2–5 操作画面のエリアと各部の名称

用紙PDFを読み込んだ時の画面の構成は、リボン「表示」タブの表示グループの設定で変わります。図2・5 「瞬簡PDF 書けまっせ 9」メイン操作画面は、表示グループの「オブジェクト名」以外をすべてチェックしたときの画面です。

「瞬簡PDF 書けまっせ 9」メイン操作画面

図2・5 「瞬簡PDF 書けまっせ 9」メイン操作画面

クイックアクセスツールバー
クイックアクセスツールバーはタイトルバー上に常に表示されているボタンです。よく使う機能を登録しておき、いつでもワンタッチで機能を呼び出すことができます。登録するボタンを変更するには3–35–4 クイックアクセスツールバーのカスタマイズを参照してください。

コンテキストタブ
コンテキストタブのクリックで操作対象のリボンを切り替えます。コンテキストタブをダブルクリックすると、リボンの表示・非表示を切り替えできます。リボンを非表示にしてメインビューを画面に広く表示したいときなどに便利です。

リボン
リボンには「瞬簡PDF 書けまっせ 9」のほとんどの機能が含まれています。機能は系統毎に「タブ」で分けられており、よく使う機能は「ホーム」タブにまとめられています。機能を追加したり削除するには3–35–3 リボンのカスタマイズを参照してください。

オブジェクト挿入ペイン
テキストボックス、図形、画像など、PDF上に作成できるオブジェクトを一覧表示します。詳しくは3–26 オブジェクトリストペインを参照してください。

プロパティペイン
オブジェクト挿入ペインで、これから作成するオブジェクトを指定すると、作成されるオブジェクトの詳細設定が表示され、変更できます。また、メインビューまたはオブジェクトリストで作成済みのオブジェクトを選択すると、選択したオブジェクトの詳細設定が表示され、設定を変更できます。
テキストボックスをもつオブジェクトでは「テキスト」の設定と「共通」の設定を、上部のタブのクリックで切り替えます。

データトレー ペイン
データトレーに登録されているオブジェクトを、用紙PDF上に挿入します。3–32 データトレーを参照してください。

サムネイル ペイン
PDF のページを縮小したサムネイルとページ番号を表示します。
サムネイルをクリックすると、そのページをメインビューに表示します。

オブジェクトリスト ペイン
作成済みのオブジェクトについて、種類、作成者名、配置されているページ番号、更新日付などを一覧表示します。一覧の各行をクリックすると、該当するオブジェクトのある場所がメインビューに表示され、そのオブジェクトが選択された状態になります。

検索 ペイン
検索ペインを表示します。検索ペインからPDF上のテキスト、テキストボックス内のテキスト、手書きオブジェクトの検索ができます。詳しくは3–28 検索を参照してください。

メインビュー
PDF のページを表示する画面です。「全体表示」、「幅に合わせる」または10 - 6400%の間で自由に拡大縮小が可能です。スクロールバー、手のひらモード、タッチでスクロールやページ切り替えができます。

ステータスバー
ボタンやコマンドの説明、現在の状況、マウスの位置、用紙サイズなどを表示します。詳しくは2–9 ステータスバーを参照してください。

2–5–1 ペインの表示と非表示

ペインの表示と非表示は、リボン「表示」タブの「ペイン表示」にある各ペイン名のチェックのON/OFFで切り替えできます。

2–5–2 ペインの上下移動

デフォルト値では、プロパティペイン以外の五つのペインは、メインビューの左側に配置される同一領域を共有します。最上面に表示するペインを切り替えるには、ペイン下部のタブをクリックします。

2–5–3 ペインの配置変更

オブジェクト挿入、プロパティ、データトレー、サムネイル、オブジェクトリスト、検索、の六つのペインの配置は、メインビューの上下左右に変更できます。図2・6 メインビューの左右と下にペインを配置した例は、左にサムネイルペインとオブジェクト挿入と検索、右にプロパティとデータトレー、下にオブジェクトリストを配置した例です。

images/mainwindow-alt-9.png

図2・6 メインビューの左右と下にペインを配置した例

次の例として、オブジェクトリストを、左側のサムネイルペインなどと共有の位置から移動して、メインビューの下側に配置してみます。次のようにします。

  1. オブジェクトリストのタブを選択してドラッグすると、ウィンドウ領域に矢印をもつガイド用アイコンが表示されます(①)。
  2. ウィンドウ領域の上下左右の辺に外向き方向矢印をもつガイド用アイコンが四つと、十字型に配置された矢印アイコンがビューの移動先に表示されます(②)。
  3. オブジェクトペインをウィンドウ領域の下辺に配置するには、下辺の下向き矢印をもつガイドアイコンの上にドロップします(③)。
  4. オブジェクトペインが下辺に配置されるので、マウスでその高さを調整します(④)。

change-view-9.png

2–5–4 ツールチップ

クイックアクセスツールバーのボタンやリボンのアイコン、オブジェクト挿入ペインのボタンなどには簡単なテキストガイドが設定されています。マウスポインタをボタンやアイコンの上に置くとテキストガイドが表示されます。これをツールチップと呼びます。

tooltip-image-9.png

図2・7 文書自動認識のツールチップの例