News Release
2021年3月31日
PDF編集ライブラリの新バージョン
『Antenna House PDF Tool API V7.0』 リリースのお知らせ
アンテナハウス株式会社(本社:東京、社長:小林徳滋、資本金:4,000万円)は、2021年4月27日より『Antenna House PDF Tool API V7.0』を販売開始いたします。
『PDF Tool API』は、PDFファイルの結合、ページ抽出、セキュリティ設定、透かしの挿入、しおりの作成・編集、テキスト抽出、テキスト検索など、PDFファイルの編集処理やPDFファイルからの情報取得処理を支援するソフトウェアです。
V7.0では、PDF2.0ファイルに対応します。そのほか、PDF/A-1b・PDF/A-2bへの変換、証明書によるセキュリティ設定、テキスト描画の文字装飾対応、PDFフォームフィールドデータのインポート・エクスポートなど、機能の追加や強化をはかっています。
コマンドにパラメータを付けて実行する『コマンドライン』、プログラム言語を使用し高度な開発が可能なAPIを提供する『ライブラリ』の2製品があります。
PDFの加工や編集をしたいが開発時間やプログラムの知識はあまりない、独自のシステムにPDF編集処理を組み込みたいなど、手軽に、高度に、さまざまなソリューションの実現をサポートします。
V7.0の新機能
- PDF2.0対応
PDF2.0のPDFファイルの読み込みに対応します。
- PDF/A-1b、PDF/A-2bへの変換
入力PDFファイルをPDF/A-1b、PDF/A-2bに変換します。
※PDF/Aは文書の長期保存を目的とした国際基準規格です。
- PDFフォームデータのインポートとエクスポート
PDFフォームのデータをXFDF形式でエクスポート、また、XFDF形式のファイルからPDF上のPDFフォームにインポートします。
※「XFDF」は、「XML Forms Data Format」の頭文字です。ISO 19444-1 で規定された文書形式です。
- 証明書によるセキュリティ設定
・X.509形式の証明書を使用してセキュリティ設定を行います。
・暗号化されているファイルを読み込む場合はPKCS#12形式の証明書を使用します。
- テキストボックス(文字装飾対応/化学式対応)
・まとまったテキストをPDFページ上に挿入する場合に便利な機能です。
・横書き、縦書きの両方に対応しています。
・おもな文字装飾:フォントの種類とサイズ、文字色、上付き文字、下付き文字、下線、取り消し線、化学式、イオン式
- Separation Colorの対応
Separation Color(特色)を新規に作成できます。
- 画像の入れ替え
PDFページ上の画像を他の画像に入れ替える処理を支援するインターフェースを追加します。
- エレメントの情報取得
PDFページ上にあるテキスト、画像、図形などの「エレメント」の情報を取得します。
- 透かしのAcrobat互換仕様対応
Adobe Acrobat©の「透かし」機能で編集可能な透かしを作成します。
- コマンドラインの新機能
・テキスト抽出
・画像抽出
・添付ファイルの抽出
・画像ファイルのPDFへの変換
・フォルダ指定処理
その他のおもな機能
- ページ処理
・PDFファイルの結合
・ページの抽出、移動、回転、削除、拡大・縮小
・新規ページの作成
- PDFセキュリティの設定・削除
・パスワードによるセキュリティの設定
・セキュリティの削除
- 透かしの挿入・削除
・テキスト、画像ファイル、PDFファイル、色を透かしとして挿入
・PDF Tool APIで挿入した透かしの削除
- 文書情報、開き方の設定
- PDFの情報取得
・総ページ数
・文書情報
・開き方設定情報
・セキュリティ設定情報
・しおり情報
・注釈情報
・署名、PDF/A、PDF/Xの有無判定、など
- 画像ファイルのPDF化
- テキスト、画像の描画
- データ削除
指定矩形内にあるコンテンツ上のテキスト、画像、図形を削除
- テキスト検索
・テキスト検索を行い該当箇所にハイライト注釈を付与
・テキスト検索を行い該当箇所の矩形を取得
・テキスト検索を行い該当箇所を削除
- テキスト抽出
指定ページ内あるいは指定矩形内からコンテンツにあるテキストを取得
- 画像抽出
・PDFページから画像を抽出してファイルに書き出し
