PDFのページを表示するコントロールです。様々なページレイアウト、ビューモード、選択ツール、検索、回転、印刷、画像ファイル変換といった機能を利用することができます。
フォームに貼り付けるだけで簡単に利用することができます。
以下ではVisualStudio C#での初歩的な使用方法を説明します。.NET Framework版を利用するには事前に.NET Framework 4.6.2以降のインストールが必要です。 詳細は「4.3動作に必要なモジュール、手続き等」をご覧ください。以下は32bit版での説明です。
private void button1_Click(object sender, EventArgs e)
{
if (openFileDialog1.ShowDialog() == DialogResult.OK)
pdfPageViewCtrl1.OpenDocument(openFileDialog1.FileName, "");
}
コントロールには多くの機能がデフォルトで実装されており、ほとんどの機能はボタンを用意してメソッドを呼び出すだけで、もしくはファイルを開いただけで、簡単に利用できるようになっています。ここでは各機能についてアプリケーション側が実装すべきこと、関知できることについて簡単に説明します。詳しくは付属のサンプルプログラムを参考にしてください。
機能概要 |
説明 |
ファイルのドラッグ&ドロップ |
デフォルトではドロップされたファイルの一つを開きます。 異なる動作をおこないたい場合はDragDropFilesイベントをハンドリングしてください。 |
コントロール間の同期(編集) |
デフォルトではなにもしません。 同期をとるにはDocumentOpenedイベントでAttachPDFDocumentしてください。同期をとるとページの入れ替えや回転といった編集処理をおこなったとき、同期中の全コントロールに反映されます。 |
コントロール間の同期(ページ遷移) |
デフォルトではなにもしません。 同期をとるにはPageTurnedイベントでGotoPageしてください。 |
右クリックメニュー |
デフォルトで用意されています。 ContextMenuCイベントをハンドリングすることで独自の右クリックメニューを使用することも可能です。 |
ドキュメント情報の編集(セキュリティ解除) |
ドキュメント情報編集ダイアログが用意されています。 ShowDocumentPropertyDialogを呼び出してください。独自のダイアログを作成して使用することも可能ですし、ModifyObjectsで直接編集も可能です。 |
注釈の処理 |
注釈を処理するためのGUIインタフェースはデフォルトで用意されています。 プログラムから注釈を操作したい場合は、CreateObject/GetObjectInfo/DeleteObject/ModifyObjectsなどを使用してください。SetDefaultObjectPropertyでデフォルトプロパティを変更することも可能です。 ショートカットキー[Delete]/[BackSpace]/[Esc]/[Ctrl]/[Shift]/方向キーがデフォルトでハンドリングされています。意図的な別処理への置き換えでなければアプリケーション側ではハンドリングしないでください。 |
アンドゥー、リドゥー |
デフォルトで実装されています。 独自のアンドゥー処理を差し込むことはできません。 ショートカットキー[Ctrl]+[Z]/[Y]がデフォルトでハンドリングされていますので意図的に別の処理に置き換えたいのでなければアプリケーション側ではハンドリングしないでください。 |
スクロール |
スクロールバークリック、ハンドツール、キー押下などによるスクロール処理がデフォルトで実装されています。ScrollToPositionで任意の位置へスクロールすることが可能です。 ショートカットキー[Home]/[End]/[PageUp]/[PageDown]/方向キーがデフォルトでハンドリングされています。意図的な別処理への置き換えでなければアプリケーション側ではハンドリングしないでください。 |
検索 |
デフォルトで実装されています。 検索ダイアログは用意(ShowSearchDialog)されておりますが、独自のダイアログを作成して使用することも可能です。 |
カット、コピー&ペースト、すべて選択 |
デフォルトで実装されています。 ショートカットキー[Ctrl]+[X]/[C]/[V]/[A]がデフォルトでハンドリングされています。意図的な別処理への置き換えでなければアプリケーション側ではハンドリングしないでください。 |
印刷 |
デフォルトで実装されています。 印刷ダイアログは用意されておりますが、独自のダイアログを作成して使用することも可能です。 |
アクション実行 |
デフォルトで実装されています。 DoActionイベントを実装することでアクション実行時のメッセージを変更したり非表示にすることが可能です。 |
プロパティ名 |
.NET/ .NET Framework |
概要 |
IsOpen |
○ |
PDFがオープンされているか調べます。 |
IsModified |
○ |
最後に保存してからPDFが変更されているかどうかを調べます。 |
IsLockedByOwnerPassword |
○ |
オーナパスワードでロックされている状態かどうか調べます。 |
IsSearched |
○ |
検索状態か調べます。 |
IsSearchedAll |
○ |
全検索状態か調べます。 |
HasFocus |
○ |
コントロールがフォーカスを持っているかどうか調べます。 |
PageCount |
○ |
ページ数を取得します。 |
ShowCoverPageDuringTwoUp |
○ |
見開きレイアウトの時、1ページ目を右側に表示します。 |
PageShadow |
○ |
ページに影をつけます。 |
BackgroundColor |
○ |
背景色を設定します。 |
TextSelectedColor |
○ |
テキスト選択色を設定します。 |
SearchedAllColor |
○ |
全検索で見つかったキーワードの背景色を設定します。 |
HiligtTextColor |
○ |
テキストのハイライト色を設定します。 |
PageLayout |
○ |
ページレイアウトを設定します。 |
ViewMode |
○ |
ビューモードを設定します。 |
SelectMode |
○ |
選択モードを設定します。 |
Direction |
〇 |
見開きレイアウトの綴じ方を取得/設定します。 |
CtrlStyle |
○ |
スタイルを設定します。 |
HasUserPassword |
○ |
ユーザパスワードが設定されているかどうかを調べます。 |
HasOwnerPassword |
○ |
オーナパスワードが設定されているかどうかを調べます。 |
UserPassword |
○ |
ユーザパスワードを取得/設定します。 |
OwnerPassword |
○ |
オーナパスワードを取得/設定します。 |
SecurityPermissonFlag |
○ |
PDFのセキュリティフラグを取得/設定します。 |
ZoomRatio |
○ |
ズーム倍率を設定します。 |
ZoomRatioLimit |
○ |
最大ズーム倍率を取得します。 |
CurrentPageNumber |
○ |
現在のページ番号を表示します。 |
CanUndo |
○ |
Undoが可能か調べます。 |
CanRedo |
○ |
Redoが可能か調べます。 |
CanCut |
○ |
Cutが可能な状態か調べます。 |
CanCopy |
○ |
Copyが可能な状態か調べます。 |
CanPaste |
○ |
Pasteが可能な状態か調べます。 |
CanDelete |
○ |
Deleteが可能な状態か調べます。 |
CanModifyPage |
○ |
ページ編集が可能な状態か調べます。 |
CanModifyAnnotation |
○ |
注釈の追加、削除、変更が可能な状態か調べます。 |
CanModifyFontStyle |
○ |
フォントスタイル変更が可能な状態か調べます。 |
CanUndoView |
○ |
UndoViewが可能な状態か調べます。 |
CanRedoView |
○ |
RedoViewが可能な状態か調べます。 |
CanPrint |
○ |
印刷が可能な状態か調べます。 |
SelectedObjectCount |
○ |
選択されているオブジェクトの数を取得します。 |
PdfVersion |
○ |
PDFのバージョンを取得します。 |
CreationDate |
○ |
PDFの作成日時を取得します。 |
ModifyDate |
○ |
PDFの更新日時を取得します。 |
Title |
○ |
PDFのタイトルを取得/設定します。 |
Author |
○ |
PDFの作成者を取得/設定します。 |
Subject |
○ |
PDFのサブタイトルを取得/設定します。 |
Keywords |
○ |
PDFのキーワードを取得/設定します。 |
Creator |
○ |
PDFを作成したアプリケーション名を取得します。 |
Producer |
○ |
PDF変換をおこなったツール名を取得します。 |
DocumentPath |
○ |
オープンしているPDFのPathを取得します。 |
SDKVersion |
○ |
SDKバージョン番号を取得します。 |
SearchStartPage |
○ |
検索開始ページを取得/設定します。 |
LoadPageCount |
○ |
読み込みページ数を設定します。 |
SelectedTextString |
○ |
選択中のテキストを取得します。 |
ViewCoord |
〇 |
View座標であるかを取得/設定します。 |
IncludeArtifact |
〇 |
テキスト装飾を含めるかを取得/設定します。 |
SnapPointType |
〇 |
ものさしでスナップする点の種類を取得/設定します。 |
HasRedactAnnotation |
〇 |
墨消し(Redact注釈)を含むかを取得します。 |
ScrollPosition |
〇 |
スクロール位置を論理座標で取得します。 |
DeviceScrollPosition |
〇 |
スクロール位置をクライアント座標で取得します。 |
メソッド名 |
.NET/.NET Framework |
概要 |
OpenDocument |
○ |
PDFをオープンします。 |
SaveDocument |
○ |
PDFを保存します。 |
CloseDocument |
○ |
PDFをクローズします。 |
PrintDocument |
○ |
印刷をおこないます。 |
GetPDFDocumentHandle |
○ |
PDFDocumentのハンドルを取得します。 |
AttachPDFDocument |
○ |
PDFDocumentのハンドルをコントロールに関連付けます。 |
UnlockOwnerPasswordSecurity |
○ |
オーナパスワードを指定してセキュリティを解除します。 |
GetPageWidth |
○ |
ページの幅を取得します。 |
GetPageHeight |
○ |
ページの高さを取得します。 |
GetNextZoomRatio |
○ |
ズーム倍率の次の値を取得します。 |
GotoPage |
○ |
指定されたページを表示します。 |
GotoFirstPage |
○ |
先頭ページを表示します。 |
GotoLastPage |
○ |
最終ページを表示します。 |
GotoPreviousPage |
○ |
前ページを表示します。 |
GotoNextPage |
○ |
次ページを表示します。 |
GetPageRotation |
○ |
ページの回転角度を取得します。 |
RotatePages |
○ |
ページを回転します。 |
ResetView |
○ |
ビューを作り直します。 |
Undo |
○ |
最後の編集操作を取り消します。 |
Redo |
○ |
Undoを取り消します。 |
Cut |
○ |
切り取ってクリップボードに保存します。 |
Copy |
○ |
コピーしてクリップボードに保存します。 |
Paste |
○ |
クリップボードの内容を貼り付けます。 |
Delete |
○ |
削除をおこないます。 |
SelectAll |
○ |
ページテキストの全選択をおこないます。 |
ShowDocumentPropertyDialog |
○ |
ドキュメントプロパティダイアログを表示します。 |
ShowFontStyleDialog |
○ |
フォントスタイルダイアログを表示します。 |
ShowObjectPropertyDialog |
○ |
オブジェクトプロパティダイアログを表示します。 |
UndoView |
○ |
前の表示に戻します。 |
RedoView |
○ |
UndoViewを取り消します。 |
ShowSearchDialog |
○ |
検索ダイアログを表示します。 |
Search |
○ |
検索をおこないます。 |
SearchNext |
○ |
次検索をおこないます。 |
SearchPrevious |
○ |
前検索をおこないます。 |
ClearSelect |
○ |
選択中のテキストをクリアします。 |
MakeBmpPage |
○ |
指定したページをBMP画像に変換します。 |
MakeJpegPage |
○ |
指定したページをJPEG画像に変換します。 |
MakePngPage |
○ |
指定したページをPNG画像に変換します。 |
MakeTiffPage |
○ |
指定したページをTIFF画像に変換します。 |
MakeEmfPage |
○ |
指定したページをEMF画像に変換します。 |
MakeSvgPage |
○ |
指定したページをSVG形式に変換します。 |
GetDefaultObjectProperty |
○ |
デフォルトのオブジェクトプロパティを取得します。 |
SetDefaultObjectProperty |
○ |
デフォルトのオブジェクトプロパティを設定します。 |
GetCursorPosition |
○ |
現在カーソル位置の座標を取得します。 |
ScrollToPosition |
○ |
論理座標で指定した位置へスクロールします。 |
ScrollToDevicePosition |
○ |
クライアント座標で指定した位置へスクロールします。 |
ClientToLogical |
○ |
クライアント座標を論理座標に変換します。 |
SetSelectModeEx |
○ |
カスタム選択モードを作成するときに使用します。 |
CreateObject |
○ |
オブジェクト(注釈)を作成します。 |
GetObjectCount |
○ |
指定したページにあるオブジェクト(注釈)数を取得します。 |
GetObjectInfo |
○ |
オブジェクトを取得します。 |
DeleteObjects |
○ |
オブジェクトを削除します。 |
ModifyObjects |
○ |
オブジェクトを編集します。 |
HitTest |
○ |
指定した位置になにがあるか調べます。 |
GetNextObjectId |
