Word APIでは、下図に示すように、階層構造をもつJSONファイルをネスト構造のテーブルへ変換後に差し込み印刷を行うものをネスト構造のテーブル版と定義しています。
ここでは、Word APIのネスト構造のテーブル版の差し込み印刷機能について説明します。
ネスト構造のテーブルを表す差し込み印刷フィールドは、Word API固有で「AH_DETAIL_TABLE」がフィールド名になります。
ネスト構造のテーブル版の差し込み印刷データには、ネスト構造のテーブル用のデータと、それ以外のフィールドに対応したデータ必要です。
それ以外のフィールドに対応したデータは、シンプル版の差し込み印刷データと同様です。
ネスト構造のテーブル用のデータは、階層構造になるため、JSON形式のみ使用できます。
階層構造が開始される値をキー、その子要素を配列または、オブジェクトを値として定義します。
下図に、本章で説明した内容の実行例を示します。
ネスト構造のテーブルのセル幅のオプションで、以下の3種類のテーブルの幅を指定することができます。
Word APIのデフォルトの設定で、カラム幅が最小になるように表示します。
各インターフェイスの該当するオプションのFixedMinimumが対応します。
各カラム幅を均等になるようにパーセント単位で指定します。
各インターフェイスの該当するオプションのDividedPctが対応します。
各カラム幅を均等になるように長さで指定します。
各インターフェイスの該当するオプションのDividedDxaが対応します。
[Install directory]/samples/templates/ネスト構造のテーブル版テンプレート.zipにネスト構造のテーブル版の差し込み印刷のテンプレートと、データのサンプルファイルを含んでおります。