PDF Driverよくいただくご質問

PDF DriverはPDF作成処理のさい、画像データやフォントデータを一時ファイルとしてテンポラリーフォルダーに出力しています。これらの一時ファイルは印刷終了時にPDF Driverが削除しますが、印刷中、つまりPDF作成中のエラーなどにより印刷が異常終了した場合、一時ファイルは削除されません。

一時ファイルは削除しても問題はありません。削除を行う場合は、PDF Driverでの印刷処理がすべて終了していることを確認した後に実行してください。

一時ファイルは以下の場所に出力されます。
【V8.0】 {ユーザー環境変数「TEMP」に設定されているテンポラリーフォルダー}\AHPD80_temp
【V7.5】 {ユーザー環境変数「TEMP」に設定されているテンポラリーフォルダー}\AHPD75_temp
【V6.0】 {ユーザー環境変数「TEMP」に設定されているテンポラリーフォルダー}\AHPD60_temp

PowerPointファイルの各スライドに白色の背景画像が設定されている場合、PDF Driverでは白色の背景を矩形オブジェクトとしてPDFに出力するため、空白ページとはみなされません。

PDF Driverでは、印刷を行う上位のアプリケーションからの印刷命令で受け取った文字情報の先頭が「http://」あるいは「https://」の場合に、その文字情報をURLアドレスとみなし、リンクをつける処理を行います。

ただし、アプリケーションによっては、URLアドレスの文字列を複数回の印刷命令に分けてプリンタードライバーに送るケースがあります。URLアドレスの文字列を複数回に分けて受け取ったとき、PDF Driverとしては、URLアドレスの先頭は判断できますが、末尾がどこであるのかを判定する材料がありません。このような場合に、URLをが途中で切れ不完全なリンクとなってしまいます。

出力されるPDFファイルの内部データとしては、正しく、メニューバー、ウィンドウコントロールの両方が非表示となる設定となっています。メニューバーが表示されるのは、Adobe Acrobat Reader／Adobe Acrobatの表示仕様と思われます。

ページ数に制限はありません。

ISOに準拠したPDFを作成するという点においては、品質は同じと考えてよいと思います。

Adobe Acrobat は「PostScript プリンタードライバー」であり、アンテナハウスの PDF Driver は「GDI 型 PDF プリンタードライバー」です。そのためプリンタードライバーに渡される情報は異なるため、正確には同一内容の PDF にはなりません。ただしこれは、一般のプリンターにおける「PostScript プリンター」とその他のプリンターとの差異と同じで、懸念される必要はないと考えています。

一番細かい点線やヘアライン（もっとも細い線）を出力したときに実線となってしまうのは仕様となります。Windows GDI から取得した情報が実線となっているためです。

Excel ファイル内のシートの解像度がすべて同じでない場合、「印刷対象」を「ブック全体」にして PDF 出力すると解像度の異なるシートの出力になる度に印刷ジョブが新しく作られるため「名前を付けて保存」ダイアログが表示されることになります。これは Excel側の動作によるものです。

Acrobat の「メニューバー」、「ツールバー」を隠しているだけですので、閲覧者側で「ツールバー」を表示して「保存」ボタンを表示したり、ブラウザーのメニューバーから「名前を付けて保存」をすればローカルに保存することは可能です。 また、Google ChromeやMicrosoft EdgeなどPDFを独自に表示しているソフトウェア上では「メニューバー」「ツールバー」の非表示設定の影響を受けません。

ウェブ上に公開したPDFファイルをダウンロードできないようにする方法はないと思います。

Excel はページ設定等の情報を「通常使うプリンター」に設定されているプリンタードライバーに合わせて計算するため、別のプリンタードライバーで開いたときに、改ページ位置等が変更されてしまうことがあります。 そのため、PDF Driverから出力する際に意図したページレイアウトで PDF が作成されるようにするには、Excel 文書を編集する必要があります。