○ |
次のオブジェクトのIDを取得します。 |
SetHilightText |
○ |
指定範囲のテキストをハイライト表示します。 |
ClearHilightText |
○ |
ハイライト表示をすべて解除します。 |
GetTextInfoInRect |
○ |
指定範囲のテキスト情報を取得します。 |
ClientToLogicalRect |
○ |
矩形をクライアント座標から論理座標に変換します。 |
SetCtrlCursor |
○ |
コントロールのカーソルを指定します。 |
SetSmoothing |
〇 |
スムージングを設定します。 |
SelectTextString |
〇 |
指定した範囲の文字列を選択します。 |
SetFocus |
〇 |
コントロールにHフォーカスを設定します。 |
GetSelectedTexfInfo |
〇 |
選択中のテキストのテキスト情報を取得します。 |
ShowMeasureDialog |
〇 |
測定比率と精度ダイアログを表示します。 |
RedactAndSaveDocument |
〇 |
墨消しを反映してPDFファイルを保存します。 |
イベント名 |
.NET /.NET Frame work |
概要 |
DocumentOpened |
○ |
ドキュメントがオープンされたときに呼ばれます。 |
PageTurned |
○ |
ページ移動が起きたときに呼ばれます。 |
Zoom |
○ |
拡大・縮小が起きたときに呼ばれます。 |
DragDropFiles |
○ |
ファイルがドラッグ&ドロップされたときに呼ばれます。 |
ObjectAdded |
○ |
オブジェクトが追加された時に呼ばれます。 |
DoAction |
○ |
アクション実行時に呼ばれます。 |
DefaultObjectPropertyChanged |
○ |
デフォルトのオブジェクトプロパティが変更されたときに呼ばれます。 |
MouseDownC |
○ |
コントロール上でマウスボタンが押されたときに呼ばれます。 |
MouseUpC |
○ |
コントロール上でマウスボタンが離されたときに呼ばれます。 |
DoubleClickC |
○ |
コントロール上でマウスボタンをダブルクリックしたときに呼ばれます。 |
MouseMoveC |
○ |
コントロール上でマウスを動かしたときに呼ばれます。 |
ContextMenuC |
○ |
コントロール上でマウスボタンが右クリックされたときやコンテキストメニューボタンが押されたときに呼ばれます。 |
KeyDownC |
○ |
コントロール上でキーが押されたときに呼ばれます。 |
KeyUpC |
○ |
コントロール上でキーが離されたときに呼ばれます。 |
ObjectDeleted |
○ |
注釈が削除されたときに呼ばれます。 |
ObjectResized |
○ |
注釈をリサイズや端点を移動したときに呼ばれます。 |
ObjectMoved |
○ |
注釈を移動したときに呼ばれます。 |
EditBoxShowed |
○ |
テキスト入力ボックスが表示や非表示されたときに呼ばれます。 |
EditBoxTextEdited |
○ |
テキスト入力ボックスに文字が入力されたときに呼ばれます。 |
Scrolled |
○ |
スクロールバーがスクロールされたときに呼ばれます。 |
型: bool (.NET) (getのみ)
解説: PDFがオープンされているかどうか調べます。オープンされていればTrueになります。
型: bool (.NET) (getのみ)
解説: 最後に保存してからPDFが変更されているかどうかを調べます。変更されていればTrueになります。
型: bool (.NET) (getのみ)
解説: PDFにオーナパスワードセキュリティによるロックがかかっている状態かどうかを調べます。ロックされていればTrueになります。
型: bool (.NET) (getのみ)
解説: 検索状態かどうかを調べます。検索状態であればTrueになります。
型: bool (.NET) (getのみ)
解説: 全検索状態かどうかを調べます。全検索状態であればTrueになります。
型: bool (.NET) (getのみ)
解説: コントロールがフォーカスを持っているかどうか調べます。フォーカスをもっていればTrueになります。.NETのControl.Focusedプロパティは正しく機能しませんのでこのプロパティを使用してください。
型: int32 (.NET) (getのみ)
解説: PDFの総ページ数です。PDFがオープンされていない場合は0になります。
型: bool (.NET) (get / set)
解説:見開きページレイアウトで1ページ目を独立して表示するかどうかの指定です。
デフォルトはFalseです。
型: bool (.NET) (get / set)
解説:ページの影を描画するかどうかの指定です。描画する場合はTrueを指定します。デフォルトはTrueです。
型: System.Drawing.Color (.NET) (get / set)
解説:背景色(ページの外の領域)です。
型: System.Drawing.Color (.NET) (get / set)
解説:テキストの選択色です。
型: System.Drawing.Color (.NET) (get / set)
解説:全検索で見つかったキーワードの背景色です。
型: System.Drawing.Color (.NET) (get / set)
解説:SetHilightTextメソッドで指定したテキストハイライトの背景色です。
型:AvsPageLayout (enum) (get / set)
設定値:
AvsPageLayout (enum値) |
値 |
説明 |
APL_SINGLE |
0 |
単ページ表示 |
APL_CONTINUOUS |
1 |
連続ページ表示 |
APL_TWOUP |
2 |
見開き表示 |
APL_TWOUP_CONTINUOUS |
3 |
連続見開き表示 |
APL_TWOUP_COVER |
4 |
見開き表示(表紙) |
APL_TWOUP_COVER_CONTINUOUS |
5 |
連続見開き表示(表紙) |
解説:ページレイアウトです。 連続表示(1と3)はビューモードの「ページサイズに合わせる」と排他の関係にあります。よって連続表示を指定すると「ページサイズに合わせる」ビューモードは「指定倍率」に変更されます。
デフォルトは「連続ページ表示」です。
型:AvsViewMode (enum) (get / set)
設定値:
AvsViewMode |
値 |
説明 |
AVM_CUSTOM |
0 |
指定倍率 |
AVM_FITPAGE |
1 |
ページサイズに合わせる |
AVM_FITWIDTH |
2 |
幅に合わせる |
AVM_FITHEIGHT |
3 |
高さに合わせる |
解説:ビューモードです。「ページサイズに合わせる」はページレイアウトの連続表示と排他の関係になります。よって「ページサイズに合わせる」を指定すると連続表示ページレイアウトは単表示に変更されます。
デフォルトは「幅に合わせる」です。
型:AvsSelectMode (enum) (get / set)
設定値:
AvsSelectMode |
値 |
説明 |
ASM_NORMAL |
0 |
通常モード オブジェクトの矩形選択が可能です。 |
ASM_TXTSEL |
1 |
テキスト選択モード ドラッグすることによってテキストを選択することができます。 ALTを押しながらドラッグすると矩形選択が可能です。 |
ASM_HAND |
2 |
ハンドモード ビューをドラッグすることによってスクロールすることができます。 |
ASM_MQZOOM |
3 |
マーキーズームモード ページの一部分をドラッグで範囲指定するとその範囲がビュー全体に表示されるように拡大されます。また、単にクリックするとクリックした位置を中心に拡大します。 Ctrlを押した状態でおこなうと縮小になります。 |
ASM_OBJEDIT |
4 |
オブジェクト編集モード リンク注釈を編集することが可能です。オブジェクトの矩形選択が可能です。 |
ASM_CUSTOM1 – ASM_CUSTOM5 |
51-55 |
カスタムモード 独自の選択モードを作成することが可能です。 |
ASM_INS_STICKYNOTE |
100 |
ノート注釈を挿入するモードです。 |
ASM_INS_LINK |
101 |
リンク挿入するモードです。 |
ASM_INS_FILEATTACHMENT |
102 |
ファイル添付注釈を挿入するモードです。 |
ASM_INS_TEXTBOX |
103 |
テキストボックス注釈を挿入するモードです。 |
ASM_INS_CALLOUT |
104 |
引出線注釈を挿入するモードです。 |
ASM_INS_TYPEWRITER |
105 |
タイプライター注釈を挿入するモードです。 |
ASM_INS_LINE |
106 |
線注釈を挿入するモードです。 |
ASM_INS_ARROW |
107 |
矢印線注釈を挿入するモードです。 |
ASM_INS_RECTANGLE |
108 |
長方形注釈を挿入するモードです。 |
ASM_INS_OVAL |
109 |
楕円注釈を挿入するモードです。 |
ASM_INS_POLYGON |
110 |
多角形注釈を挿入するモードです。 |
ASM_INS_POLYLINE |
111 |
折れ線注釈を挿入するモードです。 |
ASM_INS_HIGHLIGHT |
112 |
ハイライト注釈を挿入するモードです。 |
ASM_INS_UNDERLINE |
113 |
下線注釈を挿入するモードです。 |
ASM_INS_CROSSOUT |
114 |
取消線注釈を挿入するモードです。 |
ASM_INS_SQUIGGLY |
115 |
波線注釈を挿入するモードです。 |
ASM_INS_STAMP_APPROVED |
116 |
スタンプ注釈(承認済)を挿入するモードです。 |
ASM_INS_ STAMP_DONE |
117 |
スタンプ注釈(完了)を挿入するモードです。 |
ASM_INS_ STAMP_TOPSECRET |
118 |
スタンプ注釈(極秘)を挿入するモードです。 |
ASM_INS_ STAMP_DRAFT |
119 |
スタンプ注釈(草稿)を挿入するモードです。 |
ASM_INS_ STAMP_FINAL |
120 |
スタンプ注釈(最終)を挿入するモードです。 |
ASM_INS_ STAMP_EVALUATION |
121 |
スタンプ注釈(評価用)を挿入するモードです。 |
ASM_INS_ STAMP_PUBLIC |
122 |
スタンプ注釈(公開用)を挿入するモードです。 |
ASM_INS_ STAMP_REFERENCE |
123 |
スタンプ注釈(参照用)を挿入するモードです。 |
ASM_INS_ STAMP_DISMISSAL |
124 |
スタンプ注釈(却下)を挿入するモードです。 |
ASM_INS_ STAMP_PRIVATE |
125 |
スタンプ注釈(非公開)を挿入するモードです。 |
ASM_INS_ STAMP_PRELIMINARY |
126 |
スタンプ注釈(試用結果)を挿入するモードです。 |
ASM_INS_ STAMP_VOID |
127 |
スタンプ注釈(無効)を挿入するモードです。 |
ASM_INS_LINE_DIMENSION |
135 |
距離ツールを挿入するモードです。 |
ASM_INS_POLYGON_DIMENSION |
136 |
周辺ツールを挿入するモードです。 |
ASM_INS_POLYLINE_DIMENSION |
137 |
面積ツールを挿入するモードです。 |
ASM_INS_ STAMP_CUSTOM |
138 |
スタンプ注釈(カスタム)を挿入するモードです。 |
ASM_INS_REDACT |
139 |
Redact注釈を挿入するモードです。 |
解説:選択モードです。デフォルトは「テキスト選択モード」です。
型:AvsDirectionType (enum) (get / set)
設定値:
AvsDirectionType (enum値) |
値 |
説明 |
ADT_L2R |
0 |
左綴じ(Left to Right) |
ADT_R2L |
1 |
右綴じ(Right to Left) |
解説:ページレイアウトが見開き表示時の綴じ方です。
PDFファイルに指定がある場合はその設定に従って表示されます。指定がない場合のデフォルトは「左綴じ」です。表示上の設定は変更できますが、PDFファイルには反映されません。
型: int32 (.NET) (get / set)
設定値:
AvsCtrlStyle |
値 |
説明 |
AGCS_HIDEOBJECTS |
0x00000001 |
注釈等のオブジェクトを表示しません |
AGCS_PREVIEWMODE |
0x00000002 |
プレビューモード(編集不可、テキスト選択不可、注釈選択不可、ポップアップ注釈非表示)に設定します |
AGCS_HIDEERRDLG |
0x00000004 |
エラーダイアログを表示しません |
AGCS_HIDEPASSWORDDLG |
0x00000008 |
パスワード入力ダイアログを表示しません |
AGCS_READONLY |
0x00000010 |
読込専用モード(編集不可)に設定します |
AGCS_IGNOREOPENPAGELAYOUT |
0x00000020 |
PDFに設定されたオープンページレイアウトを無視します。 |
AGCS_IGNOREOPENACTION |
0x00000040 |
PDFに設定されたオープンアクションを無視します。 |
AGCS_HIDEANNOTATIONS |
0x00000080 |
注釈を非表示にします。 |
AGCS_NOTURNATSINGLELAYOUT |
0x00000100 |
単ページ表示のとき、キーまたはマウスホイールでのスクロールによるページ遷移を抑制します。 |
AGCS_DONTONKILLFOCUSEBWND |
0x00000200 |
テキスト入力がフォーカスを失ったときに再度フォーカスを当てることをしません。 |
AGCS_DONTOFFSAHIGHLIGHTS |
0x00000400 |
ページ上をクリックしたとき、全検索結果のハイライトが消えないようにします。 |
AGCS_DISABLECURSOR |
0x00000800 |
コントロールのマウスカーソルの制御を抑止します。 ※注釈ポップアップの入力欄、テキストボックス・引き出し線・タイプライターのテキスト入力、PDFPageViewCtrl で表示するWindows標準部品は抑止されません。 |
AGCS_SHOWGRID |
0x00040000 |
グリッドを表示します。 |
AGCS_DISABLEDRAGCOPY |
0x00100000 |
CTRL+Dragによる注釈コピーを禁止します。 |
AGCS_DISABLEALTTXTSEL |
0x00200000 |
ALT+ドラッグによる範囲指定テキスト選択を禁止します。 |
解説:コントロールのスタイルを上記ビットの組み合わせで設定します。デフォルトは0です。0x0011を指定(読込専用、オブジェクト非表示)するとV2.5相当になります。
