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- WordprocessingML メイン文書パーツのルート要素です。親要素はありません。
この要素はWordprocessingML文書でメイン文書パーツのコンテンツを指定します。
WordprocessingML文書でメイン文書部分の基本構造は次のようになっています。
メイン文書パーツのコンテンツのすべてがdocument要素の下に含まれます。
この要素は文書ボディのコンテンツを指定します。
文書本体はブロックレベルの要素を含みます。ブロックレベル要素とはWordprocessingML文書において兄弟要素として存在できる段落要素です。
1つの段落がメイン文書にある状態の文書を考えた場合、この文書はそのメイン文書部分で以下のWordprocessingMLとなります。
この要素は文書内容の段落を指定します。
WordprocessingML文書の段落のコンテンツは以下の4つのタイプの組み合わせから成ります。
1つの段落がある基本的なWordprocessingML文書を考えた場合、この段落は以下の通りに表されます。
p要素は段落コンテンツのためのコンテナーです。この例では段落のRunと単純なフィールドの両方を含んでいます。
この属性は、段落がメイン文書パーツから削除された場合に編集セッションを追跡する為に使用されるユニークな識別子を指定します。
文書中で同じ値を持つすべてのrsid*属性が、それらの領域が同じ編集セッションにおいて変更された事を示さなければなりません。
この属性は、文書で段落が最後に変更された編集セッションを追跡する為に使用されるユニークな識別子を指定します。
文書の中で同じ値を持つすべてのrsid*属性が、それらの領域が同じ編集セッションにおいて変更された事を示さなければなりません。
この属性は、段落がメイン文書に追加された場合に編集セッションを追跡する為に使用されるユニークな識別子を指定します。
文書中で同じ値を持つすべてのrsid*属性が、それらの領域が同じ編集セッションにおいて変更された事を示さなければなりません。
この属性は段落の中のrsidR属性が宣言されていないすべてのRunに使用されるユニークな識別子を指定します。
文書中で同じ値を持つすべてのrsid*属性が、それらの領域が同じ編集セッションにおいて変更された事を示さなければなりません。
この属性は段落マークを表すglyphが、最後にメイン文書で変更された編集セッションを追跡するのに使用されるユニークな識別子を指定します。
文書中で同じ値を持つすべてのrsid*属性が、それらの領域が同じ編集セッションにおいて変更された事を示さなければなりません。
この要素はすべてのスタイル/番号付け/テーブルの属性が段落のテキストに適用された後、親段落のコンテンツに適用されるべき1セットの段落属性を指定します。
段落の属性は以下のように指定されます。
このようにpPr要素は段落に適用される属性を指定します。bottom要素は下部の段落罫線、spacing要素は段落の後のスペース、contextualSpacing要素は無視されるべきスペースについて表しています。
この要素は親フィールド内、ハイパーリンク、カスタムXML要素、構造化文書タグ、スマートタグ、またはパラグラフにおける、内容のRunを指定します。
WordprocessingML文書におけるRunの内容はRunコンテンツのあらゆる組み合わせから成り立ちます。
2つのRunを持つ基本的なWordprocessingML段落の場合、Runは以下の通りに表されます。
r要素はすべてのRun内容のためのコンテナです。上の例では、段落中とfldSimple要素中のRunの両方が含まれています。
この属性は、Runがメイン文書から削除された場合に編集セッションを追跡する為に使用されるユニークな識別子を指定します。
文書中で同じ値を持つすべてのrsid*属性が、それらの領域が同じ編集セッションにおいて変更された事を示さなければなりません。
この属性は、Runがメイン文書に追加された場合に編集セッションを追跡する為に使用されるユニークな識別子を指定します。
文書中で同じ値を持つすべてのrsid*属性が、それらの領域が同じ編集セッションにおいて変更された事を示さなければなりません。
この属性は、Runがメイン文書で最後に変更された場合に編集セッションを追跡する為に使用されるユニークな識別子を指定します。
文書中で同じ値を持つすべてのrsid*属性が、それらの領域が同じ編集セッションにおいて変更された事を示さなければなりません。
この要素はすべてのスタイル形式がテキストに適用された後に、親Runのコンテンツに適用される1セットのRun属性を指定します。これらの属性は直接Runに適用されて、他のスタイルからの形式に取って代わるのでダイレクト形式と定義されます。
この形式は以下のようにスタイル階層構造において適用されます。
