3–9 PDFファイル中の画像を圧縮する

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図3・39 対象となるPDFファイルが「対象ファイルリスト」に登録されている状態

PDFファイル中に埋め込まれている画像(ラスターイメージ)を再圧縮してファイルサイズを縮小するには、

  1. 「瞬簡PDF 作成 9」ウィンドウの「表示」メニューから「再圧縮」を選択するか、画面上部の「再圧縮」ボタンをクリックして、「再圧縮」画面を表示します。

  2. 次のいずれかの方法を用いて処理対象となるPDFファイルを「対象ファイルリスト」に登録します:
  3. 次のいずれかの方法で対象ファイルリストからPDFファイルを削除します。
    1. リスト中のPDFファイルを選択し、btn_006.pngをクリックする。
    2. リスト中のPDFファイルをマウスで右ボタンをクリックして表示されるコンテキストメニューから「削除」を選択する。
    3. リスト中のPDFファイルを選択し、「編集」メニューから「削除」を選択する。



  4. 対象ファイルリストを空(初期状態)にする場合は、次のいずれかの方法を取ります。
    1. btn_007.pngをクリックする。
    2. 「編集」メニューから「リストから全て削除」を選択する。
    3. 対象ファイルリストを右クリックして表示されるコンテキストメニューから「リストから全て削除」を選択する。

  5. PDFファイル中の画像を再圧縮する際の設定をポップアップリスト「再圧縮設定」から選択するか「編集...」ボタンをクリックして表示される「再圧縮設定」ダイアログを用いて作成/編集し、設定します。
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    「再圧縮設定」ダイアログボックスについての詳細は、「再圧縮設定について」の項を参照して下さい。

  6. PDFファイル中の画像を再圧縮したPDFファイルの出力先フォルダーを設定します。
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    入力ファイルと同じ
      変換対象となる文書ファイルが保存されているフォルダーにPDFファイルを出力します。
    マイドキュメント
      「ドキュメント」フォルダーにPDFファイルを出力します。
    デスクトップ
      「デスクトップ」上にPDFファイルを出力します。
    フォルダーを指定
      「参照…」ボタンをクリックして表示される「フォルダーの参照」ダイアログボックスを用いて、
      出力先フォルダーを指定します。



  7. 出力されるPDFファイルに設定するファイル名を指定します。
    入力ファイルと同じ
      PDFファイルの名前として、変換対処となる文書ファイル名を設定します。また、ラジオボタン右の
      テキストフィールドに入力した文字列を文書ファイル名の末尾に追加することができます。

    新しい名前をつける
      ラジオボタン右のテキストフィールドに入力した文字列をファイル名に設定します。

  8. 「その他」ボタンをクリックして表示される「出力ファイル設定」ダイアログボックスを用いて、出力先フォルダーに既に同じ名前のファイルが存在する場合や、ファイル名に付加される連番の開始番号と0詰め桁数、処理が完了した後の処理内容などについての設定を行います。
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    出力ファイルと同じ名前のファイルがある場合
      上書きする
        新たに出力されるPDFファイルで上書き保存します。

      ファイル名に連番を付ける、またはファイル名の連番を変えて保存する
        新たに出力されるPDFファイル名に連番を付加して保存します。既に同じ連番を持つファイ
        ルが存在する場合には、異なる連番をファイル名に付加して保存します。

      “名前を付けて保存”でファイル名を指定する
        「名前を付けて保存」ダイアログボックスを表示し、ファイル名を設定します。

    連番
      開始番号
        ファイル名の末尾に付加する連番の開始番号を設定します。設定可能な値の範囲は、0~
        999999999です。

      0詰め桁数
        ファイル名末尾に付加する連番の0詰め桁数を設定します。設定可能な値の範囲は1~10です。


    後処理
      なし
        後処理を行いません。

      出力ファイルを開く
        このオプションを選択するとPDFファイル出力後、拡張子PDFに関連付けられているAdobe
        ReaderなどのPDF閲覧ソフトを用いて開きます。
        最大
          一度の処理で複数のPDFファイルが出力される場合、開くことができるPDFファイルの最大
          数を設定します。初期値は1で、設定可能な値の範囲は、1~10です。

      プラグインを使う
        このオプションを選択すると処理が完了した後に実行されるプラグインを指定できます。
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        後処理用プラグインについての詳細は、PDFファイル出力後の後処理の後を参照してください。

      実行時に確認メッセージを表示する
        オプション「プラグインを使う」を有効にして、処理を実行する際に確認メッセージダイアログ
        を表示します。

  9. 設定に誤りが無いことを確認した後、「実行」ボタンをクリックして、画像の再圧縮処理を実行します。


この処理は、PDFファイルに埋め込まれている画像に対し、ダウンサンプリングを行うことで実現しています。そのため、PDFファイル中に埋め込まれている画像や、再圧縮設定の設定内容によっては、期待するほどファイルサイズが小さくならなかったり、画質の劣化や逆にファイルサイズが肥大化する場合があります。これについては、あらかじめご了承下さい。