第8章 制限事項
- 入力ファイルとして読み込み(load)可能な PDF ファイルのファイルサイズは2GB までです。2GB を超える PDF ファイルの場合はload 時にエラーになります。
- PDF Tool API で保存される PDF のファイルサイズの上限は 2GB です。2GB を超える場合は保存時にエラーになります。※1
- PDF Tool API で取扱い可能な PDF ファイルは、「ISO 32000-2」の仕様に準拠したファイルです。
- 任意の PDF バージョン番号を設定することはできません。
- ダウンサンプリングを行ったとき、カラースペースが元のデータとは異なる場合があります。
- PDF/A-1b、PDF/A-2b、PDF/X の規格を持つファイルに対して編集を行った場合、これらの規格情報は破棄されます。
- ビットマップフォント、Type3 フォントには対応していません。
- 縦書きではイタリックの指定があってもフォントがグリフを持っていない場合はイタリックにはなりません。
- 複数のスレッドでの同時利用はできません。
- Windows においては、コマンドプロンプトに文字数の制限があります。コマンドライン利用時はご注意ください。
参照:コマンド プロンプト (Cmd. exe) コマンドライン文字列の制限
- PDFの編集処理によって発生する表示あるいは描画問題は、PDFファイルに依存します。確認された現象への対策は行っておりますが、PDFファイルにより問題が発生する可能性は排除できません。
- 表示あるいは描画問題とは:文字列や画像の挿入などPDFのページを編集する処理を行ったときに、既存の線や図がずれる、テキストが表示されないあるいは反転してしまうなど、PDFの表示あるいは描画が正しく行われない問題
※1 出力ファイルサイズの上限判定は、PDF Tool API でPDF の加工や編集を行い保存する結果が2GB を超えるかどうかです。たとえば PDF ファイルを結合する場合、PDF Tool API では物理的に PDF ファイルを結合する処理ではないため、結合前の PDF ファイルサイズの合計が2GB 未満であっても保存できない場合があります。