(V5以降)AGCS_ALIGNVERTICALCENTERは廃止されました。
型: bool (.NET) (getのみ)
解説:PDFにユーザパスワードが設定されているか調べます。ユーザパスワードが設定されていればTrueになります。
通常はオープン時のPDFの状態を返しますが、UserPasswordプロパティに値をセットした場合、状態が変更されます。ドキュメントをオープンしていない場合は必ずFalseになります。
型: bool (.NET) (getのみ)
解説:PDFにオーナパスワードが設定されているか調べます。オーナパスワードが設定されていればTrueになります。
通常はオープン時のPDFの状態を返しますが、OwnerPasswordプロパティに値をセットした場合、状態が変更されます。ドキュメントをオープンしていない場合は必ずFalseになります。
型: string (.NET) (get / set)
解説:ユーザパスワードです。オープン時にユーザパスワードを指定してPDFを開くとその値が入ります。空文字をセットするとパスワードを設定していないことになり、HasUserPasswordでFalseが返るようになります。
値のセットはIsLockedByOwnerPassword()がTrueの状態では失敗します。
型: string (.NET) (get / set)
解説:オーナパスワードです。オープン時にオーナパスワードを指定してPDFを開くとその値が入ります。空文字をセットするとパスワードを設定していないことになり、HasOwnerPasswordでFalseが返るようになります。
値のセットはIsLockedByOwnerPassword()がTrueの状態では失敗します。
型: int32 (.NET) (get / set)
解説:PDFのセキュリティ許可フラグです。
次のビットの組み合わせとなります。
AvsSecurityPermissionFlag |
値 |
説明 |
ASPF_ENABLE_PRINT |
0x0004 |
印刷許可 |
ASPF_ENABLE_CHANGEDOC |
0x0008 |
ドキュメント内容の変更許可 |
ASPF_ENABLE_COPYCONTENT |
0x0010 |
内容のコピー許可 |
ASPF_ENABLE_MODIFYANNOT |
0x0020 |
注釈の編集許可 |
ASPF_ENABLE_FILLFORM |
0x0100 |
フォームフィールドの入力許可 |
ASPF_ENABLE_ACCESSIBILITY |
0x0200 |
アクセシビリティの許可 |
ASPF_ENABLE_ASSEMBLEDOC |
0x0400 |
ページの挿入、削除、回転許可 |
ASPF_ENABLE_PRINTHIGHLEVEL |
0x0804 |
高解像度の印刷許可 |
値のセットはIsLockedByOwnerPasswordがTrueの状態では失敗します。
型: float32 (.NET) (get / set)
解説:現在のズーム倍率です。値をセットするとViewModeが自動的に0になります。
型: float32 (.NET) (get のみ)
解説:最大ズーム倍率を取得します。
型: int32 (.NET) (get のみ)
解説:現在のページ番号です。
型: bool (.NET) (get のみ)
解説:Undoができるかどうか調べます。Undo可能ならばTrueになります。
型: bool (.NET) (get のみ)
解説:Redoができるかどうか調べます。Redo可能ならばTrueになります。
型: bool (.NET) (get のみ)
解説:Cutができるかどうか調べます。Cut可能ならばTrueになります。
型: bool (.NET) (get のみ)
解説:Copyができるかどうか調べます。Copy可能ならばTrueになります。
本文テキストを選択している状態でもPDFにコピー不可のセキュリティがかかっていた場合、falseが返ります。
型: bool (.NET) (get のみ)
解説:Pasteができるかどうか調べます。Paste可能ならばTrueになります。
型: bool (.NET) (get のみ)
解説:Deleteができるかどうか調べます。Delete可能ならばTrueになります。
型: bool (.NET) (get のみ)
解説:ページ編集(回転)ができるかどうか調べます。ページ編集可能ならばTrueになります。
型: bool (.NET) (get のみ)
解説:注釈の編集(追加、削除、変更)ができるかどうか調べます。注釈編集可能ならばTrueになります。
型: bool (.NET) (get のみ)
解説:フォントスタイル変更ができるかどうか調べます。フォントスタイル変更可能ならばTrueになります。
型: bool (.NET) (get のみ)
解説:UndoViewができるかどうか調べます。UndoView可能ならばTrueになります。
型: bool (.NET) (get のみ)
解説:RedoViewができるかどうか調べます。RedoView可能ならばTrueになります。
型: bool (.NET) (get のみ)
解説:PDFに印刷制御のセキュリティがかかっているか調べます。印刷可能ならばTrueになります。印刷不可の場合、印刷はおこなえません。
型: int32 (.NET) (get のみ)
解説:選択されているオブジェクトの数を取得します。
型: string (.NET) (get のみ)
解説:PDFのバージョンです。
型: string (.NET) (get のみ)
解説:PDFメタ情報の作成日時です。
型: string (.NET) (get のみ)
解説:PDFメタ情報の更新日時です。
型: string (.NET) (get / set)
解説:PDFメタ情報のタイトルです。
値のセットはIsLockedByOwnerPassword()がtrueの状態では失敗します。
型: string (.NET) (get / set)
解説:PDFメタ情報の作成者名です。
値のセットはIsLockedByOwnerPassword()がtrueの状態では失敗します。
型: string (.NET) (get / set)
解説:PDFメタ情報のサブタイトルです。
値のセットはIsLockedByOwnerPassword()がtrueの状態では失敗します。
型: string (.NET) (get / set)
解説:PDFメタ情報のキーワードです。
値のセットはIsLockedByOwnerPassword()がtrueの状態では失敗します。
(V5以降)複数行を指定する場合改行は”\r\n”を使用します。
型: string (.NET) (get のみ)
解説:PDFメタ情報の作成したアプリケーション名です。
型: string (.NET) (get のみ)
解説:PDFメタ情報のPDF変換をおこなったツール名です。
型: string (.NET) (get のみ)
解説:オープン中PDFファイルのPathを取得します。
V5.0以降ではSaveDocumentでファイルパスを指定した後もオープンしたパスを返します。
型: string (.NET) (get のみ)
解説:PDFViewerSDKのバージョン番号です。
型: int32 (.NET) (get / set)
解説:検索範囲の開始ページ番号です。指定された開始ページと最終ページの範囲で検索が行われます。SearchメソッドやShowSearchDialogメソッドで検索を開始する前に指定してください。指定されたページ番号が最終ページ番号より大きい場合は最終ページが検索の開始ページになります。
型: int32 (.NET) (get / set)
解説:メモリに読み込むページ数を設定します。設定のみで取得はできません。設定はオープンの前に行ってください。
設定したページ数よりPDFのページ数が多いと、設定したページ数までメモリに持ちます。
初期値は 200 です。値の範囲は 2以上、上限はありません。
ファイル名でオープンした場合はファイルがオープンしたままになります。オープンしたままにしたくない場合はストリームでオープンしてください。
※メモリを多く消費するPDFでメモリ不足が発生する場合に使用します。通常は指定する必要はありません。
型: string (.NET) (get のみ)
解説: 選択中のテキストを取得します。
テキストが選択されていない場合は、空文字列になります。
型: bool(.NET) (get / set)
解説: 現在の座標系がビュー座標系であるかを取得および設定します。
Falseの場合、従来の論理座標系になります。
型: bool(.NET) (get / set)
解説:APIやGUI操作の結果にテキスト装飾(タグ付きPDFにおいて”Artifact”とタグ付けされたテキスト)を含めるかを取得・設定します。Trueの場合含めます。
指定はPDFオープン前に行ってください。オープン後のプロパティの設定は反映されません。
対象となるメソッドや操作は以下になります。
GetTextInfoInRect, GetSelectedTextInfo, HitTest, SelectedTextString
テキスト選択、マウスカーソル (テキスト検索は対象外です)
型: int (.NET) (get / set)
設定値:
AvsSntapPointType |
値 |
説明 |
APPT_END |
0x00000001 |
終点 |
APPT_MIDDLE |
0x00000002 |
中間点 |
APPT_ CROSS |
0x00000004 |
交点 |
APPT_ ONLINE |
0x00000008 |
線上 |
解説:ものさしでの測定時にスナップする点の種類を取得または設定します。
AvsSnapPointTypeの組み合わせを設定してください。
型: bool (.NET) (get)
解説:オープン中のドキュメントが Redact注釈を含むかを返します。
Trueの場合、Redact注釈を含みます。Falseの場合、含みません。
型: LogicalPosition (.NET) (get)
解説:現在のスクロール位置をあらわす論理座標を返します。
型: System.Drawing.Point (.NET) (get)
解説:現在のスクロール位置をあらわすクライアント座標を返します。
int32 OpenDocument(string filePath, string password); (.NET)
filePath:PDFファイルのパスを指定します。
password:パスワード パスワード無しの場合は空文字列を指定してください。
戻り値:成功した場合0が返ります。失敗した場合はエラーコードが返ります。
解説: PDFファイルをオープンします。 閲覧パスワードがかかっているPDFの場合、デフォルトではパスワード入力ダイアログを表示します。それ以外のエラーが発生した場合はエラーダイアログを表示します。
エラー時にダイアログを一切表示したくない場合はCtrlStyleプロパティで0x0004を 指定してください。また、0x0008を指定するとパスワードがかかったPDFでもパスワード入力ダイアログが表示されません。この場合パスワード処理は自分でおこなう必要があります。エラーコードが843906の場合は、PDFにパスワードが設定されていて、与えられたpasswordが一致しないエラーです。パスワード入力を行い、再度OpenDocument()を呼び出してください。
int32 SaveDocument(string filePath); (.NET)
filePath:PDFファイルのパスを指定します。
戻り値:成功した場合0が返ります。失敗した場合はエラーコードが返ります。
解説: PDFファイルを保存します。
エラー時にダイアログを一切表示したくない場合はCtrlStyleプロパティで0x0004を指定してください。
void CloseDocument (); (.NET)
解説:PDFファイルをクローズします。
bool PrintDocument(bool bShowDialog, string printerName, int32 fromPageNo, int32 toPageNo,
int32 paperSize, int32 paperWidth, int32 paperHeight, AvsPrintOrientation orientation,
AvsPrintPageScaleMode pageScaleMode, bool isCenterAlign, int32 copies,
bool isCollate, string jobName, int32 exMode); (.NET)
bShowDialog:印刷ダイアログを表示する場合Trueを指定します。
printerName:プリンタ名
fromPageNo:開始ページ番号。 0を指定すると1ページになります。
toPageNo:終了ページ番号。 0を指定すると最終ページになります。
paperSize:用紙サイズ。 0~118,256を指定できます。0 を指定するとプリンタのデフォルト用紙サイズになります。※解説参照
paperWidth:用紙幅(0.1mm単位)。用紙サイズに256を指定した場合のみ有効です。
paperHeight:用紙の高さ(0.1mm単位)。用紙サイズに256を指定した場合のみ有効です。
orientation:用紙の向きを次の値で指定します。
AvsPrintOrientation |
値 |
説明 |
APO_AUTO |
0 |
ページサイズに合わせて向きを変えます |
APO_PORTRAIT |
1 |
縦 |
APO_LANDSCAPE |
2 |
横 |
pageScaleMode:ページの拡大・縮小を次の値で指定します。
AvsPrintPageScaleMode |
値 |
説明 |
APS_NORMAL |
0 |
なし |
APS_FITPAPER |
1 |
用紙に合わせて拡大、縮小する |
APS_SHRINKTOPAPER |
2 |
大きいページを縮小 |
isCenterAlign:用紙の中央に印刷する場合はTrueを指定します。
copies:印刷部数。
isCollate:部単位印刷をおこなう場合はTrueを指定します。
jobName:プリンタのジョブ名。省略するとファイルパス(ストリームの場合は”PDF File”)になります。
exMode:下記ビットの組み合わせで指定します。
AvsPrintExMode |
値 |
説明 |
APM_DUPLEX |
0x0001 |
両面印刷(APM_DUPHORZを指定すると短辺とじ、指定しないと長辺とじ) |
APM_DUPHORZ |
0x0002 |
短辺とじ。APM_DUPLEXの指定が必要です。 |
戻り値:成功した場合trueが返ります。失敗した場合はfalseが返ります。
解説: 印刷をおこないます。ダイアログを表示する場合はbShowDialog以外の引数はダイアログのデフォルト値として使用されます。PDFに印刷不可のセキュリティがかかっている場合は印刷できません。
指定したプリンタに対する印刷権限がない場合はデフォルトプリンタに印刷されます。
paperSizeには次の値を設定できます。
0 プリンタのデフォルト用紙サイズ
1 Letter 8 1/2 x 11 in
2 Letter Small 8 1/2 x 11 in
