平成18年5月 17日
アンテナハウス(株)と(株)デジタルコミュニケーションズが「XSL標準出版システム」を共同開発
アンテナハウス株式会社(本社:東京都千代田区 代表取締役:小林 徳滋)と株式会社デジタルコミュニケーションズ(本社:東京都港区 代表取締役:福重 青史)はWord文書をXSL仕様によるPDF作成までを一括で処理できる「XSL標準出版システム」を共同で開発し販売いたします。
(株)デジタルコミュニケーションズのWordで入力した文書を標準的なXMLデータへ変換する「Word2XML(ワードトゥエックスエムエル)」と、アンテナハウス(株)のXSL仕様に準拠したXSL-FO自動組版エンジン「XSLFormatter(エックスエスエルフォーマッター)」の、これまで様々な分野で培ってきた技術の連携により、XMLデータ作成からPDF作成までを簡単に実現することができるようになりました。
「XSL標準出版システム」は、MicroSoft®Wordでオーサリングされた文書からXMLを経由してPDFの作成・出力を行うための新しい出版システムです。Wordで作成された文書を「Word2XML」の技術によって100%正確なXMLを生成し、「XSLFormatter」のXSL仕様準拠の組版技術によって「XSL標準出版システム」に標準で内臓されているXSLTスタイルシートを使い、XMLを組版してにPDFを作成します。(Adobe社Acrobatのライセンスは不要です)。
これまでは、XML入力からPDF生成はそれぞれ個別のプログラムを組み込んだシステム構築が必要でしたが、「XSL標準出版システム」によって一貫したプログラムでシステム構築が可能となります。
ラインアップは、マニュアル版、JepaX版、学習参考書版の3タイプを用意しております。
それぞれのタイプのXSLTスタイルシートが標準で内蔵されておりますが、ご要望に応じて有償でスタイルシートのカスタマイズもしくはソースのご提供もいたします。
商品名:「XSL標準出版システム」(マニュアル版、JepaX版、学参版)
標準価格:5ライセンス 504,000円(税抜き価格:480,000円)
動作環境:Windows2000/XP(日本語版)
<アンテナハウス株式会社について>
アンテナハウス株式会社は「データの有効活用」をスローガンとしてコンピュータソフトの企画開発、販売を行っており、ワープロ、表計算などあらゆるファイル形式の相互変換を行う「リッチテキストコンバータ」、様々なファイルを表示、印刷する「自在眼」などを販売してまいりました。近年は、Webの普及と共にインターネット標準仕様を使った文書交換技術の開発と商品化を進めており、W3Cより勧告になった「XSL1.0仕様」に準拠した組版エンジン「XSLFormatter」を世界に先駆けて販売しております。さらにはアンテナハウス独自のPDF生成エンジン「AntennaHouse PDFDriver」はOEM提供などによって出荷は50万本を突破し、PDF生成・編集・加工する技術は各方面でご利用いただいております。
<株式会社デジタルコミュニケーションズについて>
(株)デジタルコミュニケーションズは、1998年設立以前よりハイパーメディア時代の到来とその基本技術としてのSGML(現在はXML)の重要性を予測し、十余年にわたる研究・実践を続け、これまでXML技術に関するソリューションを様々な企業や官庁自治体に提供しており、業界内で高い知名度があります。
XMLは非定型データやテキスト系データの管理に適していることや、データの変化やそれを活用するユーザーニーズの変化に対する柔軟性や拡張性に優れています。
社内文書の電子化及び一定期間保存義務化などの法整備が進んだことや、コンプライアンスに対する意識が高まったことで、特に大手メーカー企業での社内文書XML化、保存、活用の動きが広がってきています。更には、情報セキュリティ対策を語る上でのキーワードとなっている「日本版SOX法」への対応が今年より本格化することで需要は大きく拡大することが予測されています。
この記事の問い合わせ先
アンテナハウス株式会社 システム営業グループ 長縄敏行 naganawa@antenna.co.jp
株式会社デジタルコミュニケーションズ 営業部 崎山秀文 sakiyama@sgml-xml.jp