最終更新日: 2008/10/22
XSL Formatter XPS 出力オプション
「XSL Formatter XPS 出力オプション」の主な仕様は下記の通りです。
製品概要
XSL Formatter XPS 出力オプションは、マイクロソフト社の電子文書フォーマットである XPS(XML Paper Specification)ファイルを出力するためのオプションです。 XPSは標準の電子文書フォーマットとしてWindows Vistaに搭載されており、Office2007からも作成することができます。
XPSを閲覧するためには、XPSビューワが必要です。ビューワは、Windows Vistaでは標準搭載、Windows XP用にもマイクロソフトが無償配布しています。以下は XPS出力オプションで作成した XPSファイルをビューワで表示した例です。
フォント出力
フォントについては、「フォント」を参照してください。
XPS出力では、以下のフォントが出力可能です。
ただし、XPS出力では以下の制約があります。
- すべてのフォントは埋め込まれます。したがって、埋め込みが許可されていないフォントを利用することはできません。
- CIDのCFFテーブルをもつOpenTypeフォントを指定した場合、XPSに出力可能ですが、出力ファイルをXPSビューア(XPS Viewer EP)で表示するとエラーが発生します。 Microsoft社製の検証ツール(isXPS.exe)で合格しているにも関わらず、XPSビューアで表示することができません。 Microsoft社製のXPS Document Writerで作成した同じフォントを利用したXPSファイルも、XPSビューアで表示できません。 しかしInternet ExplorerのプラグインのXPSビューアでは表示できます。
- 次のスクリプトには対応していません。
- Arab : アラビア文字
- Hebr : ヘブライ文字
- Deva : デヴァナガリ文字
- Thai : タイ文字
- 欧文リガチャには対応していません。
- 日本語の漢字の字体変更には対応していません。
- 外字には対応していません。
- PANTONER などのセパレーションカラーには対応していません。
イメージ出力
グラフィックイメージについては、「グラフィクス」を参照してください。 ただし、XPS出力では以下の制約があります。
- 解像度が設定されていない画像が入力された場合は、出力時にXPSの仕様により96dpiの画像として処理されます。
- JPEG、PNG、TIFF 以外のイメージは、いずれかに変換されて埋め込まれます。
- TIFFファイルは、圧縮タイプが1~6および32773のものに対応しています。それ以外のTIFFは、PNGに変換して出力されます。
- sRGB、cHRM、gAMA、sBITによるカラーマネージメント機能を利用したPNGが入力された場合、XPSに出力可能ですが、XPSビューアで表示する際、XPSの仕様によりカラーマネージメント機能が無視されます。
- 放射シェーディングには対応していません。
- 背景画像のタイリングには対応していません。
- Windows Media Photo Image には対応していません。
その他の制限事項
- 一時ファイルが作成されます。
- ページの幅、または高さに0.5インチより小さい値を指定した場合、 ページの幅、または高さは 0.5インチに強制されます。
- すべての色空間はRGBに変換されて出力されます。
- 文書から生成される描画命令が複雑になり、出力中のXPSに含まれるキャンバスの入れ子が、XPSの仕様で許されている16を超えると、エラーが発生します。
- リンクには対応していません。
- サムネイルには対応していません。
- 印刷スキーマ、印刷デバイスの設定には対応していません。
- 電子署名には対応していません。
- アウトライン情報には対応していません。
- ストーリー(テーブル、文節)情報には対応していません。
動作環境
XSL Formatter の動作環境に準じます。
導入条件
- XSL Formatter V4.3 改訂2版以降のバージョンにて使用可能です。
価格/購入方法
価格
購入方法
お申し込みは「アンテナハウス直販」もしくは、XSLFormatterリセラー様からご購入頂くことができます。
詳しくは
アンテナハウス直販
、または
アンテナハウス・システム製品リセラー
をご覧ください。