1セットのRun属性を持つ場合、以下のように指定されます。
この場合、rPr要素はそののRunに適用される属性を指定します。b要素はRunコンテンツのbold(太字)形式を、imprint要素はテキストの浮き彫り効果を表します。lang要素はRunテキストのスペルや文法をチェックする場合にEnglish(Canada)として解釈されるように使われます。
この要素は、Runが含む、文書に表示されるべき文字テキストを指定します。t要素は以下の条件でないすべてのテキストRunに使用されるものとします。
削除された領域にdel要素を使用することで保管されているテキスト領域の部分
フィールドコードの中に含まれるテキスト領域の部分
段落が“This is text”のテキストを含んでいる場合、この段落は次のように表されます。
テキスト内容はtの中に含まれます。
space (Content Contains Significant Whitespace)
Namespace: http://www.w3.org/XML/1998/namespace
空白がこの要素のコンテンツのためにW3C space preservation rulesを使用してどう扱われるべきであるかを指定します。
xml:space="preserve"を指定したとき、XML中のスペースはアプリケーションによって除かれません。
WordprocessingML文書において次のRunを考えます。
Runには3つの空白がテキストコンテンツの各サイドにありますが、その空白は重要であるとして明確にマークされていないので、このRunが文書に追加されるときにこれらは取り除かれます。
この要素はこの段落のテキストに適用される文字揃えを指定します。
この要素が段落で省略される場合、その値は前もって設定されたスタイル階層構造の設定によって決定します(すなわち、前回の設定が変わりなく残っています)。もしこの設定がスタイル階層構造で決して指定されないなら、段落に対して文字揃えは適用されません。
段落に対して文字の右寄せが指定された場合、WordprocessingMLでは以下のように表されます。
文書中の段落に適用される文字揃えのタイプを指定します。
この属性の値は、(右から左、左から右といった)文書自体の進行方向とは関係なく、ページに対して指定されます。
string
この段落は段落やセクションの設定に関係なくページ上で右寄せに配置されます。
この要素は、文書が表示されるときに、太字プロパティがこのRunのコンテンツの中のすべての非コンプレックススクリプト文字に適用されるかどうかを指定します。
b要素によって定義されるプロパティを指定します。
trueが指定されるなら、このプロパティが明らかに適用されることを意味します。この値はこの属性の既定値であり、b要素が存在し、この属性が省略された場合の暗黙の定義です。
falseが指定されると、このプロパティは消去されます。
この例では、val属性はこのプロパティをオフにすることを明確に宣言しています。
この要素は、文書が表示されるときにイタリック体のプロパティがこのRunのコンテンツの中のすべての非コンプレックススクリプト文字に適用されるかどうかを指定します。
i要素によって定義されるプロパティを指定します。
trueが指定されるなら、このプロパティが明らかに適用されることを意味します。この値はこの属性の既定値であり、i要素が存在し、この属性が省略された場合の暗黙の定義です。
falseが指定されると、このプロパティは消去されます。
この要素は、文書が表示されるときにこのRunのコンテンツの中のすべての非コンプレックススクリプト文字に適用されるフォントサイズを指定します。
この要素が段落で省略される場合、その値は前もって設定されたスタイル階層構造の設定によって決定します。この設定がスタイル階層構造でまったく指定されない場合は、適切なフォントサイズが非コンプレックススクリプト文字に対して使用されるかもしれません。
13.5pointのフォントサイズを持つテキストの場合、WordprocessingMLでは以下のように表されます。
sz属性に27が指定されているので、この非コンプレックススクリプト文字は27/2=13.5pointで表示されます。
この要素は、DrawingMLオブジェクトがRunのコンテンツにおいてこの位置に存在することを表します。このDrawingMLオブジェクトのレイアウトプロパティは、WordprocessingML Drawing syntaxを使用することで指定されます。
段落のテキストに沿って画像が含まれるRunの場合、次のWordprocessingMLで表されます。
drawing要素は、絵や図などのDrawingMLオブジェクトを示し、そのWordprocessingML Drawing位置データがRunのその位置に配置されることを意味しています。
