インストーラを利用してセットアップを行います。
インストールされるディレクトリ、ファイルの内容は次の通りです。
ディレクトリ/ファイル名 | 内容 |
---|---|
include | ヘッダファイル |
lib | APIライブラリファイル |
bin | Javaインターフェース用(Java11コンパイルファイル)※ |
ToolCmd | コマンドライン実行ファイル |
fontconfig | フォント構築ファイル |
License | ライセンスファイル |
run.sh | コマンドライン用シェルスクリプト |
※「Java8」をご使用になる場合は、「{製品データ}/Lib-Linux/Java8」ディレクトリにある「PdfTkJava70.jar」に入れ替えてください。Amazon Linux2 X86用は「{製品データ}/Lib-AmazonLinux2(X86)/Java8」にあります。
PDF Tool APIを使用したプログラムを実行するには、環境変数「LD_LIBRARY_PATH」に「{インストールディレクトリ}/lib」へのパスを追加してください。
(設定例)
$ export LD_LIBRARY_PATH=[Install directory]/lib:${LD_LIBRARY_PATH}
(設定例)
$ export PTL70_LIC_PATH=[Install directory]/License
テキスト透かしを挿入したりページ上に文字を描画するには、フォント情報が必要です。
PDF Tool APIは、システムに存在するフォントを参照します。
そのため、あらかじめ、参照するフォントの場所を「フォント構築ファイル」に設定します。
Linux環境においては、「フォント構築ファイル」の設定は必須です。この設定がない場合、テキスト透かしや文字描画の処理は行われません。
{インストールディレクトリ}/fontconfig
font-config.xml :フォント構築ファイルのひな型
font-config.dtd :font-config.xmlの定義ファイル
(例)
<font-config>
<font-folder path=”/usr/share/fonts/ipa-gothic”></font-folder>
<font-folder path=”/usr/share/fonts/ipa-mincho”></font-folder>
</font-config>
(設定例)
$ export PTL70_FONT_CONFIGFILE=[Install directory]/fontconfig/font-config.xml
[Linux]
glibc 2.28
libstdc++ 6.0.25
[Amazon Linux2 X86]
glibc 2.26.amzn2
libstdc++ 7.3.1-15.amzn2
Linux環境においてPDF Tool APIを使用したプログラムを実行するためには、次の環境変数の設定が必須です。
環境変数名 | 設定値 |
---|---|
PTL70_LIC_PATH | ライセンスファイル「ptalic.dat」が存在するディレクトリ |
PTL70_FONT_CONFIGFILE | フォント構築ファイル「font-config.xml」のフルパス |
LD_LIBRARY_PATH | APIライブラリファイルが存在するディレクトリ |
PTL70_CODEPAGE | PDF Tool APIを特定の文字コードで使用する場合に文字コード名を指定します。 [設定例] PTL70_CODEPAGE=EUC-JP PTL70_CODEPAGEが存在しない場合、文字のエンコードは環境変数「LANG」の設定値にしたがいます。 どちらも存在しない場合、「UTF-8」で動作します。 |
PTL70_ICCPROFILE_PATH | ICCプロファイルが存在するディレクトリ PDF/A-1b、PDF/A-2b変換処理を行う場合は設定が必要です。 |
PDF Tool APIを使用したプログラムを実行するための環境構築については、シェルスクリプト
「{インストールディレクトリ}/run.sh」
をご参考ください。
「run.sh」は、コマンドライン「AHPDFToolCmd70」を実行するスクリプトです。