Parent List
- PresentationMLプレゼンテーション部分のルート要素です。親要素はありません。
この要素はその中で基本的なプレゼンテーション全体のプロパティを指定します。
1つのスライドマスターと2個のスライドで成り立つプレゼンテーションの場合、以下のようなPresentationMLで表されます。一般的に使用される要素に加えて、スライドサイズやノートサイズ、デフォルトテキストスタイルのようなほかのプロパティの仕様がある場合があります。
生成アプリケーションが、このプレゼンテーションのために自動的にすべての絵を圧縮するべきであるかどうか指定します。
ブックマークを生成するためのID値を指定します。この値は、作成された次の新しいブックマークにIDとして使用されるために数を指定します。
アプリケーションが互換性モードにおいて古い形式で動いている場合、コンテンツや機能の損失をユーザに通知するかどうかを指定します。
アプリケーションが自動的にTrueTypeフォントを埋め込むべきであるかどうか指定します。
プレゼンテーションにおける最初のスライド番号を指定します。
プレゼンテーション文書が保存されるときに、自動的に個人情報を取り除くかどうか指定します。
ユーザーインタフェースのカレントビューが左から右、または右から左であるかを指定します。 この値がtrueにセットされている場合は、ビューが右から左であるということです。それ以外の場合は左から右へのビューになります。
フォントが埋め込まれているとき、プレゼンテーションで使用されるキャラクタのサブセットを保存するために指定します。
プレゼンテーションが別の文書に埋め込まれているとき、使用されるスケーリングを指定します。 埋め込まれたスライドはこの割合によってスケーリングされることになっています。
ヘッダとフッタにタイトルスライド上のプレースホルダを表示するかどうか指定します。
和文の行頭と行末にstrict charactersを使用するかどうか指定します。
sldMasterId要素リストを格納します。
プレゼンテーションの中で利用可能なスライドマスターの識別情報を記述する要素です。
プレゼンテーションにおいて、1つのスライドマスターは以下のように指定されます。
プレゼンテーションを通して、ユニークな値を含むスライドマスター識別子を指定します。
id(Relationship Identifier)
Namespace: .../officeDocument/2006/relationships
定義されたスライドマスターのsldMaster要素のロケーションを解決するための関連付けIDを指定します。
この要素はプレゼンテーションの中で利用可能なノートマスターのための識別情報のリストを指定します。ノートマスターは、ノートスライドの印刷のために明確に設計されたスライドです。
この要素は対応するプレゼンテーションの中で利用可能なノートマスターを指定します。ノートマスターはノートスライドの印刷のために明確に設計されたスライドです。
プレゼンテーションにおいて1つのノートマスターは以下のように指定されます。
id(Relationship Identifier)
Namespace: .../officeDocument/2006/relationships
プレゼンテーションにおいて、ノートマスターを定義したnoteMaster要素のロケーションを解決するために、対応する関連付けファイルと連動して利用される関連付けIDを指定します。
この要素は対応するプレゼンテーションの中で利用可能な配布資料マスタースライドのための識別情報のリストを指定します。配布資料マスターは配布物として印刷するために明確に設計されたスライドです。
この要素は対応するプレゼンテーションの中で利用可能な配布資料マスターを指定します。配布資料マスターは配布物として印刷するために明確に設計されたスライドです。
プレゼンテーションの中で、1つの配布資料マスターは以下のように表されます。
id (Relationship Identifier)
Namespace: .../officeDocument/2006/relationships
プレゼンテーションにおいて、配布資料マスターを定義したhandoutMaster要素のロケーションを解決するために、対応する関連付けファイルと連動して使われる関連付けIDを指定します。
この要素は対応するプレゼンテーションの中で利用可能なスライドの識別情報のリストを指定します。スライドはスライド特有のシェイプやテキスト情報などの単一スライドの特定の情報を含んでいます。
この要素は対応するプレゼンテーションの中で利用可能なプレゼンテーションスライドを指定します。スライドはスライド特有のシェイプやテキスト情報などの単一スライドの特定の情報を含んでいます。
プレゼンテーションの中で、1つのスライドマスターは以下のように指定されます。
id(Relationship Identifier)
Namespace: .../officeDocument/2006/relationships
プレゼンテーションにおいて、このスライドを定義したsld要素のロケーションを解決するために、対応する関連付けファイルと連動して使われる関連付けIDを指定します。
-
id(Slide Identifier)
プレゼンテーションを通してユニークな値を含むスライド識別子を指定します。