3 Tabloid 11 x 17 in
4 Ledger 17 x 11 in
5 Legal 8 1/2 x 14 in
6 Statement 5 1/2 x 8 1/2 in
7 Executive 7 1/4 x 10 1/2 in
8 A3 297 x 420 mm
9 A4 210 x 297 mm
10 A4 Small 210 x 297 mm
11 A5 148 x 210 mm
12 B4 (JIS) 250 x 354
13 B5 (JIS) 182 x 257 mm
14 Folio 8 1/2 x 13 in
15 Quarto 215 x 275 mm
16 10x14 in
17 11x17 in
18 Note 8 1/2 x 11 in
19 Envelope #9 3 7/8 x 8 7/8
20 Envelope #10 4 1/8 x 9 1/2
21 Envelope #11 4 1/2 x 10 3/8
22 Envelope #12 4 \276 x 11
23 Envelope #14 5 x 11 1/2
24 C size sheet
25 D size sheet
26 E size sheet
27 Envelope DL 110 x 220mm
28 Envelope C5 162 x 229 mm
29 Envelope C3 324 x 458 mm
30 Envelope C4 229 x 324 mm
31 Envelope C6 114 x 162 mm
32 Envelope C65 114 x 229 mm
33 Envelope B4 250 x 353 mm
34 Envelope B5 176 x 250 mm
35 Envelope B6 176 x 125 mm
36 Envelope 110 x 230 mm
37 Envelope Monarch 3.875 x 7.5 in
38 6 3/4 Envelope 3 5/8 x 6 1/2 in
39 US Std Fanfold 14 7/8 x 11 in
40 German Std Fanfold 8 1/2 x 12 in
41 German Legal Fanfold 8 1/2 x 13 in
42 B4 (ISO) 250 x 353 mm
43 Japanese Postcard 100 x 148 mm
44 9 x 11 in
45 10 x 11 in
46 15 x 11 in
47 Envelope Invite 220 x 220 mm
48 RESERVED--DO NOT USE
49 RESERVED--DO NOT USE
50 Letter Extra 9 \275 x 12 in
51 Legal Extra 9 \275 x 15 in
52 Tabloid Extra 11.69 x 18 in
53 A4 Extra 9.27 x 12.69 in
54 Letter Transverse 8 \275 x 11 in
55 A4 Transverse 210 x 297 mm
56 Letter Extra Transverse 9\275 x 12 in
57 SuperA/SuperA/A4 227 x 356 mm
58 SuperB/SuperB/A3 305 x 487 mm
59 Letter Plus 8.5 x 12.69 in
60 A4 Plus 210 x 330 mm
61 A5 Transverse 148 x 210 mm
62 B5 (JIS) Transverse 182 x 257 mm
63 A3 Extra 322 x 445 mm
64 A5 Extra 174 x 235 mm
65 B5 (ISO) Extra 201 x 276 mm
66 A2 420 x 594 mm
67 A3 Transverse 297 x 420 mm
68 A3 Extra Transverse 322 x 445 mm
69 Japanese Double Postcard 200 x 148 mm
70 A6 105 x 148 mm
71 Japanese Envelope Kaku #2
72 Japanese Envelope Kaku #3
73 Japanese Envelope Chou #3
74 Japanese Envelope Chou #4
75 Letter Rotated 11 x 8 1/2 11 in
76 A3 Rotated 420 x 297 mm
77 A4 Rotated 297 x 210 mm
78 A5 Rotated 210 x 148 mm
79 B4 (JIS) Rotated 364 x 257 mm
80 B5 (JIS) Rotated 257 x 182 mm
81 Japanese Postcard Rotated 148 x 100 mm
82 Double Japanese Postcard Rotated 148 x 200 mm
83 A6 Rotated 148 x 105 mm
84 Japanese Envelope Kaku #2 Rotated
85 Japanese Envelope Kaku #3 Rotated
86 Japanese Envelope Chou #3 Rotated
87 Japanese Envelope Chou #4 Rotated
88 B6 (JIS) 128 x 182 mm
89 B6 (JIS) Rotated 182 x 128 mm
90 12 x 11 in
91 Japanese Envelope You #4
92 Japanese Envelope You #4 Rotated
93 PRC 16K 146 x 215 mm
94 PRC 32K 97 x 151 mm
95 PRC 32K(Big) 97 x 151 mm
96 PRC Envelope #1 102 x 165 mm
97 PRC Envelope #2 102 x 176 mm
98 PRC Envelope #3 125 x 176 mm
99 PRC Envelope #4 110 x 208 mm
100 PRC Envelope #5 110 x 220 mm
101 PRC Envelope #6 120 x 230 mm
102 PRC Envelope #7 160 x 230 mm
103 PRC Envelope #8 120 x 309 mm
104 PRC Envelope #9 229 x 324 mm
105 PRC Envelope #10 324 x 458 mm
106 PRC 16K Rotated
107 PRC 32K Rotated
108 PRC 32K(Big) Rotated
109 PRC Envelope #1 Rotated 165 x 102 mm
110 PRC Envelope #2 Rotated 176 x 102 mm
111 PRC Envelope #3 Rotated 176 x 125 mm
112 PRC Envelope #4 Rotated 208 x 110 mm
113 PRC Envelope #5 Rotated 220 x 110 mm
114 PRC Envelope #6 Rotated 230 x 120 mm
115 PRC Envelope #7 Rotated 230 x 160 mm
116 PRC Envelope #8 Rotated 309 x 120 mm
117 PRC Envelope #9 Rotated 324 x 229 mm
118 PRC Envelope #10 Rotated 458 x 324 mm
256 カスタムサイズ paperWidth/ paperHeightに任意の値を指定してください。
IntPtr GetPDFDocumentHandle(); (.NET)
戻り値: PDFDocumentのハンドル
解説:コントロールに関連付けられているPDFDocumentのハンドルを取得します。ハンドルはOpenDocumentでファイルを開いた後に取得してください。
void AttachPDFDocument(IntPtr hPDFDocument); (.NET)
hPDFDocument:PDFDocumentのハンドル
解説:指定したPDFDocumentのハンドルをコントロールに関連付けます。一つのPDFDocumentを、複数のコントロールと使い回したいときに使用します。同じPDFDocumentを持つコントロールはアンドゥー、回転、ファイルクローズ時などを同期します。
bool UnlockOwnerPasswordSecurity (string password); (.NET)
password:オーナパスワードを指定します。
戻り値:セキュリティ解除に成功した場合、trueが返ります。
解説:オーナパスワードを指定してセキュリティを解除します。
PDFにオーナパスワードがかかっている場合、オープン時にオーナパスワードを入力してPDFを開くか、この関数でセキュリティを解除しない限り、ページの回転、オブジェクトの追加、削除、変更といった編集機能は一切動作しません。
int32 GetPageWidth(int32 pageNumber); (.NET)
pageNumber:ページ番号を指定します。
戻り値:指定したページの幅が返ります。(単位:twip)
解説: 指定したページの幅を取得します。単位はTwipです。PDFがオープンされていない場合は0になります。
int32 GetPageHeight(int32 pageNumber); (.NET)
pageNumber:ページ番号を指定します。
戻り値:指定したページの高さが返ります。(単位:twip)
解説: 指定したページの高さを取得します。単位はTwipです。PDFがオープンされていない場合は0になります。
float32 GetNextZoomRatio (bool bZoomIn); (.NET)
bZoomIn:拡大時の次ズーム倍率を取得する場合はTrue、縮小時はFalseを指定します。
戻り値:ズーム倍率
解説:ズーム倍率の次の刻み値を取得します。刻み値はコントロール内部で決められた値で下から順に10 → 25 → 50 → 75 → 100 → 125 → 150 → 200 → 400 → 800 → 1600 → 3200 → 6400 になります。
マーキーズームやマウスホイールによる拡大/縮小はこの刻み値に従っておこなわれます。
bool GotoPage (int32 pageNo,); (.NET)
pageNo:表示するページ
戻り値:True 成功(ページが切り替わった場合)
解説:指定したページを表示します。
bool GotoFirstPage (); (.NET)
戻り値:true 成功(ページが切り替わった場合)
解説:先頭ページを表示します。
bool GotoLastPage (); (.NET))
戻り値:True 成功(ページが切り替わった場合)
解説:最終ページを表示します。
bool GotoPreviousPage (); (.NET))
戻り値:True 成功(ページが切り替わった場合)
解説:前ページを表示します。
bool GotoNextPage (); (.NET)
戻り値:True 成功(ページが切り替わった場合)
解説:次ページを表示します。
int32 GetPageRotation (int32 pageNo); (.NET)
pageNo:ページ番号
戻り値:回転角度
解説:指定したページの回転角度を取得します。
void RotatePages (int32 pageNo, int32 rotation); (.NET)
pageNo:ページ番号 -1を指定すると全ページ
rotation:回転角度。90/180/270のいずれかを指定
解説:指定したページを回転します。回転は90度単位です。
void ResetView(); (.NET)
解説:ビューを一度クリアして作り直します。
void Undo(); (.NET)
解説:最後の編集操作を取り消します。最高50回まで可能です。CanUndo()でアンドゥー可能かどうか調べることができます。
void Redo(); (.NET)
解説:Undoを取り消します。最高50回まで可能です。CanRedo()でリドゥー可能かどうか調べることができます。
void Cut(); (.NET)
解説:選択されたオブジェクトやテキストボックスの文字列を切り取ってクリップボードに保存します。CanCut()で切り取り可能かどうか調べることができます。
void Copy(); (.NET)
解説:選択された本文テキスト、オブジェクト、テキストボックスの文字列をコピーしてクリップボードに保存します。CanCopy()でコピー可能かどうか調べることができます
void Paste(); (.NET)
解説:クリップボードの内容(CutやCopyしたオブジェクト、文字列)を貼り付けます。CanPaste()で貼り付け可能かどうか調べることができます。
void Delete(); (.NET)
解説:選択されたオブジェクトやテキストボックスの文字列を削除します。CanDelete()で削除可能かどうか調べることができます。
void SelectAll(bool bSelect); (.NET)
bSelect:Trueを指定すると選択、Falseを指定すると選択解除
解説:ページテキストをすべて選択、または選択解除します。
void ShowDocumentPropertyDialog(); (.NET)
解説:PDFドキュメントのプロパティ設定ダイアログを表示します。
void ShowFontStyleDialog(); (.NET)
解説:フリーテキスト注釈のフォントスタイル設定ダイアログを表示します。フリーテキスト注釈やその中のテキストを選択している状態で使用することができます。使用可能な状態かどうかはCanModifyFontStyleで調べることができます。
void ShowObjectPropertyDialog(); (.NET)
解説:選択されているオブジェクトのプロパティ設定ダイアログを表示します。オブジェクトが一つ以上選択されている必要があります。
void UndoView(); (.NET)
解説:表示をアンドゥーして一つ前の表示に戻します。最高50回まで可能です。CanUndoViewプロパティでアンドゥー可能かどうか調べることができます。
void RedoView(); (.NET)
解説:UndoViewを取り消します。最高50回可能です。CanRedoViewプロパティでリドゥー可能かどうか調べることができます。
void ShowSearchDialog(string searchStr, int32 bMatchCase, int32 bSearchAll); (.NET)
searchStr:検索文字列。NULLを指定すると選択中の文字列がある場合はその文字列、ない場合は前回と同じ文字列になります。
bMatchCase:大文字と小文字を区別する場合は1を、区別しない場合は0を、前回と同じ指定にする場合は2を指定します。
bSearchAll:全検索する場合は1を、しない場合は0を、前回と同じ指定にする場合は2を指定します。
解説: 検索ダイアログを表示して検索をおこないます。3つの引数は検索ダイアログ表示時の初期値となります。