1. オリジナルの Excel 文書をコピーしてバックアップをとってください。
2. Microsoft Excel を開く前に、予めお使いの Windows 上で「Antenna House PDF Driver」を「通常使うプリンタ」に設定してください。
3. Excel を起動して、Excel 文書を開いたら、Excel の「ページ設定」ダイアログで「用紙サイズ」や「印刷品質」をご確認の上、「改ページ」位置等をご希望のレイアウトどおりに変更してください。

PDFのファイルサイズが4KB未満の場合、Adobe Acrobat / Adobe Acrobat Readerの文書情報では、「Web 表示用に最適化」が「いいえ」と表示されます。Acrobat / Acrobat Readerの仕様と思われます。

拡張子に関して調べてみました。 OAS、OA2ともにOASYS/Winの様でした。 他にデータがなければ全てPDF Driverで直接PDFへ変換可能かと思います。

1. テキストファイルであれば、PDF Serverは改ページコードには対応しておりません。Wordなどの文書ファイルの場合は、それらを作成したアプリケーションの印刷機能が、 改ページコードをどのように扱うかに依るかと存じます。
2. 保守契約期間内であれば調査およびサポートが可能です。

[再確認]
PDF Driverから「令和」の合字が正しくPDFに出力されることを確認しました。（2024/4/1）
確認環境は下記の通りです。

PDF Driverバージョン：　V7.5 MR19 / V8.0 MR15
OS環境：　Windows 11 23H2 / Window Server 2022 21H2

PDF Driverから「令和」の合字が正しくPDFに出力されることを確認しました。（2019/6/4）
確認環境は下記の通りです。

PDF Driverバージョン：　V6.0 MR22 / V7.5 MR8　
OS環境：　Windows 10 Ver.1903 / Window Server 2019

フォントによって、ボールド用のフォント情報を持つものと持たないものがあります。ボールド用フォント情報を持たないフォントの文字の場合、PDF Driverでは文字の線幅を太く設定してPDF出力しています。線幅をどのように表示するかはPDF閲覧ソフトウェア側の仕様によりますので、PDF閲覧に使用するソフトウェアによりボールド文字の見え方が異なります。

PDF Driverは、WindowsサービスやInternet Information Serviceなどのサービスでの利用において、外字のPDF出力をサポートしていません。

Windows の仕様によると、サービスプログラムで外字を使用する場合には該当セッションで外字を有効にする必要があります。このため、Windows APIには、『EnableEUDC』という関数が用意されています。
Windowsのサービス経由でPDF Driverを使用し外字をPDF出力したい場合には、『EnableEUDC』を呼び出し外字を有効にしてください。

Adobe Acrobat Reader などのPDF閲覧ソフトウェアから PDF Driver で PDF 出力する際に、フォント情報が渡ってこない場合があります。そのため、出力結果の PDF ではそれらの検索を行えません。

システムから渡される一時フォントで出力します。

元文書に韓国語フォントが使用されているものと思われます。Acrobat や Adobe Acrobat Reader の指示どおり韓国語のサポートパッケージをインストールするか、或いは PDF 作成時にフォントを埋め込むようにしてください。
※ 本件は韓国語フォントだけではなく、中国語フォントなどでも発生します。

PDF Driver は次の場合などに自動でフォントを埋め込みます。

• 「Arial Unicode MS」のような多言語に対応したフォントを元文書内で使用している場合。
• 元文書に外字や Symbolic フォントが使われている場合
• Adobe の文字セット（CMap）に定義されていない文字が使用されている場合

※ この処理は TrueType や OpenType フォントが対象となります。Type1 については指定された場合のみ埋め込みます。

縦書き文書をPDF出力するときは、印刷設定においてフォントを埋め込む設定にしてください。

印刷設定「フォント」タブの「フォント一覧」には、動作環境に存在するフォント名がリストされます。そのため、OSのバージョンやインストールされているソフトウェアの違いにより、リストされるフォント名が異なります。

