News Release
2018年7月13日
PDFの加工・編集ライブラリの新バージョン!
『Antenna House PDF Tool API V6.0』 リリースのお知らせ
アンテナハウス株式会社(本社:東京、社長:小林徳滋、資本金:4,000万円)は、2018年7月20日に『Antenna House PDF Tool API V6.0 コマンドライン』をリリースします。
本製品は、PDFファイルの加工や編集を行うライブラリ『Antenna House PDF Tool API』の新バージョンです。V6.0では、「コマンドライン」と「ライブラリ」の2製品があります。
「コマンドライン」は、PDF Tool API V5.0に同梱されていたコマンドラインを機能強化し、単独製品化しました。「ライブラリ」製品は、ライブラリとコマンドラインで構成されています。
「ライブラリ」は、近日公開予定です。
製品の特長
- 対応プラットフォーム
Windows版、Linux版の2種類のプラットフォームに対応しています。
- 32bit / 64bit ネイティブ対応
32bit、64bitそれぞれにネイティブ対応しています。
V6.0 Linux版においては、64bitのみの提供となります。
- マルチプロセスでの利用
複数のプロセスで同時実行が可能です。
- 処理対象のPDFファイル
PDF Tool APIの処理対象となるPDFは、PDFバージョン「1.7」までのファイルです。特定のPDF生成エンジンやPDF生成ライブラリで作成されたPDFに限定されません。PDFリファレンスの仕様に準拠したPDFファイルであれば処理対象となります。
- ライブラリの特長 ※近日リリース予定
- 豊富な処理機能
PDFに関するさまざまな処理機能を搭載しています。
文書情報やページ数などの情報取得、ページの挿入や削除、透かしの挿入、セキュリティ設定などのファイル加工、ページコンテンツのテキストや画像の削除、画像の最適化(ダウンサンプリング)といったページ編集処理が可能です。
V6.0では、新たに、テキスト検索、テキスト抽出、画像抽出、フォントの埋め込み、フォントの統合などの処理を追加しました。
- 高度な開発ができるライブラリ
PDF Tool APIは、PDFの各オブジェクトに相当するクラスライブラリの形式をとっています。
自在に組み合わせて独自のPDF処理プログラムを構築することが可能です。
- 対応プログラム言語
C++、.NET、Javaの各言語に対応しています。
- サンプルコード
C++、.NET(C#)、Javaの言語別に多様なサンプルコードを用意しました。
V6.0用の『PDF CookBook』も制作中です。
- コマンドラインの特長
コマンドラインは、コマンドとオプションを指定して実行するしくみです。機能は限定されますが、PHP、Phython、Rubyなど、実行ファイルの呼び出しと制御ができるプログラム言語からも簡単に利用できます。
おもな機能
- ページ処理
- PDFファイルの結合
- ページの抽出、移動、回転、削除、拡大・縮小
- 新規ページの作成
- PDFセキュリティの情報取得・設定・削除
- パスワードによるセキュリティの設定、削除
- 40bit RC4/128bit RC4/128bit AES/256bit AESに対応
- 透かしの挿入・削除
- テキスト、画像ファイル、PDFファイル、色を透かしとして挿入
- PDF Tool APIで挿入した透かしの削除
- しおりや注釈の情報取得・作成・編集・削除
- 作成・編集に対応している注釈の種類:テキスト/スタンプ/ファイル添付/リンク
- テキスト、画像、図形の描画
- 画像ファイルのPDF化
- データ削除
指定矩形内にあるコンテンツ上のテキスト、画像、図形を削除
- PDFページ上の画像のダウンサンプリング
- 文書情報、開き方の設定
- PDFの情報取得
- 総ページ数、ページサイズ
- 添付ファイル
- 署名、PDF/A、PDF/Xの有無判定
- リニアライズ(=Web表示用に最適化)保存
- テキスト検索
- テキスト検索を行い該当箇所にハイライト注釈を付与
- テキスト検索を行い該当箇所の矩形を取得
- テキスト検索を行い該当箇所を削除
- テキスト抽出