bool Search(string searchStr, bool bMatchCase, bool bSearchAll, bool bReverse,
bool bMultiStr); (.NET)
searchStr:検索文字列。NULLを指定すると選択中の文字列がある場合はその文字列、ない場合は前回と同じ文字列になります。
bMatchCase:大文字と小文字を区別する場合はTrueを指定します。
bSearchAll:全検索する場合はTrueを、しない場合はFalseを指定します。
bReverse:リバース検索(逆方向に検索)をおこなう場合はTrueを指定します。
bMultiStr:複数単語検索をおこなう場合はTrueを指定します。文字列の指定はsearchStrにスペース区切りで複数の文字列をセットしてください。複数単語検索は全検索時のみ有効です。
戻り値:True 成功。
解説: 検索をおこないます。検索後はSearchNext、SearchPreviousが有効になります。検索に失敗したときは「検索文字列が見つかりませんでした。」というメッセージが表示されます。これを非表示にしたい場合は、CtrlStyleプロパティでAGCS_HIDEERRDLGを指定してください。
(V5以降)SearchNextやSearchPreviousメソッドを繰り返し呼び出し一巡した場合、再び、最初から検索を繰り返します。
void SearchNext(); (.NET)
解説:次検索をおこないます。
void SearchPrevious(); (.NET)
解説:前検索をおこないます。
void ClearSelect(); (.NET)
解説:選択中のテキストをクリア(非選択状態)にします。検索によって選択状態になったテキストもクリアされます。
bool MakeBmpPage(int32 pageNo, int32 dpi, string scale, int32 height, AvsImageColor nColor,
System.Drawing.Rectangle rcClip, string filePath); (.NET)
戻り値:成功の場合はTrue、失敗したらFalseを返します。
pageNo:ページ番号
dpi:スケーリング時のDPI値(1以上、1440以下)
scale:出力時のスケール文字列。100%以下、”1”==”100%”,”100px”は幅の指定
height:出力イメージの最大高さ(Pixel)
nColor:色数を次の値で指定します。
AvsImageColor |
値 |
説明 |
IMC_COLOR |
0 |
フルカラー |
IMC_256COLOR |
1 |
256色カラー |
IMC_GRAYSCALE |
2 |
グレースケール |
IMC_MONOCHROME |
3 |
モノクローム |
clipLeft/clipTop/clipRight/clipBottom/rcClip:イメージを作成するページ内の領域。空の矩形はページ全体(twip)
filePath:出力先ファイルパス
解説:指定ページをBMP画像に変換します。
※ 注釈等のオブジェクトは外観ストリーム情報をもつものだけが表示されるためページビューの表示とは異なる場合があります。また編集内容は反映されません。
bool MakeJpegPage(int32 pageNo, int32 dpi, string scale, int32 height, AvsImageColor nColor,
int32 quality, System.Drawing.Rectangle rcClip, string filePath); (.NET)
戻り値:成功の場合はTrue、失敗したらFalseを返します。
pageNo:ページ番号
dpi:スケーリング時のDPI値(1以上、1440以下)
scale:出力時のスケール文字列。100%以下、”1”==”100%”,”100px”は幅の指定
height:出力イメージの最大高さ(Pixel)
nColor:色数を指定します。MakeBmpPageの同変数を参照してください。
quality:変換品質(1-100 %)1-100以外の場合は80として処理します。
rcClip:イメージを作成するページ内の領域。空の矩形はページ全体(twip)
filePath:出力先ファイルパス
解説:指定ページをJPEG画像に変換します。
※ 注釈等のオブジェクトは外観ストリーム情報をもつものだけが表示されるためページビューの表示とは異なる場合があります。また編集内容は反映されません。
bool MakePngPage(int32 pageNo, int32 dpi, string scale, int32 height, AvsImageColor nColor,
System.Drawing.Rectangle rcClip, string filePath); (.NET)
戻り値:成功の場合はTrue、失敗したらFalseを返します。
pageNo:ページ番号
dpi:スケーリング時のDPI値(1以上、1440以下)
scale:出力時のスケール文字列。100%以下、”1”==”100%”,”100px”は幅の指定
height:出力イメージの最大高さ(Pixel)
nColor:色数を指定します。MakeBmpPageの同変数を参照してください。
rcClip:イメージを作成するページ内の領域。空の矩形はページ全体(twip)
filePath:出力先ファイルパス
解説:指定ページをPNG画像に変換します。注釈等オブジェクトの編集内容は反映されません。
bool MakeTiffPage(int32 startPageNo, int32 endPageNo, int32 dpi, string scale, int32 height,
AvsImageColor nColor, int32 quality, System.Drawing.Rectangle rcClip,
AvsTiffCompression compression, string filePath); (.NET)
戻り値:成功の場合はTrue、失敗したらFalseを返します。
startPageNo:開始ページ番号
endPageNo:終了ページ番号
dpi:スケーリング時のDPI値(1以上、1440以下)
scale:出力時のスケール文字列。100%以下、”1”==”100%”,”100px”は幅の指定
height:出力イメージの最大高さ(Pixel)
nColor:色数を指定します。MakeBmpPageの同変数を参照してください。
quality:DCT変換品質(1-100 %)compressionで2のDCTが指定されたときのみ有効です。
1-100以外の場合は80として処理します。
rcClip:イメージを作成するページ内の領域。空の矩形はページ全体(twip)
compression:圧縮形式を次の値で指定します。デフォルトは1のLZWです。
AvsTiffCompression |
値 |
説明 |
TCP_None |
0 |
圧縮なし |
TCP_LZW |
1 |
LZW |
TCP_DCT |
2 |
DCT (JPEG) |
TCP_Flate |
3 |
Flate |
TCP_RunLength |
4 |
RunLength |
TCP_CCITT3 |
5 |
CCITT3 |
TCP_CCITT4 |
6 |
CCITT4 |
filePath:出力先ファイルパス
解説:指定ページをTIFF画像に変換します。
※ 注釈等のオブジェクトは外観ストリーム情報をもつものだけが表示されるためページビューの表示とは異なる場合があります。また編集内容は反映されません。複数ページを指定した場合はページの編集内容(ページ移動等)も反映されません。
bool MakeSvgPage(int32 pageNo, System.Drawing.Rectangle rcClip, string filePath); (.NET)
戻り値:成功の場合はTrue、失敗したらFalseを返します。
pageNo:ページ番号
rcClip:SVGを作成するページ内の領域。空の矩形はページ全体(twip)
filePath:出力先ファイルパス
解説:指定ページをSVGファイルに変換します。
※ 注釈等のオブジェクトは外観ストリーム情報をもつものだけが表示されるためページビューの表示とは異なる場合があります。また編集内容は反映されません。
AvsDotNetGuiCtl.ObjectProperty GetDefaultObjectProperty(AvsSelectMode type); (.NET)
解説:指定したオブジェクトタイプのデフォルトプロパティを取得します。戻り値、引数の説明はSetDefaultObjectPropertyを参照してください。
void SetDefaultObjectProperty(AvsSelectMode type, AvsDotNetGuiCtl.ObjectProperty op); (.NET)
type:設定するオブジェクトタイプ。※下記表参照
color:色、境界線色を示すCOLORREF値(-1を指定すると透過)
fillColor:背景色を示すCOLORREF値(-1を指定すると透過)
borderStyle:境界線スタイル
AvsBorderStyle |
値 |
説明 |
ABDS_SOLID |
0 |
実線 |
ABDS_DOT |
1 |
点線 |
ABDS_DASH1 |
2 |
破線1 |
ABDS_DASH2 |
3 |
破線2 |
ABDS_DASHDOT1 |
4 |
一点鎖線1 |
ABDS_DASHDOT2 |
5 |
一点鎖線2 |
ABDS_DASHDOT3 |
6 |
一点鎖線3 |
ABDS_UNDERLINE |
7 |
下線(リンク注釈のみ指定可) |
borderWidth:境界線の幅(単位:twip)
opacity:不透明度(0~1.0)
lineCap1/lineCap2:始点/終点のラインキャップ
AvsLineCapType |
値 |
説明 |
ALCT_NONE |
0 |
なし |
ALCT_OPENARROW |
1 |
開いた矢印 |
ALCT_CLOSEDARROW |
2 |
閉じた矢印 |
ALCT_ROPENARROW |
3 |
開いた矢印(内向き) |
ALCT_RCLOSEDARROW |
4 |
閉じた矢印(内向き) |
ALCT_BUTTON |
5 |
突合わせ |
ALCT_DIAMOND |
6 |
ひし形 |
ALCT_CIRCLE |
7 |
円形 |
ALCT_SQUARE |
8 |
四角形 |
ALCT_SLASH |
9 |
スラッシュ |
fontName:フォント名
fontStyle:フォントスタイル 下記ビットの組み合わせを指定します。
AvsFontStyle |
値 |
説明 |
AFTS_BOLD |
0x0001 |
強調表示 |
AFTS_ITALIC |
0x0002 |
斜体 |
AFTS_UNDERLINE |
0x0004 |
下線 |
AFTS_STRIKEOUT |
0x0008 |
取消線 |
fontSize:フォントサイズ(単位:ポイント)
fontColor:フォント色を示すCOLORREF値
text:初期挿入するテキスト
exStyle:ノート注釈、ファイル添付ではアイコンの種類。リンクではハイライト表示スタイルを示します。
値 |
ノート注釈 |
ファイル添付 |
リンク |
0 |
注釈 |
グラフ |
なし |
1 |
ヘルプ |
クリップ |
反転 |
2 |
テキスト挿入 |
添付 |
アウトライン |
3 |
キー |
タグ |
プッシュ |
4 |
新規段落 |
||
5 |
ノート |
||
6 |
段落 |
解説:指定したオブジェクトタイプのデフォルトプロパティを設定します。設定すると次回そのオブジェクトを新規作成したときにプロパティの初期値として使われます。
オブジェクトタイプによって設定可能なプロパティは異なります。(下記表参照)
AvsSelectMode |
color |
fillColor |
border Style |
border Width |
opacity |
line Cap1 |
line Cap2 |
font Name |
font Style |
font Size |
font Color |
text |
exStyle |
maskColor |
ASM_INS_STICKYNOTE |
○ |
○ |
○ |
|||||||||||
ASM_INS_LINK |
○ |
○ |
○ |
|||||||||||
ASM_INS_FILEATTACHMENT |
○ |
○ |
○ |
|||||||||||
ASM_INS_TEXTBOX |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
||||
ASM_INS_CALLOUT |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
|||
ASM_INS_TYPEWRITER |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
|||||||||
ASM_INS_LINE |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
|||||||
ASM_INS_ARROW |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
|||||||
ASM_INS_RECTANGLE |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
|||||||||
ASM_INS_OVAL |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
|||||||||
ASM_INS_POLYGON |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
|||||||||
ASM_INS_POLYLINE |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
|||||||
ASM_INS_HIGHLIGHT |
○ |
|||||||||||||
ASM_INS_UNDERLINE |
○ |
|||||||||||||
ASM_INS_CROSSOUT |
○ |
|||||||||||||
ASM_INS_SQUIGGLY |
○ |
|||||||||||||
ASM_INS_STAMP _APPROVED |
○ |
○ |
||||||||||||
ASM_INS_STAMP _DONE |
○ |
○ |
||||||||||||
ASM_INS_STAMP _TOPSECRET |
○ |
○ |
||||||||||||
ASM_INS_STAMP _DRAFT |
○ |
○ |
||||||||||||
ASM_INS_STAMP FINAL |
○ |
○ |
||||||||||||
ASM_INS_STAMP_EVALUATION |
○ |
○ |
||||||||||||
ASM_INS_STAMP PUBLIC |
○ |
○ |
||||||||||||
ASM_INS_STAMP REFERENCE |
