xlsx-option(Excelの変換条件)

表3・9 Excelの変換条件要素の一覧
タグ名
要素・属性
説明
xlsx-option 
<tbl-interface>の子要素
Excelの変換条件を指定します。指定は任意です。指定がない場合は、すべて既定値で変換します。
  page
<xlsx-option>の属性
ページ範囲を指定します。詳細は、ページ範囲の指定方法を参照してください。
  shmerge
<xlsx-option>の属性
複数シートを1シートにまとめる指定をします。
【0】:PDFの1ページをExcelの1シートに変換します(既定値)。
【1】:PDFで連続する複数ページのサイズが同じ、かつ各ページの表の列幅が等しい場合にExcelの1シートに変換します。この指定があっても、ページごとの列幅が一致しない場合は1シートに変換できません。
  noimg
<xlsx-option>の属性
線画・画像を出力しない指定をします。
【0】:PDFにある線画や画像をExcelに変換します(既定値)。
【1】:線画や画像をExcelに変換しません(ただし、水平・垂直線は指定の有無にかかわらず変換します)。
  vcmerge
<xlsx-option>の属性
セルを縦に結合する指定をします。
【0】:PDFで表罫線に囲まれた枠中に複数行のセルがあった場合、Excel上で各行に変換します。
【1】:PDFで表罫線に囲まれた枠中に複数行のセルがあった場合、セルを縦に結合して1つのセルに変換します(既定値)。
  vertbox
<xlsx-option>の属性
縦書きのテキストボックスを作成する指定をします。
【0】:PDFに縦書きの文字列があった場合、すべて横書きでシート末尾に変換します。
【1】:PDFに縦書きの文字列があった場合、Excel上でテキストボックスを作成して変換します(既定値)。
  nfw
<xlsx-option>の属性
【0】:PDFに使用されているフォントの文字幅情報を取得し変換時に参照します(既定値)。
【1】:PDFに使用されているフォントの文字幅情報を取得しません。
  cptxt
<xlsx-option>の属性
【0】:PDFに使用されているテキストのクリッピングパスを考慮しないで変換します(既定値)。
【1】:クリッピングパスが指定されたテキストではパス内のテキストのみ変換し、パス外のテキストは無視します。
cptxtadd=1とcptxt=1は同時に指定できません。
  cptxtadd
<xlsx-option>の属性
【0】:PDFに使用されているテキストのクリッピングパスを考慮しないで変換します(既定値)。
【1】:クリッピングパスが指定されたテキストではパス内のテキストのみ変換し、パス外のテキストは末尾に追加して変換します。
cptxtadd=1とcptxt=1は同時に指定できません。
  noindent
<xlsx-option>の属性
【0】:セル内の文字位置を左インデントにより調整して変換します(既定値)。
【1】:セル内の文字位置を半角空白により調整して変換します。
  noalign
<xlsx-option>の属性
【0】:横方向の文字位置を文字揃えで調整し変換します(既定値)。
【1】:セル内の文字をすべて左揃え、数値を右揃えにして変換します。
  chwtxt
<xlsx-option>の属性
【0】:PDFで設定されているテキストの文字色をそのまま変換します(既定値)。
【1】:PDFで設定されている文字色が白色の場合、指定された色に変更して変換します。
変更する文字色は<chwcolor>要素で指定します。
  minvline
<xlsx-option>の属性
【0】: PDFで使用されている垂直線を長さに関わらずすべてセルの縦罫線に変換します(既定値)。
【1】:PDFで使用されている垂直線の長さに最小値を設定し、それ以下の垂直線を無視して変換します。
最小値は<minline>要素で指定します。
  minhline
<xlsx-option>の属性
【0】: PDFで使用されている水平線を長さに関わらずすべてセルの横罫線に変換します(既定値)。
【1】:PDFで使用されている水辺線の長さに最小値を設定し、それ以下の水平線を無視して変換します。
最小値は<minline>要素で指定します。
 rightindent
<xlsx-option>の属性
【0】:Excelで数値の右詰めに右インデントを出力しません。
【1】:右詰めの場合に右インデントを出力します。
noadjustlineh
<xlsx-option>の属性
【0】:表の行高を補正して変換します。
【1】:表の行高を補正しないで変換します。
chwcolor
<xlsx-option>の子要素
chwtxt=”1”を指定した場合に、変更する色をRGB値で設定します。
  r
<chwcolor>の属性
赤色の要素を0~255の整数値で設定します(既定値”0”)。
  g
<chwcolor>の属性
緑色の要素を0~255の整数値で設定します(既定値”0”)。
  b
<chwcolor>の属性
青色の要素を0~255の整数値で設定します(既定値”0”)。
minline
<xlsx-option>の子要素

  vvalue
<minline>の属性
xlsx-optionで minvline =”1”を指定した場合に、変換する垂直線の長さの最小値(ミリメートル)を実数値で設定します(既定値” 3.0”)。
  hvalue
<minline>の属性
xlsx-optionでminhline =”1”を指定した場合に、変換する水平線の長さの最小値(ミリメートル)を実数値で設定します(既定値” 3.0”)。
tables
<xlsx-option>の子要素
矩形範囲を定義します。
PDFからExcelに変換する場合、指定したページと矩形範囲に含まれるデータのみを変換対象とします。
  num
<tables>の属性
矩形範囲情報の個数を指定します。
PDFに変換対象とする矩形範囲が複数ある場合、その個数を指定します(既定値は”1”)。
table
<tables>の子要素
ページ毎の矩形範囲を指定します。
ページ範囲と矩形範囲(top, left, bottom, right)をペアで指定します。
  page
<table>の属性
ページ範囲を指定します。
指定方法はページ範囲の指定方法を参照してください。
range
<table>の子要素
矩形範囲の座標を実数値で指定します(単位:ミリメートル)。
矩形範囲は、1ページに1箇所のみ指定できます。
ページに回転指定がされている場合は、回転後の座標値で指定してください。
  top
<range>の属性
表変換範囲の上端
  left
<range>の属性
表変換範囲の左端
  bottom
<range>の属性
表変換範囲の下端
  right
<range>の属性
表変換範囲の右端