指定ページ内あるいは指定矩形内からコンテンツにあるテキストを取得
- 画像抽出
- PDFページから画像を抽出してファイルに書き出し
- 出力画像形式:bitmap / jpeg / png
- 画像の幅、高さ、Pixcel Per Inch(PPI)を取得
- フォント統合
PDFファイル内で重複するフォント情報を統合
- フォントの埋め込み
- 埋め込まれていないフォントを埋め込み状態に変更
- 埋め込み処理は、動作環境に対象のフォント情報が存在し、かつ、埋め込み許可がある場合に実行
- カスタムプロパティの設定
文書情報に独自の項目名を持つカスタムプロパティを設定
※「コマンドライン」としての機能は、上記機能の一部分です。
動作環境と対応言語(ライブラリ)
対応OS
- Windows版
Microsoft Windows 10 / 8.1 / 7 日本語版
Microsoft Windows Server 2016 / 2012R2 / 2012 / 2008R2 / 2008 日本語版
※Microsoft Visual C++ 2015 再頒布可能パッケージが必要です。
※.NETインターフェースを利用する場合は、.NET Framework 4.5以上が必要です。
- Linux版
Red Hat系64bit
※開発環境はGCC 4.8です。
※libc.so.6、libstdc++.so.6 が必要です。
対応言語
- C++
- .NET (Windowsのみ)
- Java ※Java SE 8 を使用しています。
- コマンドライン (C++で作成されたコンソール型アプリケーション)
ライセンス形態と価格
ライセンスについて
- サーバライセンス
1台のサーバコンピュータにインストールして、クライアントからPDF Tool API を使用する場合のライセンスです。CPU単位のライセンスとなります。
- スタンドアロンライセンス
サーバ用途以外のコンピュータ1台にインストールして、個人が直接使用する場合のライセンスです。ネットワークで接続された他のコンピュータから機能を利用することはできません。
- デベロッパライセンス
システム開発担当者やシステムインテグレータがシステムを構築するプログラム開発作業、試験・保守作業、バックアップ用などのためにのみ使用することができます。
価格
ライセンスの種類 |
コマンドライン 価格(消費税抜) |
ライブラリ 価格(消費税抜) |
サーバライセンス |
250,000円 |
500,000円 |
スタンドアロン10ライセンス |
135,000円 |
270,000円 |
デベロッパライセンス |
150,000円 |
300,000円 |
このほか、お客様の製品に組み込んで複製、再頒布、利用を許諾することのできるOEMライセンス契約、
PDF Tool APIをサーバーで運用しその機能の利用について第三者に使用許諾することができるASPライセンス契約を承っております。
また、仮想環境でご利用いただく場合には、ご利用方法によりライセンスの数え方が変わります。
ライセンス形態の詳細や価格については、下記までお気軽にお問い合わせください。
お問い合わせ先
〒103-0004
東京都中央区東日本橋2-1-6 東日本橋藤和ビル5F
アンテナハウス株式会社
- ◆ご購入に関するお問い合わせ(土日祝日、年末年始を除く月~金曜日9:30~18:00)
- TEL : 03-5829-9021
FAX : 03-5829-9024
E-mail: sis@antenna.co.jp
URL : http://www.antenna.co.jp/
■本製品の詳細は、以下の製品Webサイトをご覧ください。
http://www.antenna.co.jp/ptl/
- Microsoft, Windowsは、米国Microsoft Corp.の米国およびその他の国における商標または、登録商標です。
- Linux は、Linus Torvalds 氏の日本およびその他の国における登録商標または商標です。
- Javaは、Oracle Corporation 及びその子会社、関連会社の米国及びその他の国における登録商標です。
- その他記載されている会社名・製品名等は、各社の登録商標もしくは商標、または弊社の商標です。