○ |
○ |
||||||||||||
ASM_INS_STAMP DISMISSAL |
○ |
○ |
||||||||||||
ASM_INS_STAMP PRIVATE |
○ |
○ |
||||||||||||
ASM_INS_STAMP PRELIMINARY |
○ |
○ |
||||||||||||
ASM_INS__STAMP VOID |
○ |
○ |
〇 |
|||||||||||
ASM_INS_STAMP_CUSTOM |
○ |
○ |
||||||||||||
ASM_INS_LINE_DIMEMSION |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
|||||||
ASM_INS_POLYGON_DIMENSION |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
|||||||||
ASM_INS_POLYLINE_DIMENSION |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
|||||||
ASM_INS_REDACT |
○ |
○ |
○ |
AvsDotNetGuiCtl.ObjectProperty(.NET) はオブジェクトのプロパティをあらわすクラスです。
AvsDotNetGuiCtl.ObjectPropertyメンバ |
|||
型 |
メンバ名 |
説明 |
|
int32 |
Color |
SetDefaultObjectProperty引数を参照してください。 |
|
int32 |
FillColor |
||
AvsBorderStyle |
BorderStyle |
||
float32 |
BorderWidth |
||
float32 |
Opacity |
||
AvsLineCapType |
LineCap1 |
||
AvsLineCapType |
LineCap2 |
||
String |
FontName |
||
int32 |
FontStyle |
||
int32 |
FontSize |
||
int32 |
FontColor |
||
String |
Text |
||
int32 |
ExStyle |
||
float32 |
Leader |
||
float32 |
LeaderOffset |
||
float32 |
LeaderExt |
||
int32 |
MaskColor |
AvsDotNetGuiCtl.LogicalPoint GetCursorPosition(); (.NET)
戻り値:論理座標(ページ番号、x, y)を返します。(.NET)
解説:現在カーソル位置を論理座標(単位:twip)で取得します。
AvsDotNetGuiCtl.LogicalPoint(.NET) は論理座標をあらわすクラスです。
AvsDotNetGuiCtl.LogicalPointクラス メンバ |
|
LogicalPoint(int32 pageNo, int32 x, int32 y) |
コンストラクタ |
int32 PageNumber |
ページ番号 |
int32 X |
X座標 |
int32 Y |
Y座標 |
void ScrollToPosition(AvsDotNetGuiCtl.LogicalPoint lPos, bool isAddUndoView); (.NET)
lPos:論理座標 (.NET)
isAddUndoView:ビューのアンドゥを追加するかどうかの指定
解説:指定した論理位置がビューの左上にくるようにビューをスクロールします。AvsDotNetGuiCtl.LogicalPointクラスについての説明はGetCursorPositionを参照してください。
void ScrollToDevicePosition(System.Drawing.Point point); (.NET)
point:クライアント座標 (.NET)
解説:指定したクライアント位置がビューの左上にくるようにビューをスクロールします。
AvsDotNetGuiCtl.LogicalPoint ClientToLogical(System.Drawing.Point point); (.NET)
戻り値 (.NET):論理座標(ページ番号、x, y)を返します。
point (.NET):クライアント座標
解説:指定したクライアント座標を論理座標に変換します。
連続ページ表示や見開き表示では複数ページが同時に表示されるため、
論理座標と合わせて論理ページ番号が返ります。
※ページ領域外では、論理座標は負値や論理ページのページサイズを超える値となります。
void.SetSelectModeEx(AvsSelectMode mode, int32 customOperation); (.NET)
mode:カスタムモード(ASM_CUSTOM1~ASM_CUSTOM5)を指定します。詳細はAvsSelectModeを確認してください。
customOperation:このカスタムモードに許可する操作を下記ビットの組み合わせで指定します。
AvsEnableOperation |
値 |
説明 |
AEO_RCOBJSEL |
0x0001 |
オブジェクトの矩形選択ができます。 |
AEO_TEXTSEL |
0x0002 |
テキストの選択ができます。 |
AEO_LINKOP |
0x0008 |
リンク注釈をクリックしてアクションを発動できます。 |
AEO_LINKEDT |
0x0010 |
リンク注釈を選択、編集することができます。 |
AEO_ANNOTEDT |
0x0020 |
リンク注釈を除く注釈を選択、編集することができます。 |
AEO_FORMOP |
0x0040 |
フォームをクリックしてアクションを発動できます。(現状は未対応) |
AEO_FORMEDT |
0x0080 |
フォームを選択、編集することができます。 |
AEO_DRAGSCRL |
0x0100 |
ドラッグによるスクロールができます。 |
AEO_MQZOOM |
0x0200 |
マーキーズーム機能を使うことができます。 |
AEO_PANSCRL |
0x0400 |
タッチ操作によるスクロール、ピンチイン・ピンチアウトができます。 |
解説:独自のカスタム選択モードを作成、指定します。
String CreateObject(AvsDotNetGuiCtl.AvsSelectMode mode, int32 pageNo, long mask,
AvsDotNetGuiCtl.AvsObject object); (.NET)
戻り値:作成したオブジェクトのIDを返します。失敗した場合は空文字列を返します。
mode:注釈作成モードを指定します。詳細はAvsSelectModeを確認してください。
pageNo:注釈を作成するページ番号を指定します。
mask:どのパラメータを指定したいかを下記マスクビットの組み合わせで指定します。
AvsObjectMask |
値 |
説明 |
AOPM_COLOR |
0x00000001 |
色 |
AOPM_FILLCOLOR |
0x00000002 |
背景色 |
AOPM_OPACITY |
0x00000004 |
不透明度 |
AOPM_BORDERSTYLE |
0x00000008 |
境界線スタイル |
AOPM_BORDERWIDTH |
0x00000010 |
境界線幅 |
AOPM_LINECAP |
0x00000020 |
始点/終点のラインキャップ |
AOPM_FONTNAME |
0x00000080 |
フォント名 |
AOPM_FONTSTYLE |
0x00000100 |
フォントスタイル |
AOPM_FONTSIZE |
0x00000200 |
フォントサイズ |
AOPM_FONTCOLOR |
0x00000400 |
フォント色 |
AOPM_TEXT |
0x00000800 |
テキスト |
AOPM_EXSTYLE |
0x00001000 |
|
AOPM_COORDINATE |
0x00010000 |
座標 |
AOPM_STATE |
0x00020000 |
状態 |
AOPM_FILE |
0x00040000 |
添付ファイル |
AOPM_SUBJECT |
0x00080000 |
タイトル |
AOPM_AUTHOR |
0x00100000 |
作成者 |
AOPM_PARENTIDD |
0x00200000 |
ポップアップ注釈の親注釈ID |
AOPM_LASTUPDATED |
0x00400000 |
更新日時 |
AOPM_CREATIONDATE |
0x00800000 |
作成日時 |
AOPM_LEADER |
0x10000000 |
Leader/LeaderExt/LeaderOffset |
AOPM_MASKCOLOR |
0x20000000 |
マスクカラー |
AOPM_ALL |
0xFFFFFFFF |
すべてのパラメータ |
object:オブジェクトのパラメータを指定します。
AvsObject
AvsDotNetGuiCtl.AvsObjectメンバ |
|||
型 |
メンバ名 |
説明 |
|
Type |
オブジェクトタイプです。読み取り専用。 |
||
String |
Id |
オブジェクトIDです。読み取り専用。 |
|
Int32 |
State |
オブジェクト状態のビットの組み合わせです。AvsObjectState参照。 |
|
ArrayList |
Coordinates |
オブジェクトの論理座標です。 System.Drawing.PointのArrayList配列です。 |
|
Property |
オブジェクトのプロパティです。 |
||
String |
FileName |
添付ファイルのファイル名です。 |
|
Stream |
FileBin |
|
|
String |
Subject |
タイトルです。リンク注釈は取得、設定できません。 |
|
String |
Author |
作成者名です。リンク注釈は取得、設定できません。 |
|
String |
ParentId |
ポップアップ注釈の親注釈IDです。読み取り専用。 ポップアップ注釈でのみ有効です。 |
|
String |
LastUpdated |
更新日時です。読み取り専用。 |
|
String |
CreationDate |
作成日時です。読み取り専用。 |
|
Int32 |
PageNumber |
注釈が存在するページ番号。読み取り専用。(.Netのみ) |
AvsObjectType
AvsObjectType |
値 |
説明 |
OT_ANT_UNKNOWN |
-1 |
不明 |
OT_ANT_TEXT |
0 |
テキスト注釈(ノート注釈) |
OT_ANT_LINK |
1 |
リンク注釈 |
OT_ANT_FREETEXT |
2 |
フリーテキスト注釈(テキストボックス、コールアウト、タイプライター) |
OT_ANT_LINE |
3 |
線注釈 / ものさし距離ツール |
OT_ANT_SQUARE |
4 |
四角形注釈 |
OT_ANT_CIRCLE |
5 |
楕円注釈 / ものさし面積ツール |
OT_ANT_POLYGON |
6 |
多角形注釈 / ものさし周辺ツール |
OT_ANT_POLYLINE |
7 |
折れ線注釈 |
OT_ANT_HIGHLIGHT |
8 |
ハイライト注釈 |
OT_ANT_UNDERLINE |
9 |
下線注釈 |
OT_ANT_SQUIGGLY |
10 |
波下線注釈 |
OT_ANT_STRIKEOUT |
11 |
取消線注釈 |
OT_ANT_STAMP |
12 |
スタンプ注釈 |
OT_ANT_CARET |
13 |
キャレット注釈 |
OT_ANT_INK |
14 |
インク注釈 |
OT_ANT_POPUP |
15 |
ポップアップ注釈 |
OT_ANT_FILEATTACHMENT |
16 |
ファイル添付注釈 |
OT_ANT_SOUND |
17 |
サウンド注釈 |
OT_ANT_MOVIE |
18 |
ムービー注釈 |
OT_ANT_WIDGET |
19 |
ウィジェット注釈 |
OT_ANT_SCREEN |
20 |
スクリーン注釈 |
OT_ANT_PRINTERMARK |
21 |
プリンターマーク注釈 |
OT_ANT_TRAPNET |
22 |
トラップネット注釈 |
OT_ANT_WATERMARK |
23 |
ウォーターマーク注釈 |
OT_ANT_3D |
24 |
3D注釈 |
OT_ANT_PROJECTION |
25 |
プロジェクション注釈 |
OT_ANT_RICHMEDIA |
26 |
リッチメディア注釈 |
OT_ANT_REDACT |
27 |
Redact注釈 |
AvsObjectState
AvsObjectState |
値 |
説明 |
OST_SELECTED |
0x0001 |
選択されているか?(取得・設定) |
OST_MODIFIED |
0x0002 |
編集状態か?(取得のみ) |
OST_OPENED |
0x0004 |
ポップアップがオープンしているか?(取得・設定) |
OST_LOCKED |
0x0008 |
編集不可(ロック)であるか?(取得・設定) ※注釈のプロパティダイアログで「ロック」をチェックすることと同等です。 |
OST_NOTSELECTABLE |
0x0010 |
選択不可であるか?(取得・設定) ※選択不可を指定した場合、選択状態は解除されます。また、選択(OST_SELECTED)を指定しても選択状態になりません。 |
解説:
注釈をプログラムからダイレクト作成します。 オブジェクトパラメータのうち、Coordinatesは必ず指定が必要ですので下記表に従って必要な配列をつくり、指定してください。
作成できる注釈は、ASM_INS_STICKYNOTE ~ ASM_INS_REDACT に対応した注釈になります。
※.NETの場合はSystem.Drawing.Pointの配列をArrayListで指定します。
AvsSelectMode
AvsSelectMode |
対応する注釈タイプ (AvsObjectType) |
Coordinatesに指定する必要がある座標 |
ASM_INS_STICKYNOTE |
OT_ANT_TEXT |
0:左上 |
ASM_INS_LINK |
OT_ANT_LINK |
0:左上 1:右下 |
ASM_INS_FILEATTACHMENT |
OT_ANT_FILEATTACHMENT |
0:左上 |
ASM_INS_TEXTBOX |
OT_ANT_FREETEXT |
0:左上 1:右下 |
ASM_INS_CALLOUT |
OT_ANT_FREETEXT |
0:左上 1:右下 2-4: 引出線 (2:矢印-4:テキストボックス接続点) |
ASM_INS_TYPEWRITER |
OT_ANT_FREETEXT |
0:左上 1:右下 |
ASM_INS_LINE ASM_INS_LINE_DIMMENSION |
OT_ANT_LINE |
0:始点 1:終点 |
ASM_INS_ARROW |
OT_ANT_LINE |
|
ASM_INS_RECTANGLE |
OT_ANT_SQUARE |
