9–3–10 色透かし設定(-setColorWatermark)

色の透かしを挿入します。


パラメータ
内容
-color r g b
挿入する色の設定。指定必須
設定値の範囲:r, g, b それぞれ0.0~1.0
-rect left bottom right top
透かしを配置する矩形の指定(mm単位)。省略可
省略した場合はページサイズが配置する矩形となる。
-margin top left bottom right
透かしを配置するときの余白の設定(mm単位)。ページの上端、左端、下端、右端からどれだけ余白をとるかを設定する。省略可
例)ページ上端の余白を5mmとしたい場合:-margin 5 0 0 0
-zorder Val
透かしのZオーダーの設定。省略可
1: 前面 2: 背面
指定がない場合、「1: 前面」に配置。
1, 2以外が指定された場合、エラーとなる。
-pageRange Val
透かしを挿入するページ範囲の設定。省略可
0: 全ページ
1: 先頭ページのみ 2: 最終ページのみ
3: 奇数ページ 4: 偶数ページ
5: 指定したページ
指定がない場合、「0: 全ページ」に配置。
1~5以外が指定された場合、エラーとなる。
1 と –notInFirst、2と-notInLast を指定するとエラー。
-pageRangeCustom Val
透かしを挿入するページ番号あるいはページ範囲を指定。「-pageRange 5」の場合に設定必須。1ページを「0」とする。
例)-pageRangeCustom “0,2-4”
1ページと3~5ページに挿入される。
-notInFirst
指定がある場合、先頭ページには透かしを挿入しない。
指定がない場合、先頭ページに透かしを挿入できる。
-pageRange 1 と指定するとエラー
-notInLast
指定がある場合、最終ページには透かしを挿入しない。
指定がない場合、最終ページにも透かしを挿入できる。
-pageRange 2 と指定するとエラー
-notDisplay
指定がある場合、透かしを表示しない
指定がない場合、透かしを表示する
-notPrint
指定がある場合、透かしを印刷対象としない
指定がない場合、透かしを印刷対象とする
-opacity Val
透かしの透明度の設定。省略可
設定値の範囲:0.0 ~ 1.0。0.0が透明、1.0が不透明。「0.0」を指定した場合、透かしは透明で見えない状態となる。
指定がない場合、 1.0(不透明)。


コマンド設定例

WindowsAHPDFToolCmd60.exe -setColorWatermark -color 0 1 0 -notInFirst -notPrint -opacity 0.7 -d c:\test\test.pdf -o c:\sav\out.pdf
Linuxsh run.sh -setColorWatermark -color 0 1 0 -notInFirst -notPrint -opacity 0.7 -d /home/antenna/test/test.pdf -o /home/antenna/sav/out.pdf
動作内容{R G B}={0 1 0}の色を透明度0.7の透かしとして先頭ページ以外のページに印刷非対象の状態でtest.pdfに挿入してout.pdfに保存する。