3–5–2 セキュリティ

この画面を用いて、出力するPDFファイルに設定するセキュリティについてのオプションを指定します。

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図3・16 「出力オプション」ダイアログボックス:セキュリティ
セキュリティ:
画面上のポップアップリスト「セキュリティ」を使って、閲覧するユーザーの利用可能な機能を制限するためのセキュリティの設定を行います。「瞬簡PDF 作成 9」では、PDF ファイルの暗号化レベルについて、低レベル/高レベルそれぞれによって設定可能なオプションの内容が異なります。また、下に示すようにPDFファイルに設定したセキュリティの暗号レベルによって、そのファイルを開くことができるAdobe Acrobat/Adobe Readerのバージョンが異なります。
表3・8 ポップアップリスト「セキュリティ」
変更しない入力されるPDFファイルに設定されている暗号化レベルを維持します。
解除する入力されるPDFファイルが暗号化されている場合、パスワード入力画面を
表示し、これを解除します。
低(40-bit RC4)Acrobat 3.x、及びそれ以降と互換
高(128-bit RC4)Acrobat 5.x、及びそれ以降と互換
高(128-bit AES)Acrobat 7.x、及びそれ以降と互換
高(256-bit AES)Acrobat 9.x、及びそれ以降と互換
文書を開くために必要なパスワードを設定する:
このチェックボックスをチェックマークをつけて、PDFファイルを開くときに必要なパスワード(ユーザーパスワード)の設定を行います。

権限設定:
このエリアに表示されるオプションを用いて指定した暗号レベルに応じた権限設定を行います。設定の詳細については、次ページ以降を参照してください。

権限とパスワードの変更に必要なパスワードを設定する:
このチェックボックスにチェックマークをつけてPDFファイルの編集や印刷を許可する範囲を設定するなど、セキュリティ設定を変更する際に要求されるパスワード(オーナーパスワード)の設定を行います。

注意セキュリティ設定を行うには、ユーザーパスワード/オーナーパスワードのいずれか一方、または両方を設定しなければなりません。
  ユーザーパスワードとオーナーパスワードに同じ文字列を設定することはできません。
メモ
PDFファイルを閲覧する際に用いるビューアによっては、PDFファイルに設定されているセキュリティオプションが機能しない場合があります。これについては、ビューアに付属のドキュメントなどで確認して下さい。