0:左上 1:右下 |
ASM_INS_OVAL |
OT_ANT_CIRCLE |
|
ASM_INS_POLYGON ASM_INS_POLYGON_DIMMENSION |
OT_ANT_POLYGON |
点の数だけ順番に指定してください。 |
ASM_INS_POLYLINE ASM_INS_POLYLINE_DIMMENSION |
OT_ANT_POLYLINE |
|
ASM_INS_HIGHLIGHT |
OT_ANT_HIGHLIGHT |
0:左上 1:右上 2:左下 3:右下 |
ASM_INS_UNDERLINE |
OT_ANT_UNDERLINE |
|
ASM_INS_CROSSOUT |
OT_ANT_STRIKEOUT |
|
ASM_INS_SQUIGGLY |
OT_ANT_SQUIGGLY |
|
- |
OT_ANT_POPUP |
0:左上 1:右下 |
ASM_INS_STAMP_APPROVED~ASM_INS_STAMP_VOID |
OT_ANT_STAMP |
0:左上 1:右下 |
ASM_INS_STAMP_CUSTOM |
OT_ANT_STAMP |
0:中心点 (中心点指定の場合) 0:左上 1:右下 (矩形指定の場合 ※矩形指定の場合、縦横比を保持して指定した矩形に収まるように調整されます。 |
ASM_INS_REDACT |
OT_ANT_REDACT |
0:左上 1:右下 |
その他、下記に注意してください。
FileBinの指定が必須となります。
int32 GetObjectCount (int32 pageNo); (.NET)
戻り値:注釈数
pageNo:ページ番号
解説:指定したページに含まれるオブジェクト(注釈)数を取得します。未対応の注釈はカウントされません。
AvsDotNetGuiCtl.AvsObject GetObjectInfo(String id, long mask); (.NET)
戻り値: (.NET) 成功した場合は取得したオブジェクト情報、失敗した場合はnullが返ります。
id:オブジェクトID
mask:どのパラメータを取得したいかをAvsObjectMaskマスクビットの組み合わせで指定します。
解説:IDを指定してオブジェクト(注釈)情報を取得します。
bool DeleteObjects(ArrayList ids); (.NET)
戻り値:成功した場合trueが返ります。
ids:オブジェクトID の配列
解説:指定したIDのオブジェクト(注釈)をすべて削除します。
bool ModifyObjects(ArrayList ids, long mask, AvsDotNetGuiCtl.AvsObject object); (.NET)
戻り値:成功した場合trueが返ります。
ids:オブジェクトID の配列
mask:どのパラメータを変更したいかをAvsObjectMaskマスクビットの組み合わせで指定します。
object:オブジェクトのパラメータを指定します。AvsObject参照。
解説:指定したIDのオブジェクト(注釈)をすべて変更します。詳しくはCreateObjectメソッドの説明を参照してください。
AvsDotNetGuiCtl.AvsHitTestResult HitTest (System.Drawing.Point point, [out] String objId); (.NET)
戻り値:下記結果が返ります。
AvsHitTestResult |
値 |
説明 |
GHR_NONE |
0 |
Hitせず |
GHR_TEXT |
1 |
テキスト |
GHR_ANCHOR |
2 |
リンク |
GHR_TEXTV |
3 |
テキスト(縦書き) |
GHR_OBJ_TOPLEFT |
4 |
注釈 左上 |
GHR_OBJ_BOTTOMLEFT |
5 |
注釈 左下 |
GHR_OBJ_BOTTOMRIGHT |
6 |
注釈 右下 |
GHR_OBJ_TOPRIGHT |
7 |
注釈 右上 |
GHR_OBJ_TOP |
8 |
注釈 上 |
GHR_OBJ_LEFT |
9 |
注釈 左 |
GHR_OBJ_BOTTOM |
10 |
注釈 下 |
GHR_OBJ_RIGHT |
11 |
注釈 右 |
GHR_OBJ_INBODY |
12 |
注釈の中 |
GHR_OBJ_INTEXT |
13 |
注釈 テキストボックスの中 |
GHR_OBJ_BTN |
14 |
ポップアップ注釈のボタン |
GHR_OBJ_INBODY_PART |
15 |
テキストボックスの境界線 |
GHR_BADPOINT |
1000 |
用紙外 |
GHR_OBJ_POINT |
10000以上 |
多角形/折れ線注釈の点 |
point (.NET) :クライアント座標
objId:オブジェクトがあった場合にそのIDが入ります。
解説:指定した位置にあるものを調べます。オブジェクトが存在する場合はそのIDを返します。ただし未対応の注釈は検出できません。
String GetNextObjectId (int32 pageNo String objId); (.NET)
戻り値:オブジェクトID
pageNo:ページ番号
objId:オブジェクトID
解説:指定したページに存在するオブジェクトのIDを取得します。objIdに空文字列を指定すると一つ目のオブジェクトIDが取得でき、IDを指定するとその次のIDが取得できます。
void SetHilightText (int32 pageNo, int32 startPos, int32 endPos); (.NET)
pageNo:ページ番号
startPos:開始文字位置
endPos:終了文字位置
解説:指定したページの開始文字位置から終了文字位置までのテキストをハイライト表示します。ハイライト色は HilightTextColor プロパティで変更できます。テキスト選択、検索時のハイライトはこのメソッドで指定されるハイライトより上位に表示されます。
ページサイズの外に位置するテキストは指定してもハイライトされません。
void ClearHilightText (); (.NET)
解説:SetHilightTextメソッドで設定されたハイライトをすべて解除します。
ArrayList GetTextInfo (int32 pageNo, AvsTextExtractOption option); (.NET)
戻り値:AvsTextInfoオブジェクトの配列
pageNo:ページ番号
option:テキストの抽出条件
解説:指定したページの矩形範囲に含まれるテキストについて、テキストの情報(AvsTextInfo オブジェクト)を文字ごとに配列で返します。矩形範囲はAvsExtractTextOptionのRectsフィールドで指定してください。
TEXT_SORTを指定した場合、テキストの座標に従ってソートされた順でテキストが抽出されます。また文字間や行間が認識された場合は、ATT_SpaceやATT_Newlineのテキスト情報が含まれる場合があります。通常のテキスト情報(ATT_Normal)でTextに空白や改行文字が含まれる場合があります。
TEXT_RAWを指定した場合、ページコンテンツの順番でテキストが抽出されます。この場合はテキストの座標値は利用できません。またATT_SpaceやATT_Newlineのテキスト情報は追加されません。
※座標変換により文字に回転や歪み(skew)がある場合など正しい情報が取得できない場合があります。
※縦書きや斜めに傾いている場合には正しく機能しません。
※取得できる情報やテキストの順序はGetTextInRectとは同一にはなりません。
AvsDotNetGuiCtl.AvsTextInfoメンバ |
||
型 |
メンバ名 |
説明 |
.NET |
||
AvsTextType |
TextType |
|
String |
Text |
文字 |
System.Drawing.Rectangle |
Rect |
文字のバウンディングボックス(論理座標での原点からの位置) |
int32 |
Baseline |
ベースライン位置(論理座標での原点からの高さ)単位 TWIP |
int32 |
FontSize |
フォントサイズ 単位 TWIP |
String |
FontName |
フォント名(ベースフォント名) |
Int32 |
PageNumber |
文字が存在するページ番号 |
AvsWritingMode |
WritingMode |
文字列の方向を表す数値です。方向は現在の座標系での方向になります。(ViewCoordプロパティに依存します。) ※座標変換に0/90/180/270度以外の回転がある場合は文字列の方向が正しく取得できません。 |
bool |
IsVertical |
PDF内部のフォントが縦書き用か横書き用か true … 縦書き false … 横書き ※ページ回転や座標変換によりません |
プロパティ
IsNewLine 型: bool (.NET) (getのみ) テキスト情報が空白か。
IsSpace 型: bool (.NET) (getのみ) テキスト情報が改行か。
取得可能なフィールド
AvsTextInfoクラスの取得可能なフィールドは、取得するメソッドによって変わります。
取得メソッド |
GetTextInfo (TEXT_RAW) |
GetTextInfo (TEXT_SORT) |
GetTextInfoInRect /GetSelectedTextInfo |
Text |
〇 |
〇 |
〇 |
Rect |
× |
〇※3 |
〇※3 |
Baseline |
× |
× |
〇 |
FontSize |
× |
〇※1 |
〇 |
FontName |
× |
× |
〇 |
PageNumber |
〇 |
〇 |
〇 |
WritingMode |
× |
× |
〇 |
IsVertical |
× |
× |
〇※2 |
※1 同じフォントであっても、座標変換の拡大縮小によって出現箇所によって実際の表示サイズはこと
なります。この拡大縮小が反映された見かけ上のサイズになります。
※2 IsNewLineフィールドは V5.0 改訂6版から廃止されました。代わりにIsNewLineプロパティ(get)
をお使いください。
※3 Rectフィールドのサイズは、GetTextInfoとGetTextInfoInRectでは必ずしも一致しません。
AvsTextType
AvsTextType |
値 |
説明 |
ATT_Normal |
0 |
文字(改行や空白文字が含まれる場合もあります) |
ATT_Newline |
1 |
行間から認識された改行 |
ATT_Space |
2 |
文字間から認識された空白 |
AvsWritingMode
AvsWritingMode |
値 |
説明 |
WM_lr_tb |
0 |
左から右 |
WM_rl_tb |
1 |
右から左 |
WM_tb_rl |
2 |
上から下 |
WM_bt_rl |
3 |
下から上 |
WM_lr_bt |
4 |
左から右(WM_lr_tbの上下反転) |
WM_rl_bt |
5 |
右から左(WM_rl_tbの上下反転) |
WM_tb_lr |
6 |
上から下(WM_tb_rlの左右反転) |
WM_bt_lr |
7 |
下から上(WM_bt_rlの左右反転) |
AvsTextExtractOption
AvsDotNetGuiCtl.AvsTextExtractOptionメンバ |
||
型 |
メンバ名 |
説明 |
.NET |
||
AvsTextExtractType |
TextType |
TEXT_RAW または TEXT_SORT |
float |
IgnoreActualText |
ActualTextを無視するか 既定値:false (無視しない) |
float |
TextOverlapRatio |
テキストが矩形とどれくらい重なっていたら抽出対象とするか 既定値:0.3 |
float |
OverlapAsLine |
文字と文字がどれくらい重なっていると同じ行とみなすか(TEXT_SORTのみ) 既定値:0.7 |
float |
SameTextOmitRatio |
同じ文字が重なっている場合、文字と文字がどれだけ重なっていると取り除くか(TEXT_SORTのみ) 既定値:0.0(取り除かない) |
float |
DifferentTextOmitRatio |
違う文字が重なっている場合、文字と文字がどれだけ重なっていると取り除くか(TEXT_SORTのみ) 既定値:0.0(取り除かない) |
bool |
DifferentTextOmitRatioApplyAtDifferentColor |
DifferentTextOmitRatioを色が違う場合にのみ適用するか(TEXT_SORTのみ) 既定値:true |
Int32 |
UnicodeToSpace |
指定されたUnicodeをSpace(U+0020)に置き換えるか 既定値:0(置き換えない) |
Int32 |
UnicodeToRemove |
指定されたUnicodeをSpace(U+0020)に削除するか 既定値:0(削除しない) |
ArrayList |
Rects |
System.Drawing.Rectangleを要素にもつ配列。 テキスト抽出の対象とする矩形領域を指定してください。複数の領域を指定できます。 ページ全体の場合は空配列を指定してください。 |
AvsTextExtractType
AvsTextExtractType |
値 |
説明 |
TEXT_RAW |
1 |
ページコンテンツにおける出現順で抽出する |
TEXT_SORT |
2 |
取得したテキストを座標でソートして抽出する |
サンプルコード例
・GetTextInfoInRect は以下の対応するコードでおきかえ可能です。
//ArrayList list = pdfPageViewCtrl1.GetTextInfoInRect(pageNo, rc);
AvsTextExtractOption opt = new AvsTextExtractOption();
opt.TextType = AvsTextExtractType.TEXT_RAW;
opt.Rects.Add(rc);
ArrayList list = pdfPageViewCtrl1.GetTextInfo(pageNo, opt);
・余白から判定された文字間や行間のマークは以下で判定できます。
AvsTextInfo ti = (AvsTextInfo)list[i];
if (ti.IsNewLine) { } // 余白から判定された行間
else if (ti.IsSpace) { } // 余白から判定された文字間
else { } // 文字コードが存在する場合。空白スペース等も含む
ArrayList GetTextInfoInRect (int32 pageNo, System.Drawing.Rectangle rect); (.NET)
戻り値:AvsTextInfoオブジェクトの配列
pageNo:ページ番号
rect:矩形範囲
解説:指定したページの矩形範囲に含まれるテキストについて、テキストの情報(AvsTextInfo オブジェクト)を文字ごとに配列で返します。
テキストが改行される場合は、その位置にIsNewLine=Trueとなる、AvsTextInfoオブジェクトが追加されます。