・出力画像形式:bitmap / jpeg / png
・画像の幅、高さ、PRIを取得
- フォント統合
PDFファイル内で重複するフォント情報を統合
- フォントの埋め込み
・埋め込まれていないフォントを埋め込み状態に変更
※埋め込み処理は、動作環境に対象のフォント情報が存在し、かつ、埋め込み許可がある場合のみ可能
- しおりの作成・編集
- PDFページ上の画像のダウンサンプリング
- カスタムプロパティの設定
文書情報に独自の項目名を持つカスタムプロパティを設定
- リニアライズ(=Web表示用に最適化)保存
- コマンドライン
・ファイル結合
・ページ抽出
・セキュリティ設定
・透かし設定
・フォントの埋め込み
・文字列追加
・PDFの情報取得、など
動作環境と対応言語(ライブラリ)
対応OS
- Windows版
Microsoft Windows 10 日本語版
Microsoft Windows Server 2016 / 2019 日本語版
※Microsoft Visual C++ 2019 再頒布可能パッケージが必要です。
- Linux版 【改訂時に販売開始予定】
64bitのみ
※開発環境はGCC 8.3.1です。
※libc.so.6(glibc-2.28)、libstdc++.so.6.0.25 が必要です。
対応言語
- C++
- .NET (Windowsのみ)
※.NET Framework 4.5以上が必要です。
※.NET 5は未対応です。
- Java 【改訂時に販売開始予定】
※OpenJDK 11を使用しています。
- コマンドライン (C++で作成されたコンソール型アプリケーション)
ライセンス形態と価格
ライセンスについて
- サーバライセンス
1台のサーバコンピュータにインストールして、クライアントからPDF Tool API を使用する場合のライセンスです。CPU単位のライセンスとなります。
- スタンドアロンライセンス
サーバ用途以外のコンピュータ1台にインストールして、個人が直接使用する場合のライセンスです。ネットワークで接続された他のコンピュータから機能を利用することはできません。
- デベロッパライセンス
システム開発担当者やシステムインテグレータがシステムを構築するプログラム開発作業、試験・保守作業、バックアップ用などのためにのみ使用することができます。
価格
ライセンスの種類 |
コマンドライン 価格(消費税抜) |
ライブラリ 価格(消費税抜) |
サーバライセンス |
210,000円 |
280,000円 |
スタンドアロン10ライセンス |
120,000円 |
160,000円 |
デベロッパライセンス |
120,000円 |
160,000円 |
このほか、お客様の製品に組み込んで複製、再頒布、利用を許諾することのできるOEMライセンス契約、
PDF Tool APIをサーバーで運用しその機能の利用について第三者に使用許諾することができるASPライセンス契約を承っております。
また、仮想環境でご利用いただく場合には、ご利用方法によりライセンスの数え方が変わります。
ライセンス形態の詳細や価格については、下記までお気軽にお問い合わせください。
お問い合わせ先
〒103-0004
東京都中央区東日本橋2-1-6 東日本橋藤和ビル5F
アンテナハウス株式会社
- ◆ご購入に関するお問い合わせ(土日祝日、年末年始を除く月~金曜日9:30~18:00)
- TEL : 03-5829-9021
FAX : 03-5829-9024
E-mail: sis@antenna.co.jp
URL : https://www.antenna.co.jp/
■本製品の詳細は、以下の製品Webサイトをご覧ください。
https://www.antenna.co.jp/ptl/
- Microsoft, Windowsは、米国Microsoft Corp.の米国およびその他の国における商標または、登録商標です。
- Linux は、Linus Torvalds 氏の日本およびその他の国における登録商標または商標です。
- Javaは、Oracle Corporation 及びその子会社、関連会社の米国及びその他の国における登録商標です。
- その他記載されている会社名・製品名等は、各社の登録商標もしくは商標、または弊社の商標です。