複数のPDFファイルをひとつのファイルに結合します。ページ番号やページ範囲(ページ)を指定し、任意のページを結合することができます。
注釈やしおりのタイトルは保持されます。ただし、結合するページを指定した場合、そのファイルのしおりは保持されません。
1番目に指定された入力ファイルにページ指定がない場合、1番目の入力ファイルの文書情報が出力PDFファイルに引き継がれます。
1番目に指定された入力ファイルにページ指定がある場合、出力PDFファイルの文書情報の値は空になります。
入力ファイルのセキュリティ情報は、出力PDFファイルには引き継がれません。
コマンド | 内容 | |
入力ファイル | -d (ファイルパス) [パスワード] [ページ] | 処理対象となるPDFファイルパスを指定する。パスワード文字列を指定すると、セキュリティ付きPDFに対しても処理が可能。ページを指定すると、指定ページのみ結合対象となる。指定する場合は1ページ目を「0」とする。 例) –d c:\test\test.pdf ownerpass "0,9-14" この場合、test.pdfの1ページ目と10~15ページ目が結合対象となる。 |
パラメータ | 内容 |
パラメータはありません。 | - |
コマンド設定例1
Windows | AHPDFToolCmd60.exe -mergeFiles –d c:\test\test1.pdf –d c:\test\test2.pdf userpass "0,9-14" –o c:\sav\out.pdf –linearize |
Linux | sh run.sh -mergeFiles –d /home/antenna/test/test1.pdf –d /home/antenna/test/test2.pdf userpass "0,9-14" –o /home/antenna/sav/out.pdf –linearize |
動作内容 | test1.pdfと、「userpass」というパスワード文字列でセキュリティが設定されたtest2.pdfの1ページ目、10~15ページ目を結合し、Web表示用に最適化してout.pdfに保存します。test2.pdfにしおりが存在する場合、そのしおりは保持されません。 |
コマンド設定例2
Windows | AHPDFToolCmd60.exe -mergeFiles –d c:\test\test3.pdf "" "9" –d c:\test\test4.pdf userpass "9-14,20" –o c:\sav\out.pdf –linearize |
Linux | sh run.sh -mergeFiles –d /home/antenna/test/test3.pdf "" "9" –d /home/antenna/test/test4.pdf userpass "9-14,20" –o /home/antenna/sav/out.pdf –linearize |
動作内容 | セキュリティ設定を持たないtest3.pdfの10ページ目と、「userpass」というパスワード文字列でセキュリティが設定されたtest4.pdfの10~15ページ目、21ページ目を結合し、Web表示用に最適化してout.pdfに保存します。test3.pdf、test4.pdfにしおりが存在する場合、それらのしおりは保持されません。 |