システム製品が提供する
インターフェイス

アンテナハウスのシステム・ソリューション製品は、その機能を柔軟にご活用いただけるように、さまざまなインターフェイスを提供しています。これにより、いろいろなプログラム言語からさまざまな組み込み形態で、当社製品をご利用いただけます。
本ページではシステム・ソリューション製品のインターフェイス全般について簡潔に整理しています。

インターフェイス種別

インターフェイスを大きく分けると画面上で対話的に操作するGUI(グラフィカルインターフェイス)とAPI(アプリケーションプログラミングインターフェイス)になります。

APIにより当社製品の機能をお客様が開発するシステム/プログラムからご利用いただけます。APIにはコマンドライン、.NET(.NET Framework、.NET6/8)、Java、COM、C++の5種類があります。

各インターフェイスの主な特徴については次の表をご参照ください。
製品によっては一部のインターフェイスしか提供していません。GUIはWindows版のみとなります。詳細は、製品別の表をご参照ください。

各インターフェイスの概要

GUI(グラフィカルユーザーインターフェイス)
Windows用のアプリケーションの画面から、キーボードやマウスなどの入力デバイスを用いて各種操作、設定を行えます。
コマンド入力やプログラミングが不要で、アプリケーションの画面を見ながら直感的に操作できます。
コマンドライン
WindowsのコマンドプロンプトやLinuxのシェルなどから、コマンドとそのオプションをテキスト入力して実行できます。 プログラミングが不要で、各アプリケーションに用意されたコマンドを実行できます。
Windows版はバッチファイル、Linux版はシェルスクリプトに組み込んで定型・一括処理に使用もできます。PHP、Phython、Rubyなど、実行ファイルの呼び出しと制御ができるプログラム言語からも簡単に利用できます。

同じ処理を繰り返す場合、スクリプトを使って自動化しやすく、GUI と比較して必要とするリソース(GUI分のメモリやCPU)が少ないことがメリットとして挙げられます。
また、呼び出し元プロセスとは別のプロセスで実行されるため、メモリリークや、異常終了時に、呼び出し元プロセスに影響がでにくいです。
.NET
.NETインターフェイスは、C#、VB.NETで使用できます。したがって、これらの言語で開発するプログラムで直接利用することができます。
.NETインターフェイスは、C++/CLIを利用してC++インターフェイスのラッパーとして作成されています。 このため、開発や動作には.NETインターフェイス用のDLLファイルとともにC++インターフェイス用のDLLファイルの配置が必須です。
詳細はこちら
Java
Javaインターフェイスを利用すると、お客様が開発するJava言語プログラムに、当社製品の機能を組み込むことができます。
Javaインターフェイスは、「Java Native Interface」(JNI)あるいは「Java Native Access」(JNA)を利用してC++インターフェイスのラッパーとして作成されています。
このため、開発や動作にはJavaインターフェイス用のjarファイルとともにC++インターフェイス用のDLLファイルの配置が必須です。
詳細はこちら
COM
COMインターフェイスを利用すると、Visual Basic、Delphi、VBScript などのCOMをサポートしている言語で作成したアプリケーションから当社製品の機能を利用することができます。
C++
C++インターフェイスを利用すると、お客様が開発するC++プログラムに、当社製品を組み込むことができます。

製品別提供インターフェイス

★印のついた製品の現行バージョンは、32bit、64bitの両方に対応しています。それ以外の製品は64bitのみの対応です。

製品名 GUI コマンドライン .NET Java COM C++
Formatter ★ ○ ○ ○ ○ ○ ○
Office Server
Document Converter
○ ○ ○ ○ ○
PDF Tool API ★ ○ ○ ○ ○
PDF Tool API
コマンドライン版 ★
○
PDF Driver API ★ ○ ○ ○ ○
PDF Driver
出力先指定API ★
.NET Framework ○
PDF Driver
設定編集API ★
○
PDFXML 変換ライブラリ ○ ○
PDFtoCells 変換ライブラリ ○ ○
PDF Viewer SDK ○ ○ ○
TextPorter ○ ○ ○ ○
PDF Server
Professeional版
○ ○
PDF Server
Standard版
○
PDF Server
コマンドライン版
○ ○

※ ○印のあるものは.NET Frameworkのあるバージョンおよび .NET6/8(.NET6または.NET8)に対応しています。