4. インストール処理について

4.1. デジタル署名

インストーラ本体(exe)と、インストールされるDLL、EXEには、「EVコードサイニング証明書」を使用してデジタル署名を実施しています。

4.2. ファイルが展開される場所

4.2.1. インストール処理のための一時ファイル

C:\Users\{ログインユーザー}\AppData\Local\Temp

上記のフォルダパスの下にサブフォルダを作成し、インストール処理で使用するファイルを展開します。

インストールが終了すると削除されます。

4.2.2. プリンタードライバーのシステム関連ファイル

[64bit OS]

C:\Windows\System32

C:\Windows\System32\spool\drivers\color

C:\Windows\System32\spool\drivers\x64\3

C:\Windows\SysWOW64

[32bit OS]

C:\Windows\System32

C:\Windows\System32\spool\drivers\color

C:\Windows\System32\spool\drivers\w32x86\3

4.2.3. プリンタードライバーのインストールファイル

C:\Program Files

インストールフォルダパスの初期値は、以下です。

C:\Program Files\Antenna House\PDF Driver 8.0

4.3. レジストリの設定

インストーラでは、以下のレジストリキーを作成します。

キー名:

\HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\AntennaHouse\PDF_Driver\8.0

値1:

pdfdllpath(REG_SZ) : インストールフォルダパス

値2:

PDFSettingFileName(REG_SZ) : デフォルトの設定ファイル名

値3:

Version(REG_SZ) : バージョン番号

4.4. 上書きインストール時の動作について

上書きでインストールを行う場合、以下の仕様で動作しています。

プリンタードライバーのシステム関連ファイル

アンインストールしてからインストールします。

プリンタードライバーのインストールファイル

アンインストールはしません。既存のファイルに対して上書きを行います。

ただし、ライセンスファイル(ahpdfdriver.lic)は、存在しているファイルを残します。上書きはしません。

レジストリ

アンインストールはしません。

PDF Driverを複製している場合

PDF Driverを複製している場合、改訂版にて上書きインストールを行うと複製したプリンターは削除されます。上書きインストール後、再度、プリンターを複製してください。上書きインストール前と同一のプリンター名で複製すると、プリンターが選択する設定ファイルは上書きインストール前と同じものになります。

4.5. Microsoft Visual C++ Redistributable 

インストール環境に必要なC++ランタイムライブラリーが存在しない場合、インストーラはMicrosoft Visual C++ Redistributableのセットアップを行います。

4.6. インストーラビルドツール

Inno Setup 5.5.9