縦罫線の最適化

罫線の引き方はワープロにより異なります。このため罫線の引き方によっては変換を行うとどうしても正確に再現できない部分ができてしまいます。

例えば 「OASYS」 へ変換を行う場合、「OASYS」 の罫線が全角幅をとる文字罫線であるため、変換元文書の書式に忠実に変換すると、「RUPO」 「パーソナル書院」 「U1PRO」 などで文字と文字の間に引いた文字間罫線や、「一太郎 V4/V5/V6」 「文豪ミニ7」 などの半角罫線は、すべて 「OASYS」 の全角罫線に置き換えられます。このため、文字を置くべき位置と罫線が引かれている位置が重なってしまいます。標準の設定では、このような場合、文字を活かして罫線を消します。

もしも、文字も縦罫線も活かしたいときは、書式を調整 (1 行文字数を増やす,左右余白を減らす, 用紙サイズを大きくする, 等) する必要があります。罫線処理でこの調整を行ないます。

注意】書式を調整した結果、変換先ワープロでは設定不可能な書式になってしまった場合、変換結果文書を変換先のワープロで正常に読み込むことができないことがあります。

罫線処理は、変換元ワープロの持つ罫線の種類と、変換先ワープロで使用可能な罫線の種類により任意に指定することができます。

通常は 「自動設定」 を指定しておけば、指定された変換方向により適切なものが設定されます。

この設定は「変換(T)」メニューの「書き出し条件の設定(O)」で、各ワープロ毎の「罫線・セルの変換」で行います。