この要素はプレゼンテーションスライドのサイズを指定します。 プレゼンテーションスライドの中のオブジェクトはこれらの大きさの範囲外を指定することが可能ですが、スライドが表示されたり印刷されるときに示されるバックグラウンドのサイズはこのサイズになります。
プレゼンテーションスライドのサイズは以下のように指定されます。
範囲長方形の長さをEMUs(English Metric Units)で指定します。オリジナルのオブジェクトのスケーリングの結果がいかなるものであっても、この長方形は表示されるためのサイズを必要とします。
DrawingMLオブジェクトは以下のように指定されます。
この場合、このオブジェクトには1828800EMUsの高さが指定されています。
範囲長方形の幅をEMUsで指定します。
DrawingMLオブジェクトは以下のように指定されます。
この場合、このオブジェクトにはcy属性によって200000EMUsの幅が指定されています。
使用されるべきであるスライドサイズの種類を指定します。これはとりわけこのプレゼンテーションのために予期されたプラットフォームを特定します。
Enumeration Value |
---|
35mm(35mm Film) |
A3(A3) |
A4(A4) |
B4ISO(B4ISO) |
B4JIS(B4JIS) |
B5ISO(B5ISO) |
B5JIS(B5JIS) |
banner(Banner) |
custom(Custom) |
hagakiCard(Hagaki Card) |
ledger(Ledger) |
letter(Letter) |
overhead(Overhead) |
screen16x10(Screen 16x10) |
screen16x9(Screen 16x9) |
screen4x3(Screen 4x3) |
この要素はノートスライドと配布資料スライドに使用されるスライドのサイズを指定します。ノートの中のオブジェクトはこれらの大きさの範囲外を指定することが可能ですが、スライドが表示されたり印刷されるときに示されるバックグラウンドのサイズはこのサイズになります。
ノートスライドのサイズは以下のように指定されます。
presentation
Namespace: .../drawingml/2006/main
範囲長方形の長さを指定します。数値はEMU単位として扱われます。元のオブジェクトのスケーリングの結果がいかなるものであっても、この長方形は表示されるサイズの指定を必要とします。
int
DrawingMLオブジェクトは以下のように指定されます。
cx属性によってこのオブジェクトには1828800EMUsの高さが指定されます。
cy (Extent Width)
Namespace: .../drawingml/2006/main
範囲長方形の幅を指定します。数値指定はEMUとして扱われます。元のオブジェクトのスケーリングの結果がいかなるものであっても、この長方形は表示されるサイズの指定を必要とします。
この要素はプレゼンテーションの中で使用されるデフォルトのテキストスタイルを指定します。そのスライドがマスタースライドに関連付けられていない、またはどんなスタイルの情報もプレゼンテーションスライドの中のテキストに指定されていない新しいスライドを挿入するとき、ここで定義されたテキストスタイルが参照されます。
この要素はスライドリストの中でスライドを指定します。スライドリストは、スライドの順序を指定するのに使用されます。
スライドの順序は以下のように指定されます。
上の例で、スライドは4、3、2、5の順に示されます。
スライドがスライドショーで見せられるべきかをbooleanで指定します。この属性が省略された場合、trueが指定されたものと仮定します。
マスタースライドからプレースホルダーに関するアニメーションを表示するかどうか指定します。
マスタースライドのシェイプがスライドの上に示されるべきであるかどうかをbooleanで指定します。
この要素はすべてのスライドタイプに関連するスライド情報タイプのコンテナーを指定します。すべてのスライドがスライドタイプから独立した共通プロパティの集合を共有します。
これらのプロパティ定義はスライドのcSldコンテナーの中に格納されます。親要素によって示されるスライドタイプへのスライドデータの指定は他の場所に格納されます。
cSldの実際のデータは特定の親スライドのみを定義します。それは格納されたすべてのスライドと通して共通の情報のタイプのみです。
PresentationMLスライドは以下のように表されます。
上の例が示すように、すべてのスライドタイプがシェイプツリーを含んでいるので、スライドのシェイプツリー(spTree要素)はcSldの子要素となります。他のスライドのタイプを指定したスライド属性は他の場所で指定されます。
共通のスライドデータのこのユニークな構成を特定するのに使用されるスライドの名前を指定します。これは、異なったスライドレイアウトや他のさまざまなスライドタイプを区別するための支援として使用されます。
この要素はスライドの中のすべてのシェイプを指定します。この中に含まれているすべてのシェイプはグループ化されているかどうか、もしくは与えられたスライド上で参照できるシェイプです。スライドの中のほとんどのオブジェクトがシェイプであるので、これがスライドの内容の大半を占めています。テキストとエフェクトはspTree要素の中に含まれるシェイプに所属しています。
PresentationMLスライドは以下のように表されます。