「Batang」、「BatangChe」、「Gungsuh」、「GungsuhChe」、「SimHei」は、Windows Server 2022では、インストール初期状態では使用できないようになっているようです。そのため、「フォント一覧」に表示されません。

以下は、フォントを使用できるようにする方法を説明している記事です。ご参考ください。
Windows クライアントにアップグレードした後、不足しているフォントをインストールする方法

PDF Driverは画像データをPDFに出力するさい、テンポラリーフォルダーに一時ファイルを生成します。一時ファイルの生成に失敗した場合、画像だけがPDFに出力されない現象が発生する可能性があります。 このような現象が発生する場合は、現象が発生している環境において、以下についてご確認ください。

• PDF Driverが一時ファイルを書き出すフォルダーにファイルの書き込み権限があるかどうか。各バージョンの一時ファイル書き出しフォルダーは以下の通りです。
  • 【V8.0】{ユーザー環境変数「TEMP」に設定されているテンポラリーフォルダー}\AHPD80_temp
  • 【V7.5】{ユーザー環境変数「TEMP」に設定されているテンポラリーフォルダー}\AHPD75_temp
  • 【V6.0】{ユーザー環境変数「TEMP」に設定されているテンポラリーフォルダー}\AHPD60_temp
• テンポラリーフォルダーのあるドライブの容量は空いているかどうか
• 何らかのプログラムにテンポラリーフォルダーへの書き込みをブロックされていないかどうか
• 何らかのプログラムにテンポラリーフォルダーに書いたファイルを即時削除されることがないかどうか

基点は PDF Driver で決定しているものではありません。PDF Driver は倍率を印刷アプリケーション（Word など）に渡しますが、どこを基点に拡縮するかはその印刷アプリケーションが決定します。

PDF Driver は、

• PDF/A-1b(V6.0/V7.5/8.0)
• PDF/A-2b(V7.5/8.0)
• PDF/X-1a(V6.0/V7.5/8.0)
• PDF/X-3(V6.0/V7.5/8.0)
• PDF/X-4(V7.5/8.0)

の出力に対応しています。これらの形式で出力する場合、カラープロファイルの指定が必須です。CMYKのプロファイルが指定されると、出力データはCMYKになります。

【V8.0/V7.5】
「用紙サイズ」の用紙名コンボボックスに「プリントサーバーのプロパティ」で作成された新しい用紙名を取り込みます。

【V6.0】
「用紙サイズ」のコンボボックスに表示される用紙名は、PDF Driverが内部で持つ固有のものです。したがって、「プリントサーバーのプロパティ」で作成された新しい用紙は表示されず、選択することはできません。

プリンターが出力するときのピクセル数は、「用紙サイズ（インチ換算）ｘ解像度」で決まります。縦横いずれかの値が非常に大きくなる設定のときに、印刷が行われずPDFファイルが出力されない場合があります。 そのような場合は、用紙サイズを小さくするか、あるいは、解像度を低い値に設定してください。

設定値の目安は、「用紙サイズ（縦）ｘ解像度」あるいは「用紙サイズ（横）ｘ解像度」が16bit の上限である「65535」より小さくなる値です。
※参考：3600 dpi の場合約460mm、600 dpi の場合約2750mm が上限値

印刷設定ダイアログの「一般」タブにある「標準の設定」欄で用紙サイズと向きを設定することができます。

PDFの仕様としては用紙サイズの制限はありません。
PDFを表示するアプリケーションには制限がある場合があります。
Acrobat / Acrobat Readerについては、次のページをご参考ください。
→「用紙サイズの設定」

PDF に解像度の概念はありません。しかし、PDF Driver は Windows の GDI を経由して、プリンターで紙に印刷する仕組みをそのまま使用して PDF を作成する「GDI 型のプリンタードライバー」であるため、プリンターのドット密度に相当する解像度の設定によって、PDF でグラフィックスを表す精度が影響を受けます。

