PDFファイルに関する制限
PDFの表示には新ビューアと旧ビューアの2種類があります。新旧ビューアの違いについては「新ビューアと旧ビューア」を参照してください。
共通の制限事項
- ① 本製品のPDF表示はAdobe Readerと同一ではありません。
- ② PDFに記述されたフォントがご利用の環境にない場合はWindowsのフォントマッチングにより適当なフォントに置き換えて表示されます。置き換えられたフォントによっては元文書のイメージと印象の異なる表示となることがあります。
- ④ タイリングなど、PDFで使用されるパターンの塗りつぶしは無視されます。
- ⑥ CMYKなどRGB以外のカラースペースで作成されたPDFは、イメージなども含め正確な色で表示できません。
新PDFビューアの制限事項
- ① 内容のコピーと抽出が許可されていないPDFは文字列やイメージをクリップボードにコピーできません。また、画像保存もできません。
- ② 印刷を許可されていないPDFファイルは表示はできますが印刷はできません。
旧PDFビューアの制限事項
- ① 本製品では、日本語、英語環境で作成されたPDF文書に対応します。
- ② イメージが多用されたファイルの表示にはかなりの時間がかかる場合があります。
- ③ テキストデータは、ページの先頭から出現した順番に処理し同一行と見なせる文字列をある程度1つのテキストボックスにまとめて配置しますが段落などは考慮していないので配置座標が大きく変わると別のテキストボックスになってしまします。このため行をまたぐ文字列の検索はできません。またテキストのクリップボードへのコピーはテキストボックス単位にしかできません。文字列はすべてテキストボックスとして配置するためドラフト表示では何も表示されません。
- ④ PDF内の表は、表罫を文字とは関係なく図として表示し、表の構造は考慮しないのでならんだセルの内容が行毎にくっついたり表罫との位置関係を正確に再現できないことがあります。
- ⑤ PDFで円や多角形など閉じた図形に塗りつぶしがされている線画が使用されていると、塗りつぶしがされない場合があります。
- ⑥ 本製品で扱える線画の座標数はひとつにつき1,000個までに制限されます。このため、多数の座標から構成される複雑な線画は表示できない場合があります。
- ⑨ テキスト情報が正しく入れられていないPDFでは文字を正しく表示できません。Adobe Readerでクリップボードへのテキストコピーをしても表示されている文字列とコピーされた文字列が一致しないものが該当します。