上の例では、このスライドのシェイプツリーがすべてのシェイププロパティを指定しています。
この要素は1つのシェイプの存在を指定します。シェイプは、あらかじめセットされているか、DrawingMLフレームワークを使ってカスタマイズされたジオメトリのいずれかの場合があります。さらに、ジオメトリに加えて、各シェイプは視覚、非視覚の両方のプロパティを付随させることができます。
また、テキストと対応するスタイルの情報をシェイプに付随することができます。この要素は、spTree要素の子要素か、もしくはグループ化されたシェイプの1つとしてgrpSp要素の子要素となります。
シェイプは、スライドに関するテキストを指定するために推奨されるメカニズムです。
シェイプの塗りつぶしがスライド背景色に設定されるべきであることを指定します。
この属性は、シェイプの塗りつぶしが透過であることは設定しません。代わりに、シェイプのすぐ後ろにあるスライド背景色で塗りつぶされるように設定します。
txBody要素は、対応するシェイプに含まれるテキストを格納するための要素です。親要素で定義されるシェイプに含まれるすべての目に見えるテキストと、その関連プロパティがこの要素の中に格納されます。複数の段落が記述できます。
外部ソースから生成されたグラフィックは、スライド上に表示するためにコンテナーを必要とします。このコンテナーの役割を果たすのがグラフィックフレームです。
graphicFrame要素はグラフィックフレームを記述する要素です。
この要素はすべてのシェイプの非視覚プロパティを指定します。この要素はシェイプに関連している非視覚の識別プロパティ、シェイプのプロパティ、およびアプリケーションのプロパティのためのコンテナーです。これは、シェイプの外観に影響しない追加情報が格納されることもあります。
この要素は非視覚のキャンバスのプロパティを指定します。これは、画像の外観に影響しない追加情報が格納される場合もあります。
次のPresentationMLスライドのオブジェクトのように表されます。
descr(Alternative Text for Object)
Namespace: .../drawingml/2006/main
オブジェクトを表示しない補助的技術やアプリケーションのために、そのDrawingMLオブジェクトのための代替テキストを指定します。
この要素が省略される場合は、代替テキストは存在しません。
-
descr属性は実際のDrawingMLオブジェクトの代わりに使用されるかもしれない代替テキストを含みます。
hidden(Hidden)
Namespace: .../drawingml/2006/main
このDrawingMLオブジェクトが表示されるかどうかを指定します。DrawingMLオブジェクトが文書の中に組み込まれるとき、そのオブジェクトは表示には表れないかもしれません。この属性は、オブジェクトが表現されるか隠されるかをbooleanで指定します。
この属性が省略される場合、親DrawingMLオブジェクトは表示されるものとします。
id(Unique Identifier)
Namespace: .../drawingml/2006/main
現在の文書の中で、そのDrawingMLオブジェクトのユニークな識別子を指定します。このIDは、文書のほかのパーツから特定することができるように利用されます。
id属性が10の値を持っています。10はこのDrawingMLオブジェクトのためのユニークな識別子です。
name(Name)
Namespace: .../drawingml/2006/main
オブジェクトの名前を指定します。通常、これは画像オブジェクトのオリジナルのファイル名を格納するのに使用されるでしょう。
required
name属性がfoo.jpgの値を持っています。foo.jpgはこのDrawingMLオブジェクトの名前です。
この要素はシェイプに非視覚の描画プロパティを指定します。これらのプロパティは、シェイプがどのように扱われるべきであるかを決定するためにアプリケーションによって使用されることになっています。
spLocks要素によって変更禁止(ロック)が適用されたシェイプは以下のように表されます。
この例では、このシェイプのロックはシェイプのための非視覚描画プロパティの中に格納されます。
txBox(Text Box)
Namespace: .../drawingml/2006/main
対応するシェイプがテキストボックスであり、その結果、アプリケーションによってテキストボックスとして扱われるように指定します。この属性が省略される場合、対応するシェイプは明確なテキストボックスではないと仮定されます。
ただし、シェイプがテキストボックスに指定されないことは、そのシェイプにテキストを付随させることができないということではありません。テキストボックスは、単に特定の性質を持つ専門的なシェイプにすぎません。
この要素はオブジェクトに非視覚プロパティを指定します。これらのプロパティはオブジェクトが異なった文脈で使用されることになっているか、または表示されることになっている方法を示す物とプロパティに関連しているマルチメディアコンテントを含んでいます。
Description
画像がフォトアルバムに属すかどうかを指定します。
対応するオブジェクトがユーザーによって描かれたものかを明示します。ユーザーによる描画オブジェクトであるとき、アプリケーションが削除しないよう判定するために利用されます。
Default