Wordのオプション「詳細設定」の「印刷」項に「A4または8.5 x 11インチの用紙サイズに合わせて内容を調整する」という設定があります。 ここにチェックが付いている場合に、「Letter」サイズが「A4」サイズで印刷されます。

Letterサイズで印刷させる場合は、この設定のチェックをはずしてください。
なお、Excelにも同じオプションが存在します。Excelでは、オプション「詳細設定」の「全般」項の中にあります。

印刷時に GDI から PowerPoint の用紙サイズ（スライドのサイズ）の情報が PDF Driver に渡ってこないため PDF には PowerPoint の用紙サイズが反映されません。そのため用紙サイズの指定は PDF Driver 側の設定で指定する必要があります。

この現象が発生する場合は、文書作成時に「通常使うプリンターに設定」されていたプリンターの解像度（dpi）を確認の上、PDF Driver にその解像度に近い値を設定して PDF 出力を行ってください。

通常、余白や印刷開始位置は、印刷を行うアプリケーション側の設定によって行われるため、PDF Driver 側では特に設定するような設定項目はありません。

アプリケーションが「横方向10mm 縦方向10mm からスタート」するように印刷処理を行えば PDF Driver はその通りに印刷することになるかと思います。

余白については、印刷するアプリ側で「上10mm 右10mm 下10mm 左10mm」とした場合、例えば PDF Driver で出力する用紙サイズを「A4」としているときには、A4のページに対してページの端から「上10mm 右10mm 下10mm　左10mm」が空いた状態で印刷されることになるかと思います。

PDF Driver では、印刷対象となるドキュメント名の内、末尾から検索して最初に出現したピリオド以降の文字列をドキュメントの拡張子とみなして、この拡張子部分を「.pdf」に置き換え出力を行います。
ドキュメント名「sample.170215」の後ろにダミーの拡張子文字列を付加（例えば「「sample.170215.txt」など）してPDF Driver で印刷を行うと、出力PDFファイル名が「sample.170215.pdf」となると思います。

印刷ジョブ名がセットされます。ただし、以下の記号や文字コードは置換されます。

• ファイル名に使用できない９種類の記号（¥ / : * ? “ < > |）は「_」（0x5F）に置換します。
• 制御コード（0x01～0x1F）は半角スペース（0x20）に置換します。

「名前を付けて保存」ダイアログに表示されるファイル名は、印刷を行うアプリケーションが生成する印刷ジョブ名で、ファイル名に使用できない９種類の記号（¥ / : * ? “ < > |）はPDF Driverが「_」（0x5F）に置換しています。 このファイル名が文字化けしているということは、印刷を行うアプリケーションが印刷ジョブ名を生成した時点で文字化けが発生していることが考えられます。

はい、変換できます。PDF DriverのOfficeアドイン機能により、ハイパーリンクをPDFのリンクとして変換します。ただし変換可能なハイパーリンクの種類は、
・Webページへのリンク
・同一ドキュメント内のリンク
・電子メールアドレス
です。

他文書内のブックマークへのリンクは変換できません。

アドインボタン機能において「ワークブック全体を変換する」設定で変換する場合、シートの最大の解像度の値にもっとも近いPDF Driverの解像度値に統一して出力しています。

シートに設定されている解像度が異なる場合、Excelはジョブを分けて印刷を行います。印刷ジョブが分かれるとひとつのPDFファイルとして出力処理ができないため、PDF Driverではシートの解像度を統一して印刷する仕様としました。

以下の点についてご確認ください。
PowerPoint や Excel でアドインボタンが表示されない場合にもご確認ください。
PDF Driver を使用している中で突然アドインボタンが消えてしまった場合もご参考ください。