この要素は、埋め込みオブジェクトがRunのコンテンツにおいてこの位置に存在することを表します。この埋め込みオブジェクトのレイアウトプロパティは、VML syntaxを使用することで指定されます。
段落のテキストに沿って埋め込みオブジェクトが含まれるRunの場合、以下のWordprocessingMLで表されます。
object要素は、埋め込まれたオブジェクトを示し、そのVML位置データがRunのその位置に配置されることを意味しています。
文書の中の現在のコントロールのオリジナルイメージの幅を指定します。いくつかのベクトルイメージ形式はそれらの形式の中にネイティブのサイズを格納しません。そして、この属性はイメージがこの情報を格納する場合のみ使用され、必要に応じてイメージは適切に回復されるかもしれません。
この要素がない場合、イメージのオリジナルサイズが使用されるものとします。
文書中で、現在のコントロールのオリジナルイメージの高さを指定します。いくつかのベクトルイメージ形式はそれらの形式の中にネイティブのサイズを格納しません。そして、この属性はイメージがこの情報を格納する場合のみ使用され、必要に応じてイメージは適切に回復されるかもしれません。
この要素がない場合、イメージのオリジナルサイズが使用されるものとします。
この例では、dyaOrig属性に2520の値があります。埋め込まれたイメージはネイティブの幅を持っていないかもしれません。しかし、この属性値によって、高さが2520twip(2520/20=126point)であることが指定されます。
この要素は、VMLオブジェクトがrRnのコンテンツにおいてこの位置に存在することを表します。このオブジェクトのレイアウトプロパティは、VML syntaxを使用することで指定されます。
VMLを使ったオブジェクトが含まれるrRnの場合、次のWordprocessingMLで表されます。
pict要素は、VMLオブジェクトを示し、そのVML位置データがRunのその位置に配置されることを意味しています。
この要素は文書のセクションプロパティを定義します。文書の最後のセクションにおいて、セクションプロパティはbody要素の子要素として格納されます。
複数のセクションで構成される文書の場合、最後のセクション以外のすべてのセクションは、そのセクションの最後の段落で、段落の子要素としてsectPr要素が格納されます。
このセクションへのセクションマークが文書から削除された場合に編集セッションを追跡する為に使用される、ユニークな識別子を指定します。
このセクションへのセクションマークが文書に追加された場合に編集セッションを追跡する為に使用される、ユニークな識別子を指定します。
このセクションマークを表す物理的な文字が最後に編集された場合に編集セッションを追跡するために使用されるユニークな識別子を指定します。
この要素は文書のセクションにおいて定義されるカラム(段組)のセットを指定します。
セクションにおいて、4.16インチと1.83インチの幅の段組を定義する文書のWordprocessingMLは以下のように表されます。
cols要素がこのセクションで定義される段組のセットです。equalWidth属性が0(false)の場合、カラム定義内のcol要素の数がカラムの数となります。この場合、最初のカラム幅は2640/20point=1.83inchで0.5inchのカラムの後のスペースが定義され、次のカラムは6000/20point=4.16inchが定義されています。
equalWidth属性の存在に基づいて、カラムの使用は以下のように表すものとします
equalWidth属性がtrueの場合、カラムはcols要素の属性として格納されたデータを使用することで定義されます。
equalWidth属性がfalseの場合、カラムは子要素であるcol要素の存在とそのデータを使用することで定義されます。
現在のセクションのすべてのテキスト幅が等しいかどうかを指定します。
この属性が存在していて、かつその値がtrueの場合、すべてのカラムは等しい幅を持ち、その値は以下のように計算されます。
ページの幅(マージンからマージンまでの)を取得します。
num属性で指定されるカラムの数に従って分割します。
各カラムにおいて、space属性で定義される後ろのスペースを取り去ります。
残っているカラム幅がそのテキストカラムの幅となります。
もしこの属性が存在していて、かつその値がfalseの場合、すべてのカラムは異なる幅で、各col要素で以下のように定義されます。
それぞれのcol要素は1つのカラムを定義します。
それぞれのw属性はテキストカラム幅を定義します。
それぞれのspace属性はテキストカラムの後のスペースを定義します。
例えば、セクション内のカラム情報は以下のように定義されます。
このカラムのセットでは、equalWidth属性値は1に設定されています。したがって、col要素は無視されます。3つの等しいサイズのカラムがあり、カラムの後のスペースとして1インチ(1440/20point)が定義されます。
