News Release
2013年5月23日
世界標準のレイアウト仕様に準拠する自動組版ソフトの
Antenna House Formatter V6.1 リリースのお知らせ
アンテナハウス株式会社(本社:東京、社長:小林徳滋、資本金:4,000万円)は、2013年5月23日より「Antenna House Formatter V6.1」を販売開始いたしました。
AH Formatter は XML で記述されたマニュアル、契約書、報告書・書籍などを XSL-FO または CSS を使ってレイアウト指定して、PDF に出力したり印刷するソフトウェアです。
XSL-FO は W3C が XML に対するレイアウト指定の標準として勧告している世界標準です。国内・国外で AH Formatter は最も優れた XSL-FO 準拠製品との評価を確立しており、現在、自動車、携帯電話、航空機、OA 機器のメーカ等のマニュアル制作システムなど数千社のお客様にお使いいただいています。
AH Formatter V6.1 新しい機能
AH Formatter V6.1 では次の点の機能を強化いたしました。
	- 以下の言語(スクリプト)に対応しました。
		
		- ベンガル語(Beng)
 
		- パンジャブ語(Guru)
 
		- グジャラト語(Gujr)
 
		- オリヤ語(Orya)
 
		- タミル語(Taml)
 
		- テルグ語(Telu)
 
		- カンナダ語(Knda)
 
		- マラヤラム語(Mlym)
 
		- クメール語(Khmr)
 
		- ラオ語(Laoo)
 
		
 
	- GUI で、Fonts フォルダ以外のフォント構築ファイルで指定されたフォントや、<axf:font-face> / @font-face で指定されたフォントも表示できるようになりました。
 
	- コマンドラインインターフェイスのデフォルトパラメータを環境変数で指定しておくことができるようになりました。
 
	- PDF/X-4 に対応しました。
 
	- PDF へビデオ等のマルチメディアの埋め込みに対応しました。
 
	- PDF へ指定できるメタ情報が追加されました。XMP を直接指定することも可能となりました。
 
	- PDF の多分冊出力でメタ情報をすべての分冊へも出力するかどうか制御できるようになりました。
 
	- ブロック領域の変形に対応しました。
 
	- グラデーション関数に対応しました。
 
	- 単位 vw と vh の解釈が変更され、vmin、vmax 等が追加されました。
 
	- フォントの選択に font-stretch の情報が考慮されるようになりました。
 
	- <axf:font-face> / @font-face が拡張され、format() や local() 関数がサポートされました。また、WOFF (Web Open Font Format) が利用できるようになりました。
 
	- 縦書きで、文字の正立に関する制御がきめ細かくできるようになりました。
 
	- 縦書きで、自動縦中横を指定できるようになりました。
 
	- Unicode の正規化を指定できるようになりました。
 
	- 全角空白の扱いが若干変更されました。
 
	- XSLT プロセッサに MSXML 6.0 が指定できるようになりました。
 
	- GUI を再起動せずにハイフネーション辞書の再読み込みが可能になりました。
 
	- GUI でオプション設定をデフォルトに戻すことが可能になりました。
 
	- プリンタへの印刷でジョブを中断せずに一括で出力するオプションを追加しました。
 
	- 新たな動作環境を追加しました。(Windows 8、Windows 8 x64 Edition、Oracle Solaris 11 (Sparc version)、Mac OS X Version 10.8 (Intel version) )
 
本製品の主な特長
- 多言語の組版ができます。ラテン文字、キリル文字、ギリシャ文字、日本文字、中国簡体字、中国繁體字、ハングル、アラビア文字、ヘブライ文字、デヴァナガリ文字、タイ文字などを使う 50以上の言語の組版処理ができます。
 
- 柔軟な禁則や約物詰めなど高度な日本語組版処理、複雑な表の自動レイアウトなどが可能です。
 
- アプリケーションに組み込むために、コマンドライン、 .NET、COM、 Java、C/C++ の各インターフェイスが使用できます。
 
- 数万ページに及ぶ大規模な文書の組版処理ができます。
 
- PDF/A、PDF/X、タグ付き PDF など高度な PDF を作成できます。
 
- SVG、MathML、EMF、WMF、CGM 画像は、ベクトルデータのまま PDF 中に描画できます。
 
- 出力する PDF 中に他の PDF の任意のページをベクトルデータのまま埋め込むことができます。
 
- バーコードを画像(png または svg)として生成して、文書中に埋め込むことができます。
 
- 住基ネット統一文字コードで記述された文書を扱うことができます。
 
出力形式
組版結果を次のような多種類の形式のファイルに出力できます。
- プリンタへの印刷(Windows 版)
 
- PDF
 
- SVG
 
- PostScript
 
- INX
 
- XPS
 
- MIF
 
対応プラットフォーム
- Windows(32ビット、64ビット)
 
- Solaris(Sparc version、x86 version)
 
- Linux(32ビット、64ビット)
 
- Macintosh
 
詳しくは、こちらをご参照ください。
 → http://www.antenna.co.jp/AHF/spec.html
ライセンスの種類と価格
ライセンスには次の 4種類があります。
- サーバライセンス:525,000円~735,000円(消費税込み)
 サーバ上でプログラムを稼動し、ネットワークに接続したクライアントに機能を提供するためのライセンスです。 
- デベロッパライセンス(開発ライセンス):315,000円~441,000円(消費税込み)
 SI 会社やコンサルタントやシステム開発担当者が、『AH Formatter』を組み込んだシステム開発、システム試験用などの用途にのみ使うためのライセンスです。 
- スタンドアロンライセンス:105,000円~147,000円(消費税込み)
 単独のコンピュータ上で本製品の機能を利用するライセンスです。 
- ASP ライセンス:価格応談
 ASP/SaaS に利用するためのライセンスです。 
詳しくは、こちらをご参照ください。
 → http://www.antenna.co.jp/AHF/license.html
出荷開始
本製品の出荷開始は 2013年5月23日からです。
お問い合わせ先
〒103-0004
 東京都中央区東日本橋2-1-6 東日本橋藤和ビル5F
 アンテナハウス株式会社
 システム営業グループ
 電話番号:03-5829-9021
 FAX番号:03-5829-9023
 Eメール:sis@antenna.co.jp
本製品の詳細は次の Web ページをご覧ください。
http://www.antenna.co.jp/AHF/