コマンドラインインタフェース

コマンドラインインターフェイスは単独の実行形式ファイルとして提供されます。
Windows のバッチファイルや Linuxのシェルスクリプトから呼び出すことができます。
実行には、ライセンスキーが必要です。
環境変数 AHPDFXML30_LIC_PATHに、ライセンスキーの格納フォルダを指定してください。

ファイル名

WindowsAHPDFXMLCmd.exe
LinuxAHPDFXMLCmd

使用方法

コマンドラインプログラムを実行するには、次のようにします。

> cd [Install directory]
> AHPDFXMLCmd -i d:\samples\sample.pdf -o D:\result\sample -p "sample"

変換が正しく終了すると、以下のメッセージが表示されて D:\result\sample フォルダに Antenna House PDFXML が出力されます。

AHPDFXMLCmd :Converting finished normally

Antenna House PDFXMLは複数個のファイルから構成されます。
指定されたフォルダに複数個のファイルを出力します。

パラメータ

以下のパラメータが指定できます。

パラメータ 機能
-i  PDFファイル [必須]入力PDFを指定します。
ローカルなファイルシステム上の完全なファイルパスを指定してください。
-o  出力フォルダ名 [必須]出力先のフォルダ名を指定します。
ローカルなファイルシステム上の完全なファイルパスを指定してください。
出力フォルダは、本コマンド実行前に作成してください。
-p  接頭子 [必須]Antenna House PDFXMLを構成するファイルの接頭子を指定します。
-password  パスワード PDFにユーザーパスワードが設定されている場合に、パスワードを指定してください。
または、PDFにオーナーパスワードでコピー不許可が設定されている場合に、パスワードを指定してください。
パスワードは32バイト以内です。
-start  開始ページ
-end  終了ページ
出力の開始ページと終了ページを指定します。
開始ページが省略された場合や 0以下の場合は、先頭ページからとみなされます。
終了ページが省略された場合や実際のページ数より大きい場合は最終ページまでとみなされます。
-piece ahp:runの出力単位を一文字づつに分割します。
一文字毎に、存在範囲(上下左右位置)を知りたい場合に指定してください。
-cid 文字コードのキャラクタIDを知りたい場合に指定してください。
キャラクタIDは、フォントファイルから文字のグリフを取得する場合などに使用します。
-notable 表の解析を行いません。
線画が多い文書で余分な表を作成したくない場合に設定してください。
-s すべての文字をテキストボックスに変換します。
この変換条件はPowerPointなどへ変換する場合に指定してください。
-underline 文字の下線を解析します。
この変換条件を指定すると、文字の下に存在する直線を文字の下線属性へ変換します。
-nopicture 線画から線画イメージファイルを作成しません。
この変換条件の指定に関係なく、元のPDF中に存在する画像は必ず出力されます。
-notextsvg 線画領域の四角形の中に存在する文字を線画イメージファイルに出力しません。
この条件が設定されていない場合は、線画領域内に存在するテキストを線画イメージファイルに出力します。
線画イメージファイルの形式は、APXA_CONVERT_EMFの指定の有無によって決まります。
PXA_CONVERT_EMFの指定が無の場合は、SVGです。
PXA_CONVERT_EMFの指定が有の場合は、EMFまたはPNGです。
-notimage クリッピング付きの画像は、クリッピングせずに元の画像のまま出力します。
この条件が設定されていない場合は、クリッピング付きの画像は、クリッピングして線画イメージファイルに出力します。
線画イメージファイルの形式は、APXA_CONVERT_EMFの指定の有無によって決まります。
PXA_CONVERT_EMFの指定が無の場合は、SVGです。
PXA_CONVERT_EMFの指定が有の場合は、EMFまたはPNGです。
-emf 線画をEMFに変換します。
複数の線画をまとめられる場合は、まとめてPNGに変換します。
PDFのページ中に表が存在する場合などは、まとめてPNGに変換することはしません。
この条件が設定されていない場合は、線画はSVG形式に変換されます。
-originalRotate ahp:fontのahp:rotatioへ、常に文字の回転角度を出力します。
-originalImage 線画イメージに含まれているオリジナル画像を出力します。
-mediabox PDF の MediaBox の値で出力します。
-cropbox PDF の CropBox の値で出力します。
ページ上の座標は、デフォルトで PDF の CropBox を使用します。
-trimbox PDF の TrimBox の値で出力します。
-bleedbox PDF の BleedBox の値で出力します。
-artbox PDF の ArtBox の値で出力します。
-cellfromfillrect 塗りつぶし矩形をセルの罫線とみなして表の解析を行います。
-strictjudge セルの罫線として採用する線の交わりの判断を厳しくします。
-h or -? 本製品の使用方法を簡単に説明します。
-v ライセンス情報を表示します。
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Copyright c 2015-2024 Antenna House, Inc. All rights reserved.


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