本章での「テキストボックス」とは、PtlTextBoxを用いたテキストボックス機能を指します。
テキストボックス機能説明テキストボックスは指定した矩形領域にテキストを描画してPDFに挿入する機能で、長い文字列が挿入されると矩形内に収まるよう自動的に改行調整する特徴があります。
『PDF Tool API V6.0』までテキストの挿入(入力)はPtlContent.writeString()で行っていました(『PDF CookBook』(第1巻)「2.1.1 本文テキストの追加」参照)。『V7.0』のテキストボックスの実装で、従来のテキストの色・フォント属性の指定、縦書き対応に加え、上付き文字・下付き文字の文字装飾や字間・行間の幅指定ができるようになりました。