News Release

サーバー上でOfficeファイルをダイレクト変換する『Office Server Document Converter』の新バージョン「OSDC V10.0R1」をリリースしました。

2023年11月8日

アンテナハウス株式会社(本社:東京、社長:小林徳滋、資本金:4,000万円)は、2023年11月8日より『Office Server Document Converter V10.0』を出荷開始します。

『Office Server Document Converter(OSDC)』は、Microsoft Word/Excel/PowerPoint、及びRTF文書をサーバーサイドでPDF /SVG/TIFF/JPEG/PNG/TIFF/INX/XPSファイルへ変換するライブラリです。Microsoft Office がインストールされていない、および動作しない環境でもMicrosoft Office文書、及びRTF文書を簡単にPDFや画像に変換することが可能です。

また、docxファイルをサーバーサイドでHTMLに変換することに特化した『OSDC Docx2HTML出力版』により、Officeドキュメントのワンソースマルチユースは一層広がります。

新機能と変更点

PDF/A の対応を強化

従来のPDF/A-1b、PDF/A-2b に加えて、PDF/A-1a、PDF/A-2a、PDF/A-2u、PDF/A-3a、PDF/A-3b、PDF/A-3u に対応しました。
公文書などの長期保存PDFやアクセシブルなPDFの作成が可能です。

Excelのページの溢れの対応を強化

指定したページ数に納まるように全体を縮小した場合に、小さくなり過ぎないように縮小率の最小値を10%~100%の範囲で制限することができます。

Wordのしおりを出力しないオプションを追加

OSDCは必ずWordのアウトラインをしおりを出力していましたが、出力しないオプションを追加しました。

「Docx2HTML出力版」の新機能と変更点

機能の強化

  • HTMLをWordのアウトラインレベル1から3に応じて分割して出力するオプション -split を追加しました。
  • HTMLを分割出力した場合に、Wordの自動目次機能で作成した目次箇所を別のファイルとして出力するオプション -tocout を追加しました。
  • HTMLを分割出力した場合に、分割した次のページや前のページに移動するリンクを出力するオプション -pagenavi を追加しました。
  • Word上で指定した表の装飾を、出力するHTMLのテーブルのセルに反映できるオプション -tablestyle を追加しました。
  • HTMLの言語コードを任意で指定できるオプション -lang を追加しました。
  • Wordの自動目次機能で作成した目次の項目をHTMLに出力した場合に、目次の各<p>タグにWord上の見出しのアウトラインレベルに応じた class を出力するようにした。その他、目次を便利に使えるように<div>やid、classの追加しました。
  • 目次箇所の表示/非表示をコントロールするモバイル用のボタンを配置できるようにタグを追加しました。(モバイル用のボタンの利用にはjavascriptとcssが必要)

仕様の変更

  • Wordの自動目次機能で作成した目次箇所を、目次箇所の前の<section>に含めず、<nav>タグ内に出力するようにしました。
  • 同梱のサンプルCSSを改訂、追加しました。

動作環境

Windows版

  • 対応OS
    • Windows Server 2022
    • Windows Server 2019
    • Windows 11
    • Windows 10(x64)
  • CPU
    上記OSが正常に動作するIntel系のCPU、および100%互換性を持つプロセッサー

Linux版

  • 対応OS
    • Linux(64bit)
  • CPU
    上記OSが正常に動作するIntel系のCPU、および100%互換性を持つプロセッサー
  • 必須モジュール
    Office Server Document Converter V10.0 Linux版は、GCC 11.3.1 でビルドされています。
    動作には、glibc-2.34, libstdc++6.0.29以上で、これらとバイナリ互換性があるライブラリが必要です。

Amazon Linux 2 Graviton2版

  • 対応OS
    • Amazon Linux 2 (AWS Graviton2)
  • CPU
    上記OSが正常に動作するIntel系のCPU、および100%互換性を持つプロセッサー
  • 必須モジュール
    Office Server Document Converter V10.0 Amazon Linux 2 Graviton2版は、GCC 7.3 でビルドされています。
    動作には、glibc-2.26, libstdc++6.0.24、もしくは、これらとバイナリ互換性があるライブラリが必要です。

ライセンスの価格

製品種類 価格
Standard版サーバーライセンス 300,000円(税抜)
Professional版サーバーライセンス 450,000円(税抜)
Docx2HTML出力版サーバーライセンス 200,000円(税抜)
統合版サーバーライセンス
・Professional版とDocx2HTML出力版のセット製品
500,000円(税抜)
Professional版デベロッパライセンス(開発ライセンス) 200,000円(税抜)
Docx2HTML出力版デベロッパライセンス(開発ライセンス) 120,000円(税抜)

複数ライセンスを一括でお求めの場合

複数ライセンスを一括導入をご検討いただける場合には、ボリュームディスカウントを実施しております。 ボリュームディスカウントの詳細はお問合せ下さい。

無償バージョンアップ対象

以下製品をお持ちで、保守契約期間中、及び無償保守期間中の方は、同等製品へ無償でバージョンアップいただけます。

  • Office Server Document Converter V9.0
  • Office Server Document Converter V8.0
  • Office Server Document Converter V7.2
  • Office Server Document Converter V7.1
  • Office Server Document Converter V7.0
  • Office Server Document Converter V6.1

お問い合わせ先

〒103-0004
東京都中央区東日本橋2-1-6 東日本橋藤和ビル5F
アンテナハウス株式会社

◆ご購入に関するお問い合わせ(祝日を除く月~金曜日9:30~18:00)
TEL : 03-5829-9030
FAX : 03-5829-9024
E-mail: sis@antenna.co.jp
URL : https://www.antenna.co.jp/

本製品の詳細は、以下の製品Webサイトをご覧ください。

https://www.antenna.co.jp/sbc/