1–3 主要機能のリスト
1–3–1 用紙PDFにテキストを自在に追記
- PDF上に文字入力枠(テキストボックス)を配置して文字を入力できます。
- 文字入力画面は出力イメージそのままなので、PDF を拡大して小さな文字も書き込めます。
- テキストボックスには縦書きのタイプがあり、画面上で文字を縦書き入力できます。
1–3–2 テキスト入力セルのテーブル配置
- テキストボックスに似たセルを、行数と列数を指定してテーブルとして配置し、テーブルのセルにテキストを入力できます。
- テーブルの各セルにはテキストボックスのように文字の書式を指定できます。
1–3–3 テキストへの修飾
- テキストに、文字のサイズやフォントの種類・色・装飾を自在に指定できます。
- テキストに、不透明度や透明度を設定できます。透明テキスト付きPDFを作成できます。
1–3–4 テキストボックス内の文字位置調整
- 上下・左右・均等の文字配置揃え、上下・左右の余白設定ができます。
- テキストボックス内で行を均等配置する行割、文字を桁数で均等配置する桁割があります。
1–3–5 文字数に合わせてフォントサイズかテキストボックスの大きさを調整
- 自動フォントサイズ機能を設定すると、テキストボックスに入るようにフォントサイズを調整して文字あふれを防止できます。
- 自動枠サイズ調整機能を設定すると、文字数に合わせてテキストがぴったり入るようにテキストボックスの大きさを調整できます。
1–3–6 テキストボックスの表示形式
- テキストボックスに、数字、通貨や日付などの表示形式を設定しておくことで、数字を入力したら自動整形されるようにできます。
1–3–7 テキストボックスに式の設定
- テキストボックスに、他のテキストボックスの値の合計や平均などの計算式、関数を設定して計算結果を表示できます。
1–3–8 PDFに画像の追記
- BMPやJPEGなどの画像ファイルをドラッグアンドドロップしてPDF上に貼り付けできます。
- 他のPDFのページを画像として用紙PDF に貼り付けできます。
- 貼り付けた画像をトリミングができます。
- 貼り付けた画像の大きさを自由に変更できます。
- 貼り付けた画像の不透明度を指定できます。
1–3–9 高度な作画機能
- 直線、矢印、円(楕円)、四角形、チェックマークといった図形を貼り付けできます。
- 角丸四角形、自由曲線や折れ線(多角形)など図形の種類が豊富です。
- 領域には背景色、不透明度などを指定できます。
- 線のスタイル選択、不透明度、矢印のサイズの指定ができます。
- 図形の頂点の位置変更、頂点追加・削除、テキストの追加などが簡単に行えます。
1–3–10 印影作成・簡単捺印
- 印影を作成して貼り付けできます。
- 日付印や認印は文字や大きさ、フォントなどを変更できます。また画像を下の文字が透けて見えるように加工した印影を作成できます。
1–3–11 用紙PDFにデータを差込してPDF出力
- 用紙PDFに差込フィールドを設定し、ExcelやCSVの外部データを差し込んで印刷したり、PDF出力ができます。
- 差込フィールドおよび差込テーブルで罫線、背景色、不透明度などを指定できます。
- 画像を差し込むことができます。画像を差込フィールドにフィットする指定ができます。
- 画像の差し込み表示でマージン設定が反映されます。
1–3–12 入力枠の自動認識
- 用紙PDF上の罫線で囲まれた枠の部分を認識して、テキストボックスを枠に自動で配置できます。
- ワンクリックで書類の入力枠を認識してピタッと文字配置できます。 「フリガナ」や「口座番号」などのマス目欄も自動認識します。
- 小さなマス目に一文字ずつ記入が必要な入力枠でも、文字数が設定された一つの入力枠として自動認識します。
- 文書自動認識機能により、用紙PDF上の入力枠のラベルに対応する入力テキストを自動で指定できます。
1–3–13 テキストボックスや画像、図形などオブジェクト操作
- オブジェクトのロック(削除や移動などの禁止)、グループ化ができます。
- グループに属するオブジェクトの全プロパティを一括変更できます。
- オブジェクトの位置やサイズを数値で指定できます。
- 複数オブジェクトの上下・左右位置揃え、均等配置、大きさ揃えができます。
- 重なったオブジェクトの上下配置の指定ができます。
- オブジェクトを1度単位で回転できます。
1–3–14 書き込み内容・デザイン・レイアウト設定を再利用
- 用紙PDFに設定したオブジェクトだけを保存するオブジェクトテンプレート機能があります。
- 保存したオブジェクトテンプレートを新しい用紙PDFに重ねれば、同じ設定を流用できます。
1–3–15 編集情報の保存
- 用紙PDFとその上に貼り付けた文字や図形、画像をセットで編集情報ファイルに保存して再編集できます。
