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伊那谷の郷土料理(イナゴの佃煮、五平餅)

イナゴの佃煮

伊那谷には虫を食べる食文化があります。これは長野県の各所にもあると聞いています。

海が無いせいもあり、虫は貴重なタンパク源になっていたようです。
多種な虫が食べられているようですが、イナゴは身近な虫であり、子供でも安全に取ることができます。

1970年代辺りまでは、子供たちが遊びがてらイナゴを取り、各家庭で佃煮にする光景が見られましたが、食生活が豊かになり、近年ではこのような光景は見られなくなりました。

ですから、虫を食べる食文化は伊那谷でも馴染みが薄いものになっています。

五平餅

炊いたごはんをつぶし、わらじ型や団子型にして串にさし、たれをつけて焼く郷土料理です。

NHKの朝ドラ『半分、青い。』で豊川悦司さん演じる漫画家が食べていたことで全国的に有名になりました。

ドラマのヒロインの出身地が岐阜県だったため、五平餅にも岐阜県のイメージが強いかもしれませんが、長野県や愛知県など中部地方の多くの地域に伝わる郷土料理です。

地域によって、形やたれに違いがあります。
伊那谷では家庭で作る場合、少しつぶした団子を2つ竹串にさした形(団子型)を多く見ます。

スーパーや道の駅でも販売しています。
団子型と劇中に登場したわらじ型も売っていました。

製造元は伊那の会社。

網で焼くのが美味しそうですが、今回は電子レンジで。

みそたれが香ばしく美味しいです。
伊那谷の五平餅も機会があったら食べてみてください。


参考資料

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