オブジェクトテンプレートは、貼り付けたオブジェクトのみを保存したファイルです。つまり、入力枠のレイアウトとデータを保存するのがオブジェクトテンプレートです。
毎年専用の用紙が配布される申告書などでは入力枠の構成が同じになっています。前年度のオブジェクトテンプレートを保存しておけば、新年度の用紙PDFを開いて、そこに保存してあったオブジェクトテンプレートを読み込むだけで作業が完了します。
次の例は毎年記入して提出する給与所得者の控除申請書(平成31年版)です。
平成27年版申請用紙(PDF)にテキストボックスを作成して記入して、記入データだけをオブジェクトテンプレートファイルとして保存します。
令和2年版の控除申請書PDFを用紙として開いた上で、前年に保存した記入データのオブジェクトテンプレートファイルを開けば、データを改めて入力し直す必要がありません。
オブジェクトテンプレートの保存は、「ツール」タブの「オブジェクトテンプレート」グループにある「保存」をクリックするか、「ファイル」タブの画面で「名前を付けて保存」を選び、保存形式に「オブジェクトテンプレートとして保存 (*.wptx)」を指定して実行します。「名前を付けて保存」については3–3 名前を付けて保存を参照してください。
「ツール」タブの「オブジェクトテンプレート」グループにある「保存」をクリックすると、「名前を付けて保存」ダイアログが出るので、保存場所とファイル名を指定して[保存]ボタンをクリックしてください。
オブジェクトテンプレートを開く前に、用紙PDFを開いておいてください。オブジェクトテンプレートは、編集中の用紙PDFを開いた状態で読み込むことができます。
オブジェクトテンプレートは、「ツール」タブの「オブジェクトテンプレート」グループにある「開く」で読み込みます。「開く」をクリックすると、「開く」ダイアログが出るので、ファイルを選択して[開く]ボタンをクリックしてください。
用紙PDFを開いた状態でオブジェクトテンプレートをメインビューにドラッグ&ドロップして開くこともできます。
オブジェクトテンプレート読み込みについて
オブジェクトテンプレートを読み込むと、先に貼り付けてあったオブジェクトは削除されるので、ご注意ください。