Word文書を標準のXML形式に変換!
「Word2FO V2」
2008年5月14日出荷開始

アンテナハウス株式会社(社長 小林徳滋 本社 東京都千代田区)は、5月14日(水曜日)、「Word2FO V2」を販売開始します。
Word2FO V2は、株式会社デジタルコミュニケーションズ(社長 福重青史 本社 東京都港区)との共同開発製品でアンテナハウス株式会社が販売元となり、アンテナハウスのリセラーなどを通して販売します。
Word2FO V2は、Microsoft WordのDOC文書から、JepaX「ジェパ・エックス」※仕様の XML形式の構造化文書を簡単に作成・構築できます。

XML形式の文書作成は、ユーザーにて作成・蓄積されたMicrosoft Word文書やテキストデータを、Word2FO V2のWord2XML変換機能のマクロ機能を使ってXMLデータ構造のタグを設定、JepaX仕様の文書構造を持った標準のXML形式の文書にスムーズに変換、データベースなどに登録する事ができます。
また、今まで出版関係の知識を持ったプログラマーでないと開発できなかった組版用スタイルシートの開発もWord2FO V2 に添付のJepaX版サンプルスタイルシートを使うことで簡単に表現、スタイル設定・ページ設定や変更内容の保存も可能です。
これを自動組版して組版内容を画面に表示、PDF形式などの文書に出力して書籍・冊子作成が簡単にできるようになりました。

Word2FO V2の特徴

1)Word2XML変換機能。

Word2XML変換機能は、使い慣れたMicrosoft Wordを入力ツールとし、Wordのマクロ機能にてXMLデータ構造のタグを設定することによって、正確なXML形式の文章を生成出力致します。
インラインタグ変換機能を搭載していますので、正確なXMLデータ構造に変換できます。
JepaX仕様の文章構造を持った標準のXML形式の文書構造にスムーズに変換できます。

搭載Wordマクロ機能:

2)レイアウト調整機能

レイアウト調整機能とは、組版スタイル名に登録されているJepaX仕様のスタイルに対して以下の調整が可能です。
レイアウト調整後のスタイルを保存することもできます。

ページ設定

用紙サイズ、余白サイズ、用紙の端からの距離、ヘッダー出力、ヘッダー罫線出力、フッター出力、サイド出力、ヘッダー位置、フッター位置、段数、段間隔など

スタイル設定

スタイル名(26個)、フォント名(33種類)、文字サイズ、行間、文字配列、左インデント幅、右インデント幅、最初の行、段落前アキ、段落後アキ、自動目次生成、組版設定(8個)「行頭禁則あり、句読点のぶら下げあり、ハイフネーションあり」など

PDF設定

PDFバージョン(8種類)、PDFを開くためのパスワードの設定、権限パスワードの設定、印刷不可、内容の変更不可、内容のコピー不可、注釈の追加不可など

3)XSL Formatter「自動組版機能」

自動組版の対象となるXML形式の文書と、組版用スタイルシートを使用して、XSL-FOと呼ばれる組版用入力XMLに変換。これを組版してPDF形式などの文書に出力します。数万ページに及ぶ長い文書や50ヶ国語を超える多言語の組版にも対応しています。
XSL Formatterは、現在世界中で技術文書や、マニュアル、レポートなど、さまざまな組版要求にいつでも答えることができ、XMLをきれいに早く組版できるツールとして広く使われています。

詳細は下記URLを御参照下さい。
http://www.antenna.co.jp/XSL-FO

4)JepaX仕様のスタイルシートサンプル

JepaX仕様のスタイルシートサンプルを同梱していますので、直ぐに自動組版して、各種書籍・広報・冊子作成印刷することができます。
①JepaX版Word2XML-FO-縦書きサンプル1
②JepaX版Word2XML-FO-横書きサンプル1
③JepaX版Word2XML-FO-横書きサンプル2
④JepaX版Word2XML-FO-横書きサンプル3
⑤JepaX版Word2XML-FO-横書きサンプル4
⑥JepaX版Word2XML-FO-横書きサンプル5

5)XSL Formatter追加オプション

INX 出力オプション追加

XSL Formatterの組版結果をInDesign(r)で編集することができます。
INX(InDesign(r) Interchange ファイル)は、AdobeのInDesign(r)の旧製品や、InCopy(r)、GoLive(r)などの関連製品で互いに読み込みができるようにするための交換用のXMLファイルです。INXフォーマットには、InDesign(r)のオブジェクトやプロパティが要素や属性で完全な形で保管されています。

SVG オプション追加

組版結果をSVGとして出力可能 SVG 1.1、SVG Basic、SVG Tiny対応

詳細は下記URLを御参照下さい。
http://www.antenna.co.jp/XSL-FO/option/

ライセンスと標準価格(税込価格)

商品名 スタンドアロンライセンスのみ  次年度保守費用
Word2FO V2 315,000円  47,250円

※ XSL Formatter追加オプションは、別価格になります。

標準価格に含まれるライセンスなど

  1. Word2XML スタンドアロン 1 ライセンス
  2. XSL Formatter V4.3 スタンドアロン 1 ライセンス
  3. JepaXを組版するためのスタイルシート、スタイルシート設定を変更するツールが含まれます。

動作環境

Microsoft Windows XP

Microsoft .Net Framework 2.0の環境が必要です。
インストール時、Microsoft .Net Framework 2.0環境も同時にセットアップされます。

その他

変換用Word ファイルを作成するためには「Microsoft Word2003」が必要です。

対応Wordバージョン

Microsoft Word 2000/XP/2003


「Word2FO V2」に関する詳しい情報は以下をご参照ください。

http://www.antenna.co.jp/XML/Word2FO.html

お問い合わせ先

アンテナハウス株式会社 システム営業グループ
〒102-0074 東京都千代田区九段南4-3-13麹町秀永ビル
℡: 03-3234-9631 FAX: 03-3221-9975
mail:sis@antenna.co.jp

商標などについて

InDesignはアドビシステムズ社の登録商標です。
その他製品名称は、各社の登録商標です。
XML:Extensible Markup Langageの略称です。
※JepaX「ジェパ・エックス」日本電子出版協会(JEPA)の仕様です。
この仕様は出版業界内部において電子出版コンテンツの蓄積や交換を行うための「交換フォーマット」として利用されることを想定されたものです