Open Document FormatとOffice Open XML
ODFとOOXMLはそれぞれ主にオフィス文書のための仕様ですが、ユーザー側としてはこの両者がどのように異なるのか、気になるでしょう。
ODFとOOXMLはともにZIPファイルをパッケージ形式として利用していますが、階層構造やメタデータファイルのXML仕様が異なります。
文書本体の仕様としては、ODFではワードプロセッサー、スプレッドシート、プレゼンテーションすべてを同じスキーマで表せる設計であるのに対し、OOXMLではそれぞれが独立しています。
文書スタイルの指定についてODFは属性で、OOXMLでは要素として指定するといった違いがあります。
OOXML形式での読み込み、保存に対応しているオフィスアプリケーションがODF形式での読み込み、保存に対応することや、その逆も可能です。MS Officeは、Office 2007からODFの各形式での読み込み、保存に対応しています。