News Release
2014年2月28日
世界標準のレイアウト仕様に準拠する自動組版ソフトの
Antenna House Formatter V6.2 リリースのお知らせ
アンテナハウス株式会社(本社:東京、社長:小林徳滋、資本金:4,000万円)は、2014年2月28日より「Antenna House Formatter V6.2」を販売開始いたしました。
AH Formatter は XML で記述されたマニュアル、契約書、報告書・書籍などを XSL-FO または CSS を使ってレイアウト指定して、PDF に出力したり印刷するソフトウェアです。
XSL-FO は W3C が XML に対するレイアウト指定の標準として勧告している世界標準です。国内・国外で AH Formatter は最も優れた XSL-FO 準拠製品との評価を確立しており、現在、自動車、携帯電話、航空機、OA 機器のメーカ等のマニュアル制作システムなど数千社のお客様にお使いいただいています。
AH Formatter V6.2 新しい機能
AH Formatter V6.2 では、MathML 描画エンジンが完全に書き換えられ、数式の組版がより一層強化されました。このとき、MathML の対応バージョンも AH Formatter V6.1 までの MathML 2.0 から 3.0 へ更新しました。
※ MathML 3.0 を含む MathML のサンプル(zip) → 出力結果 PDF
- MathML 組版例 -
また、ご要望の多かった次の機能などに対応いたしました。
- フォント構築ファイルの設定でフォントフォルダのサブフォルダ内のフォントも検索が可能になりました。
- font-variant に指定できる値が追加されました。
- ボックスシャドウに対応しました。
- テキストシャドウに対応しました。
- 行グリッドに対応しました。
- 複数ページに渡る脚注が可能になりました。
- 表の各段に独立に行番号を振ることが可能になりました。
- ページ分割されたセルでの表示内容が指定可能になりました。
- tab-size プロパティに対応しました。
- rgba() 関数が利用可能になりました。
- トンボに見開きの背表紙の幅を指定可能になりました。
- GUI 上に表示されるページサイズの単位が指定が可能になりました。
- GUI で使用する表示上の言語の切り替えが可能になりました。
- CSS で評価される @media の種別を指定できるようになりました。
- PDF レイヤの指定が可能になりました。
- PDF の埋め込み時に埋め込まれる PDF 内にあるリンクなどの注釈が保持可能になりました。
- PDF へ埋め込むマルチメディアのプロパティが追加されました。
- 組版の設定の既定値の見直しを行いました。
- PDF 出力の設定の既定値の見直しを行いました。
それぞれの機能についての詳細は以下のリンク(オンラインマニュアル)をご覧ください。
→ AH Formatter V6.1 から機能強化された AH Formatter V6.2 の主な点(オンラインマニュアル)
本製品の主な特長
- 多言語の組版ができます。ラテン文字、キリル文字、ギリシャ文字、日本文字、中国簡体字、中国繁體字、ハングル、アラビア文字、ヘブライ文字、デヴァナガリ文字、タイ文字などを使う 50以上の言語の組版処理ができます。
- 柔軟な禁則や約物詰めなど高度な日本語組版処理、複雑な表の自動レイアウトなどが可能です。
- アプリケーションに組み込むために、コマンドライン、.NET、COM、Java、C/C++ の各インターフェイスが使用できます。
- 数万ページに及ぶ大規模な文書の組版処理ができます。
- PDF/A、PDF/X、タグ付き PDF など高度な PDF を作成できます。
- SVG、MathML、EMF、WMF、CGM 画像は、ベクトルデータのまま PDF 中に描画できます。
- 出力する PDF 中に他の PDF の任意のページをベクトルデータのまま埋め込むことができます。
- バーコードを画像(png または svg)として生成して、文書中に埋め込むことができます。
- 住基ネット統一文字コードで記述された文書を扱うことができます。
出力形式
組版結果を次のような多種類の形式のファイルに出力できます。
- プリンタへの印刷(Windows 版)
- PDF
- SVG
- PostScript
- INX
- XPS
- MIF
対応プラットフォーム
- Windows(32ビット、64ビット)
- Solaris(SPARC version、x86 version)
- Linux(32ビット、64ビット)
- Macintosh
詳しくは、こちらをご参照ください。
→ http://www.antenna.co.jp/AHF/spec.html
ライセンスの種類と価格
ライセンスには次の 4種類があります。
- サーバライセンス:500,000円~700,000円(税抜)
サーバ上でプログラムを稼動し、ネットワークに接続したクライアントに機能を提供するためのライセンスです。
- デベロッパライセンス(開発ライセンス):300,000円~420,000円(税抜)
SI 会社やコンサルタントやシステム開発担当者が、AH Formatter を組み込んだシステム開発、システム試験用などの用途にのみ使うためのライセンスです。
- スタンドアロンライセンス:100,000円~140,000円(税抜)
単独のコンピュータ上で本製品の機能を利用するライセンスです。
- ASP ライセンス:価格応談
ASP/SaaS に利用するためのライセンスです。
詳しくは、こちらをご参照ください。
→ http://www.antenna.co.jp/AHF/license.html
出荷開始
本製品の出荷開始は 2014年2月28日からです。
お問い合わせ先
〒103-0004
東京都中央区東日本橋2-1-6 東日本橋藤和ビル5F
アンテナハウス株式会社
システム営業グループ
電話番号:03-5829-9021
FAX番号:03-5829-9023
Eメール:sis@antenna.co.jp
本製品の詳細は次の Web ページをご覧ください。
http://www.antenna.co.jp/AHF/