2014年11月17日、アンテナハウス株式会社(本社:東京)と、オブジェクトテクノロジー研究所(同、略称OTI)は、OTIの発行する週刊ニューズレター E-Book 2.0 Magazine の iOSアプリを共同で開発・提供していくことを発表した。両社は定期刊行物電子版(EPUB/PDF)の自動生成や、記事のテーマ別・時系列アグリゲーションによる、先進的出版ソリューションの確立を目指している。
iOSアプリの提供開始は11月17日から、App Storeより配信される。iOSアプリをインストールすれば誰でもE-Book 2.0 Magazineの無料記事を読めるが、E-Book 2.0 Magazineの会員と、アンテナハウスが50名限定で募集するモニターは有償記事を含むすべての記事を読むことができる。
E-Book 2.0 Magazineは、デジタル出版のグローバルな動向をカバーする会員制・週刊ニューズレターで、2010年9月に創刊以来、これまではWebで提供され、プロフェッショナルに活用されている。今回のアプリは、高い変換精度を誇るアンテナハウスのクラウド型汎用書籍編集サービスCAS-UBを使って週刊Web版をEPUB形式にリパッケージし、iPhoneおよびiPadで利用できるiOSアプリを通じて配信するもの。
「ビジネス/テクニカル・コミュニケーションやアカデミック・コミュニケーションにおいて重要な役割を果たしている会員制定期刊行物は、インターネット時代の急速な環境変化への対応を迫られていますが、発行者はコスト的、技術的な問題を解決しなければならず、大きな課題に直面しています。CAS-UBを使えば、通常、外部制作会社に発注して制作するEPUBを発行者自身が制作でき、記事の執筆からEPUB形式でのリリースまでを短時間でできます。コンテンツをiOSアプリで配信するので、現在主流の、会員向けメールによる通知と比べて確実に伝わります。EPUB/PDFにすることで、いつでもどこでもゆっくり読んでもらえるようになります。アンテナハウスでは、本ソリューションを順次改良し、多くの会員情報発行者に対して広く提供していきたいと考えています。」
「E-Book 2.0は、Web/CMS*をベースとしたオープンな統合出版ソリューションを志向してきました。CAS-UBを試用してその生産性と品質を確認しましたが、フロー型メディアであるWebから、EPUB/PDF/Kindleへの自動変換によるパッケージ化、蓄積した記事を構成・再編集してのE-Book出版までをサポートしており、さらに今後の機能的拡張も期待できます。今回のアプリによってより多くの方に出版ソリューションをご利用いただけることを期待しています。」
*CMS:コンテンツ管理システム。Webコンテンツを構成するテキストや画像等の表現と機能に関する情報を一元的に保存・管理する環境。
2014年11月28日15時より「ニューズレターやメルマガPDF/EPUBのモバイル向け配信サービス」セミナーを開催し、本サービスとアプリの概要を紹介します。
セミナーにご参加いただいた方には、セミナー会場にてモニターの募集を受け付けます。
引き続きモニターを依頼したい方宛に、アンテナハウスより招待を致します。
アプリ名:『E-Book2.0 Magazine:出版メディアの現在をグローバルに読む週刊ニューズレター』
iOSアプリは、App Storeより無償で配信されていますので、どなたでもインストールしていただけます。
iOSアプリをインストールすると、毎週発行されるE-Book 2.0 Magazine(EB2M)の無償版をお読みいただくことができます。EB2M会員とモニターの方は、会員のみに提供される記事を含めて全文をお読みいただけます。
アンテナハウス・CAS-UB営業グループ
オブジェクトテクノロジー研究所
アプリとサービスの詳細は次の Web ページをご覧ください。