。例えば、次のように指定します。
以下の太字の値が拡張されます。
Value: | visible | hidden | scroll | error-if-overflow | repeat | replace | condense | auto | inherit |
値の意味は以下のとおりです。
axf:overflow-replace で指定されている文字列を、領域いっぱいに繰り返して埋めます。指定されている文字列が空なら空文字列に置き換えられます。元の文字列は捨てられます。
あふれた文字列を領域内に詰め込みます。詰め込む方法は、axf:overflow-condense で指定されます。
これらの値は、fo:block-container または fo:inline-container にのみ適用されます。
<string> と他の値が併記できるように拡張されています。
Value: | relative | justify | [[ start | center | end | inside | outside | left | right ] || <string> ] | inherit |
Initial: | relative |
Applies to: | fo:block, fo:external-graphic,fo:instream-foreign-object, fo:table-and-caption |
Inherited: | yes |
Percentages: | N/A |
fo:table-cell に対する <string> の指定は、小数点などの指定された文字位置を揃えますが、文字列全体をどちらに寄せるかの規定がありません。 デフォルトで、XSL Formatter V4 は、CSS2の 17.5.4 Horizontal alignment in a column の例示に従って右寄せで表示します。 XSL Formatter V4 は、これを拡張して左寄せや中央揃えを可能にしています。
text-align="'.' center"
のように指定します。