Javaインターフェイス

本インターフェイスは、Office Server Document Converter V11.0 をJavaから利用するインターフェイスを提供します。 Java 11以降で動作します。 Java VM について を参照してください。

JavaインターフェイスはJNI(Java Native Interface)を使用して作られています。

ライブラリファイル

以下のライブラリファイルが [Install directory] または [Install directory]/​lib に含まれています。

ライブラリファイル 内容 場所
DfvJavaCtl.jarJavaアーカイブ [Install directory]/​lib
DfvJavaCtl.dllWindows用 Javaインターフェイス [Install directory]
libDfvJavaCtl.soLinux 用 Javaインターフェイス [Install directory]/​lib

Javaインターフェイスを実行するには、Javaを実行するディレクトリと[Install directory]/​lib/​DfvJavaCtl.jar が環境変数 CLASSPATH に含まれていなければなりません。 また、JNI(Java Native Interface)を使用していることからWindows版では [Install directory] が環境変数 PATH に含まれていなければなりません。非Windowsの環境では[Install directory]/​libが Linux版では環境変数 LD_LIBRARY_PATH に 含まれていなければなりません。 必要な環境変数については、環境変数とシンボリックリンクを参照してください。

Windows版の場合。

> set CLASSPATH=[Install directory]/lib/DfvJavaCtl.jar;%CLASSPATH% > set PATH=[Install directory];%PATH%

Linux版の場合。

$ CLASSPATH=[Install directory]/lib/DfvJavaCtl.jar:${CLASSPATH} $ export CLASSPATH $ LD_LIBRARY_PATH=[Install directory]/lib:${LD_LIBRARY_PATH} $ export LD_LIBRARY_PATH

Java VM について

Office Server Document Converter V11.0 の Javaインターフェイスは、Eclipse Temurin JDK (旧AdoptOpenJDK) 11 を使ってビルドされています。Linux環境において古いバージョンのJava実行環境を使用する場合、互換性の問題が発生することがあります。Java 11未満のJava実行環境はサポートしておりません。

アプリケーションサーバにおける使用について

Tomcatなどのアプリケーションサーバにおいて本インターフェイスを使用する場合、DfvJavaCtl.jarをウェブアプリケーションのWEB-INF/libに置かないようにしてください。
JavaVMの仕様によりJNIのネイティブライブラリは複数のクラスローダから読み込めないようになっているため、各ウェブアプリケーションディレクトリにDfvJavaCtl.jarを置くと複数のウェブアプリケーションから使用することができなくなります。これを防ぐにはシステムクラスローダなどロードが一度だけ行われるクラスローダで読み込ませるように設定してください。

サンプルプログラムの実行

[Install directory]/​samples/​java は簡単なサンプルプログラムをいくつか含んでいます。

[Working directory]で、これらのサンプルプログラムを実行するには、次のようにします。
[Working directory]
samples以下のディレクトリをコピーしてください。このとき、[Working directory]/​samples/​javaを CLASSPATH に含めておきます。

> cd [Working directory]/samples/java > javac sample.java > java sample ../sample.docx sample.pdf

API仕様

API仕様は、Javadocによるドキュメントを参照してください。