- 編集情報をPDFに保存して、編集情報付きPDFにできます。編集情報付きPDFはAdobe Readerなどで通常のPDFとして開けます。本製品で開けば編集を再開できます。
1–3–16 よく使うデータを登録して再利用
- よく使う文字列や画像、印影、図形を登録してすぐに取り出せるデータトレー機能があります。
- データトレー機能は「瞬簡PDF 書けまっせ 8」で新しくなり、データトレービューで常に表示できるようになりました。
1–3–17 任意の用紙PDFを利用
- 帳票、地図、書類など、任意のPDFを用紙PDFにできます。
- 書き込み禁止のPDFを用紙PDFとして扱えます。
- 申請書などをスキャナーから取り込んで用紙PDF にできます。
- スキャンしたページの傾き補正とトリミングができます。
- 外部画像ファイルを用紙PDF として読み込むことができます。
1–3–18 用紙PDFの文字や図形を削除したり、見えなくする
- 墨消しと修正テープという2種類の用紙PDF修正機能があります。
- 墨消し機能は、PDF 出力したとき墨消しで覆った範囲が完全削除されます。
- 墨消しの色を任意に設定できます。スポイト機能で色を下地に揃えられます。
- 修正テープの色を任意に設定できます。スポイト機能で色を下地に揃えられます。
1–3–19 用紙PDFのページ編集、ページ取り出し
- 用紙PDFのページ削除、ページコピー、取り出しができます。
- 用紙PDFに白紙ページを追加できます。
- 白紙の用紙PDFを指定ページ数分新規に作成し、文字や図形などを貼り込んだPDF文書を手軽に作成できます。
1–3–21 強力な手書き機能
- Windows標準のインク機能でペンや蛍光ペンの手書き入力が可能です。
- タッチ操作とペン入力が切り替え無しで可能であり、紙と鉛筆の操作性再現できます。左手のタッチ操作で位置を決め、そのまま切り替えなしでシームレスに右手でペン入力ができます。
- ペン先は3種類から選択可能です。
- 消しゴムで部分消しができます。
- 手書きオブジェクトのデータトレー登録、選択、移動、サイズ変更、コピーができます。
1–3–22 印刷
- 印刷設定で「大きいページを縮小」、「用紙の向き自動」、「中央配置」に対応しています。
- 印刷設定とプレビューが同画面になっていて、設定の変更がプレビューに即座に反映されます。
1–3–23 申請書など既存様式への印刷
- 帳票用紙や申請用紙を使うときは、用紙PDFは出力しないで、入力した文字や図形だけを印刷できます。
- 印刷時の位置(上下左右)の微調整ができます。用紙サイズに合わせて自動で拡大縮小することもできます。
1–3–24 PDF出力の設定
- PDF の文書情報や開く際の画面表示の指定などを設定できます。
- PDF 出力時にパスワードセキュリティを設定できます。
- しおり、注釈データ(タイプライターやスタンプなどほぼすべてのタイプ)、リンクについて、PDF出力時に用紙PDFから継承できます。
1–3–25 印刷、PDF出力時のオブジェクトの出力
- 印刷、PDF出力時にオブジェクトを出力するか否かを、オブジェクトごとに設定できます。
- 出力するページをオブジェクトごとに指定できます。
1–3–26 使用ファイル履歴
- よく使うファイルがピン留めできます。
- 保存先に最近使ったフォルダーが選べます。
1–3–27 リボンインターフェイス
- Microsoft Officeと同様のリボンインターフェースを採用しています。
1–3–28 インターフェイスと操作性のカスタマイズ
- リボンインターフェイスへの表示メニューの追加削除、表示順序のカスタマイズができます。
- 3種類のGUIスタイルを選べます。詳しくは3–35–1 オプションの一般を参照してください。
1–3–29 検索
- 用紙PDF本文のテキスト検索ができます。
- テキストボックス内のテキスト検索ができます。
- 手書きオブジェクトを検索できます。
1–3–30 GUIのPDF表示
- 複数の用紙PDFを同時に開いて画面表示でき、タブによる切り替え表示も可能です。
- ページのサムネイル(小画面)を表示でき、ページ移動などに利用できます。
- リンクによるページ移動に対応します。
- 注釈の画面表示、非表示の指定ができます。画面非表示にすると注釈が印刷されません。
1–3–31 マルチタッチ対応
- Windows 標準マルチタッチに対応しました。
- マルチタッチに対応。フリックによるスクロールやページ遷移、ピンチインアウトによる拡大縮小が可能です。
1–3–32 コマンドラインインターフェイス
- 差込機能、印刷やPDF 出力をコマンドラインで実行できます。
- 帳票印刷ツールとしても使えます。