PDFフォームの機能追加
PDFフォームは「瞬簡PDF 書けまっせ7.2」から追加になった機能です。「瞬簡PDF 書けまっせ7」をご利用中の方向けには、弊社のWebページよりアップデータを無償で配布しています。次のページをご覧ください。⇒ http://www.antenna.co.jp/kpd/
用紙PDFの上に、ユーザーが対話的にデータを入力するフォームオブジェクトを作成します。PDF出力するとPDFが対話的フォーム(PDFフォーム、AcroFormともいいます)になります。
フォームオブジェクトは次の6種類が設定できます。
種類 | 説明 |
---|---|
テキストフィールド | ユーザーがキーボードからテキストを入力できるテキストボックスを作ります。 |
チェックボックス | 一つ一つがオンまたはオフの2つの状態を持つボックスです。 |
ラジオボタン | オンまたはオフになるボタンの組み。普通はその中の1つのボタンがオンになります。 |
リストボックス | リスト項目を並べた中から選択します。通常はその中から1つを選択状態とします。 |
ドロップダウン | ドロップダウンリストから1つを選択します。 |
ボタン(プッシュボタン) | ボタンを押して、マウスを離したときアクションを起こします。 |
フォームオブジェクトを作成するにはリボン「フォーム」タブの左端の「フォーム」をクリックして、オブジェクトの種類を選択するドロップダウンを表示します。次にオブジェクトの種類を選び、マウスのドラッグで用紙PDFの上に場所と大きさを指定して配置します。
オブジェクトの作成・移動などの操作や、背景、線の色などの書式指定方法はテキストボックスや図形と同様です。3–2 オブジェクト共通の操作、3–18 オブジェクト共通の書式を参照してください。
さらにフォームオブジェクト特有の設定項目があります。フォームオブジェクトの種類を選ぶか、あるいは用紙PDF上のフォームオブジェクトをクリックして選択すると、リボンの右側のフォームオブジェクト種類毎の設定項目が活性化します。
設定項目にはオブジェクトの種類に関わらず共通の項目と、オブジェクトの種類別に異なる項目があります。
テキストフィールドでは共通の設定項目の他に次の項目を設定します。
次の図はテキストフィールドを設定しているところです。
次の図は、上図のテキストフィールドを設定したPDFフォームをAdobe Readerで開いてテキストを入力したところです。上半分がテキストフィールドに文字を入力する前、下半分が文字を入力した後です。
チェックボックスでは共通の設定項目の他に次の項目を設定します。
ラジオボタンでは共通の設定項目の他に次の項目を設定します。
ラジオボタンの排他制御についての注意
複数のラジオボタンをグループにして、ON/OFFを排他にしたいときはグループを構成するラジオボタンのフィールド名に同じ名前をつけてください。
リストボックスでは共通の設定項目の他に次の項目を設定します。
ドロップダウンでは共通の設定項目の他に次の項目を設定します。
ボタンでは共通の設定項目の他に次の項目を設定します。
プッシュボタンによるリセットについての注意
プッシュボタンにPDFフォームをリセットするアクションを指定したとき、リセットの対象になるのはPDFフォームの同一ページにあるフィールドです。複数ページのPDFフォームではページ単位でリセットボタンを設定してください。
フォームオブジェクトのガイド色
フォームオブジェクトにはガイド色が表示されます。ガイド色は既定値では薄い灰青色ですが、オプションの一般で非表示にしたり色を変更できます。