PDF Tool APIで透かしとして指定できるのは、テキスト、画像、PDF文書、色の4種類あります。この4種類の透かしに共通の機能は次のとおりです。
透かしの配置領域の指定方法は、①配置矩形をsetRect()で指定、②表示矩形(PDFリーダーなどで表示される範囲。ISO 32000-1の用語ではMediaBoxとCropBoxの交わり。)の内側に余白をsetMargin()で指定、の2つあります。両方指定したときは2つの矩形の共通領域が配置領域となります。
setRect()による方法を2.1.1 透かしの配置の設定―その1で、setMargin()による方法を2.1.2 透かしの配置の設定―その2で紹介します。