10–12 PDFフォームの値の取得

PDF Tool API V7.0では、PDFフォームの値を「XFDF」という形式のファイルにエクスポートする機能を追加しました。

XFDF形式ファイルを介して、PDFフォームの値の取得ができます。


10–12–1 エクスポート対象となるPDFフォームの種類


10–12–2 XFDFの仕様について

XFDFの形式は、「ISO 19444-1」に準拠しています。


<記述例>

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?> --- ①

<xfdf xmlns="http://ns.adobe.com/xfdf/" xml:space="preserve"> --- ①

<f href="C:\test\test.pdf"/> --- ②

<ids original="7A0631678ED475F0898815F0A818CFA1" modified="BEF7724317B311718E8675B677EF9B4E"/> --- ③

<fields>

<field name="Text1"> --- ④

<value>アンテナハウス株式会社</value> --- ⑤

</field>

<field name="CheckBox1">

<value>Off</value>

</field>

</fields>

</xfdf>

※PDF Tool APIが出力するXFDFでは、上記のような1行空けやインデントなどのレイアウトは行われません。


先頭2行はこの記述内容で固定されています。
<f href="xxx">"xxx"はXFDFの元であるPDFファイル名
<ids original="xxx" modified="xxx">「ids original」はXFDFの元であるPDFファイルのFDF辞書のIDエントリ。
「modified」はIDエントリの第2識別子。
「IDエントリ」はPDFファイルが持つ固有の情報です。
<field name="xxx">"xxx"はフォームフィールドのフィールド名
<value="xxx">"xxx"はフォームフィールドの値