豊富な処理機能
ファイルの結合、ページの挿入や削除、透かしの挿入、セキュリティ設定などのPDFファイルを加工する処理
ページコンテンツへのテキストや画像の描画や削除、画像の最適化(ダウンサンプリング)、フォント埋め込みなどのページを編集する処理
文書情報やページ数の取得、しおりや注釈情報の取得、テキストや画像の抽出などのファイルの情報を取得する処理
APIとコマンドライン
PDF Tool APIの利用方法は、APIまたはコマンドラインです。
APIで高度な開発
PDF Tool APIでは、PDFの各オブジェクトや機能をクラスライブラリ化しています。ライブラリに用意されているAPI を自在に組み合わせて独自のPDF 処理プログラムの作成が可能です。
APIは、少ないコード行数でプログラムを書くことができるよう設計を工夫しています。高度な開発向きですが、PDF の仕様についてあまり深い知識がなくても使用できるようにしました。
対応するプログラム言語は、C++、.NET、Javaです。
APIのサンプルコード
C++、.NET、Javaの言語別に各機能の基本的な処理のサンプルコードを用意しました。
.NET用はC#で記述したサンプルコードになります。
コマンドラインで手軽に実装
コマンドラインは、コマンドとオプションを指定して実行するしくみです。プログラム言語やPDF の仕様についての知識がほとんどなくても、PDF ファイルの情報取得や加工・編集処理ができます。
PHP、Phython、Ruby など、実行ファイルの呼び出しと制御ができるプログラム言語からも利用できます。
処理内容は限定されますが、PDFに対する処理として要望の多いコマンドとオプションをそろえました、開発工数の削減にもつながります。
処理対象ファイル
PDF Tool APIで取り扱いが可能なPDFファイルは、「ISO 32000-1」および「ISO 32000-2」に準拠したファイルです。
PDFバージョンでは、「1.7」までと、「2.0」が対象となります。
※ 注意点
PDFはISOによって定められた仕様はありますが、その作り方の自由度が高く、またカスタマイズできる部分も多くあります。
したがって、PDFを生成するソフトウェアにより、ファイル内部の作り方がさまざまです。
このため、PDFファイルに対して行うことによっては問題現象が発生する場合があります。
PDFファイルに対して行うこととして、
があります。
PDFビューワ上で問題なく表示できるファイルであっても、情報の取得や編集の処理で問題が発生する場合があります。
また、情報の取得処理が可能なファイルに対し、編集処理では問題が発生する場合があります。