8–4 署名の検証

署名の検証、検証情報の追加、検証設定を行います。

設定コマンドは[署名・タイムスタンプ]タブの[設定]グループまたは、[ナビゲーション]領域の[署名情報]タブにあります。

[ナビゲーション]領域の[署名情報]タブには検証結果が表示されます。

[署名・タイムスタンプ]タブの[検証]グループ

図8・21 [署名・タイムスタンプ]タブの[設定]グループ

[署名情報]タブ

図8・22 [署名情報]タブ

署名を検証

PDFファイルに付与されている署名を検証します。通常、PDFファイル読み込み時に自動的に検証されますが、[検証設定]を変更するなど、再度検証する必要がある時にこの機能を選択します。

[署名・タイムスタンプ]タブの[署名を検証]、または、[ナビゲーション]領域の[署名情報]タブの[署名を検証]ボタンを選択すると、署名の検証が行われます。

検証結果は、[署名情報]領域に表示されます。

検証結果の例

図8・23 検証結果の例

検証情報追加

長期署名用に全ての署名が有効なPDFファイルについて、その検証結果を埋め込んだPDFファイルを保存します。
[署名・タイムスタンプ]タブの[検証情報追加]、または、[ナビゲーション]領域の[署名情報]タブの[検証情報追加]ボタンを選択して表示される「検証情報」画面を用いて行います。

検証情報の追加

図8・24 検証情報の追加

この画面の「追加」ボタンをクリックすると検証情報を埋め込んだPDFファイルを保存する「名前を付けて保存」ダイアログが表示されますので、任意の場所に適当な名前を付けて保存します。

検証設定

署名検証時の設定を行います。

[署名・タイムスタンプ]タブの[検証設定]または、[ナビゲーション]領域の[署名情報]タブの[検証設定]ボタンを選択すると、以下の「検証設定」ダイアログが表示されます。

検証設定ダイアログ

図8・25 検証設定ダイアログ
LDAP接続しない(必要な場合は検証しない)
チェックするとLDAP経由のCRL(証明書失効リスト)/証明書の取得を行いません。
HTTP接続しない(必要な場合は検証しない)
チェックするとHTTP経由のCRL(証明書失効リスト)取得を行いません。
OCSPを利用しない(CRLを利用する
チェックするとOSCPによる失効検証を行わずCRL(証明書失効リスト)を利用します。

署名のプロファイルを表示する

以下のいずれかの方法を用いて、PDFファイル付与されている署名のプロファイル画面を表示します。

プロファイルダイアログ

図8・26 プロファイルダイアログ

また、この画面の「詳細表示…」ボタンをクリックすると「プロファイル詳細表示」画面を表示します。

プロファイル詳細表示ダイアログ

図8・27 プロファイル詳細表示ダイアログ