データ制御コマンド一覧

「コマンド説明」

  コマンド意味

グローバルコマンド

<#取込開始 [表番号]>指定位置の次の改行(RTFJ ファイルでは \par。以下、同様に () 内は RTFJ ファイルでの指定方法です)以外の文字から取込開始します。

「書き出し条件」の[取り込み範囲]に[表番号]を指定することで、このコマンドで設定された範囲のみを取り込むことができます。

表番号 11 番目のワークシートに取込

表番号 nn 番目のワークシートに取込
[表番号]を省略すると 1 とします。
変換条件で「 0:(先頭から取り込む)」を指定すると、文書中にコマンドが設定されていてもコマンドを無視して、文書全体を変換します。

<#取込終了>この制御コマンドが指定されている場所まで取り込みます。
<#取込開始 [表番号]> と <#取込終了> は対になっていなければなりません。取込開始-取込終了をネストすることはできません。

ブロックコマンド

1 行の文字数設定分の列を 1 ブロックとし、ブロック単位で設定可能な情報を制御します。ブロックコマンドのパラメータが変更された場合は次のブロックの先頭に進めます。ブロックコマンドはグローバルコマンドを設定した位置で既定値に戻されます。

<#セル幅指定 縦罫線|タブ設定|コマンド>
セル幅の指定方法が次の 3 つのどれかを設定します。コマンドを省略した場合セル幅は縦罫線の間隔とします。

縦罫線その行に縦罫線があれば縦罫線の間の間隔をセルの区切りとします。但し、同一ブロック内に縦罫線数の異なる行があるときは、縦罫線の一番多い行の縦罫線間隔で区切られます。

タブ設定タブ設定位置、( \tx の位置)をセルの区切りとします。

コマンド<#セル幅> コマンドで左から順にセル幅を指定します。

<#セル幅 X[,]>セル幅指定が "コマンド" の場合のみ有効。省略するとセル幅は 10 となります。

 Xセルの欄幅を半角単位の桁数で指定します。そのブロックの 1 行を構成するセルの幅を左から順に指定します。

 ,左隣のセルと同一幅である事を意味します。

行コマンド

文章の先頭から改行までを 1 行としてワークシートの行に変換します。この際、行単位で文字の形式、区切り方などを制御するコマンドです。行コマンドは設定変更されていなければ次の行に引き継がれます。グローバルコマンド、ブロックコマンドが設定されていると既定値に戻されます。

<#セル形式 [n|c][,]>左から順にセルのデータ形式が数値か文字かを指定します。次の行で新しい形式が設定されていなければ、前の行の形式が次の行にも引き継がれます。

[n|c]データ形式(省略可能)
省略するとすべて文字列とします

n(N)数値
全角数字は半角にします。数字に変換できない文字は除去されます。

c(C)文字

,左隣のセルと同一形式である事を意味します。行の途中で形式を変更する場合は、次のように指定します。
[例]
c,,,n,,,,c
列 A から C までは文字(c)、D から G までは数値(n)、それ以降は文字(c)とします。

<#区切 縦罫線|タブ|セル幅>行をワークシートのセルに入力していく際、文字列をどのように区切るかを指定します。

縦罫線(デフォルトで有効)縦罫線があればそこで文字列を区切ります。縦罫線がなければ文字列を区切らないで、1 つのセルのリミットいっぱいまで入力し、その後は 改行(\par)まで読み捨てます。

タブタブ(\tab)があればそこで文字列を区切ります。タブ(\tab)がなければ文字列を区切らないで、1 つのセルのリミットいっぱいまで入力し、その後は改行(\par)まで読み捨てます。

セル幅文字列を強制的にセル幅で区切ります。但し、全角文字(2バイト文字)の途中では区切りません。