2.2 画像の最適化

画像最適化オプション:PtlParamOptimizeImageを取得し、画像を最適化します。ここでの最適化とは、画像の状態を整えることでそのPDFを作成する目的に適したファイルにすることです。最適化で指定できる項目は、ダウンサンプリングの方法、最適化する画像の対象フィルターの種類、ダウンサンプリング率の下限値、最適化する画像のPPI、最適化後のPPI、圧縮形式、圧縮の具合です。この節ではそれぞれを指定するサンプルプログラムを用意しています。

画像の最適化は以下の手順で行われます。最適化に使うパラメータクラスPtlParamOptimizeから画像最適化に使うパラメータクラスPtlParamOptimizeImageを取得し、そこからさらにカラー・グレースケール・モノクロ画像別に画像の最適化を表現したクラスを取得して各項目を設定します。カラー画像の最適化を表現したクラスはPtlParamOptimizeImageColor、グレースケール画像の最適化を表現したクラスはPtlParamOptimizeImageGrayScale、モノクロ画像の最適化を表現したクラスはPtlParamOptimizeImageMonoです。その上でoptimize( )メソッドを用いて目的の種類の画像についてPDFを最適化します。