現在のセクションのテキストカラムの数を指定します。
すべてのカラムの幅が等しくないなら(equalWidth属性が設定されていないなら)、この値は無視されます。そして、カラムの数はcols要素の子要素であるcol要素の数によって決定されます。
このカラムのセットは、equalWidth属性が1に設定され、num属性が3に設定されているので、3つの等しいサイズのカラムがあることを表しています。
10進数値
例えば、セクションのカラム情報は以下のように定義されます。
縦線がこのセクションのテキストカラムの間に描かれるかどうかを指定します。
trueの場合、縦線が各カラムの間のスペースの中心に描かれることを意味します。
現在のセクションのテキストカラム間のスペースを指定します。
すべてのカラムが等しい幅でない(equalWidth属性が設定されない)場合、この属性は無視されます、そして、カラムの後のスペースはcols要素の子要素で定義されるそれぞれのcol要素のspace属性によって定義されます。
twip
この要素はこのセクションの中で1つのシングル・カラムのプロパティを指定します。
2インチ幅で、カラムの後ろに1インチのスペースがある1つのカラムの場合、以下のWordprocessingMLで表されます。
col要素のコンテンツはfixedWidth属性がfalseに設定されるか、または省略される場合にのみカラムの数とサイズを計算するために使用されます。
現在のカラムと次のカラムの間のスペースを指定します。
セクションにおける最後のカラムに関しては、カラムの後のスペースは許されません。したがって、もしspace属性があっても無視されます。
このテキストカラムの幅を指定します。
この要素はこのセクションのすべてのページにページマージンを指定します。
1インチのマージンが四方にある状態で1ページを考えた場合、これらのマージンは以下のようなWordprocessingMLで表されます。
このセクション内のすべてのページの下部マージンの値を指定します。
ページの下端からフッターの下端までの距離を指定します。
現在のセクションの各ページにおける綴じ代を指定します。
ページの上端からヘッダの上端までの距離を指定します。
ページの左マージンを指定します。
ページの右マージンを指定します。
ページの上マージンを指定します。
この要素は現在のセクションのすべてのページのプロパティ(サイズとオリエンテーション)を指定します。
A4用紙に印刷されるの場合、この用紙サイズのためのWordprocessingMLは以下のように表されます。
用紙タイプにプリンタ特有の用紙コードを指定します。タイプはこのセクションのページにおいてプリンタによって使用されます。
現在のセクションのすべてのページの高さを指定します。
このセクションのすべてのページのオリエンテーション(用紙の向き)を指定します。
Enumeration Value | Description |
---|---|
landscape(Landscape Mode) |
このセクションのページがランドスケープモード(横置き)で印刷されるものとします。印刷されるページのコンテンツは通常の向きに対して90度回転されます。 |
portrait(Portrait Mode) |
このセクションのページがポートレートモード(縦置き)で印刷されるものとします。 |
現在のセクションのすべてのページの幅を指定します。
この要素は文書のテーブルコンテンツを指定します。テーブルは、行と列から配置される段落や他のブロックレベルコンテンツの1セットです。WordprocessingMLのテーブルはtbl要素で定義されます。要素はHTMLテーブルタグに類似しています。
例えば、1つのセル(1つの列、1つの行)があり、各辺に1ポイントの罫線があるテーブルでは、以下のようなWordprocessingMLで表されます。
このサンプルのテーブルは、tblW要素を使用することで100%のページ幅のテーブルのプロパティを指定します。テーブルの罫線のセットは、tblBorders要素を使用しています。さらに、tblGrid要素を使用することで1セットの共有された縦の列を定義しています。そして、テーブル行を表すtr要素が1つあります。
この要素はテーブルに適用されるテーブル全体のプロパティのセットを指定します。個々のテーブル行やセルに定義される特定の属性によってオーバーライドされる場合を除き、tblPr要素で定義されるプロパティは、この親テーブルの中ですべての列とセルの外観に影響します。
この例では、tblW要素はテーブルの全幅を定義します。テーブルはそのコンテンツに合うように自動的にサイズを調整されるautoのタイプが指定されています。tblBorders要素は、上、下、左、右、および内側の水平面、内側の垂直面の罫線を1ポイントとして指定しています。