• 「オプション」‐「リボンのユーザー設定」において、「アドイン」がチェックされていない状態の場合はチェックを付けてください。
• 「オプション」‐「アドイン」の「使用できないアイテム」の中に
  • 【V8.0】Antenna House PDF Driver V8.0 Word Addin
  • 【V7.5】Antenna House PDF Driver V7.5 Word Addin
  • 【V6.0】Antenna House PDF Driver V6.0 Addin
  が存在する場合は、アドインを有効にしてください。
• 上記の方法で解決しない場合、再度アドインボタンの登録をして Word を再起動してみてください。アドインボタンの登録/解除は、プログラムメニューから行うことができます。
• これらの方法で解決しない場合、恐れ入りますが、PDF Driver の再インストールを行ってみてください。

これは Word 起動時になんらかの不具合が発生して、アドインボタンが無効と判定され、以降、このアドインボタン が Word 側で抑止された状態になっていると思われます。 この「なんらかの不具合」については不明ですが、この状態になった場合の解除方法は Microsoft の下記ウェブページで案内されておりますので参照ください。
方法 : 無効になっている VSTO アドインを再度有効にします

Word文書において「変更履歴の記録」が付与されている場合、しおりやハイパーリンクの飛び先の位置がずれる場合があります。この場合、Word文書において変更履歴を「承諾」する処理を行い保存した後、アドイン変換を行ってください。

同じバージョンの設定ファイルの場合は、他のマシンで使用することができます。ただし、保存先フォルダパスや参照している画像透かしのファイル名、埋め込み設定しているフォント、PDF/A-1bやPDF/Xで指定しているカラープロファイルが他のマシン上にも存在するかどうかをご確認ください。存在しない場合は、マシン環境に合わせてこれらの設定を編集する必要があります。

【V8.0】V7.5/V6.0の設定ファイルを読む込むことができるようになっています。
【V7.5】V6.0の設定ファイルを読む込むことができるようになっています。
【V6.0】V5.0の設定ファイルを読む込むことができるようになっています。

設定ダイアログで編集されたファイルは、以下の場所に保存されます。

• 【V8.0】{システムドライブ}:\Users\{ログインユーザー名}\AppData\Roaming\AntennaHouse\PDF_Driver\8.0\CustomSettings
• 【V7.5】{システムドライブ}:\Users\{ログインユーザー名}\AppData\Roaming\AntennaHouse\PDF_Driver\7.5\CustomSettings
• 【V6.0】{システムドライブ}:\Users\{ログインユーザー名}\AppData\Roaming\AntennaHouse\PDF_Driver\6.0\CustomSettings

[設定手順]

1. デフォルトにしたい設定ファイルを「{PDF Driverのインストールフォルダ}\Settings」に配置します。
2. 下記のレジストリキーの値に(1)の設定ファイル名を設定します。
   • V8.0の場合
     HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\AntennaHouse\PDF_Driver\8.0
     PDFSettingFileName
   • V7.5の場合
     HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\AntennaHouse\PDF_Driver\7.5
     PDFSettingFileName
3. 以下のレジストリキーが存在する場合はキーごと削除してください。
   • V8.0の場合
     HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\AntennaHouse\PDF_Driver\8.0
   • V7.5の場合
     HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\AntennaHouse\PDF_Driver\7.5

[注意点]
この設定が行われた動作環境を利用するどのユーザーにおいても、同じ設定ファイルがデフォルトになります。

PDF Driverプリンターの複製を作成します。プリンターごとに印刷設定を指定することができますので、これを利用して使い分けることができます。

[PDF Driverプリンターの複製方法]
{製品データ}\「Tools」フォルダにある「AHPD8_AddDelete.exe」で複製ができます。 使い方は、同じ場所にある「AHPDFDriver80_プリンター追加削除ツール説明書.pdf」をご参考ください。

[注意点]
PDF Driverは、最後に印刷したときの設定ファイル名をレジストリに保持し、次の印刷時にその設定ファイルの値が初期値となります。

設定ファイル名を保持する場所

• V8.0の場合
  HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\AntennaHouse\PDF_Driver\8.0\{プリンター名}
  値：PDFSettingFileName
• V7.5の場合
  HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\AntennaHouse\PDF_Driver\7.5\{プリンター名}
  値：PDFSettingFileName

