インストーラを利用してセットアップを行います。
インストールされるディレクトリ、ファイルの内容は次の通りです。
ディレクトリ/ファイル名 | 内容 |
---|---|
include | ヘッダファイル |
lib | APIライブラリファイル |
bin | Javaインターフェース用(jarファイル) |
ToolCmd | コマンドライン実行ファイル |
fontconfig | フォント構築ファイル |
License | ライセンスファイル |
run.sh | コマンドライン用シェルスクリプト |
PDF Tool APIを使用したプログラムを実行するには、環境変数「LD_LIBRARY_PATH」に「{インストールディレクトリ}/lib」へのパスを追加してください。
(設定例)
$ export LD_LIBRARY_PATH=[Install directory]/lib:${LD_LIBRARY_PATH}
(設定例)
$ export PTL60_LIC_PATH=[Install directory]/License
テキスト透かしを挿入したりページ上に文字を描画するには、フォント情報が必要です。
PDF Tool APIは、システムに存在するフォントを参照します。
そのため、あらかじめ、参照するフォントの場所を「フォント構築ファイル」に設定します。
Linux環境においては、「フォント構築ファイル」の設定は必須です。この設定がない場合、テキスト透かしや文字描画の処理は行われません。
{インストールディレクトリ}/fontconfig
font-config.xml :フォント構築ファイルのひな型
font-config.dtd :font-config.xmlの定義ファイル
(例)
<font-config>
<font-folder path=”/usr/share/fonts/ipa-gothic”></font-folder>
<font-folder path=”/usr/share/fonts/ipa-mincho”></font-folder>
</font-config>
(設定例)
$ export PTL60_FONT_CONFIGFILE=[Install directory]/fontconfig/font-config.xml
Linux環境においてPDF Tool APIを使用したプログラムを実行するためには、次の環境変数の設定が必須です。
環境変数名 | 設定値 |
---|---|
PTL60_LIC_PATH | ライセンスファイル「ptalic.dat」が存在するディレクトリ |
PTL60_FONT_CONFIGFILE | フォント構築ファイル「font-config.xml」のフルパス |
LD_LIBRARY_PATH | APIライブラリファイルが存在するディレクトリ |
PDF Tool APIを使用したプログラムを実行するための環境構築については、シェルスクリプト
「{インストールディレクトリ}/run.sh」
をご参考ください。
「run.sh」は、コマンドライン「AHPDFToolCmd60」を実行するスクリプトです。