第3章 WordprocessingML

footnote/endnote

footnote/endnoteパーツの構造

文書の脚注、文末脚注が格納されたパーツです。それぞれメイン文書と同じwordフォルダにfootnote.xml、endonote.xmlというファイル名で存在します。この2つのパーツはファイル名と要素名はそれぞれ異なりますが、内容の格納方法や文書からの参照方法は同じです。

文末脚注の場合、footnotes要素をルートとして、footnote要素が列挙されています。1つのfootnote要素が1つの脚注を表しています。footnote要素の内容は、p要素からなる通常の段落です。footnote要素はメイン文書から参照されるためのid属性を持っています。

<w:footnote w:type="separator" w:id="0">
  <w:p>
    段落
  </w:p>
</w:footnote>

メイン文書パーツからの参照

メイン文書パーツでは、次のようにして脚注を参照します。

メイン文書パーツからの脚注の参照
<w:p>
  <w:r>
    <w:footnoteReference w:id="0" />
  </w:r>
</w:p>

メイン文書では、脚注参照が挿入された位置のr要素の子要素としてfootnoteReference要素が挿入されます。ここで指定されたid属性値を使って脚注本文を参照することができます。

文末脚注の場合、要素名がendnoteとなります。