Windows のスプールサービスを停止していることが原因と考えらます。 まず、Windows の「コントロールパネル」-「管理ツール」-「サービス」にある「Print Spooler」のプロパティで「サービスの状態」をご確認ください。 その「サービスの状態」が「停止」になっているようでしたら「開始」にして、再度インストールをお試しください。

Microsoft Visual C++ 再頒布パッケージ（VC++ランタイムライブラリ）がインストールされていない場合に現象が発生する可能性があります。以下のホームページより「vcredist_x64.exe」を取得してインストールしてください。

【V8.0/V7.5】Microsoft Visual C++ 2015-2022 再頒布パッケージ
【V6.0】※Microsoft Visual C++ 2010はサポートが終了したため配布されていません。

インストール時、インストールイメージを一旦テンポラリに展開しますが、2バイト文字を使ったユーザーの場合、テンポラリファイルに展開できない場合があります。 また、ユーザー名にユニコードが使われる場合も同様の問題が発生する場合があります。その場合は、新規で 1バイト文字のユーザーを作成し、1バイトユーザーでログインしてからインストールを行ってください。

以下のレジストリをご覧ください。

• 【V8.0】「HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\AntennaHouse\PDF_Driver\8.0」キーの「pdfdllpath」
• 【V7.5】「HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\AntennaHouse\PDF_Driver\7.5」キーの「pdfdllpath」
• 【V6.0】「HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\AntennaHouse\PDF_Driver\6.0」キーの「PdfDllPath」

可能です。本製品には、複数プリンター作成用のツールが付いています。製品データの「Tools」フォルダ内「AHPDFDriverxx_プリンター追加削除ツール説明書.pdf」をご参照ください。 （「xx」はバージョン番号となります）

上書きインストールを行うと、複製したプリンターは削除されます。上書きインストール後、再度、複製を作成してください。各プリンターが選択していた設定ファイル名はレジストリに保存されていますので、同一名のプリンターを複製すると、その設定が選択状態になります。

Windows 11 / 10では、最後に使用したプリンターを「通常使うプリンター」に変更する設定があります。この設定がオンの場合、PDF Driverで印刷を行うと「通常使うプリンター」がPDF Driverに設定されます。 「通常使うプリンター」を特定のプリンターに固定する場合は、この設定をオフにします。

【設定手順】

1. スタートメニューをクリックし、「設定」をクリックします。
   

   

2. [Windows 11]
   「Bluetoothとデバイス」をクリックします。
   

   

   
   [Windows 10]
   「デバイス」をクリックします。

   

3. 「プリンターとスキャナー」を選択します。
   

   

4. 「Windowsで通常使うプリンターを管理する」の設定を確認します。「オン」の場合は、クリックして「オフ」に設定します。
   

   

共存できます。

できません。

印刷設定を編集して保存した場合、設定ファイルの保存先はWindowsにログインしているユーザーフォルダーになります。 サービスを利用しているユーザーが印刷設定を保存したユーザーと異なる場合、印刷設定を参照することができず、PDF を出力することができません。

PDF Driverをサービスからご使用になる場合は、印刷設定ファイルを "{PDF Driverのインストールフォルダ}\Settings" の下に配置してください。 あるいは、「出力先指定API」を利用したプログラムを作成してPDF Driverの出力先を制御してください。

※ 「出力先指定API」を介さず、サービスで直接 PDF Driver を使って印刷を行う場合、出力先を指定することで保存ダイアログの表示は抑止できますが、エラーが発生した場合のメッセージは抑止されません。したがって、エラーが発生した場合はメッセージを表示し処理は中断します。

使用していません。

可能です。

PDF DriverV6.0はWindows Server 2022に対応しておりません。 Windows Server 2022はV7.5以降の対応になります。 保守契約期間内であればバージョンアップは可能です。

納品はメールでダウンロードURLをお知らせいたしますので納品時のみ接続は必要です。 PDF Driverを動作させるときは、オフラインで可能です。