指定した名前の透かしを削除します。
透かしに名前を指定してあるとき、透かしの名前を指定して削除できます。
Acrobat®互換にせずに挿入した透かしは『PDF Tool API』のみにより削除可能です。アンテナハウスの『瞬簡PDF編集7』、Antenna House PDF Driver、Adobe Acrobat®などのソフトで削除することはできません。
Acrobat®互換設定をして挿入した透かしはAdobe Acrobat®でも削除可能です。ただし、削除時の動作はAdobe Acrobat®の仕様に従います。例えば、名前を指定した個別削除はできません。
透かしのAcrobat®互換の詳細に関しては「『PDF CookBook』(第5巻)第8章 透かしのAcrobat®互換対応と機能追加」を参照してください。
package cookbook; import jp.co.antenna.ptl.*; public class RemoveWaterMark { /** * @param args the command line arguments */ public static void main(String[] args) { if (args.length < 3) { System.out.println("usage: java RemoveWaterMark in-pdf-file out-pdf-file watermark-name"); return; } String watermarkname= args[2]; ...【WaterMarkSetMargin.javaと同じ処理のため省略 ・PtlParamInputを用いてPtlPDFDocument docに入力PDFをロード ・PtlParamOutputを用いて出力PDF名を指定】... // 透かしの削除:setNameで設定した名前を引数にする doc.removeWaterMark(watermarkname); ...【EncryptWithUserPass.javaと同じ処理のため省略 ・PtlParamOutputを用いてPtlPDFDocument docの内容を出力 ・PtlException, Exception, Error を catchするエラー処理 ・finally文で"--完了--"と表示する処理】... } }
RemoveWaterMark.java
前項の例で出力したPDF文書の透かしに「20180522」という名前を付けましたので、同じ名前を指定して透かしを削除します。