※座標変換により文字に回転や歪み(skew)がある場合など正しい情報が取得できない場合があります。※現在の実装では、テキストのベースラインに一定量変化があるときに改行と判定しています。縦書きや斜めに傾いている場合には正しく機能しません。
※改行位置の判定はPDF仕様では明確に既定されないため、弊社リーダーの実装依存の動作になります。このため、他社のリーダーと同一にはなりません。
※取得できる情報やテキストの順序はGetTextInfoとは同一にはなりません。
System.Drawing.Rectangle ClientToLogicalRect (int32 pageNo System.Drawing.Rectangle rect); (.NET)
戻り値(.NET):矩形(論理座標)
pageNo (.NET) :ページ番号
rect (.NET):矩形(クライアント座標)
解説:クライアント座標で表現された矩形を指定したページの論理座標に変換します。
System.Windows.Forms.Cursor SetCtrlCursor (System.Windows.Forms.Cursor cursor); (.NET)
戻り値:カーソルオブジェクト または NULL
cursor:カーソルオブジェクト
解説:コントロールのカーソルを指定したカーソルに指定します。通常はコントロール自身がカーソルを状態に合わせて制御するため、CtrlStyleプロパティのAGCS_DISABLECURSORフラグをONに設定して、コントロールのカーソル制御を無効にしてください。
なお、カーソルが変更されるのはPDFPageViewCtrlにフォーカスしている最中のみです。上位アプリケーションにフォーカスがある場合はカーソルは変更されません。別途、Cursor.Currentプロパティなどで変更する必要があります。
bool SetSmoothing (bool text, bool lineart, bool image,); (.NET)
戻り値:再描画が必要な場合trueを返します。
text:文字のスムージング(AntiAlias)を行います。
lineart:線画のスムージングを行います。
image:イメージのスムージングを行います。
解説:スムージングを設定します。初期値はすべてtrueです。
変更はいつでも行えます。設定変更後、必要な場合は再描画されます。
表示だけでなく、印刷、イメージ作成にも有効です。
void SelectTextString (LogicalPoint start, LogicalPoint end); (.NET)
start:選択の開始位置(論理座標)
end:選択の終了位置(論理座標)
解説:指定したテキストの範囲を選択状態(ハイライト)にします。
開始位置・終了位置のどちらかに文字がない場合は、選択状態になりません。
ClearSelectメソッドで選択状態を解除できます。
void SetFocus(void); (.NET)
解説:コントロールにフォーカスを設定します。.NET の Control.Focusメソッドは正しく機能しませんのでこちらを使用してください。
void GetSelectedTextInfo(void); (.NET)
解説:選択中のテキストについて、テキストの情報(AvsTextInfo オブジェクト)を文字ごとに配列で返します。AvsTextInfo および制限事項について、GetTextInfoInRectメソッド を参照ください。
void FitViewToRect(AvsDotNetGuiCtl.LogicalPoint lPos1, AvsDotNetGuiCtl.LogicalPoint lPos2); (.NET)
lPos1:左上の論理座標 (.NET)
lPos2:右下の論理座標 (.NET)
解説:二点で指定される矩形範囲を表示します。縦横比を維持して指定した矩形がコントロールウィンドウに収まる倍率で表示されます。
座標値はViewCoordの設定にあわせて論理座標またはビュー座標を指定してください。異なるPageNumberを持つLogicalPointを指定できますがPageLayoutにあった座標を指定してください。
以下の制限があります。
・最大の倍率(6400%)以上になる範囲は指定しても最大倍率でしか表示されません。
・コントロールサイズやスクロールバーの関係で表示範囲はおおよそ指定された範囲が表示されますが、指定した座標値にぴったり一致はしません。
・現在のPageLayoutで表示できない範囲の場合、意図しない表示結果になる場合があります。PageLayoutは自動で調整されません。
string GetLicenseInfo(AvsLicenseInfo type); (.NET)
type:取得するライセンス情報の種別
戻り値(.NET):ライセンス情報を表す文字列
設定値:
AvsLicenseInfo (enum値) |
値 |
説明 |
LI_PATH |
0 |
ライセンスファイル(pdfviewersdk.lic)の絶対パス |
LI_SERIAL |
1 |
シリアルナンバー |
LI_COMPANY |
2 |
会社名 |
LI_SECTION |
3 |
部署名 |
LI_USERNAME |
4 |
ユーザー名 |
LI_MAINTENANCE_LIMIT |
5 |
保守期限 |
解説:指定されたライセンス情報を取得します。
ライセンスファイルに登録がない場合、空文字列が返る場合があります。ライセンスファイルのロードに失敗した場合、LI_PATHの戻り値としてエラーメッセージを返します。
ライセンスファイルのロードに失敗した場合、LI_PATHの戻り値としてエラーメッセージを返します。
void ShowMeasureDialog(); (.NET)
解説:測定比率と精度ダイアログを表示します。この設定にしたがって距離ツール/周辺ツール/面積ツールの測定値が計算されます。左側がページ上の単位、右側がものさしツールの測定値の単位です。
項目 |
解説 |
単位(変換元) |
pt(ポイント)、in(インチ)、cm(センチメートル)、mm(ミリメートル)、pi(パイカ) |
単位(変換先) |
変換元の単位に加え以下の単位。 ft(フィート)、yd(ヤード)、m(メートル)、km(キロメートル)、mi(マイル) |
精度 |
1、0.1、0.01、0.001、0.0001 |
制限事項
・現在、測定比率と精度の既定値を保存する機能はありません。
int32 RedactAndSaveDocument(string filePath); (.NET)
filePath:PDFファイルのパスを指定します。
戻り値:成功した場合0が返ります。失敗した場合はエラーコードが返ります。
解説: PDFファイルを保存します。
墨消し(Redact注釈)を反映して指定されたパスにPDFファイルを保存します。墨消しの反映は以下のように行われます。
保存されていない編集がある場合は失敗します。予めPDFファイルを保存してから実行してください。
エラー時にダイアログを一切表示したくない場合はCtrlStyleプロパティで0x0004を指定してください。
(制限事項)
void DocumentOpened(IntPtr hPDFDocument); (.NET)
hPDFDocument:PDFDocumentのハンドル
解説:ドキュメントがオープンされたときに発行されます。
void PageTurned(int32 pageNo); (.NET)
pageNo:ページ番号
解説:現在のページ番号が変更になったときに発行されます。
void Zoom(float32 ratio); (.NET)
ratio:ズーム倍率
解説:ズーム倍率が変更になったときに発行されます。
int32 DragDropFiles(BSTR[] files); (.NET)
files:ドロップされたファイル名
戻り値(.NET):デフォルトの動作(files[0]を開く)を実行する場合は0以外を返します。 0を返すとデフォルト動作をおこないません。
解説:コントロールにファイルがドラッグ&ドロップされたときに発行されます。
void ObjectAdded(string objectId); (.NET)
objectId:追加されたオブジェクトのUUID
解説:オブジェクト挿入直後に発行されます。必要ならここで選択モードを元に戻すなどします。
int32 DoAction(AvsDotNetGuiCtl.AvsActionType actionType, string data); (.NET)
戻り値 (.NET):アクションを実行する場合は1を返します。 0を返すとアクションの実行を中止します。
actionType:アクションの種類
AvsActionType |
値 |
説明 |
AGAT_GOTO |
1 |
現在のドキュメント |
AGAT_GOTOR |
2 |
他のドキュメント |
AGAT_LAUNCH |
4 |
他のファイルを開く |
AGAT_URI |
6 |
WebブラウザでURLを開く |
AGAT_INTERNALFILE |
1000 |
添付ファイル注釈のファイルを開く |
data:表示しようとしているファイル名、URLが入ります。
解説:アクション実行時、添付ファイル注釈のファイルを開くときに発行されます。ファイルを開くときに警告メッセージを表示するためなどに使用します。
void DefaultObjectPropertyChanged(AvsDotNetGuiCtl.AvsSelectMode type); (.NET)
type:設定するオブジェクトタイプ。ASM_INS_STICKYNOTE~ASM_INS_SQUIGGLYの間で指定します。※SetDefaultObjectProperty参照
解説:オブジェクトの右クリックメニューから「現在のプロパティをデフォルトとして使用」が選ばれデフォルトのオブジェクトプロパティが変更されたときに発行されます。
デフォルトプロパティをファイル等に保存する処理をおこないたい場合にこのイベントをハンドリングしてください。
int32 MouseDownC(AvsDotNetGuiCtl.AvsMouseBtnType btnType, long nFlags ,
System.Drawing.Point point); (.NET)
戻り値 (.NET):コントロールのデフォルト処理を実行する場合は1を返します。 0を返すとデフォルト処理をおこないません。
btnType:マウスボタンの種類
AvsMouseBtnType |
値 |
説明 |
AMBT_LBUTTON |
0 |
左ボタン |
AMBT_RBUTTON |
1 |
右ボタン |
AMBT_MBUTTON |
2 |
中央ボタン |
nFlags:未使用です。
point (.NET):カーソル位置のクライアント座標が入ります。
解説:マウスボタンが押されたときに発行されます。
int32 MouseUpC(AvsDotNetGuiCtl.AvsMouseBtnType btnType, long nFlags ,
System.Drawing.Point point); (.NET)
戻り値 (.NET):コントロールのデフォルト処理を実行する場合は1を返します。 0を返すとデフォルト処理をおこないません。
btnType:マウスボタンの種類 AvsMouseBtnType参照。
nFlags:未使用です。
point (.NET):カーソル位置のクライアント座標が入ります。
解説:マウスボタンが離されたときに発行されます。
int32 DoubleClickC(AvsDotNetGuiCtl.AvsMouseBtnType btnType, long nFlags ,
System.Drawing.Point point); (.NET)
戻り値 (.NET):コントロールのデフォルト処理を実行する場合は1を返します。 0を返すとデフォルト処理をおこないません。
btnType:マウスボタンの種類 AvsMouseBtnType参照。
nFlags:未使用です。
point (.NET):カーソル位置のクライアント座標が入ります。
解説:ダブルクリックされたときに発行されます。
int32 MouseMoveC(long nFlags , System.Drawing.Point point); (.NET)
戻り値 (.NET):コントロールのデフォルト処理を実行する場合は1を返します。 0を返すとデフォルト処理をおこないません。
nFlags:未使用です。
point (.NET):カーソル位置のクライアント座標が入ります。
解説:マウスカーソルが移動したときに発行されます。
int32 ContextMenuC(System.Drawing.Point point); (.NET)
戻り値 (.NET):コントロールのデフォルト処理を実行する場合は1を返します。 0を返すとデフォルト処理をおこないません。
point (.NET):カーソル位置のクライアント座標が入ります。
解説:マウス右クリックされるかコンテキストメニューボタンが押されたときに発行されます。
int32 KeyDownC(long nChar ); (.NET)
戻り値 (.NET):コントロールのデフォルト処理を実行する場合は1を返します。 0を返すとデフォルト処理をおこないません。
nChar:押されたキーの仮想キーコードです。
解説:キーが押されたときに発行されます。
int32 KeyUpC(long nChar ); (.NET)
戻り値 (.NET):コントロールのデフォルト処理を実行する場合は1を返します。 0を返すとデフォルト処理をおこないません。
nChar:離されたキーの仮想キーコードです。
解説:キーが離されたときに発行されます。
void ObjectDeleted(string objectId); (.NET)
objectId:削除されたオブジェクトのUUID
解説:オブジェクト削除直後に発行されます。この時点でオブジェクトは存在しないので、objectIdをキーにしてオブジェクトの情報を取得する事はできません。
void ObjectResized(string objectId); (.NET)
objectId:リサイズされたオブジェクトのUUID
解説:オブジェクトがリサイズされると発行されます。引き出し線注釈の矢印部分や、多角形注釈の点など端点の移動でも発行されます。
void ObjectMoved(string objectId); (.NET)
objectId:移動されたオブジェクトのUUID
解説:オブジェクトが移動されると発行されます。
void EditBoxShowed(bool showed, string objectId); (.NET)
showed: true テキスト入力ボックス表示、 false テキスト入力ボックス非表示
objectId:オブジェクトのUUID
解説:テキスト入力ボックスが表示/非表示となると発行されます。objectIdはテキスト入力が開始または終了されたテキストボックス等の注釈のIDです。
void EditBoxTextEdited(string objectId); (.NET)
objectId:オブジェクトのUUID
解説:テキスト入力ボックスのテキストが編集されると発行されます。
void Scrolled(); (.NET)
解説:水平または垂直スクロールバーによって表示がスクロールされると発行されます。