Word API V0.5 は、Microsoft Wordの文書ファイルに対して、サーバーサイドで加工・処理を行うライブラリです。
Word API は、以下のような特徴を持っています。
差し込み印刷とは、以下のイメージ図に示す通り、あらかじめ作成されたテンプレートに指定したデータを差し込むことによって、データ毎にドキュメントをパーソナライズすることができる機能です。
差し込み印刷はMicrosoft Word標準の機能ですが、Word APIではサーバーサイドで差し込み印刷を実行できるほか、以下のような特徴を持っています。
Microsoft Wordでは、リンクを使用してドキュメントや画像を参照することが可能です。しかし、対象のファイルや参照先のファイルが移動するとリンクのエラーが起こります。
Word APIでは、以下のイメージ図に示す通り、リンク先のファイルをドキュメントに取り込む(リンクを解除)ことによって、1つのドキュメント内でファイルを完結させることが可能です。
Word APIでは、以下のファイルのリンクを解除することができます。
Word APIでは2つのドキュメントの差分を解析し、以下のイメージ図に示す通り、差分結果を異なる形式で取得することができます。
差分結果は以下の形式で取得することができます。
Word APIではMicrosoft Wordのドキュメント検査の「ドキュメントのプロパティと個人情報」、「隠し文字」の削除を行うことができます。
ドキュメントの検査を実行すると、「ドキュメントのプロパティと個人情報」、「隠し文字」が削除されたファイルが出力されます。
Word APIの逐次編集処理では、Microsoft Wordで作成されたファイルについて
Microsoft Wordに依存することなく編集することができます。
本機能は.NETインターフェイスのみで有効です。
Word API V0.5 が対応する入出力ファイル形式は下記のとおりです。
入力ファイル形式 |
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.docx MS Word 2007/2010/2013/2016/2019 |
出力ファイル形式 |
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.docx MS Word 2007/2010/2013/2016/2019 |
項目 | 内容 |
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Windows版 |
Windows Server 2019 Windows Server 2022 Windows 10(x64) Windows 11 |
CPU | 上記OSが正常に動作するIntel系のCPU、および100%互換性を持つプロセッサー |
必要メモリ | 上記OSが推奨するメモリ以上(これに加えて1GB以上の空き容量を推奨) |
ハードディスク | 本製品のインストールに必要な100MB以上の空き容量 |
ランタイム |
本ライブラリを使用するには、以下の.NET ランタイムとVisual C++ 2019ランタイムライブラリが必要です。 あらかじめ実行環境にインストールを行ってください。 Windows Desktop Runtime 6.0(または.NET 6.0 SDK) Microsoft Visual C++ 2019 再頒布可能パッケージ Microsoft Visual C++ 2019 再頒布可能パッケージは本ライブラリのインストーラを使用することでも導入できます。 |
Word API V0.5は以下のような制限があります。
上記以外には機能的な制限はありません。