■ スタイルシート(CSS)、スタイル属性を使用して変換する
これを指定した場合、共通仕様に出力されたスタイル情報を参照して、タグにCSS2のスタイルを指定します。タグの属性(<P ALIGN="LEFT">等)、インラインエレメント(<B>、<I>)は出力しません。
「用紙の幅を反映する」
元文書の用紙幅をHTMLファイル内に持たせることで、表示の際に用紙の幅を超える行を自然改行させることができるようになります。
「スタイルシート(CSS)、スタイル属性を使用して変換する」を指定しない場合
スタイルシートを使わない場合、以下のオプションを指定できます。
「フォントサイズをできるだけ活かして変換する」
このオプションルールを適用した場合、HTML3.2仕様の<FONT>タグのSIZE属性に、変換元文書の文字サイズ指定、あるいは横倍角、4倍角などの拡大文字指定に応じた値を設定します。
<例>
4倍角、横倍角 -><FONT SIZE=6>
1/4倍角文字、上付き/下付き文字などはオプションルールの指定に関わらず、全角文字扱いされます。
「セル幅をできるだけ活かして変換する」
テーブルのデータセル定義タグの<TD>のWIDTH属性を元文書の罫線表の桁数から換算して、出力します。
元文書の行内の各セルのセル幅の比率が、ある程度反映されるようになります。
【注意】桁数をピクセル数に換算するため、正確なセル幅にはなりません。
「空白と改行によるレイアウトをできるだけ活かして変換する」
変換元がテキストファイルの時や、インデントなどの機能を使用せずに空白/改行などでレイアウトしてある文書を変換する際に有効です。
■ 見出し要素を出力する
これを指定した場合、見出し要素<Hx>(xは1~6)を出力します。
「元文書のアウトラインレベルを見出しに変換する(ない場合、文書内容から解析・推論する)」
このオプションをチェックした場合、元文書のアウトライン情報を参照して見出しタグを出力します。本製品では、「MS-Word 97/98/2000/2001/2002/2003」、「一太郎 8/9/10/11/12/13」、「OASYS V5/V6/V7/V8/2002」がアウトライン情報を共通仕様に出力します。
<例>
Wordの「見出し1」→HTML<H1>
OASYSの「箇条書き1」→HTML<H5>
元文書からアウトライン情報が出力されていない場合、元文書の文書構造を解析して、見出し要素と判定できるものに見出しタグをつけて出力します。
「元文書のアウトラインレベルを見出しに変換する(ない場合、見出しを出力しない)」
このオプションをチェックした場合、元文書のアウトライン情報を参照して見出しタグを出力します。元文書からアウトライン情報が出力されていない場合、見出しタグは出力しません。
「元文書のアウトラインレベルは無視して変換する(文書内容から解析・推論する)」
このオプションをチェックした場合、元文書の文書構造を解析して、見出し要素と判定できるものに見出しタグをつけて出力します。
■ リスト要素を出力する
これを指定した場合、見出し要素<UL>または<OL>を出力します。
「リスト情報を参照して変換する(ない場合、文書内容から解析・推論する)」
このオプションをチェックした場合、元文書のリスト情報を参照して<UL>または<OL>タグを出力します(共通仕様にリスト番号が出力されているかどうかで判断)。
本製品では、「Word 97/98/2000/2001/2002/2003」「Works 2000/2001」「MS-RTF」「クラリスワークス4」「AppleWorks6」「EGWORD 9/10/11/12/13」がリスト情報を共通仕様に出力します。元文書からリスト情報が出力されていない場合、元文書の文書構造を解析して、リスト要素と判定できるものに<UL>または<OL>タグをつけて出力します。
「リスト情報を参照して変換する(ない場合、リスト情報は出力しない)」
このオプションをチェックした場合、元文書のリスト情報を参照して<UL>または<OL>タグを出力します。元文書からリスト情報が出力されていない場合、リストタグは出力しません。
「文書内容からリスト要素に変換できるものを解析・推論する」
このオプションをチェックした場合、元文書の文書構造を解析して、リスト要素と判定できるものに<UL>または<OL>タグをつけて出力します。
■ 見出しを出力する場合、元文書にある番号を削除しない
<H1>~<H6> に変換された場合、段落先頭の章番号、項番など(1章、1.1.など)は通常は削除されます。このオプションルールを指定すると、これらの文字列もそのまま「HTML」ファイルに出力されます。
■ <CITE>...</CITE>タグ置換え文字指定
この条件を有効にすると「文字」で指定する、対で指定する任意の文字で括られた部分を「HTML」の <CITE>...</CITE> タグに変換します。
「文字」には、既定値でとして下記の引用符、括弧が設定されています。
半角: ""''()<>[]{}「」
全角: ‘’“”()〔〕[]{}〈〉《》「」『』【】
変更する場合は指定文字列先頭から奇数個目の文字とその右隣の文字を対で変更してください。途中の1文字だけを削除すると、その文字以降の対関係が崩れてしまいますのでご注意ください。
■ 変換元でグループ化された線画図形をイメージに変換する
HTMLへの変換では通常、線画は変換されません。ただし、この条件をチェックすると、書院のらくらくイラストや文豪JXのイラストなどをイメージ(jpeg)に変換して文書内に格納します。
■ XHTML1.0の規約に従って出力する
既定値では、XHTML1.0規約に従ったHTML形式を出力することができます。指定しなかった場合は、HTML4.01形式で出力されます。
■ イメージを本文と別のフォルダに保存する
指定した場合、本文の変換先フォルダ下に、HTML名を付加したサブフォルダを自動生成し、”HTMLファイル名+1から始まる連番”のイメージファイルを作成します。変換先に同じ名前のフォルダが既に存在した場合は、上書きされますのでご注意ください。
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