6.3. Officeアドイン機能の制限事項
※OEMライセンスでは、Officeアドインはオプション機能です。
- PDF Driverの出力結果は、オペレーティングシステム(OS)の種類やバージョンや更新、印刷を行うアプリケーションの更新やバージョンアップにより、出力PDFの内容が更新/バージョンアップ前の結果と異なる、あるいは元文書のレイアウトやデザインと異なる、PDF変換できない、Officeアドイン変換のオプションが効かない、印刷速度が遅くなるなど印刷品質に影響が出る場合があります。
- Microsoft365の場合、頻繁に更新や機能の追加が行われます。Officeアドイン機能への影響が確認されたとき、それらにすぐに対応できない場合があります。
- Word文書において「変更履歴の記録」が付与されている場合、見出しのPDFしおりへの変換やハイパーリンクの変換などが正しく処理されない場合があります。その場合、Word文書において変更履歴を「承諾」する処理を行い保存した、変更履歴を持たないファイルにした後、アドイン変換を行ってください。
- PDFのリンクとして出力されるハイパーリングは以下の種類です。
・文書内の別ページへ移動するリンク
・URLへのリンク
・電子メールアドレス
- 文書内を移動するリンク、URLリンク以外のハイパーリンクについては、リンク情報が正しく出力されない場合があります。
- 以下のようなハイパーリンクを含む文書をPDF出力すると、ハイパーリンクの指定範囲(=リンク枠の位置)が不正になることがあります。
・改行を含む文字列にハイパーリンクの指定がある場合
・縦書き文書内でハイパーリンクを指定した場合
・ハイパーリンクを付加したWordアートや図形に「折り返しの種類と配置」機能等を加えた場合
・HTMLのブラウザでの表示結果をWordに貼付した場合
・Word文書内の画像やオートシェイプに設定されたハイパーリンク
- Excelファイルのシートにおいて印刷範囲が設定されている場合は、リンクの出力やコメントの注釈を作成することができません。該当するファイルの場合は、アドイン出力開始時に警告メッセージが表示されます。
- Excelファイルのシートにおいてヘッダに印刷タイトルとして「行」「列」タイトルが指定されている場合、リンクの出力やコメントの注釈を作成することができません。該当するファイルの場合は、アドイン出力開始時に警告メッセージが表示されます。
- Excelファイルにおいて保護シートが存在する場合は、リンクの出力やコメントの注釈を作成することができません。該当するファイルの場合は、アドイン出力開始時に警告メッセージが表示されます。
- Excelファイルにダイアログシートが含まれている場合、ダイアログシートより後ろのシートに対しては、しおりやリンクの出力、コメントの注釈の作成はできません。該当するファイルの場合は、アドイン出力開始時に警告メッセージが表示されます。
- 印刷設定のPDFバージョンがPDF/AあるいはPDF/Xのとき、「コメントをノート注釈に変換する」設定でアドイン変換を実行した場合は、印刷途中で失敗するためPDFファイルが出力されません。
- 印刷設定のPDFバージョンがPDF/Aのとき、「元のWord/Excel/PowerPointファイルを添付する」設定でアドイン変換を実行した場合は、印刷途中で失敗するためPDFファイルが出力されません。
- 印刷設定のPDFバージョンがPDF/Xのとき、「元の Word/Excel/PowerPointファイルを添付する」、「リンクを出力する」、「相互参照と目次をリンクに変換する」、「脚注をリンクに変換する」設定でアドイン変換を実行した場合は、出力されるPDFファイルはPDF/Xの仕様の範囲外となります。
- PowerPoint アドイン変換において、表の中の文字列に設定されたハイパーリンクをPDF のリンク注釈として正しく出力できません。
- Word文書上に隠し文字が存在する場合、しおりやリンクは作成されません。
- Word文書において、図形内の見出しはしおりに変換されません。
- ExcelのHYPERLINK関数によるリンクはPDFのリンクに変換されません。