3–14 直線、折れ線、自由曲線、多角形の操作

オブジェクト挿入ペインの「線」グループに含まれている、直線、折れ線、自由曲線、多角形の作成と操作について説明します。線の作成折れ線の作成自由曲線の作成多角形の作成

線オブジェクト

図3・55 線オブジェクト

3–14–1 オブジェクトの作成

オブジェクト挿入ペインでオブジェクトを選んでから、マウスポインタを用紙PDF上に移すとマウスポインタの形状が十字形になるので、用紙PDF上で線の始点としたい箇所をクリックします。次に再度適当な場所をクリックして終点を決めます。直線の場合はこれで2点間に線が引かれ、作成完了となります。[Shift]キーを押しながら作成すると線の傾きが45度単位になるように線オブジェクトを作れます。

折れ線、自由曲線、多角形の場合は、2点だけでなく好きなだけ点を打つことができます。終了するにはダブルクリックするか[ESC]キーを押してください。

3–14–2 オブジェクトのサイズ変更

直線の場合は、選択すると始点と終点にリサイズ用ハンドル小さな )が表示されます。このハンドルをマウスでドラッグして頂点または終点の位置を変えて長さと角度を変更します。また[Shift]キーを押しながらドラッグすることで、角度を変えずに長さだけを変更できます。

折れ線、自由曲線、多角形の場合は、オブジェクトを選択すると全ての頂点を包含する青い長方形のオブジェクト囲み枠が表示されます。頂点の場所を変更せずに、全体の拡大や縮小をしたい場合は、この状態でオブジェクト囲み枠にあるハンドル(小さな )をドラッグしてサイズを変更します。

3–14–3 特殊ハンドルで矢印の大きさを変更

図形を選択すると、通常はリサイズ用のハンドル(小さな )がオブジェクトの四隅と上下左右に表示されます。線の始点または終点に矢印などの形ラインキャップと呼びます)を表示させている場合、これとは別に黄色いひし形の特殊ハンドル(特殊ハンドル)も表示されます。この特殊ハンドルはラインキャップの大きさを変更するためのもので、左に動かすとラインキャップが小さく、右に動かすと大きくなります。

ラインキャップのサイズ変更

図3・56 ラインキャップのサイズ変更

線グループの図形の作成、選択、移動、サイズ変更、コピー&ペーストなどの操作は、3–8 オブジェクトの作成、選択、移動など基本操作を参照してください。

線グループの図形の位置、サイズ、配置を細かく調整する操作は、3–9 オブジェクトのプロパティ(共通)を参照してください。