DITA Open Toolkit 1.5.4を搭載しています。
XMetaL 6.0からバージョンアップした場合、以前のバージョンのDITA Open Toolkitがそのまま残ります。このため新しいDITA Open ToolkitをWindowsのユーザー毎に入れ替える必要があります。次のステップに従ってください。
- %APPDATA%\SoftQuad\XMetaL Shared を削除します。この際、以前の特殊化したDITA DTDがこのフォルダにないか確認してください。ある場合は、DTDのバックアップをとってください。
%APPDATA%のフォルダは、環境変数APPDATAで表されます。環境変数の一覧は、Windowsのコマンドウィンドウを開いて set と入力すれば表示されます。
- Windows XPでは通常 C:\Documents and Settings\[ユーザー名]\Application Data\SoftQuad\XMetaL Shared です。
- Windows Vista以降では通常 C:\Users\[ユーザー名]\AppData\Roaming\SoftQuad\XMetaL Shared です。
- XMetaL 7.0を起動します。
- File - Generate Output For DITA Map (Topic)...を選択します。
- PDF、HTMLなどの出力を選択します。
- DITA Open ToolkitのXMetaL 7.0にバンドルされた版が、%APPDATA%\SoftQuad\XMetaL Shared にコピーされ、出力が開始されます。
下記の修正を行なうバッチファイル(for-jp-XMetal70-20120605.zip)をご用意しました。
- xmfoプラグインのフォント設定の修正
%APPDATA%\SoftQuad\XMetaL Shared\DITA_OT\plugins\xmfo\cfg\fo\font-mappings.xml の次の3ヶ所を修正します。
<logical-font name="Sans">
<physical-font char-set="Japanese">
<font-face>KozMinProVI-Regular</font-face>
</physical-font>
...
</logical-font>
の KozMinProVI-Regular を MS-Gothic に修正。<logical-font name="Serif">
<physical-font char-set="Japanese">
<font-face>KozMinProVI-Regular</font-face>
</physical-font>
...
</logical-font>
の KozMinProVI-Regular を MS-Mincho に修正。<logical-font name="Monospaced">
<physical-font char-set="Japanese">
<font-face>KozMinProVI-Regular</font-face>
</physical-font>
...
</logical-font>
の KozMinProVI-Regular を MS-Gothic に修正。
- xmfoプラグインのスタイルシートの修正
%APPDATA%\SoftQuad\XMetaL Shared\DITA_OT\plugins\xmfo\Customization\fo\attrs\xm-cfg\commons-attr.xslの<xsl:attribute>の下位テキストの半角空白をすべて削除します。例えば
<xsl:attribute-set name="topic.title">
<xsl:attribute name="font-family">△<xsl:value-of select="$xm.title.font-family"/>△</xsl:attribute>
...
</xsl:attribute-set>
は
<xsl:attribute-set name="topic.title">
<xsl:attribute name="font-family"><xsl:value-of select="$xm.title.font-family"/></xsl:attribute>
...
</xsl:attribute-set>>
と半角空白を削除します。("
△"は半角空白を表します。)
- XEPのフォント設定変更
%APPDATA%\SoftQuad\XMetaL Shared\renderx\xep.xmlにWindowsの日本語フォントを追加します。
<!-- Sample configuration for Windows TrueType fonts. -->
<font-group xml:base="file:/C:/Windows/Fonts/" label="Windows TrueType" embed="true" subset="true">
に以下の記述を追加します。
<font-family name="MS-Mincho">
<font>
<font-data ttf="msmincho.ttc"/>
</font>
</font-family>
<font-family name="MS-Gothic">
<font>
<font-data ttf="msgothic.ttc"/>
</font>
</font-family>
- 以上の修正を行った後PDF出力を行って日本語が表示されているのを確認してください。(マップファイルに xml:lang="ja-JP" が指定されている必要があります)
XMetaLはInternet Explorerを使ってSVGを描画します。IE10以降ではSVG
ViewerなしでSVGが表示されます。IE8以前ではSVG Viewerが必要です。以下からダウンロードをお願い致します。
SVG Tools Download Area
対応しているCMS製品のリストは、以下のページを参考にしてください。XMetaL 7.0がサポートされているかにつきましては、個々のCMSベンダーにお問い合わせください。
List of content management systems that integrate with XMetaL
新規にトピックやマップを作成し、保存しない状態で、conrefを使用した場合は、conref属性の参照先のファイルのパスは絶対パスとなります。この場合は一旦ファイルを保存してから行ってください。
残念ながら、いずれもXMetaLの操作によってご希望の編集をすることはできません。
DITA-OTによる出力後に、メニューの"File"→"View output log"で、logの内容が参照できますが、その1行目に「> "set
LOGFILE_DIR=C:\.....">」といった記述があります。この記述の、"="の右側のパスにログファイルが存在します。詳細はヘルプの"Publishing"のページをご参照ください。
XMetalのDITAファイルの編集における、標準ビューやタグ表示ビューの設定は、XMetalのインストール先フォルダ中の
"..\XMetaL\Author\DITA\XACs\shared"にある、ditabase-base.css に設定されています。標準では、ここの $DOCUMENT
に、"font-family: "Arial Unicode MS", Verdana, Arial, sans-serif;"
とフォント設定がされています。この、"Arial Unicode MS" でハングル文字は表示されるはずですので、お使いのPC環境に、"Arial Unicode MS"
フォントがインストールされていない場合は、フォントをインストールするか、もしくは、ハングル文字のグリフを持つフォントを、この font-family:
に追加指定してください。(製品添付のヘルプの「DITA stylesheets 」のページもご参照ください)
また、プレーンテキストビューのフォントにつきましては、"tools"→"options"で開くダイアログの、"Plain text view"のタブの font:
のリストboxから、ハングル文字のグリフを持つ、お手持ちのフォントを指定してください。