C/C++インターフェイスを利用することにより、C/C++プログラムへ Office Server Document Converter V11.0 を組み込むことが可能です。
以下のヘッダファイルが [Install directory]/include に含まれています。
ヘッダファイル | 内容 | 場所 |
---|---|---|
dfvifc.h | C++ 用ヘッダ | [Install directory]/include |
dfvifc_c.h | C 用ヘッダ |
以下のライブラリファイルが [Install directory] または [Install directory]/lib に含まれています。
ライブラリファイル | 内容 | 場所 |
---|---|---|
DfvInterface.dll | Windows用 C/C++インターフェイス | [Install directory] |
libDfvInterface.so | Linux用 C/C++インターフェイス | [Install directory]/lib |
Windows版では、以下のリンク用ライブラリファイルが [Install directory]/lib に含まれています。
ライブラリファイル | 内容 | 場所 |
---|---|---|
DfvInterface.lib | DLLリンク用ライブラリ | [Install directory]/lib |
Office Server Document Converter V11.0 Windows版は、Microsoft Visual C++ 2022 でビルドされています。MFCは使われていません。 呼び出し側のプログラムは、互換性のあるコンパイラをご使用ください。
Office Server Document Converter V11.0 Linux 64ビット版は、GCC 11 でビルドされています。したがって、プログラムは GCC 11以降を使ってコンパイルされなくてはなりません。GCC についての詳細な情報は GCC, the GNU Compiler Collection を参照してください。
[Install directory]/samples/cpp および [Install directory]/samples/c は簡単なサンプルプログラムをいくつか含んでいます。
Windows環境において、Visual C++のコマンドラインでサンプルをビルドするには、コンソールで次のようにコンパイラを実行します。
このプログラムを実行するには、環境変数 PATH に [Install directory] を追加しておく必要があります。
Linux環境においてGCCを使用する場合のコマンドラインを以下に示します。
ビルドされたサンプルプログラムを実行するためには、環境変数の設定も必要です。詳しくは、環境変数とシンボリックリンク を参照してください。
前項で言及したように、GCCのバージョンは非常に重要です。お使いのGCCのバージョンを --version コマンドラインオプションを使ってチェックしてください。
API仕様は、Doxygenによるドキュメントを参照してください。